カテゴリー別アーカイブ: 平成脳ドックセンター

熱中症対策

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

暑さ厳しい中、いかがお過ごしでしょうか?脳ドックセンターではフロアのエアコンの温度を押さえ、ドック終了後にはこまめにエアコンを切り省エネを意識しています。無理な節約を続ければ体調を崩す可能性もあるので、節電もしながら熱中症予防対策を行いましょう。

熱中症を防ぐポイント!※環境省、厚生労働省(熱中症関連情報)HP参考

① 室内 ~効果的な節電を意識する~
・夏の温度設定28度とはエアコン設定ではなく室温のことを指します。室温が28度を超したらエア
コンの温度を少しさげる。
・外部の熱が伝わりにくい遮熱カーテン、光をさえぎる遮光カーテンなどで室温の上昇をおさえ
る。
・頻繁に出し入れする冷たい飲物はクーラーボックスにいれる。

② 屋外
・天気のよい日は日中の外出をできるだけ控える。
・日傘、帽子の着用
・喉の渇きを感じなくても、こまめな水分、塩分、スポーツドリンクなど補給

③ からだの蓄熱をさける
・通気性のよい、吸湿性、速乾性のある衣服を着用する。
・保冷剤、氷、冷たいタオルなどでからだを冷やす。

熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。
高齢者の方は暑さや水分不足に対する感覚機能や体の調整機能も低下しているので注意が必要です。
ドックには遠方から来られる65歳以上の方も多くおられます。検査のために絶飲食でお越しいただくため脱水になりやすいのでので注意を払いたいと思います。

※イラスト:イラストACより

平成脳ドックセンター T

結果報告書を専用封筒でお届けします

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

毎年、健康診断を受診して健康管理を行っていますか?
職場で健診に行くように言われて受診しただけになっている方も多いのではないでしょうか。しかし健康診断は受診後の方が大切です。
届いた結果報告書をしっかり確認し、紹介状が入っていた方は早めに精密検査や治療のための受診が必要です。
すぐに受診の必要がない方も異常がある箇所をチェックして、今後は何に気を付けて生活をしたら良いのか確認する必要があります。

また、当日結果を聞いて帰っているから大丈夫と思われている方も、当日は結果が出ていなかった項目(眼底検査、CT検査、子宮がん細胞診、マンモグラフィ、乳房エコーなど)について確認が必要です。また、ダブルチェックによって結果が変更になっている箇所もあるかもしれませんので必ず報告書で確認しましょう。

今までは案内書と結果報告書は一緒の封筒を使用していましたが、結果報告書が届いたことが分かりやすいよう専用封筒を作成しました。
令和5年8月頃から結果報告書を専用封筒でお届けします。到着したらお早目に中身を確認してくださいね

脳ドックセンター M.T

 

「倉敷市国保人間ドック」のご案内

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

当院を受診されている方は倉敷市にお住まいの方も多いのではないでしょうか?
その中でも倉敷市の国民健康保険にご加入の方は、市が設けている人間ドックの助成金制度を利用して、平成脳ドックセンターでお得に人間ドックを受けることが出来ます。

今回はその内容と、予約方法をご紹介したいと思います。

「倉敷市国保人間ドック」は倉敷市国民健康保険加入中の35~60、65歳の方を対象にした健康診断です。※妊娠中や入院中の方、税金を完納していない方を除く
※対象年齢:S38/1/1~S63/12/31、S33/1/1~S34/12/31生れの方

当院の場合人間ドックの料金は38,500円ですが、こちらの助成金制度を使った場合は8,720円で受診できる為、かなりお得です。
また、「けんしん受診券」に記載の市のがん検診(子宮頸がん検診、肝炎ウイルス検診、前立腺がん検診)も同時受診可能ですので、お手元にある方は予約時に希望の検査をお申し出ください。
※乳がん検診に関しては契約の関係で現段階ではお申込みいただけません。

ご注意いただきたいのが、対象者でご希望の方は当センターへの予約の前に、市への申込みが必要になる点です。
「市役所の国民健康保険課などの窓口」または「倉敷市電子申請サービス」にて事前申し込みを行い「倉敷市国民保険人間ドック利用承認書」を取得していただいた上で、『平成脳ドックセンター』に予約希望とお電話をお願い致します。

申請期間は6月~8月末迄ですが、今年度から電子申請に限り期限を過ぎた場合でも定員が上限に達していなければ申請可能だそうです。もし期限が過ぎてしまった場合でも、「倉敷市電子申請サービス」のホームページを一度チェックしてみてください♪

※倉敷市のホームページ

また、例年受診期限が翌年2月末迄でしたが、今年度から3月29日迄に延長されたのでこの機会にぜひ制度を利用してみてくださいね!

