訪問看護ステーションから

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

私は、今年度より訪問看護ステーションに異動になりました理学療法士です。異動してはや2ヵ月になります。今までは病院に勤務していましたが、全く異なる環境の訪問医療に従事することとなり、覚えることで精一杯のあっという間の2ヵ月間でした。最近は少し余裕も出てきて、訪問リハビリの難しさややりがいを感じることが出来るようになってきました。

病院勤務では気付けなかったことも沢山あります。今までは実際にご自宅に帰られた後や施設に入所された後の方の経過を知ることは僅かしかありませんでした。訪問リハビリでは、そういった方々が対象となります。実際に2ヵ月働いてみて、訪問リハビリは1回の治療時間や1週間の合計の治療時間は病院でのリハビリと比べると少ないかもしれませんが、時間をかけてじっくりと計画して目標を立てていき、利用者の方やご家族と一緒にニーズに合わせてリハビリ、またその支援をしていくことができると思います。そのような点では、訪問医療はリハビリテーションを行う上で、とても良い環境なのかもしれません。反対に病院でのリハビリの在り方を考えたり、今までの自分を反省することも最近はあります。リハビリテーションの中で占める訪問リハビリの重要性や魅力を感じますし、ご自宅や環境に適応していく中でまだまだ能力が改善していく可能性の高さを感じます。
「救急から在宅まで-限りないQOLを求めて-」
全仁会の理念であります。病院から在宅へのバトンを受けて、これから先の長い時間のお付き合い。訪問リハビリによって、どのように利用者さんが変化するのか。そのお力になりたいと思います。

訪問看護ステーション F

病院機能評価認定取得に向けて

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

当院は今、病院機能評価認定取得に向けて準備を進めています。20150526
ところで、皆さんは「病院機能評価」という言葉を耳にしたことがありますでしょうか?
病院機能評価とは、病院が組織的に医療を提供するための基本的な活動 (機能) が、適切に実施されているかどうかを評価する仕組みです。評価調査者 (サーベイヤー) が中立・公平な立場にたって、所定の評価項目に沿って病院の活動状況を評価します。評価の結果明らかになった課題に対し、病院が改善に取り組むことで、医療の質向上が図られます。
病院機能評価の審査の結果、一定の水準を満たしていると認められた病院が「認定病院」です。すなわち認定病院は、地域に根ざし、安心・安全、信頼と納得の得られる医療サービスを提供すべく、常日頃努力している病院であると言えます。すでに全国の病院の約3割が認定されています。
また、これを取得することは、当院の患者本位四原則のうちのひとつである、
「日々研鑽を惜しまず、わかりやすくやさしい医療サービスを提供し、患者様から正しい評価を受ける」
にも該当するものと思われます。
認定取得に向けて一丸となってこれからさらに頑張って参ります。

放射線部 千

お薬手帳は必要ですか?

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

お薬手帳は必要ですか?

以前患者さんに尋ねられました。答えはもちろん「はい」です。

okusuri_techouでは、なぜ必要なのでしょうか。
お薬手帳は、言ってみれば患者さん自身の履歴書です。
いくつかの医療機関を受診している人も、そうでない人も、初めて受診する病院でお薬手帳を見てもらうことで、服用しているお薬と同じ効果のお薬が処方されることを防ぐことが出来ます。
また、お薬の組み合わせも考えて処方してくれるので、より安心して服用することができます。

最近はスマートフォンやタブレットの普及により電子化されたお薬手帳を使用している人が増えてきているようです。
アプリをダウンロードし薬局で発行されたQRコードを読み取るだけで自動的に記録できるとても便利なシステムです。
しかし、お薬手帳の電子化には落とし穴があります。調剤薬局チェーンなどが個別にサービスを展開しているので、別の系列の薬局には対応が出来ず、「服用薬歴」をまとめて管理出来ないことがあります。

現在このような問題点を解決するために厚労省は、QRコードの標準フォーマットを構築し、異なる電子版お薬手帳でも読み取ることが可能になるよう互換性を持たせることを目指しています。

