日中ぽかぽかと暖かい日が続き体を動かしたくなる季節がやってきました。
冬の間運動不足が気になっている方も多いのではありませんか?
春はこころも体も心地よい季節です。
春になると健康づくりのための運動を始めたいという気分になりますね。そこで、無理なく誰にでも始められるスポーツがウォーキングです。運動が得意ではない私でも春になると、ちょっと散歩に出かけようかなという気分にさせられます。ウォーキングは健康を維持し、増進するうえからも最も基本的な運動と言われています。ウォーキングの利点は数々ありますが、第一に循環器機能を高めることで持久力を増大させる効果があります。
さらに、脂質の燃焼を促し、内臓脂肪、皮下脂肪を減少させ、悪玉コレステロールも減らします。このほか筋肉が太くなり、筋力もアップします。
また、ウォーキングは脳にも優れた効果をもたらすことも明らかになりつつあります。有酸素運動は脳の集中力を高めたり、大脳の記憶を受け持つ海馬といわれる周辺の血流が増大し、脳の正常な機能の維持や認知症の改善に役立つといった論文も発表されています。
さらに、最近はウォーキングなどの有酸素運動と共に、腹筋や腕立て伏せなどの筋力トレーニングを組み合わせると効果があることが分かってきました。
予防リハビリでの個別リハビリでは、リハビリの専門スタッフが利用者さまのお体の状態を見させていただいた上で、一人ひとりに合った自宅でも気軽に取り組める自主トレーニングを提案させていただいています。普段、歩く事は日課にしているけど、自宅でも行なえる運動が知りたいという方に、是非お勧めです。随時、見学・体験を受け付けています。少しでも興味がある方はいつでも予防リハビリへお問い合わせください。
◎ お問い合わせ先◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション
支援相談員 寺中 亜耶
TEL:086-427-1128 MAIL:genki2reha@heisei.or.jp
菜の花イラスト出典 : 無料素材ペペロ
ウォーキングイラスト出典:GATAG フリー素材集 壱
カテゴリー別アーカイブ: 予防リハビリテーション
予防リハビリのリハビリマシンを紹介します!
予防リハビリでは地域の方にいつまでも元気でいてもらえるように、一人ひとりにあったリハビリの提案をしています。その中で、機能別の集団トレーニングや個別リハビリを実践しているのですが、今回はその中の一つマシントレーニングについて紹介します。
予防リハビリには目的の違うマシンを6台設置しています。
マシンを使ったトレーニングには他のトレーニングに比べて様々ないいところがあります。
まず、下の写真のマシンは日頃使っていない・眠っている筋肉を活性化し、神経と筋肉が協調して動けるようにするものです。なので、強い負荷で一生懸命に取り組まなくても効果が得やすいトレーニング方法です。マシンの種類によって肩甲骨周囲・足全体・股関節・膝関節など目的部位別のマシンを用意していますので、理学療法士・作業療法士がその方に合わせたマシンの紹介をさせていただいています。
また、下の写真のエルゴメーター(左)・トレッドミル(右)は自分のペースで行えるため、体力向上、体重コントロール、有酸素運動を安全に行えるなどのいいところがあり、体力低下のある方、糖尿病予防、歩くリズムを整えたい方などに適しています。
どのマシンが自分に合っているかが分からなかったり、家だとなかなか継続して取り組めない方、専門のリハビリスタッフと一緒に自分に合ったプログラムを見つけていきましょう。
これからも地域の方がいつまでも元気で過ごせますように、スタッフ一同サポートしていきます♪
予防リハビリは倉敷市在住65歳以上の方、要支援認定をお持ちの方が対象となっております。
また、介護予防に関すること、通所やリハビリテーションに関することなど、お困りのことがありま
したらお気軽にお問い合わせください。
◎お問い合わせ先◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション 支援相談員 寺中亜耶
TEL086-427-1128 MAIL:genki2reha@heisei.or.jp
予防リハビリ PT O
年始、頭の始動!~予防リハビリ~
新年、明けましておめでとうございます。昨年は格別の御厚情を賜り、熱く御礼を申し上げます。本年も職員一同、皆様にご満足頂けるサービスを心がける所存でございますので、何卒、昨年同様の御愛好を賜りますよう、お願い申し上げます。
さて、皆様の年末年始はどのようにして過ごされましたでしょうか。私事ではございますが、年末年始は実家に帰省させていただき、祖母と共にお節料理を作りました。慣れないお節料理に私は四苦八苦致しましたが、さすがは祖母。慣れた手つきで調味料も目分量なのに美味しい筑前煮を作ってくれました。
料理を作る際にも、車を運転する際にも無意識に「記憶」を頼りに私たちは生活しているのをご存知ですか?今回は、頭で「作業」する時に使う「作動記憶」について少しお伝えしていきたいと思います。
「作動記憶」とは、脳の検索エンジン、または、関連情報を必要な間だけメモしておく黒板と想像して下さい。例えば、会話する時に相手の言葉を聞いて理解しながら受け答えする時や、料理の手順を考えて調理する時に活用します。働きが悪くなると“物忘れ”や“料理の味付けの変化”が起こってきます。年末年始で少し疲れている脳を徐々に始動させ、働きを鍛えていきませんか?
