中高年の失明の原因を知っていますか?

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

1位は緑内障、2位は糖尿病網膜症で、夜盲をきたす網膜色素変性症、最近増えている加齢黄斑変性がそれに続きます。

糖尿病網膜症は高血糖の持続による細小血管障害を原因とする網膜症です。糖尿病罹患後、数~10年で発症し、単純網膜症→増殖前網膜症→増殖網膜症の順に進行していきます。初期は自覚症状がほとんどなく、症状が出現するころには網膜症がかなり進行していることが多いです。

糖尿病網膜症の発症ついて

糖尿病の発症は、糖尿病の罹患期間と密接に関係しており、未治療で放置した場合、7~10年で約50%、15~20年以上で約90%に網膜症が発生します。

糖尿病患者は1000万人を超え、そのうち糖尿病患網膜患者は140万人と推計されています。糖尿病網膜症は適切な血糖コントロールと眼科治療により、発症・進行を抑制できるようになってきていますが、初期の段階では自覚症状が全くないため重症になるまで眼科を受診しないことが問題となります。

糖尿病網膜症はとにかく血糖コントロールが重要です。当院の生活習慣病センターでは糖尿病網膜症を早期に発見するために、年に1度は眼科を受診するようにおすすめしています。当院は同じフロアに眼科が併設されています。糖尿病網膜症の予防・治療のために連携を図っています。待ち時間の間に受診される方も多くいらっしゃいます。

食欲の秋です。この時期は、ブドウや柿など果物がとてもおいしくて、ついつい食べる量が増えて体重が増えやすくなります。糖尿病網膜症にならないために食べた後は体を動かして血糖コントロールをつとめていきましょう。

「RUN伴2019」に参加しました

10月5日(土)「RUN伴2019(らんとも)」に参加しました。
RUN伴とは、認知症の人や家族、支援者、一般の人がリレーをしながら、一つのタスキをつなぎ、認知症の人と一緒に、誰もが暮らしやすい地域づくりを目指すイベントです。

倉敷エリアは、玉島地区、早島地区、グループホーム吉岡からスタートし、それぞれの地域でタスキをつなぎ、最後は昨年被災した真備支所までタスキをつなぎました。

倉敷平成病院からは認知症疾患医療センター長 涌谷先生をはじめとする5名が参加し、倉敷美観地区を走り、倉敷商店街までタスキをつなぎました。
途中、沿道で応援してくださる方もおられ、応援が力となり、最後まで走ることができました。

認知症の人がタスキを渡している笑顔や、頑張っている人を応援している姿を見ることができました。小さなことでもできた達成感や、一人では難しいことでも周りの人の手助けでできることもあると思います。できないことばかりに目を向けるのではなく、できること、できていることに目を向け、地域全体で支え合い、誰もが住みやすい町づくりの一助になれればと思いました。

倉敷老健 介護福祉士 T

第104回 糖尿病料理教室

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

10月5日(土)倉敷生活習慣病センターにおいて「第104回糖尿病料理教室」を開催しました。今回のテーマは「体スッキリ!便秘解消ランチ」。暖かい日が続いていますが、秋本番になると気温が下がって血行が悪くなり、腸の働きが低下し便秘になりやすいと言われています。今回は、サツマイモやサンマなど秋の味覚や食物繊維を多く取り入れた献立で、きっと皆さんの腸内環境も良くなったのではないでしょうか。

次回は12月の開催です。3回目のカンバセーションマップ体験後、お弁当を食べる予定です。調理はありませんが、皆様のご参加をお待ちしております♪

【デザートタイム】
バルサミコ酢とはちみつを使った餡で洋風に仕上げました。秋の夜長、お月見をしながらお召し上がりください。

【本日のメニュー】
○ さいまいもペンネ:皮ごとさつまいもで食物繊維たっぷりと。ソースにもさつまいもを使いました。
○ さんまのタプナード:薄切りなすでサンマとプチトマトを巻きアンチョビやオリーブのソースで風味良く。
○ オレンジサラダ:塩麴とヨーグルトで作ったシーザー風のヘルシーなドレッシングをかけて頂きました。
○ チコリボート:コロコロに切った大根や人参をチーズと混ぜ、チコリに乗せるだけでおしゃれに。
○ ゴマ味噌スープ:ゴマと味噌をしっかりすり合わせ、野菜とキノコもたっぷりのスープです。
○ 洋風お月見団子:白玉粉と豆腐を混ぜた生地でモチモチに。
○ ジンジャーエール:しょうがを煮出して作ったシロップで香りの良い辛口ジンジャーエールに。

計576kcal
たんぱく質19.9g、脂質18.2g、糖質91.2g、食物繊維10.4g、塩分2.4g

※メニューご希望の方は倉敷生活習慣病センター受付にてお訊ね下さい。

【地域と共に~倉敷古城池高校の学生が職場訪問に来られました】

カテゴリー: お知らせ, 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

 令和元年9月24日(火)、当院に岡山県立倉敷古城池高等学校の1年生23名と先生1名が職場訪問に来られました。御校の総合学習での校外研修を、当院が担当させていただきました。