時代の変化によりお薬手帳も変化しています。
自分の管理しやすいお薬手帳を選択て下さい。
そして、医療機関へ受診する際はお薬手帳を持参するようにしましょう。

薬剤部 S.A

ケアセンター ショートステイに専従理学療法士を配置しました。

ショートブログ15月より、ケアセンターショートステイに、専従の理学療法士が配属となりました。
歩行訓練や基本動作訓練・立位訓練・階段昇降訓練など、ショートステイご利用中の方やご家族の方のご希望に沿った個別リハビリを提供いたします。
リハビリ専門職員による専門的な個別リハビリを行う事により、ショートステイショートブログ2ご利用中に少しでも身体機能の維持・向上が図れるように努めてまいります。
集団レクリエーションや機能訓練も今まで以上に充実させていきますのでどうぞご期待下さい。
※写真①:ケアセンター ショートステイ専従理学療法士 鈴本益史
写真②:歩行器での歩行訓練の様子

ケアセンター ショートステイ I

梅雨の時期の食中毒にご注意を

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

気持ちの良い5月も終わりを迎え、いよいよ梅雨の時期がやってきます。じめじめとした日が続くこのシーズンは食中毒菌の繁殖が活発になる時期です。
そもそも「食中毒」には大きく分けて下記の3つがあります
◎細菌性食中毒(カンピロバクター、黄色ブドウ菌、サルモネラなど):食中毒菌が食品の中に混入したことによって起こる
◎ウイルス性食中毒菌(ノロウイルスなど):ウイルスが蓄積している食品を飲食したり、人の手を介したりすることで起こる
◎自然毒食中毒:フグや毒キノコなどの動物性、植物性の毒によって起こる

ノロウイルスをはじめとする「ウイルス性食中毒」が冬のシーズンに増えるのに対し、ちょうど6月頃から増えてくるのが「細菌性食中毒」です。
細菌にとって、梅雨は水分が豊富で気温が高く、活動には絶好のチャンスなのです。
さらに食品の有機物汚れ、調理器具に付いた食品汚れがあれば、それを栄養にどんどん増殖していきます。

食中毒食中毒を予防するためには
◎料理に使う食材は低温で保管する
◎食品の中心部までしっかりと加熱する
◎まな板、包丁、ふきんなどは熱湯や漂白剤で殺菌する
◎食べ物と調理器具、容器を分けて作業・保存を行う
◎調理後の料理は早めに食べる、または低温で保管する

食中毒は重症化すると死に至るケースもあるので、おかしいと思ったら早めに医療機関を受診しましょう!!

臨床検査部 A.N

野球部練習試合実施報告

カテゴリー: お知らせ | 投稿日: | 投稿者:

野球部集合平成27年5月19日、19時~ 倉敷JC野球部と倉敷平成病院野球部が練習試合を倉敷市営球場(補助グランド)にて開催し、5対2(7回)で当院が勝利しました。
初回には、高尾理事長と板谷事務次長の黄金バッテリーが無失点に押さえ、そのよい雰囲気で最終回まで試合をはこぶことができました。
雨天で予定試合が3回順延になっていた当チームとしては、明後日、 理事長 23日(土)に予定されている試合に向けての好材料となりました。
次回の倉敷平成病院野球部の試合予定は
5月23日(土)午前6時~7時30分 山陽ハイツ野球場にて 日本ケミカル機器さんとなっています。応援お待ちしています。
倉敷平成病院 野球部主将 K

成年後見人制度について

朝晩の冷え込みと日中の暑さで疲れもたまりやすい時期ですが、どのようにお過ごしですか?沖縄では、もう梅雨入りしたというニュースもしており、少しずつ夏が近づいてきており、体調管理に注意が必要ですね。
今回は、今までにもどこかで聞かれたことがあるかもしれませんが、成年後見制度という制度について簡単に説明していきたいと思います。
成年後見制度とは、認知症、知的障害、精神障害などによって、物事を判断する能力が十分ではない方について、本人の権利を保護し、本人の財産管理や契約等を支援する制度です。また、家庭裁判所によって選ばれた後見人が、本人の利益を考えながら、本人を代理して契約などの法律行為をしたり、本人が自分で法律行為をするときに同意を与えたり、本人が同意を得ないでした不利益な法律行為を後から取り消ししたりすることによって、本人の権利を保護します。
高齢化も進み、高齢者世帯や一人暮らしも増え、今後の契約などで不安を抱かれる方も多いと思いますので、こういう制度もあるのだなと感じていただけたら幸いです。詳しいことに関しては、家庭裁判所のホームページなどにも載っていますのでご参考していただけたらと思います。また、各市町村の地域包括支援センター(倉敷市は、高齢者支援センター)でもご相談いただけますので、利用していただけたらと思います。
相談室 510
家庭裁判所 成年後見制度のパンフレット
http://www.courts.go.jp/vcms_lf/20141107koukenpanf.pdf
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力を合わせて乗り越えること