脳を鍛える方法はいくつかあります。私がオススメする方法は①ストレスを減らす。②コミュニケーションを多くとる。③汗を流す。④感動・達成感を得る。ことです。一番よくないのは何もしないでじっとする事です。2016年・申年、一緒に動き出しませんか?
予防リハビリでは多くの利用者様・スタッフ間でのコミュニケーションを行えるように環境づくりを行っており、物忘れ予防や転倒予防に努めております!2016年はココロもカラダも脳も柔軟にしていきましょう!認知症予防法を教えて欲しいという方はお気軽にお問い合わせ下さい。
新年は平成28年1月4日より平常営業とさせていただいています。
皆様のご健勝と益々のご発展を心よりお祈りいたします。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
お問い合わせ:倉敷平成病院通所リハビリテーション
(086)427-1128 担当:寺中
倉敷平成病院 通所(予防)リハビリテーション 作業療法士 西口和希
第3回目 健康チェック週間!~予防リハ~
冬らしい寒さになり、朝もなかなかお布団から出られないという声を聞くことが増えてきました。皆様はいかがお過ごしでしょうか?倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)では、3ヶ月毎に行なっている健康チェック週間が始まりました。
左の写真は認知機能評価を行っている様子です。
健康で長生きするためには、以前も書かせて頂いたように、老年症候群の早期発見や治療が大切と言われています。そのため、この定期的な健診はとても大切なことなのです。
ご利用者さまより、「前より上がるように頑張るよ~」、「あの答え間違えたわ!悔しいなぁ.次は間違えないよ!」と前向きな発言が多く聞かれます。
毎日同じことを繰りかえすことも、とても大切ですが、時々現状を把握し、自分に合ったトレーニングが行なえているのか再確認し、いつまでも元気に過ごしていけるよう、私達にできるサポートをさせていただいています。
今後も継続し、楽しく、一人ひとりの身体に合ったトレーニングをみつけられるよう、健康チェック週間を大切に取り組んでいきたいと思います。
倉敷市在住65歳以上の方、要支援認定をお持ちの方が対象となっております。
また、介護予防に関すること、通所に関すること、リハビリテーションに関することなど、お困りのことございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
◎お問い合わせ先◎
社会医療法人全仁会 倉敷平成病院 通所リハビリテーション
支援相談員 寺中亜耶 TEL:070-6690-2763 MAIL:genki2reha@heisei.or.jp
倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)大島栞奈
MNA-SFについて
こんにちは!!
