日別アーカイブ: 2021年9月10日(金曜日)

しっかり食事を摂って残暑を乗り切りましょう!

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは!9月になっても暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
暑さで食欲がなく、夏バテ気味になっていませんか?今回は夏バテ解消についてお話します。

まず夏バテとは、身体がだるい、食欲がない、疲れやすい、寝不足などといった夏の暑さによる体調不良の総称です。私たちの身体は、暑さを感じると自律神経の働きによって汗をかいて熱を放散し、体温を一定に保っています。
しかし、真夏の室内外の温度差を繰り返し感じることによって自律神経の働きが乱れてしまいま
す。自律神経の不調は体内の様々な機能に影響を及ぼすため、胃腸の疲れや食欲不振、倦怠感など、いわゆる夏バテの症状が出てきます。発汗による水分やミネラル不足、寝苦しさによる睡眠不足も夏バテの原因になると考えられます。

また、高温多湿の時期は体力の消耗が激しく、胃腸の働きも衰えやすくなります。暑いからと言ってあっさりと素麺だけで済ませてしまうと、栄養バランスが偏ってしまいます。
食事は1日の活動力のもとになるので、スタミナをつける食事作りにはご飯やパンといった主食に加えて、肉や魚といったたんぱく質、卵、大豆製品などを毎食1~2品取り入れてみることをおすすめします。また、夏場は疲労回復に作用するビタミンB群の消耗が多くなるので、肉類や豆類、落花生、きのこ類、ニラなどの摂取を意識してみてください。加えて、ビタミンBと相乗効果のあるビタミンCを多く含む、パプリカやブロッコリー、カボチャといった野菜を摂取することもおすすめです。

暑い日にはついついアイスクリームや清涼飲料水に手が伸びてしまいますが、砂糖が多く含まれる食品は胃液の分泌を抑え食欲不振に繋がる可能性もあるため、間食や食事の前に多く取り過ぎないよう注意が必要です。暑さでどうしても食が進まないという方は、調理時に食欲増進させるコツがあります。
以下に記載しているので参考にしてみてください。

酸味をきかせる:さっぱりして食欲が増します。酢の物、レモンのしぼり汁などを活用してみてください。
だしをきかせる:だしの素といった調味料ではなく、鰹節や煮干し、昆布などを使用し、スープや味噌汁を作ってみてください。
香辛料や香味野菜を利用する:香辛料や香味野菜には胃液の分泌を促し、食欲を増進させる働きがあります。こしょうやにんにく、カレー粉、しょうが、しその葉などを薬味として使用することもおすすめです。
少し塩辛くするのもよい:梅干し、漬物なども食欲が出ます。ただし、高血圧の方は摂取量に注意が必要です。
料理の温度を工夫する:ときには熱々のものや冷たい物など、料理の温度変化をつけると食べやすくなります。

バランスの良い食事を心掛け、残暑を乗り切っていきましょう!

介護福祉士 S

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院 通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当:大段(おおだん))
※営業時間:9:00~17:00