その他、ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
平成脳ドックセンター 直通電話086-427-1115
(月~金曜8:30~17:00・土曜8:30~12:00)

ドックセンター MM

※画像:イラストAC

ある本を読んで・・・

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

先日書店を歩いていると、ある本が目にとまり購入しました。
私はこの本を読み、次のような文章が印象に残りました。ご紹介させて頂きます。

『2020年の初頭に始まった新型コロナウイルスの大パニック。この一大事は、私たちの想像をはるかに超える長期戦になり、世の中に大きなダメージを与えました。
こうした背景も含め、私たちの生きる世の中、そして思考の中に大きくはびこった感情があります。それは「不安」。
もともと日本人はどちらかというと、老後の不安、職場の悩み、仕事の先行きなど、ただでさえ安全第一の不安体質な民族です。これに加え、コロナ禍がその気質をさらに強固にしました。不安になれば、当然ですが、人が求めるものはその逆のものになります。不安の逆にある、今、人が求めているもの、それは「安心感」です。
コミュニケーションを行う上で大切なのが、相手に安心感を与えるということです。また、話す相手が求めているものは、難しいテクニックを使った話し方より、むしろ自分自身の居心地のよさなのです。』※

私の持つ印象として、健診を受けられる方の多くは、検査で悪い結果が出るのではないかと不安を持たれています。(健診ではコロナ禍に関する不安を払拭することはできませんので、もどかしく感じていました。)この本に述べられているように、まずは健診を受けられた方にわかりやすく検査結果の説明をして安心感をもって頂き、その後で生活習慣などのアドバイスをさせて頂こうと思いました。明日からの仕事に早速活かしていこうと思っています。

平成脳ドックセンター H.E

※出典:『人は聞き方が9割』 永松 茂久 (著) すばる舎; New版 (2021/12/9)

※画像:写真AC

信頼関係と「結果報告書」

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

昨年、県外に住む父が亡くなりました。亡くなった父の自宅をやむなく手放すことになりました。自宅の名義変更にあたり、不動産会社と相談しながら進めていき、信頼関係も築けました。その信頼する不動産会社担当者から司法書士の方を紹介していただき手続きに要する父の戸籍、相続人の戸籍など様々な重要書類を担当の司法書士へ送付しました。

後日、担当の司法書士から私宛に手紙が届きました。その手紙を手に取った時、何かわからない違和感を覚えました。「なんだろうこの『雑』な感じ?・・・」家に持ち入り落ち着いて手紙を見ると、まず、私の下の名前が一文字間違っていました①。まあまあと思い封を開け、文面を読むと、亡くなった父の下の名前が一文字間違っていました②。これはどうしたことだろうと思いながら、その後に続く文面を読み進めていくと、父の名前が入るであろう箇所に全く知らない方のお名前が入っていました③。これはもう「けしからん!ありえない!3か所も違う!」すぐに不動産会社、司法書士担当者へ連絡をしました。

私は脳ドックセンターを受診してくださった方々の「結果報告書」を作成しています。常にミスが無い様、正確にと細心の注意をはらい作成しています。今までは作成する側の目線でいましたが、この実体験から受け取る側の気持ちがよく分かりました。
受診者はご自身の大切な個人情報を私たち脳ドックセンターに信頼して預けてくださっていることの重大さを身をもって痛感しました。「結果報告書を」手にした時、読んだときの受診者の顔を思い浮かべながら今まで以上に誠心誠意で作成していこうと思いました。

                          脳ドックセンター ももっこ

健康とゴルフ

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

新型コロナ感染拡大をきっかけに、テレワークやオンライン会議という会社が多いのではないでしょうか。

通勤や出張など移動も減り、運動不足を感じる人も増えていることでしょう。

「平日はテレワークでほとんど家から出ない」という方が増えてきました。 「肩こり」 「腰が痛い」、そして一番は「太った」というカラダの不調を訴える声です。

月曜日から金曜日まで、自宅からほとんど動かずに働いている人は、ぜひ休日にはゴルフを楽しんでみて下さい。

ゴルフには人間を健康にする要素がたくさんあります。
ゴルフが健康の保持増進に役立つ5つの要素について、次のようなものがあるといわれています。

1:歩く 

2:紫外線を浴びる 

3:脳を活性化する 

4:緑の中でプレーする 

5:交友を広げる(孤独と健康

◆歩く・紫外線を浴びる
ゴルフの特徴の1つにながい距離を”歩く”ことが挙げられます。1ラウンド約7~8㎞くらいです。 歩数では約8,000歩~1万歩ぐらいになります。厚生労働省は、身体活動の基準を1日合計60分、元気に体を動かすこと、 この基準を歩数換算すると8,000~1万歩/日です。 歩くことは健康の保持増進になり、太陽の下でプレーすることで骨を丈夫にしますから、骨粗鬆症の予防にも効果的です。 そしてビタミンDの活性化に欠かせないことが”紫外線を浴びる”ことです。

