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専門職がサポート!倉敷老健の屋内トレーニングルームをご紹介

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

エアコンの聞いた室内から出るのが億劫になる季節ですが、運動不足を感じることはありませんか。しかし、真夏日を超える日が続き、いざ運動をしようにも屋外での運動は熱中症のリスクも気になります。倉敷老健通所リハビリでは暑い夏でも屋内で安心して運動できるトレーニングルームを完備しています。そこで今回は当通所リハビリのトレーニングルームついてご紹介していきます。

広いスペースで豊富な器具を揃えています。

【効果】     (対象部位や効果)
・自転車エルゴメーター   7台  【下肢筋力向上 心肺機能向上】(太ももやふくらはぎ)
・ステッパー        5台  【下肢筋力向上】(踏み込む力)
・ストレッチボード     1台  【下肢の柔軟性】(ふくらはぎの柔軟性)
・ロデオマシン       1台  【体幹機能向上 バランス能力】(腹筋・背筋)
・上肢トレーニングマシン  5台  【上肢筋力向上】(肩や腕)
・下肢トレーニングマシン  3台  【下肢筋力向上】(太ももやふくらはぎ)
・体幹トレーニングマシン  2台  【体幹筋力向上】(腹筋や背筋)
・振動刺激マシン      5台  【筋リラクゼーション 血行促進】

マッサージ機           【全て、対象筋肉の血流改善、筋緊張の緩和】
・レッグマッサージャー   3台
・シートマッサージャー   4台
・腰マッサージャー     3台
・バイブレーダー      2台
・ハンドマッサージャー   1台
・ネックマッサージャー   1台
自転車エルゴメーター

 

下肢トレーニングマシン

 

上肢トレーニングマシン

シートマッサージャー・レッグマッサージャー

 

運動を実施するにあたって、リハビリ専門職が筋力等の評価を基に最適な運動内容、時間を提案します。また、血圧や日常生活で変化などはないか、看護師、リハビリ職員等が聞き取りを行いますので、その日の状態に合わせても運動内容を見直すことができます

トレーニングルームは、利用時間の中であればいつでも使用可能です。個別リハビリ後、脳トレの合間などよく使われています。中には、食後にリラクゼーション器具を使用しなから他利用者と談笑されている方もいらっしゃいます。このように、ご自身の利用スケジュールの中でトレーニングに取り組むことで、健康維持や、趣味活動、住み慣れた自宅での生活を継続するための体づくりを行うことができます。

倉敷老健通所リハビリでは、リハビリ専門職が、個々の状態を把握していきます。
ひとりひとりの生活目標にあわせた、健康維持に必要な運動や時間など相談いただけます。自宅だけでは補いにくい部分の強化に、運動器具を活用してみませんか。

通所リハビリ K

グループホームのぞみ ご利用の方が初めて施設送迎で期日前投票に参加されました

7月4日から参議院選挙の期日前投票が始まり、グループホームのぞみでは、8日と9日の2日間にわたり、ご利用の方4名が投票に参加されました。開設以来、ご家族の送迎による投票参加はありましたが、施設送迎による参加は今回が初めての取り組みとなりました。

倉敷市役所に到着すると、皆さん少し緊張したご様子でしたが、選挙会場のスタッフの方が親切に対応して下さり安心して投票することができました。投票を終えたあとは、地域の一員として社会に参加できたという思いから皆さん少し誇らしげな表情をされていました。

今後もこのような機会を通じて、ご利用の皆様の社会参加を支援していきたいと思います。

グループホームのぞみ 介護福祉士 H

老健施設内での看護師の役割

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

7月に入り夏本番になりました。暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
今回は老健施設内での看護師の役割について少しお話させていただきたいと思います。

老健施設での看護師の役割は、主にはご入所の方の健康管理と医療処置を行う事です。具体的には、バイタルサイン測定(体温・血圧・脈拍など)、服薬管理、医師の指示に基づく医療行為、全身状態の観察や急変時の対応などです。

ご入所の方の大半がご高齢であるため、体調を崩してしまうと重症化する事も少なくありません。そこで一番大切なのが日々の観察です。「活気がなく表情が暗い」「顔色が悪い」「食事や水分が進んでいない」など、些細な変化を『いつもと違う!』と気付くことがとても重要になります。
少しでもおかしいと感じる事があれば施設医に診察を依頼し、適切な医療行為を行い重症化する事を防いでいかなければなりません。

