日別アーカイブ: 2022年8月13日(土曜日)

室内での熱中症に注意!

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

蒸し暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
8月に入り、毎日のように熱中症のニュースを見かけるようになりました。
熱中症といえば屋外の暑い場所が思い浮かびますが、実は自宅での発症が1番多いと言われています。

室内で過ごしているから大丈夫と思っていても、温度の変化に気が付いていないだけで、部屋の温度がぐんぐん上がっていた、なんてことがあります。特に、高齢者の方やお子さんがいらっしゃるご家庭では注意が必要です。

熱中症にならないために、どんなことに気を付ければいいのでしょうか?

○ 室内でも熱気や湿気がこもりやすいところは要注意
お風呂場や洗面所、家の2階は熱や湿気がこもりやすくなっています。窓を開けたり、冷房を利用するなどしましょう。冷房の設定温度は24~28℃を目安に、28℃でも暑く感じる場合は少し低めに設定してみてください。また、湿度が高いと汗の乾きが遅くなり、からだの熱を逃がしにくくなってしまうので、部屋の湿度にも注意が必要です。

○ 入浴後の脱水に注意
入浴により約800mLの水分が失われてしまいます。(41℃で15分入浴した場合)
入浴前後の水分補給が大切です。

○ 気づかないうちに脱水になっていることも
発汗以外に皮膚や呼吸を通して水分を失っています。これは不感蒸泄といい、汗をかいていなくても水分補給が必要です!冷房の効いた室内ではのどの乾きを感じにくくなるかもしれませんが、こまめな水分補給を心がけましょう。(不感蒸泄:体重60kgの人が平熱、室温28℃の環境で1日に900mL)

○ お茶やビールでは水分補給になりません!
お茶やアルコールには利尿作用があり、からだの中の水分を外に出してしまうため水分補給には適していません。また、汗にはナトリウムなどのイオンも含まれているため、水だけでなくイオン飲料や経口補水液を取り入れることも大切です。

体調が悪いときは無理せずしっかり休むということも熱中症予防のひとつです!
今年の夏はコロナによる行動制限が緩和され、久しぶりに家族に会いに行ったり、数年ぶりの花火大会など楽しいことが待っている方も多いのではないでしょうか。コロナ対策も大切ですが、しっかり熱中症対策もして楽しく夏を乗り越えましょう!

参考:大塚製薬 熱中症からカラダを守ろう

臨床検査部 MU