◆脳を活性化する
ゴルフを練習したりプレイするだけで、脳が活性化されます。特に前頭連合野に、いい刺激を与えます。 前頭連合野は実践に移すための計画を考えるなど重要な役目をする機能として働いています。 前頭連合野を活発に動かせると、さらに脳は活性化されます。 ゴルフをプレイしながら活性化するには、スイングがすごく良いと言われています。 ゴルフコースを歩く、何ヤードの距離が必要何番のクラブを選ぶか考えるなど頭を使う場面も、脳の活性化に役立っています。 そのことで、物事に対する考え方に、柔軟性が生まれ、色々な場面で 今までとは違い力を抜いたゆったりスイングや、的確な状況判断に対応することが出来ます。

◆緑の中でプレーする・交友を広げる(孤独と健康)
「自然」と「人」との触れ合いが健康につながる。 自然とのふれ合いにより、確実に人体の副交感神経は活性化するとの事です。 副交感神経は気持ちが穏やかなときに働き出す自律神経で、回復系神経とも呼ばれ呼吸や血液の循環、胃や腸の消化を促進し 日中にたまった疲れやダメージを回復させる働きを持っています。ゴルフのように緑に囲まれて自然に触れ合うことが健康に良いと 言うことが分かります。

「孤独と健康」に関する研究で、人間の寿命を延ばす効果が高い要素があるといわれていて 孤独だった人に友達が出来た場合最大で15年も寿命が延びる傾向があったそうです。
私たちの体を健康にし、心を幸福にしてくれるのは「良い人間関係」と「良い友達」です。 「ゴルフ」を通じて得られた健康的な生活や仲間との出会いを通じて人生の豊かさを実感することでしょう。
「ゴルフ」は上達することだけにとらわれず、心からゴルフを楽しむ気持ちを忘れないようにしましょう。

 

ドックセンター H・S

歯科用金属のMRI検査の注意点

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

先日オーストラリアから一時帰国された方が、脳ドックの受診を希望されました。
問診票には体内に金属はなしと、記入されていましたが・・・

看護師の問診時、オーストラリアの歯科で矯正のワイヤーを付けていたことがわかりました。
まずどの撮影部位でも体内金属があれば、それを処置した医療機関で「金属の材質」と「MRI検査が可能かどうか」
確認して頂くことになっています。
その方は未確認だったため、オーストラリアの歯科に他の家族が問い合わせすることになりました。
回答があり矯正ワイヤーの材質が「ステンレススチール」と判明し、残念ながらMRI撮影はできませんでした。

基本は、歯科用金属が入っていてもMRI検査は可能です。
口から近い頭部の撮影以外なら出来上がる画像に問題はありません。
頭部の画像でも、インプラントや保険の詰め物ではほぼ安全に撮影できます。

 

 

ではなぜ矯正ワイヤーが「ステンレススチール」だと撮影できないのでしょうか?
MRI撮影で注意しないといけない金属は「磁性のある金属」(鉄・コバルト・ニッケル)です。
虫歯の治療やインプラントでよく使う金属は、金・銀・パラジウム・白金・チタンなど磁性がない金属になるので問題はありません。
しかしながら、入れ歯や磁石の利用した入れ歯・矯正のワイヤーはコバルトやニッケル・ステンレスを使用しているため注意が必要です。
MRの画像が歪み正確な画像診断ができなくなったり、金属が外れるおそれがあるからです。
歯科治療時や体内に金属を入れる手術をされる場合は、必ず「金属の材質」を確認して頂ければと思います。

今年もコロナ感染に翻弄された一年にはなりましたが、来年は今より少しずつ日常が取り戻せたらと思います。
皆様にとっても来年が今年以上に健康で良い年でありますように。

平成脳ドックセンター 事務 Y・K

運動を日常に取り込んで生活習慣の改善を

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

クリスマスやお正月を控え、おいしいものを食べる機会が増えることを見据えてゆる~くダイエットをしています。取り組んでいることは、以下のことです。
・毎食野菜を食べる(野菜から食べ始める)
・できるだけ早く就寝する
・Youtubeで運動の動画を見ながら室内で体を動かす