また、認知症のご入所の方に対しては介護職員やリハビリスタッフと協力しながらその方の生活歴や家族背景など様々な事を情報共有し、その方に一番合った対応を模索していく事が必要です。
その時にも、状態に応じて病院と連携をとり適切な医療が提供できるできるようにするなど、看護師だから分かること、提案できることを大切にしています。

以上簡単ではありますがいくつかお話をさせていただきました。
日々大変な事も沢山ありますが何よりもご入所の方お一人お一人が安全・安楽に生活できる事と、それに寄り添った看護が提供できる事が私たち老健看護師のやりがいに繋がっています。

これからもよりよい看護が提供できるように日々頑張っていきたいと思います。

                                老健看護師 K

イラスト:イラストAC

第60回のぞみの会だよりー2ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

皆さまこんにちは!
暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

本日7月18日より、毎年恒例のぞみの会100日カウントダウンが始まりました。病院受付や各全仁会グループ施設に置かれていますので、来院・来所された際には、職員作成のポスター(力作ばかりです!)と合わせて、チェックしてみてくださいね♪

今年ののぞみの会のテーマは「ちかくにいる・ちからになる全仁会グループ~長く人生を楽しむために~」です。参加された方にとって、楽しく実りのある会に出来るよう頑張って企画していきたいと思います。
毎年参加している方はもちろんのこと、初めての方も久しぶりの方も、ご参加お待ちしております!

第60回のぞみの会実行委員会 ケアプラン室O

※ポスターはケアサポート科が作成したものです。

第25回IHF男子ジュニア世界選手権(2025年6月18日〜6月29日) 帯同のご報告

第25回IHF男子ジュニア世界選手権に U-21男子ハンドボール日本代表のトレーナーとして、当センター小畑副センター長(PT,JSPO-AT)が帯同いたしました。

本大会では、32チーム制の大会となってから日本が初めてメインラウンドへ進出するという、歴史的な成果を成し遂げました。世界の舞台で選手たちが全力で戦い抜く姿に深く感動するとともに、その成長を支える立場として関われたことを大変光栄に思います。

大会期間中は、選手がベストな状態で試合に臨めるよう、コンディショニングやケアに全力で取り組みました。この経験を今後の活動にも活かし、より質の高いサポートができるよう精進してまいります。

最後に関係者の皆さま、そして現地で共に戦った選手・スタッフの皆さま、および長期不在の間フォローしてくださった職場の皆さまに心より感謝申し上げます。

スポーツリハビリテーションセンター O

 

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夏本番!7月の暑さと糖尿病管理 〜脱水・熱中症にご注意を〜

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

梅雨が明け、本格的な夏がやってきました。7月は気温と湿度が一気に上がり、体への負担が大きくなる季節です。特に糖尿病をお持ちの方にとって、夏の暑さは油断できない危険が潜んでいます。
今回は、「暑さと糖尿病の関係」や「夏に気をつけたいポイント」をわかりやすくお伝えします。

■ 糖尿病の方が夏に注意すべき理由

1.脱水による血糖値の上昇
汗をかいて体内の水分が減ると、血液が濃くなり、血糖値が上昇しやすくなります。普段よりもこまめな水分補給が大切です。

2.熱中症のリスクが高まる
糖尿病があると、自律神経の働きが鈍くなり、体温調節がうまくできないことがあります。また、「のどの渇き」を感じにくくなる方も。気づかぬうちに熱中症になってしまうこともあります。

