乾燥とインフルエンザ

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

今年もインフルエンザの時期がやってきました。
かからない様にするためには普段からの対策が肝心です。かかってしまったときの適切な対応も必要となります。インフルエンザシーズンに備え、対策する方法を紹介します。

まずは予防接種を受けましょう。
糖尿病患者は、そうでない人に比べ、適切に血糖コントロールを行っていても、深刻なインフルエンザの合併症(肺炎など)のリスクが高い場合があります。
インフルエンザは糖尿病などの慢性的な健康問題を悪化させ、さらに血糖コントロールを難しくする恐れがあります。予防接種はインフルエンザの感染を100%防ぐものではありませんが、そのリスクを大きく減少できます。
インフルエンザワクチンはそのシーズンに合わせて製造されており、予防に十分な免疫を保つためにはワクチン接種は毎年受けることをおすすめします。

インフルエンザ流行に備えましょう。
乾燥する冬の夜の、就寝時の無意識な「口呼吸」を注意しましょう。
ワクチンやマスク、手洗いうがいはもちろんのこと、口呼吸のリスクについて次の様に述べられています。
本来、人の呼吸は鼻呼吸ですが、乾燥や低温、花粉などの環境ストレスによって鼻が詰まると口呼吸になってしまいます。口呼吸をすると、異物やウィルス、細菌などが鼻の粘膜で除去されず直接体内に入るため、風邪やインフルエンザにかかる危険性が高くなります。

就寝時にのど・鼻を加温・加湿しましょう。
就寝時の口呼吸を自覚している人は5割で、自覚のない人も多く、就寝時に口呼吸になっている人ほどかぜを引きやすいことも明らかになっています。
夜間は鼻炎などアレルギー性の症状も悪化しやすくなるため、鼻詰まりが起こりやすい時間帯です。ウィルスはのどや鼻の粘膜細胞に感染するが、のどや鼻の粘膜細胞の表面にはウィルスなどの異物を体内に入れないように、最後の砦としてバリア機能がそなわっています。
〈対策〉就寝時にのど・鼻を加温・加湿、風邪やインフルエンザを予防する。
①就寝時にのど・鼻を蒸気で温める。
②部屋全体の加湿
③片方の鼻で交互に鼻呼吸

糖尿病療養指導士 看護師 M