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

5月の中旬になりますが、日差しが強い日が多くなって参りました。いかがお過ごしでしょうか。20150519
当院では、新入職員の顔ぶれも見慣れてきました。私は今年で2年目を迎えます。昨年のこの時期は、
慣れない通常業務と歓迎会の準備が重なり、毎日疲れ切って帰宅し、翌日また出勤するような日々で大変でした。
しかし、忙しい時期を乗り越えてみると、共に頑張った同期の職員達と強く結び合うことができ、
達成感を分かち合ったのを覚えています。今年の新入職員達も今を頑張って乗り越え、私たちと
同じようなことを感じてもらいたいと思っています。そのために、2年目である私たちは、新入職員達の
気持ちが一番わかると思うので、苦しいときには優しく声をかけられる存在になろうと思っています。
これから1年間は新入職員達が勉強会準備や研修などで忙しくなりますが、同期の職員達と
力を合わせてほしいと思っています。

リハビリテーション部 S・A

5月31日は『世界禁煙デー』

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

kinen_iraira皆さんは「世界禁煙デー」をご存じですか?これはWHO(世界保健機関)が制定した禁煙を推進するための記念日です。今年のスローガンは『受動喫煙防止を!-タバコ製品の不正貿易を止めよう-(Stop illicit trade of tobacco products)』です。この日にちなんで、日本各地で様々なイベントなど取り組みが行われています。
倉敷平成病院は全敷地内禁煙となっており、禁煙外来も行っています。そして、生活習慣病センターでは6月1日から1か月間禁煙推進月間として、生活習慣病センターかかりつけの方に禁煙をおすすめすることにしています。今回は季刊紙“ニュースレター”でも禁煙を取り上げた内容を掲載しています。タバコを止められないのは自分の意志が弱いからと思っている方も多いと思いますが、意志が弱いからではなく、ニコチン依存症のためであることを理解していただき、禁煙外来による禁煙補助剤の治療をぜひおすすめします。

糖尿病療養指導士 K

たくさんの出会いの中で

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

相談員ケアマネジャーの仕事に携わるようになり、たくさんのご利用の方やご家族の方との出会いがありました。その中で感動した、あるご夫婦の話をさせて頂きます。
軽い認知症があるAさん(男性)は、趣味の畑仕事や庭いじりをしながらデイケアに通われ、3世代同居で仲良く暮らされていました。ある日、風邪症状で病院受診をしたAさん家族に、Aさんが末期癌であることが告げられました。Aさんには告知せず、Aさんが希望していた在宅での生活が出来るよう、往診や訪問看護・介護保険でのサービス等を利用し、Aさんが手入れをした自慢の庭が見える部屋のベッドで、お孫さんが遊ぶ姿を見ながら家族に囲まれ笑顔で過ごされ、最後の数日のみ病院に入院し息を引き取られました。 Aさんの他界後、奥さんが涙を流しながら私に話して下さったお話です。Aさんがデイケアに通っていた時、理事長講話(現在の代表講話)の中でAさんが壇上で、昔ご夫婦で行った国内外の旅行の話をするという企画がありました。家族で見学に行っていた奥さんの前で、理事長(現 高尾代表)からの質問に嬉しそうに答えられていたAさん。理事長の「Aさんが今までで一番嬉しかったことは何ですか?」との質問に、少し考えた後、「妻と出会えたことです」と笑顔で答えられたそうです。
 「その時の事を思い出すと、嬉しくて嬉しくて…。今は寂しくて仕方ないけど、頑張ろうと元気が出るんです」と奥さん。今思い出しても涙が出てしまう感動を頂きました。
介護保険でのサービス等を利用して、より良い生活が送れるよう、15名のケアマネジャーで相談、提案等をさせて頂きますので、介護でお悩みの方はお気軽にご相談下さい。
相談受付:8時30分~17時15分(年末年始休業)

ケアプラン室 ケアマネジャー E.Z