3.インスリンなどの薬の保管に注意
インスリンや一部の薬は高温で効果が弱まることがあります。保冷剤を使ったり、冷蔵庫での保管を徹底しましょう。

■ 夏の糖尿病セルフケア 5つのポイント

① こまめな水分補給
→ 汗をかいていなくても、1日1.5〜2リットルを目安に。糖分の入っていない水やお茶がおすすめです。

② 涼しい服装・室温調整
→ エアコンや扇風機を使い、体に熱をためないようにしましょう。

③ 食欲が落ちても食事はバランスよく
→ 夏バテで食事を抜いてしまうと、低血糖のリスクも。冷たいそうめんだけではなく、たんぱく質や野菜も一緒に摂りましょう。

④ 外出は涼しい時間帯に
→ 午前中や夕方など、気温の低い時間を選んで運動や買い物を。

⑤ 体調の変化を記録する
→ 体重、血糖値、食事内容、水分摂取量などを簡単にメモしておくと、異変に早く気づけます。

■ 最後に

夏の暑さは、糖尿病の管理を難しくする要因のひとつです。しかし、ちょっとした工夫と心がけで乗り切ることができます。
体調の変化に敏感になりながら、楽しく・安全に夏を過ごしましょう!
不安なことがあれば、当院スタッフへお気軽にご相談ください。

糖尿病療養指導士 理学療法士 K

フッ素で歯を強くしましょう!

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

むし歯予防に効果的なフッ素。その働きをご存知ですか?

★フッ素(フッ素化合物)の3つの重要な効果
①再石灰化を促進
食べ物や飲み物で口内が酸性になると、歯が溶け始めます(脱灰)。フッ素はこの溶けた部分にカルシウムやリンを補給し、歯を元の状態に修復する「再石灰化」を助けます。
②歯質を強化
フッ素は歯の表面(エナメル質)を酸に溶けにくい性質に変え、むし歯への抵抗力を高めます。
③むし歯菌の活動を抑制
むし歯の原因となる細菌の働きを弱め、酸の生成を抑えます。

★日常生活でフッ素を上手に活用するには
・フッ素配合の歯磨き粉を選びましょう。
・歯磨き後のうがいは少量の水で1回だけにし、口内にフッ素を残すことがポイントです。

★歯科医院でのフッ素塗布でさらに効果的に
歯周病で歯肉が下がると、エナメル質に覆われていない歯の根が露出し、むし歯リスクが高まります。特に65歳以上の方には、歯の根へのフッ素塗布を積極的におすすめしています。

★安全性について
フッ素は茶葉、牛乳、海産物、塩、果物、野菜、肉などにも微量に含まれており、私たちは日常的に摂取しています。適切に使用すれば安全で、むし歯予防に非常に効果的です。

まずは歯磨き粉からフッ素を取り入れて、健康な歯を守りましょう!

歯科衛生士 F

超音波骨折治療法と臨床工学技士の関わり

カテゴリー: 臨床工学科 | 投稿日: | 投稿者:

超音波骨折治療法(Low Intensity Pulsed Ultrasound: LIPUS)は、断続的(パルス状)超音波を骨折部位に与えることで骨癒合が促進する治療であり、1日1回20分間、骨折部に当てることで骨折治癒を促進します1)
LIPUSはデビッド・ベッカム選手や松井秀喜選手が受けた治療ですが、日本では1998年より「難治性骨折」がLIPUSの保険適応となり、2008年には「観血的手術症例に対する新鮮骨折」も保険適応となっています2)(表1)。

LIPUSは入院中も使用することができますが、主に在宅で患者自身が実施する治療です。

LIPUSは入院中も使用することができますが、主に在宅で患者自身が実施する治療です。当院は医師指示の下、臨床工学技士(Clinical Engineer: CE)が関わっています。業務としては2021年より開始していましたが、年々依頼件数増加していたため、2025年6月13日にリハビリスタッフと一緒にLIPUS説明会を開催しました。

CEは機器手配と患者機器説明、患者借用書作成を行っています。CEがLIPUS業務を担う事で、外来時間の短縮、医療従事者の業務軽減に繋がっています。CEは医療機器のスペシャリストとして病院の医療機器管理を担っていますが、在宅医療機器の管理も行っています。安心できる医療機器を患者さまに提供できるよう、今後も努めていきます。

 

参考文献
1)Heckman JD, Ryaby JP, McCabe J, et al. Acceleration of tibial fracture-healing by non-invasive, lowintensity pulsed ultrasound. J Bone Joint Surg Am.1994; 76: 26-34.
2)根井雅他 , 日本臨床スポーツ医学会誌:Vol. 28 No. 3, 2020:413-416    https://www.rinspo.jp/journal/2020/files/28-3/413-416.pdf
3)厚生労働省令和6年診療報酬改定についてhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411_00045.html 厚生労働省 2024 ,(参照 2025-07-09)