寒暖差アレルギー

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

暑い日々が続いていますが皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

今回のブログは、寒暖差アレルギーの30代女性患者さんについて紹介します。
10年前から寒暖差に弱く鼻炎でくしゃみが止まらず、1年のなかで夏に1番症状がひどくくしゃみが止まらないと来院されました。この時期には毎日薬を飲んでの生活でした。話を聞いていくと、昔から胃腸が弱く、食欲がない、胃もたれ、便秘の症状もありました。

東洋医学では、気力が充実していると外からの刺激に対しても影響なく生活することができますが、気力が下がった状態だと外からの刺激に敏感になってしまいます。夏はエアコンによって室内と外でかなりの温度差があります。この方の場合、先天的に胃腸の弱さがあり十分に気力を生成できず、外からの刺激に敏感になっていると考えました。
気力を生成する臓器は脾、胃が重要になっていきます。

そこで、内関(ないかん)、公孫(こうそん)、手三里(てさんり)、足三里(あしさんり)、中脘(ちゅうかん)など主に脾、胃の機能を高めるツボを使って施術しました。

2、3回目の治療後から薬を飲む回数が減ったと喜ばれていました。
その後も、2、3週間に1度の治療で寒暖差によって体調を崩すことなく、去年から1年間鍼灸治療を続けることによって今年の夏は薬を飲むことなく日常生活を送ることが出来ています。慢性的な便秘の症状も軽減し継続的に鍼灸をすることによって慢性的な不調も改善することができます。

まだまだ暑い日が続きますが、身体の不調やだるさお困りことがあればご相談ください。

執筆者:TM

画像:写真AC