日別アーカイブ: 2019年9月9日(月曜日)

栄養科通信 vol.145「ビールテイスト飲料について」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

近年、ビール以外にもビールに似た飲料がたくさん発売されています。まず、ビールとは麦芽とホップ、水を主原料としたアルコール1度以上~20度未満のお酒で麦芽の量が50%以上のものをいいます。発泡酒とは、麦芽の使用割合が約50%未満で、酒税法で定める原料以外を使っているもの、第3のビール・新ジャンルとは、麦芽やホップ以外を原料としたものや発泡酒に麦由来のスピリッツや蒸留酒などのアルコール飲料を加えたものをいいます。

ビールテイスト飲料とは上記のどれにも当てはまらないノンアルコール飲料の一種でビール風味の発泡性炭酸飲料のことを指し、一般的にはノンアルコールビールと呼ばれます。ビールからアルコール分を抜いた物や、香り・味わい・のどごしなどの要素をビールに似せたり、アルコール分は含まないか特定の数値未満に調整した炭酸飲料を指します。日本では酒税法の分類によってアルコール分が1%未満は酒類とならずビールテイスト飲料に該当します。アルコール分0.00%のものは炭酸飲料、清涼飲料水に分類されます。

 

普段の栄養指導の中で患者さんから、「カロリーもアルコールもゼロのノンアルコールビールなら飲んでもいいですか?」と質問されることがあります。ビールなどをはじめとする飲料の栄養成分表示は1本(缶)当たりではなく、100ml当たりの場合が多く、100ml当たり5kcal未満だとカロリーゼロと、糖質0.5g未満だと糖質ゼロと表示して良いということになっています。ノンアルコールビールの種類によって、カロリーや糖質、プリン体量は様々ですが、カロリーゼロだと思っていても、実は全くないという訳ではありません。また、様々な添加物も含まれている場合も多く、炭酸には食欲増進効果があるため、食べ過ぎにも注意が必要です。

ノンアルコールビールだから大丈夫だと思って飲み過ぎるのは危険です。基本の水分補給はお水かお茶が良いですが、どうしても飲みたくなった場合は栄養成分表示をよく見て選び、適量を飲むようにして下さいね。

 

管理栄養士 MS