カテゴリー別アーカイブ: 予防リハビリテーション

転倒予防〜2017年は運動習慣をつけましょう!!〜

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2017年を迎え、予防リハビリは昨年にも増して、元気に営業をしています。さて、今回のブログは「転倒予防〜2017年は運動習慣をつけましょう!!〜」と題してお話しします。
転倒に関する危険因子の第一位は、「筋力の低下」とされています。そのため、転倒を予防するためには、まず筋力の低下を防ぐこと、もしくは筋力の向上を図ることが必要です。ここで皆さんに質問です。皆さんは運動習慣がありますか?
実際に筋力をつけようと思うと、運動をしなければなりません。加齢に伴い、筋力は低下していきますが、もともと運動習慣のない人(運動をしていない人)ほど、筋量・筋力は低下しやすくなります。先ほどの質問で、「運動習慣はない」「運動が苦手」と思った方は、まずは毎日続けられる簡単な運動を探してみましょう。運動は何もダンベルを使用したトレーニングやマシンを使用したものでなくても構いません。毎日続けられる簡単な運動としてオススメなのは、私たちが毎日行っている運動、、、そう!歩くことです。これを有効活用しましょう。walking_group_cap
日々の生活を運動として捉え、まずは万歩計を使用して自分が一日何歩ぐらい歩いているかを知りましょう。そしてそれを記録していきましょう。65歳以上の一日目標歩数は男性で7000歩、女性で6000歩とされています。実際にこれを目標とするにはつらい方も多くおられると思います。ですから、まずは自身の運動量(一日の歩数)を知り、少しずつ歩数を増やす、もしくは減らさないことを心がけてみてください。皆さんの運動習慣定着のきっかけになれば幸いです。

倉敷平成病院通所リハビリ 理学療法士 白神侑祐

参考文献・ホームページ:日本転倒予防学会ホームページ 、厚生労働省ホームページ 健康日本21(第2次)目標項目一覧

冬の運動のすすめ

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こんにちは!先週からだんだん冬らしくなってきましたね。暖かい日があったかと思えば、急に冷20161205え込みだして、みなさん体調は崩されていないでしょうか。
さて、話は変わりますが、みなさんは先月開催されたおかやまマラソンはご覧になりましたか?平成病院のスタッフや、私の友人も何名か出場されていて、とても盛り上がったと聞きました。「食欲の秋」に少し食べ過ぎていたことや、そのようなマラソンのお話を聞く機会が重なって、この時期は家に閉じこもって運動不足になりがちな私も、今年は少し身体を動かしてみようかなと思い始めています。
そこで、冬場の運動について調べてみると、少し意外な発見がありました。なんと、健康維持のための運動や、ダイエットの効果は夏より冬の方が出しやすいそうです!その理由には、人が生命活動を維持するために必要なエネルギー(=基礎代謝)が、気温の低い冬の方が高くなりやすいことがあるとされています。冬の方が太りやすいと思っていましたが、寒さを理由に、ひきこもって食べては寝て、を繰り返しているからなのでしょうか…反省です。というわけで、ますます運動への意欲も高まってきたのですが、実際に運動する前に気をつけなくてはならないポイントもあるそうです。それが以下の2つです。

ポイント① 運動前のウォーミングアップ
部屋の中など暖かい場所から急に寒い場所へ出ると、身体中の血管が収縮し、血圧が上がりやすくなります。そうすると、脳や、心臓の血管への負担が増大し、脳卒中や心筋梗塞を発症するリスクが高まってしまうのだそうです。そのため、まずは暖房やヒーターを切って、身体を寒さに慣らし、ストレッチや腕振り、足踏みなど、ウォーミングアップをしてから外に出ることが大切です。

ポイント② ストレッチを忘れずに
ストレッチをすることで、寒さでこわばった筋肉や関節周囲の組織を軟らかくすることができます。冬場は捻挫や肉離れなどの怪我が起こりやすいといわれていますが、運動前にストレッチをすることで、これらの予防につながります。

私が勤務させてもらっている、倉敷平成病院通所リハビリでも必ず上記の2つのポイントを守って、みなさん寒さに負けず運動に取り組んでくださっています。秋に食べ過ぎてしまった方、これから年末にかけて飲み会や外食の機会が増える方はもちろん、健康維持のために運動をしたい方、畑仕事や大掃除などで屋外での労働が増える方、冬場の運動のポイントをおさえて、この冬を元気にのり越えましょう!

