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インフルエンザ予防の取り組み

寒気の厳しい日が続く中、今年もいよいよ残りわずかとなってきました。
皆様体調の方はいかがでしょうか?

コロナウイルスの新たな変異株が猛威を振るっているなか、毎年秋から冬にかけてはインフルエンザの流行シーズンです。高熱や関節の痛みなどを伴い、人によっては重症化する恐れもあります。感染経路には、飛沫感染と接触感染があり、流行を防ぐ為には、ウイルスを体内に侵入させないことや周囲にうつさないようにすることが重要です。
今回は通所リハビリで行っているインフルエンザの予防の取り組みについてご紹介していきます。

①マスク着用
通所リハビリでは毎日100名以上の方が来所されます。飛沫感染を防ぐため朝迎えのバスから、自宅へ帰るまで日中マスクの着用をお願いしています。しかしマスクを着用していても、途中でしんどいからとマスクを外してしまったり、鼻や顎が隠れていないなど正しい着用が出来ていない方、また昼食後やお茶を飲んだ後にマスクを着けるのを忘れている方もおられ、その都度声を掛けており、正しいマスクの着用方法やマスク着用の必要性などもお伝えしています。

②検温・手洗い消毒
フロアへご案内する際、中へウイルスを持ち込まないように入り口で検温、消毒をしフロア内へご案内しています。
また接触感染を防ぐため昼食・おやつ前後などにも机の消毒・手洗い・手指消毒を行っています。

 

 

 

③換気
12月に入り、寒い時期が続く中フロアでも暖房をつける日が増えてきました。
フロアでも1時間に1度5分間の窓を開け空気をきれいにするようにしています。窓を開けると、寒いから早く閉めてほしいとの声も上がります。しっかり換気の必要性を説明し、職員・利用者厳しい5分間に耐えています!

 

他にも普段の健康管理も必要です。インフルエンザは免疫力が弱っていると感染しやすくなりますし、感染した時に症状が重くなってしまう恐れがあります。普段から、十分な睡眠とバランスの良い食事を心掛け、免疫力を高めておきましょう。
また、予防接種を受けることも重症化を防ぐための予防方法の一つです。

 

このように日々試行錯誤しながらですが、職員・利用者全員のご協力があってこその感染対策になります。ここ2年程感染対策が続いていますが、毎日ご協力していただき、本当にありがとうございます。
さてこれからがインフルエンザの本番です。コロナウイルへの不安もある中私も心が折れそうな時もあります。しかし、皆様が安心して元気に通所リハビリに通って頂けるよう職員一同頑張ってまいります!

通所リハビリ 介護福祉士 N.K

ケアセンターショートステイのベッドマットレスについて

皆さんは「褥瘡(じょくそう)」という言葉を聞いたことがありますか?

一般的には、「床ずれ(とこずれ)」と呼ばれているので、こう聞くと、聞いたことがある方もおられるのではないでしょうか。

褥瘡は、皮膚の赤みや内出血から始まり、症状が進むと、水ぶくれができ、ひどい場合には皮下脂肪や骨にまで傷が広がることがあります。特に高齢者に多いとされていて、自力での寝返りが難しい方や、骨が突出しているために、その部分の圧迫が強くなったり、長時間同じ体勢でいると血流が悪化したりすることが原因で褥瘡になりやすいとされています。
また、ベッド上などで体を引きずることも、その摩擦によって褥瘡ができやすくなります。体に合わないマットレスを使用していることで、快適に眠れないだけでなく褥瘡を引き起こしてしまう危険性も潜んでいます。

ケアセンターショートステイでは、褥瘡を予防するためや快適に就寝していただくために、6種類ものベッドマットレスをご用意しています。

かためでほどよいクッション性のあるもの、体重の軽い方でも十分に身体が沈み込み、高い耐圧分散効果が得られるもの、寝返りのうちやすい低反発なマットレス、褥瘡のリスクに対応した褥瘡予防マットレス、介護者の負担を軽減する自動的に体位変換を行ってくれるエアマットレスなどがあります。

