日別アーカイブ: 2025年3月19日(水曜日)

ぜっとくんが第38回瀬戸内倉敷ツーデーマーチ初日のスタートを応援しました

カテゴリー: 事務部, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

3月8日(土)9日(日)の2日間、第38回瀬戸内倉敷ツーデーマーチが開催され、第1日目のスタートをぜっとくんが応援しました。

「瀬戸内倉敷ツーデーマーチ」は、雄大な瀬戸大橋が架かる瀬戸内海に面し、温暖な気候と歴史が織り成す文化観光都市である倉敷市と、歴史と自然が調和した吉備路を舞台に、自然に親しみながら、体力づくり、健康づくり、そして心と心のふれあいを図る歩く祭典です。
地元倉敷を盛り上げたいと倉敷平成病院では毎年ゼッケン等でサポートしています。

今年は2019年に開催された第32回以来、6年ぶりに当院マスコットキャラクターの「ぜっとくん」も応援に駆け付けました。
ぜっとくんは20キロ、10キロ、5キロ(8時50分、9時50分、10時50分)の出発式にスパーキー(瀬戸内海放送)やタックス隊長(倉敷市)と共に参加し、名前を呼んでご紹介いただいたきました。
皆さんと一緒に準備運動をした後、20キロコース1,109名、10キロコース1,395名、5キロコース923名、合計3,427名の方々をお見送りし、完歩を応援しました。

「ぜっとくん可愛い~!」「病院にこんなキャラクターがいるんだね」などと皆さまからお声掛けいただき、一緒に写真を撮ったり、ハイタッチしたり、地域の方々と親交を深めることができた一日でした。

秘書・広報部

 

GI値について

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

GI値(グリセミック・インデックス)という言葉を聞いたことがありますか?最近ではスーパーの食品売り場で“低GI“という表示をみかけたことがあるのではないでしょうか。
GI値は食品ごとの血糖値の上昇度合いを間接的に表現する数値で、ブドウ糖の糖質の吸収度合いを基準値の100として、70以上の食品を高GI食品、56〜69を中GI食品、55以下を低GI食品と定義しています。GI値が低いほど食後の血糖値の上がり方は緩やかで、GI値が高いほど食後の血糖値は急上昇します。
カロリーが高いほどGI値も高いイメージを持つかもしれませんが、そうとは限りません。同じ糖質を含む食品でも、種類により体に吸収される速度や比率が異なります。例えば玄米と精白米でも大きな差があり、玄米のGI値は55なのに対して精白米は88です。高カカオチョコ(カカオ72%)は29なのに対しミルクチョコは91です。

低GI食品は食後の血糖値の上昇が穏やかで、太りにくいといわれています。糖尿病の方でなくても、食後に血糖値が上がるのは身体の正常なメカニズムですが、血糖値を急上昇させやすい高GI食品ばかり食べると、インスリンが過剰に分泌されます。
インスリンは血糖値を下げる唯一のホルモンですが、血液中の糖分を脂肪に変えて体に溜め込む働きも持っています。そのためインスリンが過剰に分泌されると、肥満に繋がる可能性があります。低GI食品であればインスリンの分泌が穏やかになり太りにくいと考えられています。
低GI食品の中でも、おすすめなのが大豆製品です。大豆製品は低GI食品であるだけでなく、大豆に含まれるたんぱく質や食物繊維といった栄養成分が、糖質の吸収を穏やかにする働きをもっていることが分かっています。ミネラル、脂質、ビタミンなどの栄養も豊富で、腹持ちもよいという特徴もあります。

GI値の意味が分かると、早速「血糖値を上げる高GI食品を減らしていこう」と高GIの“炭水化物”を減らしたくなると思いますが、糖質は体にとって必要不可欠なエネルギー源でもあります。摂り過ぎは禁物ですが、不足すると疲れやすくなったり、筋肉量が減って太りやすくなったりしてしまいます。そのため、炭水化物だけではなく、たんぱく質や野菜など色々な食材をバランスよく組み合わせた食事が重要になってきます。低GI食品を上手く活用し健康な食生活を送ってくださいね。

糖尿病療養指導士 管理栄養士 MS

※イラスト:イラストAC