倉敷平成病院通所リハビリ 理学療法士 H・H

予防リハビリのご利用について~一人ひとりの身体にあったプログラムをみつけましょう~

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現在、予防リハビリでは要支援認定を受けられている方を対象としています。トレーニング内容としては、運動、栄養、口腔を三本柱に個別に介入するものや、集団で行う、エアロビ(有酸素運動)やスクエアステップエクササイズ(転倒、物忘れ予防)、ロコトレ等目的別に分かれたプログラムの提供を行っております。
利用形態も様々有り、1時間リハビリだけして帰られる方や、午前のみ、午後のみの2~3時間のご利用、9時~15時くらいの1日のご利用など、その方の希望に合わせてご利用していただくことができます。また、無料の送迎バスも出ております。送迎範囲は倉敷(連島、玉島、児島地区を含め)、総社、早島、笠岡市、玉野市、浅口市 里庄町、矢掛町となっております。看板車以外にも軽四自動車での送迎も行っています。
20161107
今年7月~エアロビもversion UP しております!(上 写真 エアロビ風景)
見学は随時受入中です。いつでもお気軽にご連絡ください。

倉敷在宅総合ケアセンター 予防リハビリ 086-427-1128
相談担当 大島

予防リハビリに興味のある方はお気軽にお問合せ下さい!

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みなさんこんにちは。涼しい季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?今日は、倉敷平成病院 予防リハビリをどんな方が利用しているのかを紹介したいと思います。
予防リハビリは、介護保険で要支援1、2の認定を受けた方が利用されています。
・病気の後遺症で身体に麻痺があり、歩行が不安定になっている
・骨折をして腰や肩に痛みがあり、家事が困っている
・足腰が弱ってきていて、転倒しそうで不安
・最近、物忘れが気になるようになってきた
・一人暮らしで食事が偏っていて、栄養不足になっている
・食べ物や飲み物を飲み込む力が弱くなって、誤嚥のリスクが高くなっている
ここに挙げたのは一例ですが、みなさんそれぞれお体のお悩みや、ご病気を持たれながらも、「リハビリをして杖なしで歩けるようになりたい!」、「これからも元気に自宅で生活したい!」など、それぞれの目標に向かって日々リハビリに取り組まれています。

%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b01人ひとり目標が違うということは、それぞれに必要なプログラムも違います。
・座っていてもできるエアロビクス
・転倒予防や物忘れ予防に効果があるスクエアステップエクササイズ
・腰痛や膝痛など整形外科疾患に効果があるロコトレ
・全身のストレッチをして体力低下を予防するリラクゼーション
・理学療法士、作業療法士による個別トレーニング
・言語聴覚士による口腔機能訓練
この他にもさまざまなプログラムを予防リハビリでは実施しており、ご利用の方の目標が実現できるように、1人ひとりに合ったプログラムを提案しています。また、運動プログラムだけではなく、バランスの取れた食事の提供や、定期的な健康チェックなどを行い、ご利用の方の日々の生活を支援しています。

「介護保険のサービスを使ったことがないから不安・・・・・・」、「自分に合うプログラムがあるだろうか?」と思われている方、ご安心下さい。
予防リハビリでは、体験や見学をいつでも受付中です。興味を持たれた方は是非、お気軽にご連絡下さい!