状態の変化により、体位変換がしにくくなった方に、自動体位変換エアマットに変更した方や、マットレスを変更したことで仙骨部の褥瘡が治癒したかたもおられます。

体にあったマットレスを使用し、よく眠れたよ、と話してくださる利用者様もおられました。自宅で生活されていて気になった方がいらっしゃいましたら、ぜひショートステイへお気軽にご相談ください。

介護福祉士 T

第56回のぞみの会YouTube動画 第6弾を配信

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

『第56回のぞみの会』の第6弾が本日12月13日(月)先ほどから配信開始となりました。
今回は「体験インタビュー『パーキンソン病の外科治療を受けて』」です。

病を患うことは誰しも思いがけなく、辛いものです。病気によっては完全に克服するというよりはむしろ、それを受容し、共に生きていくという方も多くおられます。そういった方々の病に向き合う心構え、姿勢や治療法等の体験談は、私たちに多大な知恵と勇気を与えてくれます。

今回お話を伺ったのは、今年4月にパーキンソン病のためDBS(脳深部刺激療法)の手術を受けたKさん(60代女性)です。手術を受けて約3か月経ってからの状況を語ってくださいました。(2021年7月 のぞみの会実行委員インタビュアーがお話を伺いました)

主治医の院長先生と牟礼先生も後半にコメントをくださっています。

次回は12月20日(月)、「作品紹介『ギャラリーのぞみ』」の動画配信を予定しています。どうぞお楽しみに。

第56回のぞみの会実行委員

病院機能評価受審しました

カテゴリー: お知らせ | 投稿日: | 投稿者:

11月17・18日に病院機能評価を受審しました。
病院機能評価受審の目的は「改善」です。私たちが実施している医療を第三者に評価してもらいます。評価していただいた内容についてはさらなる質の向上に努め、改善すべき点は助言をいただけます。改善を実施することが職員の意識変革、患者サービスの向上、効率的で機能的な組織運営に繋がります。

当日までに領域担当者を中心に議事録やマニュアルの整備を実施したり、模擬サーベイや環境訪問を行ったりしました。ケアプロセス調査では各病棟で多職種と協力してわかりやすく充実したプレゼン資料を作成しました。模擬ケアプロセス調査は担当医師も参加して準備しました。

当日は6名のサーベイヤーが訪問し、領域ごとの面接調査やケアプロセス調査、部署訪問を行いました。サーベイヤーとのディスカッションでは白熱し、予定時間を超過することもありました。また、随所にサーベイヤーから改善点を優しく提示していただきました。最後の講評にて「おおむね良好」と言っていただくことができました。

中間的な結果報告は2022年1月中旬ごろとなります。次回受審は大阪万博開催予定である4年後の令和7年(2025年)です。今回いただいた改善点を真摯に受け止め、職員一同、これからも地域の医療に努めてまいります。

病院機能評価事務局 T

もう一度見直そう!感染対策

寒さも一層増し、気づけば今年も残り1ヶ月となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。予防リハビリのみなさんには寒さに負けず運動に取り組んでいただいています。

さて、12月にもなりインフルエンザの流行時期となりました。新型コロナウィルスのワクチン接種が終わったのも束の間、インフルエンザのワクチン接種も始まりました。ワクチン接種をしていただく目的は、インフルエンザの重症化予防です。厚生労働省では、特に基礎疾患のある方やご高齢の方では重症化する可能性が高いと発表されています。予防リハビリでは、ご利用のみなさまに蔓延することのないよう以下の取り組みを行なっています。

<予防リハビリで取り組んでいる感染対策>
■ 手洗い・うがいの励行
■ リハビリ物品、マシンなど機械の消毒
■ 昼食やおやつ時は黙食+パーテーションでの区切り
■ ご利用中はマスク着用
■ プログラムや個別リハビリはフロアに分かれて実施
■ 定期的な室内の換気

ご利用の方の中にはお話することが楽しみで来所されている方も居られますが、適度な距離を保って密にならないよう配慮していただいています。
新型コロナウィルス感染も全国的には落ち着いてきましたが、岡山県は他県と比較し人口あたりの感染者数が多く、まだまだ油断できない状況です。上記の感染対策は基本的な方法ではありますが、コロナウィルスやインフルエンザどちらにも共通する方法と思われます。