寒くなり、風邪やインフルエンザが流行り始める季節になりましたね。
ウイルス感染を予防するには、手洗い・うがい・適度な運動・バランスの取れた食事が
良いと言われています。
現在、倉敷平成病院通所リハビリテーションでは、栄養指導を実施しています。
横浜市立大学附属市民総合医療センター若林秀陸先生によると「栄養はリハビリのバイタルサイン」と言われており、栄養についての研究も多くされています。
そこで、今回は、実際に栄養指導時に使用しているMNA-SFについて紹介します。
MNA-SF(mini nutritional assessment-shortform)とは、
65歳以上の高齢者の栄養状態を短時間で評価することができ医療・福祉の現場で多く使用されています。
質問項目がいくつかあり、それらを基に詳しくアセスメントを行います。最後に、スクリーング値を計算し現在の栄養状態が簡易的に判断できます。
ネスレ日本株式会社ネスレヘルスサイエンスカンパニーより引用
低栄養になると、疲れやすくなったり、筋肉や骨の減少に伴う運動機能の低下、体力低下の悪循環による疾患の悪化などが起こります。
また、年齢、疾患、男女問わず低栄養状態で負荷の強い運動を行うと、筋力低下に繋がる可能性もあります。健康維持のために行っている運動効果を高めるにも、栄養状態を知ることはとても大切なことなのですよ♪
そのため、通所リハビリに通い、元気に楽しく過ごしていけるよう、
私たちは、栄養面からもサポートを行っていきます。
この他にも根拠ある、様々なプログラムを行っております。興味のある方は気軽に遊びに来てください★
介護予防に関する事、通所に関すること、リハビリテーションに関することなど、お困りのことがありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
◎お問い合わせ先◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション
支援相談員 寺中亜耶 TEL:070-6690-2763
MAIL:genki2reha@heisei.or.jp
倉敷平成病院通所リハビリ(予防リハビリ)介護士 Y.Y
根拠のある予防リハビリ
倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)は、地域に住む方々が健康で年を重ねていけるようにスタッフみんなでサポートしています。特に、地域に住む方々が、家族などの介護が必要となるケースには、関節疾患や高齢による衰弱、転倒・骨折によるものが上位3つを占めていて、これらはリハビリにより予防や進行予防を図ることができるものが多くあります。それらを食い止めるべく日々試行錯誤しているわけなんですが、身体や物忘れの予防に良いといわれているものを提供するだけではなく、本当に1人1人に効果がでているのか検証していくことが大切だと感じていました。
そこで、今年度より利用者さん全員に対して、詳細な身体機能や認知機能の検査を実施しています!身体機能検査では歩行スピードや筋力、バランス、歩行能力を計測し、認知機能検査では注意力、記憶力、空間認知、思考能力を定期的に計測しています。
この結果をもとに、日々のリハビリの効果判定を行ったり、1日のプログラムの構成を考え直し利用者さん1人1人にあったプログラムが提供できたらと思っています。また、計測することで、前の測定よりももっといい結果を出したいと、空いた時間で片脚立ちのバランスを練習していたり、脳トレをみなさんで集まって勉強したりと以前より結果を求めるように意欲的に取り組まれています。
介護予防に関する事、通所に関する事、リハビリテーションに関する事など、お困りのことがございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
お問い合わせ先
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院 通所リハビリテーション
支援相談員 寺中 亜耶
070-6690-2763
genki2reha@heisei.or.jp
文責 理学療法士 隠明時 容子
夏の体力低下を取り戻そう!~秋の旬な食べ物について~
みなさん、こんにちは! まだまだ、残暑が続いていますが、今年の夏は夏バテにならずに過ごすことが出来ましたか?9月に入った今も、一歩外に出ると蒸し風呂のように暑く少し歩いただけでも汗が流れますよね。外がそれだけ暑いにも関わらず、室内はエアコンが完備されていて「寒いな」と感じることもあります。その外出時の暑さと帰宅時の寒さを一日に何度も繰り返すうちに体温の調整が難しくなり、やがて自律神経を乱してしまいます。この自律神経の乱れが夏バテに繋がってくるので注意が必要です。夏バテになると、食欲が減退し、これが体力低下にも繋がってしまいます。とは言っても、生活環境を変えるのはなかなか難しいですよね。
倉敷平成病院 通所リハビリテーションでは普段からみなさんに栄養について指導を行っています。なので、今日はこの夏に感じた食欲低下や体力低下が回復出来るように、秋の旬の食べ物についてこのブログを見てくださっているみなさんにも紹介したいと思います!