予防リハビリ 相談員 M.A

夏の体力低下を取り戻そう!~秋の旬な食べ物について~

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台風12号が無事に過ぎ去り一安心です。みなさん、今年の夏は夏バテにならずに過ごすことが出来ましたか?9月に入りだんだんと涼しくなり過ごしやすくなりましたね。それでも日中はエアコンを使用している方も多くいらっしゃるかと思います。日中の外出は少し歩いただけでも汗が流れます。外がそれだけ暑いにも関わらず、室内はエアコンが完備されていて「寒いな」と感じることもあります。その外出時の暑さと帰宅時の寒さを一日に何度も繰り返すうちに体温の調整が難しくなり、やがて自律神経を乱してしまいます。この自律神経の乱れが夏バテに繋がってくるので注意が必要です。夏バテになると、食欲が減退し、これが体力低下にも繋がってしまいます。とは言っても、生活環境を変えるのはなかなか難しいですよね。
倉敷平成病院 通所リハビリテーションでは栄養相談を行っています。なので、今日はこの夏に感じた食欲低下や体力低下が回復出来るように、秋の旬の食べ物についてこのブログを見てくださっているみなさんにも紹介したいと思います!
まずは、秋の旬な食べ物の代表格と言ってもいい魚。秋刀魚(サンマ)です!!漢字にもが入るぐらいですから秋の秋刀魚は脂がたっぷりと乗っておりとても新鮮です。また、江戸時代より秋になって秋刀魚を食べると、夏バテによる体のダルさや肩こりが治るという意味で「サンマが出るとアンマが引っ込む」なんて言われていたりと、昔から栄養価・健康効果の高い魚と評されています。秋刀魚は栄養補給に最適で、体に有効な成分を多く含んでいます。特に秋刀魚のタンパク質は、牛肉やチーズより質が優れているとも言われています。また、秋刀魚には胃腸を温め、疲労を取り除いたりする効果があり、夏の暑さで疲れた体を回復させるにはぴったりの食材です!
次にサツマイモの栄養素について紹介します。サツマイモといえば秋の焼き芋が美味しいですよね。サツマイモは、熱に強いビタミンCが豊富に含まれています。また、ビタミンEは玄米の2倍、食物繊維も多く含まれています。他にも消化器系の働きを高めて、胃腸を丈夫にする効果もあり、気力のないとき、ストレスのため食欲がないときにオススメです。
次はナスについて紹介します。ナスは94%が水分で、それ以外の主な成分は、食物繊維や糖質です。ナスには、体の熱を冷ましたり、血液の流れをよくする効果があると言われています。また、ナスは油と一緒にすることで、血中コレステロールを抑制する働きが高まるので油を使って加熱調理した料理がオススメです!
みなさんもぜひ、美味しい秋の旬の食べ物をたくさん食べてみませんか。
今回は秋の味覚の代表的な3つの食材について紹介しましたが、倉敷平成病院 通所リハビリテーションではこの他にも様々な栄養相談を行っています。興味のある方は気軽に遊びに来てください♪

介護予防に関する事、通所に関する事、リハビリテーションに関する事など、お困りのことがございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
◎問い合わせ先◎
社会医療法人全仁会 倉敷平成病院 通所リハビリテーション
TEL:070-6690-2763 (相談担当:大島)
MAIL:genki2reha@heisei.or.jp

予防リハビリ 阿部

暑さとうまくつきあいたい!(夏のおすすめ運動メニューと注意点)

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図1こんにちは!毎日暑い日が続いていますが、みなさん夏バテしていませんか?毎年思ってはいるのですが、今年の夏は特に暑い気がしますね・・・。
春の過ごしやすい時期と比べて、この時期は外に出ると暑いし、日にやけるし、ついつい家にこもってしまいませんか。私も梅雨に入るまでは、外で走ったりもしていましたが、今ではすっかりクーラーの効いた部屋に引きこもってしまっています。朝の涼しい時間に実施すれば良いのでしょうが、残念ながら早起きも苦手です・・・。
そこで、今日はそんな私のような人でも取り組みやすい、室内で行えるちょっとしたトレーニングをご紹図2介したいと思います。
まず、1つめは上半身の運動です。椅子に座り、両手を胸の前で揃えます。次に、右腕を天井に向かってしっかり伸ばして(図①)降ろします。
今度は、左腕を上に伸ばして降ろします。次は、右腕を横に伸ばして(図②)戻します。最後は左腕を横に伸ばして戻します。慣れてきたら、一連の動きを3セット連続で行ってみましょう。もっと慣れてきたら、次は速度を上げてみましょう。ポイントは腕を伸ばすときは肘が曲がらないように、しっかり伸ばすことです。
では、次は、下半身の運動です。まずは両手を腰に当てて、椅子に座ります。そのまま、右脚をできるだけ遠く前に出して(図③)戻します。次は左脚を前に図3出して戻します。
今度は右脚をできるだけ遠く横に出して(図④)戻します。次は左脚を横に出して戻します。これも慣れてきたら、3セット連続で行ってみましょう。もっと慣れてきたら速度を上げてみましょう。小さい動きにならないよう、大きく動かしていきましょう。
実は、これらの運動は、私が勤務している倉敷平成病院予防リハビリでも、実施しています。三代目J Soul Brothers の「R.Y.U.S.E.I」という曲を流し、リズムをとりながら、このような動きをいくつか組み合わせていきます。
1つ1つの動作は単純ですが、1曲分動かし続けると、結構な疲労感を得ることができ、身体の耐久性アップにつながります。まずは、テンポがゆっくりの曲を選んだり、サビだけなど短い部分から始めたり、と難易度も変えることが図4できます。最終的に1曲通して動いた後の達成感は、ウォーキングやジョギングの後と同じくらい気持ちいいですよ!みなさんもお気に入りの曲に合わせて行ってみてはいかがでしょうか。
ただ、注意していただきたいのは、室内での運動だとあまく捉えずに、熱中症対策を忘れずに行ってください!
熱中症は屋外だけでなく、室内でも起こり得るとされています。今年のニュースでも既に何人もの方が熱中症で病院にかかっています。喉が渇く前の水分補給や風通しを良くして行うなど、十分に注意をはらいましょう!
みなさんも、快適な環境でしっかり身体を動かして、暑さと上手くつき合ってこの夏をのりきりましょう!