引き続き、ご利用の方が安心して利用できるように感染対策を見直し、健康支援をしていきたいと思います。

予防リハビリ 理学療法士 T

◎ お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間9:00 ~ 17:00

乾燥とインフルエンザ

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

今年もインフルエンザの時期がやってきました。
かからない様にするためには普段からの対策が肝心です。かかってしまったときの適切な対応も必要となります。インフルエンザシーズンに備え、対策する方法を紹介します。

まずは予防接種を受けましょう。
糖尿病患者は、そうでない人に比べ、適切に血糖コントロールを行っていても、深刻なインフルエンザの合併症(肺炎など)のリスクが高い場合があります。
インフルエンザは糖尿病などの慢性的な健康問題を悪化させ、さらに血糖コントロールを難しくする恐れがあります。予防接種はインフルエンザの感染を100%防ぐものではありませんが、そのリスクを大きく減少できます。
インフルエンザワクチンはそのシーズンに合わせて製造されており、予防に十分な免疫を保つためにはワクチン接種は毎年受けることをおすすめします。

インフルエンザ流行に備えましょう。
乾燥する冬の夜の、就寝時の無意識な「口呼吸」を注意しましょう。
ワクチンやマスク、手洗いうがいはもちろんのこと、口呼吸のリスクについて次の様に述べられています。
本来、人の呼吸は鼻呼吸ですが、乾燥や低温、花粉などの環境ストレスによって鼻が詰まると口呼吸になってしまいます。口呼吸をすると、異物やウィルス、細菌などが鼻の粘膜で除去されず直接体内に入るため、風邪やインフルエンザにかかる危険性が高くなります。

就寝時にのど・鼻を加温・加湿しましょう。
就寝時の口呼吸を自覚している人は5割で、自覚のない人も多く、就寝時に口呼吸になっている人ほどかぜを引きやすいことも明らかになっています。
夜間は鼻炎などアレルギー性の症状も悪化しやすくなるため、鼻詰まりが起こりやすい時間帯です。ウィルスはのどや鼻の粘膜細胞に感染するが、のどや鼻の粘膜細胞の表面にはウィルスなどの異物を体内に入れないように、最後の砦としてバリア機能がそなわっています。
〈対策〉就寝時にのど・鼻を加温・加湿、風邪やインフルエンザを予防する。
①就寝時にのど・鼻を蒸気で温める。
②部屋全体の加湿
③片方の鼻で交互に鼻呼吸

糖尿病療養指導士 看護師 M

映像で巡る紅葉

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

今年もとうとう残りひと月ですね。お変わりありませんか?

デイサービスドリームでは毎年、秋のバス旅行に出かけていました。旅行に行けなくなって2年…なんとか出かけた気分になれないかと。そこでデイサービスドリームでは、美しい紅葉を楽しんでもらおうと思い岡山をはじめ日本全国の紅葉の名所を映像でお届けすることにしました。

岡山編はみなさん良くご存知のとおり、雪舟が涙でネズミの絵を描いたことで有名な井山宝福寺から始まり、岩石美の豪渓、今も残る世界最古の庶民のための公立学校「旧閑谷学校」なんと国宝、「日本の滝 百選」にも選ばれた神庭の滝、西日本屈指のリゾート地でもある蒜山高原、珍しい甌穴(おうけつ)群が楽しめる奥津渓と巡りました。ここで一旦、映像を止め、みなさんに「この中で、どこか行ったことがありますか?」と尋ねると、さすが岡山!皆さん「行ったことあるよ」「閑谷学校は楷の木がきれいよね」と口にされ、当時の思い出話で盛り上がります。

皆さんは「もみじ狩り」とは何かご存知ですか?もみじ狩りとは野山に出かけて紅葉を楽しむこと。鎌倉時代の短歌にも登場するほど古くからある言葉です。どうして狩りなのかというと「野山に分け入って季節の恵みを探し求める」ことを広く狩りと呼んだからだそうです。潮干狩りやキノコ狩りなど。というプチ情報も。

