高齢者および認知症の方の熱中症対策

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

高齢者は体内の水分量が多少喪失しても、その影響が大きく、脱水症や熱中症につながります。体内の水分が足りなくなると、高温で体温が上昇した身体を冷やすための汗が出なくなり、さらに体温が上昇し、脳細胞が障害され死に至ることもあります。特に認知症の方は季節の感覚も低下することもあり、夏の暑い時間帯にもセーターを着ようとしたり、クーラーをつけずに過ごす方もおられます。
水分摂取と室内温度調節は本人任せにしないこともポイントです。

また、水分摂取でお勧めの一つをご紹介します。

「レモンバーム」というハーブをご存じでしょうか。このレモンバームで作った、ハーブ水を摂取することもお勧めです。レモンバームは認知症の原因となる、アミロイドβを取り除く効果があるとされているロスマリン酸多く含まれています。

今年は例年に比べて猛暑でもありますので、夏は爽やかなレモンバームの香りを楽しみながら、熱中症対策の一つとして取り入れてみてください。

認知症疾患医療センター 秘書課 U

※参考記事
金沢大学 ロスマリン酸含有レモンバーム抽出物の 認知機能低下抑制効果を報告

PDFはこちら