最近、“フレイル”と言う言葉をよく耳にするようになりました。
“フレイル”とは「(年齢に伴って)筋力や心身の活力が低下した状態」のことです。高齢者の多くは、“フレイル”の段階を経て要介護状態になると言われています。加齢に伴う機能低下による「要介護の予備軍」状態といえます。
“フレイル”は病気が原因で起こることもありますが、機能障害が重なったり、単なる老化現象でも起こります。
放置すると転倒、要介護、死亡などにつながりますが、運動や栄養などによって健康状態に戻ることができるということが重要な点です。
“フレイル”の原因の中でも特に重要なのが「サルコペニア(筋肉量の減少に加えて筋力の低下や身体能力の低下がある状態)」と「低栄養」です。
糖尿病患者さんはサルコペニアや“フレイル”になりやすく、身体能力が低下して転倒しやすいことが分かっています。高血糖でも、逆に重症の低血糖があっても“フレイル”になりやすいと言われています。“フレイル”を防ぐためには適切な血糖コントロールが大切です。
□体重減少 6ヶ月で2~3㎏以上減っている
□筋力低下 握力:男性<26㎏、女性<18㎏
□疲労感 (ここ2週間)訳もなく疲れたような感じがする
□歩行速度 通常歩行速度<1.0m/秒 *横断歩道を青信号の間に渡るのが難しくなった
□身体活動 ①軽い体操をしていますか?
②定期的な運動・スポーツをしていますか?
上記の2つのいずれも「週に1回もしていない」
この中で3つ以上該当したら“フレイル“ 1~2つ該当したら”プレフレイル”です。
糖尿病療養指導士 看護師 I






2月1日(土)倉敷生活習慣病センターにおいて「第106回糖尿病料理教室」を開催しました。
【デザートタイム】
インスリンやGLP-1受容体作動薬、骨粗鬆症治療薬などの自己注射や自己血糖測定をされている患者さんも多いかと思いますが、使用済の注射針は適切に廃棄できているでしょうか?

先日、第18回倉敷チーム医療研究会に参加してきました。倉敷チーム医療研究会は、糖尿病をはじめとする生活習慣病の患者教育や治療に関わるスタッフを対象とした研修会です。今回の研究会のメインテーマは『うつ病と糖尿病』でした。研究会で学んだことについて簡単に報告させていただきます。