その後、日本の紅葉ランキングベスト10を発表し、最後に京都の紅葉の名所を巡りました。清水寺や嵐山、数々のお寺、京都府立植物園まで、心が洗われるような映像が落ち着いた音楽と共に映し出され、「すごくきれい」「出かけることが難しいから映像でも嬉しい」と声が上がります。映像が終わると、皆で紅葉にまつわる俳句を詠みました。「もみじ狩り あなたと行った 二人旅」と照れながらご主人との思い出を発表される姿がとても印象的でした。また、京都出身の方がおられ「清水寺は遊び場だったのよ」と懐かしがられ、昔を思い出したと喜んで頂けました。最後に今回は本場京都からお取り寄せした季節限定の栗の生八つ橋をおやつにご用意しました。

「紅葉も良かったけど八つ橋が一番良かったね♪」と笑いを誘い、ご好評を頂きました。

デイサービスドリーム 介護福祉士M.S.

栄養科通信vol.172 「夜遅い食事に注意」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

師走の時期、あれやこれやと用事が立て込み、つい夕食が後回しに。なんて方も多いのではないでしょうか。農林水産省の調査でも、夕食時間が21時以降の人の割合が、20~50代で増加しています。

夜遅い時間に食事をとると、食事からとったエネルギーが消費されにくく、体脂肪として蓄積されます。また、眠る時間が遅くなり良い睡眠が出来ず、翌朝食欲がなくて朝食が食べられないといった生活リズムの乱れも出てきます。質の良い睡眠がとれないと、心身の疲れが抜けません。

できるだけ早めの夕食と質の良い十分な睡眠を確保できるよう、規則正しい生活リズムを心がけましょう。どうしても遅くなる時は食べ方を工夫しましょう。

☆夕食は寝る3時間前までに済ませる

胃の中に大量に食べたものが残っていると、消化活動により就寝後も胃が働き続けるため、興奮状態となってなかなか寝付けません。胃の中がからっぽの場合は消化のためのエネルギーが不要となり、血液がすべて脳に集まって来てしまい、脳が覚醒状態となってしまいます。

☆どうしても遅くなってしまうときは、低脂肪で消化の良いものを摂りましょう

揚げ物などのこってり系や肉などのおかずは少なめにし、煮物や野菜料理中心すると、エネルギーや脂肪のとり過ぎを防ぐことができます。また、よく噛んで食べることも大切です。消化をよくし、脳の満腹中枢も刺激されて食べすぎを防ぐことができます。

 

管理栄養士 H.S

倉敷老健通信vol.26発行しました

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

 

2015年から発行している「倉敷老健通信」ですが、10月に第26号を発行しました。倉敷老健のホームページからPDFでもご確認いただけます。

コロナ禍ですが工夫して実施した敬老会などの様子をご紹介しています。

老健動画のQRコードも裏面には紹介しています。こちらも合わせてご覧いただければ幸いです。

倉敷老健 K

 

第56回のぞみの会YouTube動画 第5弾を配信

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

『第56回のぞみの会』の第5弾が本日12月6日(月)先ほどから配信開始となりました。
今回は「腸内環境を整える ~便秘解消が健康への第一歩~」です。

倉敷平成病院栄養科スタッフが、腸内環境を整えるために、野菜や発酵食品を組み合わせた便秘解消レシピを2品ご紹介します。
腸内環境は、便秘だけでなく美肌や免疫力にも関係します。日頃から食物繊維や発酵食品、水分をしっかりとって腸内環境を整え、腸すっきりで過ごしましょう。

動画に合わせて、ホームページでもそれぞれのレシピを紹介しています。
【腸すっきりテリーヌ】http://www.heisei.or.jp/blog/?p=17522
【酒粕チーズケーキ】http://www.heisei.or.jp/blog/?p=17534

ぜひご覧ください。
次回は12月13日(月)、「体験インタビュー『パーキンソン病の外科治療を受けて』」の動画配信を予定しています。どうぞお楽しみに。

第56回のぞみの会実行委員