日別アーカイブ: 2024年7月1日(月曜日)

倉敷平成病院 スポーツリハビリテーションセンター 開設

この度、2024年7月1日付で、倉敷平成病院 スポーツリハビリテーションセンターを開設いたしました。

ごあいさつ

当院の「スポーツ外来」はおかげさまで20年近くが経ち、多くのスポーツ選手や患者さんにご来院いただいております。 一方で、ご予約が取りにくい状況等が続いており私としましても大変心苦しく申し訳なく感じておりました。 そこで、当院スポーツ外来は「継承と進化」をテーマに、「スポーツリハビリテーションセンター」を設立することとなりました。スポーツに特化したリハビリテーションを今以上にご提供できるよう取り組んで参ります。

スポーツリハビリテーションセンター
                                  センター長 平川宏之      

日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定スポーツ医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター

「継承と進化」

 継承
・手術前後の継続したリハビリテーションにより、競技復帰をサポート
・早期競技復帰を目標にスポーツ医と連携したリハビリテーションを提供

 進化
・競技復帰後のパフォーマンス向上、ケガの予防に対する積極的・継続的サポート
・婦人科医、公認スポーツファーマシスト、管理栄養士 等多職種と連携し、女性アスリート特有
の問題やドーピングについて対応
・スポーツ団体やチームへの障害予防を中心とした検診事業、研修の実施 等

◆リハビリテーションについて◆
〇時間:月~金  17時~ ※予約制 (保険診療)
※担当スタッフとご相談のうえ、ご予約をお取り下さい。
※リハビリテーションの実施については、医師の診察が必要です。
スポーツ外来(平川宏之医師)の診察は、水曜 午後です。

〇場所:倉敷平成病院 リハビリテーションセンター内

〇ご予約・お問合せ:086-427-1111 「リハビリセンター」へとお伝えください。
(予約受付  月~金/8:30~17:00 土/8:30~12:00 )

 

240701スポーツリハビリテーションセンター

 

広報課

むせる理由と対処法について

皆さんは食事をしていてむせたことはありませんか?

「麺類をすすった時」「酢の物を吸い込んだ時」「おしゃべりをしながら食事をしていた時」などでむせることが多いです。時折むせることは誰しもあると思います。しかし、この頻度が増えてくると不安になりますよね。今回は咽せる理由とその対処法について説明します。

〇なぜむせるのか?
私達が口から摂取した食物や水分は口・のど・食道を通って胃に入ります。間違ってのどから気管に入ってしまうとそれを出そうとするためにむせが起こります。咽せ自体は体を守るための反射であるため異常な反応でありません。しかし、むせが長時間続く場合や明らかに激しくむせる場合は注意が必要です。
気管に入った食物が肺に到達し細菌感染を起こすと誤嚥性肺炎を発症します。もし、食事後に発熱、咳、濃い色の痰が出る等の症状がある場合は早めの医師の診察をお勧めします。

〇むせたらどうする?
ではどう対処するのか?まずはしっかりむせきるようにしましょう。外出時などは周りが気になると思いますがしっかりと咽せきった方が誤嚥予防のためには良いです。むせないようにする工夫として「一口量を少なくする」「ゆっくり食べる」「やわらかい食べ物を食べる」「むせやすい食べ物を避ける」「水分に市販のとろみ剤を使用してとろみをつける」などがあります。

既に飲み物にとろみを付けて調整されている方は、飲み物以外の水分にもとろみを付ける必要があるかもしれません。例えば、汁物でもむせるようであればとろみを調整してみるのも良いと思います。これから暑い季節になるとみずみずしい夏野菜がおいしいですよね。この「みずみずしい」夏野菜ももちろん水分が多く含まれているので、水分でむせる方は注意が必要です。かぶりつきたいと思いますが「小さく刻んで直接とろみ剤を使用する」「あんかけと混ぜる」等調整をするようにしましょう。

いかがだったでしょうか?正しい知識を持って誤嚥を予防し、暑い夏を乗り越えましょう!

訪問看護 Y・H

※誤嚥性肺炎について「e-ヘルスネット」(厚生労働省) 参照

※イラスト:イラストACより