野菜を食べること、早めに就寝することはできても、私は運動が好きではないので、今まで食事を減らすことばかりを気にしていました。しかしそれではすぐにリバウンドをしてしまうので、Youtubeで初心者でもできる簡単なストレッチや筋トレの動画を参考にしたり再生回数の多いものから自分でできそうなものを選んだりして取り組んでいます。これはしんどすぎて続かないな・・・と思うものはスパッとすぐに諦め、ちょっとキツいけど続けられそうかも、と思う運動を継続しています。

いつも長続きしないタイプではありますが、今回は8月頃からなんとなく始めて早や3か月以上が経過しています

効果は少しあったのか、以前よりもズボンが少しゆるくなり、階段を昇るのが軽やかになったように思います。大きな変化ではありませんが、いまのところ継続してできているので頑張りたいと思います。

脳ドックセンター 晴れ女

有効性のあるがん検診の薦め

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

一定年齢が過ぎると、自治体等からがん検診の通知が届きます。

男性は「肺がん」「胃がん」「大腸がん」の検診、女性は前記に加えて「乳がん」「子宮頸がん」となります。厚労省が推奨するがん検診はこれらの5種類のみとなっています。

ところが、これらは日本においてであって、国際的に認められているがん検診は「大腸がん」「乳がん」「子宮頸がん」の3種類に留まります。

つまり、「がん死亡を減らすという利益が確認できないもの」「検診そのものが返って害が大きいもの」は推奨されないことになっています。

検査の性能・精度(感度・特異度)を得るためには、自覚症状がなくてがんであるかどうかが分かっていない一集団を対象にしたsingle-gate design studyが必要です。
ところが、感度・特異度が90%前後であるため非常に優れていると謳う方法の中には「がんと診断された集団」と「がんではない集団」と既にわかっている別々の集団から統計をとったtwo-gate design studyが存在しています。
すなわち、推奨されているがん検診はがんが発見できたかどうかではなく、がんによる死亡率を減少させるかどうかで決定されているということです。

したがって、がん検診を受ければ受けるほど良いわけではなく、偽陽性や過剰診断による不要な検査や治療を行うことになり、またそれまでの期間の精神的負担(不安や苦痛)などの大きな弊害に繋がりかねません。実をいうとがん以外にもtwo-gate design studyにて得られた検査精度を公表していることが意外に多いのです。

日本では有効性が高いとされる5種類のがん検診は自治体から補助があり、無償か少ない自己負担で受診可能です。

コロナ禍で停滞気味といわれていましたが、これらの検診については最低でも年に一度はしておく方がお薦めです。特に女性の方の受診をお勧めします。

脳ドックセンター  光源頭

 

人間ドック健診情報管理指導士について

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

平成20(2008)年4月から 「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づき、糖尿病等の生活習慣病に着目した「特定健診・特定保健指導」が医療保険者に義務化され、実施されています。この「特定保健指導」を行うにおいて、有効かつ適切な保健指導が行える知識・指導技術の修得とともに、特定保健指導を適切に企画、評価できる人材を養成することを目的として「人間ドック健診情報管理指導士」、通称:人間ドックアドバイザーという資格が創設されました。この資格の認定を受けることができるのは、医師(研修医も含む)、保健師、管理栄養士が対象で、「人間ドック健診情報管理指導士研修会」を受講し、認定を受けることが必要です。認定後は、特定保健指導事業の統括者の資格と特定保健指導の初回面接、対象者の行動目標・支援計画の作成、保健指導の評価に関する業務及び保健指導の実務を行うための資格となります。認定期間は5年間で、更新には認定期間中に2度の研修会の受講が必要となります。

このたび私は、第37回人間ドック健診情報管理指導士研修会(Web配信2022年1~2月)を受講し、無事に認定を受けることができました。研修の内容は、理念や制度、メタボリックシンドロームについて、食生活や運動、飲酒、喫煙、口腔保健、行動変容など多岐にわたる講義と、保健指導時の面接についての演習などがありました。この資格を得たことによって、日々の業務内容が特に変わるということはありません。ただ、今までの自分の経験で行っていたことが、今後は研修で学習したエビデンスにもとづいて対象者の方に生活上の助言が行えるようになったことは、保健指導を行っていく上での私の自信につながることと思います。
今後も新しい知見などを得る努力を怠らず、保健指導を受けられる方によりよいアドバイスが行え、その人らしい健康な人生を送って頂けるように、さらにスキルアップに努めていきたいと思います。

脳ドックセンター Y