まずは、秋の旬な食べ物の代表格と言ってもいい魚。秋刀魚(サンマ)です!!漢字にも秋が入るぐらいですから秋の秋刀魚は脂がたっぷりと乗っておりとても新鮮です。また、江戸時代より秋になって秋刀魚を食べると、夏バテによる体のダルさや肩こりが治るという意味で「サンマが出るとアンマが引っ込む」なんて言われていたりと、昔から栄養価・健康効果の高い魚と評されています。秋刀魚は栄養補給に最適で、体に有効な成分を多く含んでいます。特に秋刀魚のタンパク質は、牛肉やチーズより質が優れているとも言われています。また、秋刀魚には胃腸を温め、疲労を取り除いたりする効果があり、夏の暑さで疲れた体を回復させるにはぴったりの食材です!
次にサツマイモの栄養素について紹介します。サツマイモといえば秋の焼き芋が美味しいですよね。サツマイモは、熱に強いビタミンCが豊富に含まれています。また、ビタミンEは玄米の2倍、食物繊維も多く含まれています。他にも消化器系の働きを高めて、胃腸を丈夫にする効果もあり、気力のないとき、ストレスのため食欲がないときにオススメです。
次はナスについて紹介します。ナスは94%が水分で、それ以外の主な成分は、食物繊維や糖質です。ナスには、体の熱を冷ましたり、血液の流れをよくする効果があると言われています。また、ナスは油と一緒にすることで、血中コレステロールを抑制する働きが高まるので油を使って加熱調理した料理がオススメです!
みなさんもぜひ、美味しい秋の旬の食べ物をたくさん食べてみませんか。
今回は秋の味覚の代表的な3つの食材について紹介しましたが、倉敷平成病院 通所リハビリテーションではこの他にも様々な栄養指導を行っています。興味のある方は気軽に遊びに来てください♪
介護予防に関する事、通所に関する事、リハビリテーションに関する事など、お困りのことがございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
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倉敷平成病院通所リハビリ(予防リハビリ) 介護福祉士 S.A
夏の暑さの中でも快適に運動をしましょう!!
こんにちは!連日猛暑日が続いていますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
昼間の暑さに、ついつい外にでるのを避け、自宅で過ごしてしまいがちですよね。
皆さんはこんな時期どのように体調を管理していますか??
こんな暑さの中ではなかなか日課としている散歩にも出かけられないというお悩みを
よく耳にします。
倉敷平成病院 通所リハビリ(予防リハビリ)の利用者さまはそんな夏の暑さの中でも快適に、健康維持のため毎日楽しくリハビリや運動に取り組まれています。
現在、倉敷平成病院 通所リハビリ(予防リハビリ)は介護保険の要支援の認定を持つ利用者さまを中心とした通所リハビリです。
しかし、地域には介護保険を使わないで運動やリハビリをするところはないの?ジムやプールに通うのは自信がないけど、マシーンを使ってみたい!!といったお悩みをお持ちの方は多いと思います。
そんなお悩みに、私からご提案です!!
倉敷平成病院 通所リハビリ(予防リハビリ)では要支援認定がない方でもお気軽に利用できる方法があります。
それは、倉敷市が行っている介護予防事業の一環で、倉敷市にお住まいの65歳以上の高齢者であれば1カ月間週2回を無料で通所リハビリを利用し、介護予防に関する知識の習得や体力維持を目的とした運動などを行うことができます。もちろん、お一人お一人のお体のご状態を、リハビリの専門スタッフが見させていただいた上で、利用時には毎回リハビリをご提供し、また自宅でも継続して運動ができるように自主トレーニングを提案させて頂きます。もちろん、エアロビクスや転倒予防運動、アロマオイルを使ったハンドマッサージなどの集団のトレーニングやマシーンを使った運動にも参加して頂けます。
こちらは、難しい手続きなどがないので気軽に参加していただけます。
夏の体調管理をしたい方、是非、倉敷平成病院 通所リハビリ(予防リハビリ)をご活用ください。
少しでも興味を持っていただいた方、見学をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。
倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリテーション)
相談員 寺中 亜耶
◎ お問い合わせ先◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション
夏場の気温についてご注意を!!
7月になりましたね。皆さん体調など崩されていないでしょうか?
