アート鑑賞

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

増改築工事が進み、新救急棟が完成して4階の脳ドックセンターも9月から診察室が増え、トイレも新しくなりました。
新しい診察室は検査や指導などに活用していきます。
トイレは以前、男女1つずつの為、ご不便をおかけしていましたが広々とした素敵な空間になりました。

トイレの突き当たりには照明に浮かび上がる薔薇の花のガラス絵が印象的です。工事前まで正面玄関にありましたが、このたび脳ドックセンターに移設しました。この絵は脳ドックセンター待合のドーム天井の絵を手掛けられた作野旦平氏の作品です。

この天井のフレスコ画は平成5年の脳ドックセンター開設時にドーム部分に足場が組まれている状態で天井に砂漆喰を塗りつけ生乾きの状態で絵具が付きやすいうちに描くという技法で作成されました。
通常でも足場が悪い不安定な場所での作業ですが、作野旦平氏は脳卒中の後遺症で左半身麻痺というハンディを背負いながらの作品作りで、さぞ大変な作業だったと思います。

「療養中の皆さん、リハビリを一緒に頑張りましょう」という思いが込められています。
神話をモチーフにした四季の壁画とガラスの光に浮かぶ薔薇、どちらも素敵な作品ですので、ぜひ健診を受診される際にアート鑑賞をしてみてください。

脳ドックセンター M.T