今回は、看護師・薬剤師・リハビリ・放射線技師・検査技師・管理栄養士の6職種のうち、学生がそれぞれ興味を持っている職種に分かれ、実際の現場で当院スタッフから具体的な業務について説明受けました。

またその中ではスタッフへのインタビューを実施し、学生からは「その職種を目指すきっかけ」「仕事のやりがい」「業務で大切にしていること」などの質問がありました。学生は少々緊張気味でしたが、普段あまり触れることの少ない、実際の医療現場にて貴重な体験ができたのではないかと思います。
この職場訪問の大きな目的は、「社会で実際に働く際に必要なことや心得を理解し、社会との繋がりや今後学ぶべきことを考える」ということでした。今回の訪問が学生のみなさんにとって、日々の学習や今後の進路選択に積極的に取り組むひとつのきっかけとなっていれば幸いです。


※写真は掲載許可済のものです。
人事課 H

 

続・ヘイセイ鍼灸治療院より第54回のぞみの会について

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

厳しい暑さも過ぎ、秋を感じる良い季節になってまいりました。
鍼灸院にも良い風が入ってきて、患者さんと共に僕も眠たくなるような気持ち良さがあります。

さて、僕が前回予告していた、鍼灸院がのぞみの会で何をするかですが、残念ながら、今回は鍼灸院のブースはありません。
毎年行っていた、体験治療・漢方茶・漢方相談を楽しみにしてくださる方々がおられるのですが、来年に期待してください!!
そのかわり、今年は普段見る事の出来ない事が用意されています!!会場や時間も今年は違いますのでお間違えの無いように!!今年、僕はのぞみの会実行委員ですので良い会にして、来てよかったと言ってもらえるように頑張ります。
是非来て楽しんで行ってくださいね。

ヘイセイ鍼灸治療院 shima

しげい病院の方々がリハビリの管理業務について見学に来られました

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

10月11日、しげい病院よりPT、OT管理職の方々当院のリハビリテーション部の管理運営業務を知るために見学に来院されました。
当院ならびに全仁会グループにおけるリハスタッフの組織体制やその仕組み、現場管理の方法や実績管理、人材育成の工夫など説明をさせて頂きました。

管理業務における人、物、金、時間、情報などをどのように扱い、効率的、効果的、経済的に活用するのかという課題は難しいものがありますが、当院の状況を基にディスカッションをする中で、ご参考にしてもらえる点や、互いの課題なども共有することが出来ました。この度の見学で、私自身も現状の振り返りと課題について改めて考え直す良いきっかけとなりました。

リハビリテーションセンター 副センター長 T

倉敷平成病院 市川薬剤部部長のコラムが週刊薬事新報(9月26日号:第3116号)に掲載されました。

 

出会いと運に恵まれて

社会医療法人全仁会倉敷平成病院 市川 大介

私は「出会いと運に恵まれている」と強く感じます。鳥取県立倉吉東高校時代は,足羽英樹監督に率いられて2 度の甲子園出場を果たしました。初出場の時は,部員16名の最弱チームという下馬評を覆して2 勝を挙げる快挙でした。私はベンチ控えで出場機会はありませんでしたが,監督やチームメイトに恵まれて運が良かったのだと思います。3 年間の厳しい部活をやり遂げたことは大きな自信です。足羽監督から伝えられた「素直に,謙虚に,常に挑戦者であれ」というチームの教訓で,いつも周囲の人々に支えられているという謙虚さをないがしろにしないよう心掛けています。
岡山大学薬学部に推薦入試で運よく進学し,土屋友房教授に巡り合いました。土屋先生には1 年生の時からサークル活動などでお世話になり,教室員でもないのにゼミ旅行にも同行させていただきました。
土屋先生が推薦入試導入を主導されたことは後で知りました。4 年生の時には,土屋先生の「微生物薬品化学教室」への配属を希望し,津田正明助教授のもとで,遺伝子発現を足掛かりにした神経機能の解明に関する研究に取り組みました。修士課程を含めた3 年間,良き先輩や同僚にも囲まれて,研究の厳しさと楽しさを学びながら研鑽を積みました。土屋先生は,「余計な枝葉を切り落として幹を見極めなさい」という教えで,卒業生に毎年「ハサミ」を贈られる慣習がありました。研究だけでなく,管理職としての日常の業務でも,どこが重要かを考える努力をしています。
その後,万有製薬つくば研究所に就職し,ノシセプチン受容体(ORL1)の低分子アンタゴニストを最初に報告した尾崎諭司さんに出会い,一緒に研究プロジェクトに関わる機会に恵まれました。研究所には憧れる優秀な上司や先輩もたくさんおられ,チームで協力して目標に挑戦するという経験をしました。ある日の面談で,尾崎さんから「他部署との調整が上手い」と褒められたのが,今でも自分の励みになっています。現在は,倉敷平成病院で薬剤部長として働く日々ですが,様々な専門職が働く病院という組織でも力を発揮できるよう努めています。今後も,これまでに出会った方々との縁を大切にし,その背中を追いつつ,教えを実践していきたいと思います。