この季節になると晴れの日が続き、気温がぐんぐん上昇する時期になりました。
私たち倉敷平成病院通所リハビリテーションでは、運動だけでなく栄養・睡眠など
トータルヘルスケアを行っています。
そこで今回は、夏場の気温についてお話したいと思います。
夏になると海水浴、バーベキュー、花火大会など屋外で過ごすことが多くなります。
運動や室内の適した温度を知ることが大切です。
猛暑になる前に知識をつけ楽しく安全に過ごしましょう^^
※WBGTとは暑さ指数は、熱中症を予防することを目的として1954年アメリカで提案された指標です。
散歩や運動は日中は避け、早朝や夕方の涼しい時間帯に行い、
こまめに水分補給を行うことが大切です。
帽子をかぶって直射日光を避け服装は通気性・吸収性のよい素材のものを選び
体調の悪い日は行わず休養をしてください。
夏場の快適な室内温度は、25℃~28℃ 室内湿度55~65%とされています。
暑い環境に長時間いると、大量の汗をかくと、体内の水分や塩分が不足し脱水状態になります。
上手にクーラーや扇風機を使い水分や塩分を補給を忘れずに行い、元気に暑い夏を乗り切りましょう。
介護予防に関する事、通所に関する事、リハビリテーションに関する事など、お困りのことがございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
◎お問い合わせ先◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院 通所リハビリテーション
支援相談員 寺中亜耶
TEL:070-6690-2763
MAIL:genki2reha@heisei.or.jp
倉敷平成病院 通所リハビリテーション Y.Y
健康チェック週間始めます!
こんにちは!最近暑い日が続いていますが皆さん体調など崩されていないでしょうか。なんだか年々過ごしやすい時期が短いように感じていますが、予防リハビリでは今日もスタッフ、利用者さんとも元気に体操に取り組まれています。
さて、突然ですが、皆さんは「老年症候群」という言葉を聞いたことがありますか?老年症候群とは、筋力低下や転倒に限らず、失禁、低栄養、閉じこもり、睡眠障害、うつや軽度の認知症、生活機能の低下(生活体力の全般的な衰え)など、必ずしも病気にかかっていなくても、日々の生活の質が障害されている状態のことを指します。最近では、健康で長生きするためには、この老年症候群を早期に発見し、治療することが大切とも言われています。
では、私達は、具体的に一体何をすればいいのでしょうか?その取組みの1つとして、今注目されているのが、身体機能評価(筋力、バランス、歩行能力など)、認知機能評価(記憶力や注意力など)、現在の日常生活の困難感を問うアンケート形式の生活機能評価などの定期健診です。定期健診によって、自分の身体や認知、心のどんな機能が低下しているのかを知ることができ、今後の健康、体力づくり、生活習慣を見直す手がかりを得ることができます。ある報告では、健診を受けた人は、受けていない人と比べて、健診実施後3年間の死亡率が低くなるという結果も出ているようです。
そこで、予防リハビリでは、この6月から新たに健康チェック週間と称して、これまで人や時期によって日程や場所、時間をバラバラに実施していた、身体機能、認知機能、生活機能の評価を、3ヶ月毎に、プログラムの一部として1週間実施していきたいと考えています。そして、この結果を基に、科学的根拠に基づいたプログラムの作成、リハビリメニューの提案を行っていきたいと考えています。まだまだ改良するところがたくさんあり、自分と年代や介護度が同じ人の平均値はどのくらいなのか、前回と比較して自分の機能はどう変化しているのか等、利用者の方が結果を把握しやすいシステム作りを予防リハビリスタッフ一丸となって取り組んでいきます。
体力に自信がない方、最近物忘れが気になっている方、生活で難しいと思うことが増えてきた方はもちろん、自分はまだまだ大丈夫と思っている方も、今後、より健康で楽しい生活を送るために、まずは自分の現状を把握してみませんか?興味のある方は是非、予防リハビリを覗きに来てみてください!
倉敷平成病院 通所リハビリテーション(予防リハビリテーション)
理学療法士 服部 宏香
お問い合わせ:倉敷平成病院通所リハビリテーション
(086)427-1128 担当:寺中