倉敷平成病院 予防リハビリ 理学療法士 服部宏香

介護予防~栄養について~

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ひまわりが日に日に背を伸ばし始める季節となってきましたね。みなさん体調はいかがでしょうか?熱中症や脱水症状にならないように注意してください。
さて、今回は低栄養についてお話したいと思います。みなさんは栄養面を考えてお食事をされているでしょうか?うどんだけ、丼物だけ、くだものだけ。という方、もしくは、バランスよく食事を食べているから大丈夫、3食食べてるから大丈夫と思っている方、要注意です!!!低栄養は、年齢、性別、疾病の有無に関わらず誰でもなり得るのです。
自分でも気づかぬうちに栄養素が不足し、低栄養状態になっているかも知れません。エネルギー(糖質・脂質)は言葉通り身体を動かすエネルギーになるため、糖質・脂質がともに不足すると命に関わる危険な状態と言えます。
また、低栄養状態になるといくつかの症状が出てきます。
① 筋肉や骨の減少を伴う体重減少
② 筋肉や骨の減少に伴う運動機能の低下
③ たんぱく質不足による皮膚の異常
④ 免疫力の低下
⑤ 体力の低下による悪循環による疾患の悪化
ひとつでも思いあたるものがあれば低栄養状態になっているかもしれません。
私たち、倉敷平成病院予防リハビリでは、要支援認定をもたれている方の対象に、栄養相談を行っています。横浜市立大学附属市民総合医療センター若林秀陸先生によると「栄養はリハビリのバイタルサイン」と言われており、栄養についての研究も多くされています。実際に栄養相談時に使用しているMNAについて説明をしたいと思います。
MNAとは、BMIを含む6つのスクーリング項目と、12のアセスメント項目があり20160704
総合評価は30点満点で17点以下は低栄養、17点~23.5点低栄養恐れあり、
23.5点以上は正常と評価することが出来ます。
短時間で現在の栄養状態が簡易的に判断でき医療・福祉の現場で多く使用されています。
深刻な状態にならないように普段からの予防と早期発見が重要となります。バランスの取れた食事を摂取することも大切ですが、あわせて適度な運動も必要となります。低栄養状態が長期続くと筋肉量の減少し運動能力や基礎代謝を低下させ食欲不振をまねきます。健康維持のために行っている運動効果を高めるにも、栄養状態を知ることはとても大切なことです。栄養バランスの取れた食事を3度摂取し元気な身体作りをしましょう。

※ネスレ日本株式会社ネスレヘルスサイエンスカンパニーより引用

倉敷平成病院通所リハビリではプログラムとは別に介護、リハスタッフによる個別トレーニングや3ヶ月毎に評価習慣を設けています。興味のある方はお気軽にご連絡ください^^

倉敷平成病院通所リハビリ    086-427-1128

倉敷平成病院通所リハビリ  介護士 Y

脳トレのご紹介

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こんにちは。倉敷在宅総合ケアセンター1階の予防リハビリです。
今回は、脳トレについてご紹介したいと思います。
脳には、
・記憶する  ・時間や場所を認識する  ・計算をする  ・言葉を話す
・道具などを使いこなす  ・物事の善し悪しを判断する  ・出来事などを理解する
などの機能があり、これを『認知機能』と言います。
これらの機能を低下させないために、脳トレを実施しています。
脳トレの目的・効果としては、
・脳を意識的に働かせることによって認知機能の低下を防ぐ。
・脳トレすることで、脳が活性化され、元気が出てくる。
脳が働くためには、たくさんのエネルギーが必要です。脳が働いている時には、たくさんの血液が脳に流れ、酸素と糖が運ばれます。たくさんの血液が流れる事で、脳の機能の低下を防ぐことが出来ます。
当予防リハビリでは、写字、音読、計算問題、間違い探し、漢字問題、ことわざ問題など、毎日バリエーションを変えながら実施しています。
予防リハまた、脳トレを実施する中で大切なことは、『ひらめき』と『コミュニケーション』と言われています。答えが分からなくても問題に挑戦する事、正解を知り、「そういうことだったのか!」というひらめきの感覚を持つことが大切と言われています。当事業所でも、ご利用の方がお互いに考えたりとコミュニケーションをとりつつ挑戦されておられます。
予防リハビリは、脳トレだけでなく、運動、栄養、休養、評価にこだわって、ご利用の方の健康をサポートしています。
随時、見学・体験を受け付けております。興味がおありの方は、いつでも予防リハビリにお問合せ下さい。

