気がつけば3月も終わりに近づき、新しい年度が始まろうとしています。
新年度には新たな仲間も迎えることとなります。
新入職のソーシャルワーカーは毎年法人内の施設や他部署で研修を行い、法人内の施設やサービスについて知る機会を設けています。
全仁会には「救急から在宅まで、何時いかなるときでも対応します」という理念があり、その各ステージで求められるソーシャルワークも多岐にわたるため、どんな部署があり、どんな患者さん・入所者さん・利用者さんに対応しているのかを知ることを目的としています。
ソーシャルワーカーが行う相談援助や多くの調整には、社会資源の知識が不可欠になります。今後業務を行っていく中で、見て学んだものを相談者の方に説明できるようになってもらえるよう10年以上前からこのような研修が行われています。
私自身も入職時に研修があり、ドキドキワクワクしながら研修に参加したことを今でも覚えています。その後も相談者の方に施設やサービスの説明をする際に、研修で見聞きしたことをイメージしながら話を行えたこと、またソーシャルワーカーの業務の多くが多職種との連携も大切となるため法人内の各部門との顔つなぎという意味もあったのだと業務を行う中で感じました。
新人だった頃から月日はたちましたが、あの頃の気持ちは大切に、知識や多職種との連携を円滑に行いながら相談者の方によりよい支援が提供できればと思います。
地域医療連携センター T
イラスト:イラストAC