日別アーカイブ: 2017年7月7日(金曜日)

脱水の見分け方

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

気温が上がり夏到来ですが、みなさま体調はどうでしょうか?
身体がだるいな、気分が乗らないな、集中できないな・・・などなどいろいろな症状が起きてきてはないでしょうか?

前回、脱水対策についてご紹介させてもらいましたが、今回は脱水になる前の見分け方についてお話させていただこうと思います。

夏の脱水症状サインとして、ポイントは4つ!

  • 首筋などがべたべたしてないか?
    ・・・夏の蒸し暑い日など、なんとなく皮膚がべたべたした感じはないですか?このような状態の時は、汗はかいていないように見えて、実際は知らない間に水分が失われていっています。
  • いつもと比べて元気はある?ない?
    ・・・なんとなく元気がない、食欲が減退していると感じられる時はないですか?そう感じ始めたら、すでに身体の水分が不足している可能性があります。
  • めまいや立ちくらみ、歩く時のふらつきはないか?
    ・・・症状を起こしています。嫌な汗をかき、なかなか汗が止まらなくなる時がないですか?立ち上がる時にふらついたり、歩く時にいつもよりふらふらしたりしてませんか?ほっておくと症状が進行してしまいます。
  • 足がつったり頭痛が現れてないか?
    ・・・症状が進行しています。自覚できる症状として、身体のさまざまな場所にこむら返りや、顔が熱っぽくなるなどの状態が起こります。

さらに、以下の「脱水症の早期診断方法」もチェックしてみて下さい!
項目のうち2つ以上当てはまる場合は脱水症状を疑います。

・爪を押した後、色が白色からピンク色に戻るまで3秒以上かかる
・手の甲をつまみあげたあとが戻らず「富士山」ができる
・口の中が乾燥している
・舌が白いものに覆われている
・舌の赤身が強い
・舌の表面に亀裂がある
・皮膚に張りがない
・手足が冷たくなっている
・血圧が低い
・体重が減っている
・脈拍が速い
・微熱が続いている

日頃、元気に働いている方や子供、高齢者など、今の時期はいつ・誰が脱水になるかはわかりません。脱水に関しての情報を少しでも知っておき早めに対処することで、自分はもちろんご家族など大事な方の身体を守ることができます。

元気で楽しい夏を過ごせるよう頑張っていきましょう!!

 

通所リハビリ OT Y.N

倫理事例検討会開催報告

カテゴリー: 事務部, 勉強会 | 投稿日: | 投稿者:

 7月5日、未明から降り続いた雨も午後からは晴れ間が広がり青空のもと稲葉一人先生(中京大学法科大学院教授・弁護士(日本臨床倫理学会理事)をお迎えすることが出来、倉敷平成病院倫理委員会主催の倫理事例検討会を開催しました。
今回取り上げたのは「DNAR指示が共有されなかった事例」と「退院において、患者本人と家族との意向が異なった場合の支援」です。
DNARとは心肺蘇生を行わないこと(DNAR :Do Not Attempt Resuscitation )の略で、どちらも一般的にもよくある事例です。一般的な事例だからと言って、答えが決まっている訳ではなく、抱える問題については個人の解釈や考え方が色々ありそれこそ人それぞれの対応となります。
判断に迷う時や、自分の判断が誤っていたのではないかと不安な気持ちになってしまう時、もやもやしてしまう時、そうした時に指針があれば、スムーズに対応できます。
倫理指針は働く上でとても重要なもので、当院では現在策定中です。
 倫理事例検討会は、職種役職年齢の垣根を越えて皆で様々な意見を話し合うことが出来る機会となっています。医療・福祉の現場では、倫理は欠かせない問題です。一つ一つの事例を自分事として考え受け止めていくことが大切と考えて取り組んでいます。

倫理委員会(総務部)M