 

この度、当院の市川大介薬剤部長のコラムが、週刊薬事新報(9月26日号:第3116号)の35ページ「人と人」に掲載されましたのでご紹介いたします。
当院の薬剤部は女性が多いのですが(女性比率85%)、笑顔が絶えない雰囲気になのは、きっと市川部長の人柄によるところも多いのだなぁと感じずにはいられませんでした。

秘書広報課

 

倉敷ニューロモデュレーションセンター ホームページ開設のお知らせ

このたび「倉敷ニューロモデュレーションセンター」のホームページを開設いたしました。
レスポンシブ対応(端末の表示サイズによってレイアウトが変更)にて、スマートフォン等でも見やすくなっております。
2017年4月の倉敷ニューロモデュレーションセンター開設から2年半が経ちますが、DBSは150名、SCSは50名の方々に新規で治療を提供できております。

これからも専門性を追求し、患者さん、ご家族に届けてまいります。

倉敷ニューロモデュレーションセンターのHPはこちら
http://www.heisei.or.jp/neuro/

 

当院ホームページのトップページからもご覧いただけます。

今後も倉敷ニューロモデュレーションセンターの運営にご理解、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

「食欲の秋」の食欲はどこからやってくる?

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

10月に入りだいぶ涼しくなり、秋の訪れを感じるようになりましたね。
秋といえばみなさん思い浮かぶのは「食欲の秋」ではないでしょうか。

実際、夏が終わり涼しくなると「食べたい」欲求が増して食べる量が増え、体重増加につながってしまう人が多いそうです。
なぜ秋に食欲が増すのでしょうか?食欲に影響のある要因は様々ですが、いくつか紹介します。

◆日照時間減少・照度低下との関係(セロトニン分泌低下)
夏から秋になると、日照時間が減少して明るさが低下しますが、精神の安定化を保つ作用のある脳内の神経伝達物質で、食欲の調整にも深く関わっているセロトニンは、日光に当たった時間によって分泌量が調整されることが分かってきました。つまり、日を浴びることが少ない秋には、夏に比べセロトニン分泌量が減少してしまうのです。日光に当たる以外に、セロトニン分泌量を増やす方法は、糖質・乳製品・肉類の摂取や睡眠をとることとされており、秋に食欲が増すのではないかと言われています。

◆気温変化に対するからだの反応
これまでよく言われているのが気温の低下による基礎代謝の変化です。気温が下がると、体温保持のため体の熱産生が高まり、基礎代謝が上がることはよく知られています。基礎代謝が上がれば、それだけエネルギーを多く使ってしまうため、その分を補給しようとお腹が空くのでは?と言われています。(しかし近年ではエアコン等の空調機能の発達で季節変化による基礎代謝への影響はほとんど考慮しなくてもいいのではないか・・・という見方もあるそうです。)

◆その他の要因
「夏バテ気味で低下していた食欲が、涼しくなって回復する」、「秋は美味しくなる旬の食べ物が多いので、食べたくなるのは自然なこと」、「冬に向けて秋のうちに食べて身体に蓄えておくという自然の摂理」など、そうかもしれない!と納得のいく説がたくさんあります。

美味しいものがたくさんの秋ですが、くれぐれも食べ過ぎには注意して、「食欲の秋」を楽しみましょう。

参考:タニタの健康応援ネット からだカルテ からだクローズアップ

臨床検査部 N.K

献血にご協力いただきありがとうございました

カテゴリー: 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

10月3日(火)15:00~16:30の時間で、当院に献血バスがやって来ました。

今回は受付された方が16名で、実際に献血された方は12名でした。今回は院内の研修と重なってしまい、残念ながら職員の参加が少なくなってしましました。

現在、岡山県全体で輸血用血液が大変不足しております。献血バスのスタッフによると、血液の有効期間は採血後21日間なので定期的な献血が必要とのこと。週末にはショッピングモールにも献血バスが来られ、皆様のご協力をお願いしているそうです。今回当院で出来なかった職員(実は私も挑みましたが少し睡眠が足らなかったようです…苦笑)も、是非そちらでの献血にお立ち寄りいただきたいと思います。

『献血』は、身近にできるボランティア活動です。医療従事者として、献血の大切さをもっと多くの方に知っていただき、私自身も積極的に協力していけたらと思います。

今回、献血にご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
次回も皆さんの積極的なご協力をお待ちしております。

秘書・広報課 N