日別アーカイブ: 2019年4月8日(月曜日)

栄養科通信vol.140「似ているようで全然違う牛肉の種類」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

よくスーパーの精肉売り場で目にする「国産牛」や「和牛」の表記。みなさんは違いをご存知ですか?

 

まず「国産牛」とは、日本での飼養期間が最も長い牛すべてを指します。生まれが海外であったとしても、日本での飼養期間が最も長ければ「国産牛」と表示する事が出来ます。

国産牛の中には、和牛、乳用種、外国種の他、この3種を掛け合わせた交雑種も含まれます。現在国産牛の55%以上が乳用種との交雑種です。

 

次に和牛とは、国産牛の一種であり、国内で出生し国内で飼育された牛に限られ、「黒毛和種」「褐毛和種」「日本単角種」「無角和種」の4種が和牛と呼ばれます。また上記4種間の交雑種、交雑種に4種いずれかを掛け合わせて生産されている牛も和牛になります。現在全国の和牛飼育頭数の約98%が黒毛和種です。

 

国産牛、和牛以外にも、米国産や豪産の「外国産牛(輸入牛)」も多く流通するようになってきました。

 

牛肉は、品種、部位、育て方によって味、見た目が大きく変わると言われています。

国産牛の中の特に和牛は、きめ細かなサシが入っていて口の中に入れるととろけるのが特徴です。比べて、外国産牛はサシが少なく、赤身そのものの味が強くなります。

 

それぞれの牛肉の特徴を知り、料理やシーン別で使い分けてみてはいかがでしょうか。

 

 

栄養科 H.S