◎問い合わせ先◎
社会医療法人全仁会 倉敷平成病院 通所リハビリテーション
TEL:086-427-1111
FAX:086-427-1128(相談担当:大島栞奈)
MAIL:genki2reha@heisei.or.jp

※参考資料:Healthil、認知症ネット

予防リハビリK

メディカルチェックについて 〜「Timed Up & Go Test」ってなに??〜

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20160509桜も散り、徐々に暑さが増していることを実感する今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。皆様始めまして。私は4月より、病棟から予防リハビリに配属となった理学療法士のSです。倉敷平成病院に入職し、早6年目となりました。これまで入院・外来の患者様や訪問看護利用者様リハビリに従事してきました。通所系のリハビリは今回が初めての経験となります。当事業所は月曜日から土曜日の営業(祝日を除く)であり、1日に40人程度の方が利用されています。異動直後は業務を覚えることに加え、利用者様一人ひとりの顔と名前を一致させることに大変苦労しました。約1ヶ月が経ち、現在は業務の流れもつかめてきたところです。利用者様のニーズに合わせ、包括的な関わりができるよう、日々努力しています。
さて、今日の内容は、現在予防リハビリで行っているメディカルチェックについて説明致します。メディカルチェックは、利用者様の身体機能を簡易的かつ効率的に確認するために実施します。主にリハビリスタッフがチェックを行っており、初回利用日および3ヵ月毎の定期的なチェックをベースとし、必要に応じて適時実施しています。内容は、①握力、②片脚立ち、③5m最大歩行時間、④Timed Up & Go Test(以下、TUG)の4項目です。その中から、今回は皆様があまり聞き慣れないであろう、TUGについてご紹介します。
TUGは片脚立ちとともに、転倒リスクの把握やロコモティブシンドロームの指標としても用いられるなど、全国各地で行われているテストです。方法は、椅子に深く座り、背筋を伸ばした状態で肘かけがある椅子では肘かけに手をおいた状態、肘かけがない椅子では手を膝の上においた状態からスタートし、無理のない速度で歩き、3m先の目印で折り返し、スタート前の姿勢に戻った時点で終了とします。この一連の流れに、どれだけの時間を要するかで評価を行います。このように、TUGは立ち座りや歩行、方向転換といった複合的パフォーマンス捉えることができます。ひとつの指標として、TUGが13.5秒以上の場合、日常生活における転倒リスクが高まると考えられています。
予防リハビリでのメディカルチェックを行うことで、利用者様自身が、自分のカラダの状態を把握し、現状に気づくことができます。介護予防(転倒予防)において、その気づきが大きな一歩であると思います。予防リハビリを通じて、皆様が健やかな日々を送れるよう、理学療法士としてサポートしていきたいと思います。

参考資料:身体的虚弱(高齢者)理学療法診療ガイドライン、日本理学療法士協会
日本運動器科学会ホームページ http://www.jsmr.org/index.html

~お問い合わせ先~
社会医療法人全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション
TEL:086-427-1128   (管理者:隠明寺 悠介)

予防リハビリ 理学療法士 S

介護予防 ―あなたのためのトレーニングをみつけましょう―

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

近年、厚生労働省より介護予防の取り組みを強化する取り組みが増えてきているため、「介護予防」という言葉をよく耳にすると思います。そもそも介護予防とは何を指すのかを説明します。

「介護予防」とは、要介護状態等になることの予防または、要介護状態等の軽減若しくは悪化の防止と言われており、日々の食事を通した栄養の改善、運動機能や口腔機能の向上を目的とした体操などを通じて高齢者が要介護状態へと進まないようにすることを指します。

気付いた時からでも、介護予防に取り組むことにより健康寿命の延伸に繋がります。この健康寿命も重要であり、「健康寿命」とは日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のことを指します。現在岡山県では、健康寿命の延伸のために、第二次健康おかやま21というプロジェクトを行っており、その中でも運動や食生活など栄養面、お口の状態やこころの健康、生活習慣病などさまざまな課題への対策の必要性を取り上げています。ちなみに岡山県の健康寿命は、2014年時点では男性が78.21歳、女性が83.43歳です。全国順位で言いますと男性41位、女性29位という結果です。まだまだ「健康寿命」を引き伸ばすための「介護予防」への取り組みが必要なのではないでしょうか。

からだの機能が悪くなってから「介護予防」への取り組みを検討される方も多いかもしれません。しかし、夫や妻、家族からの支援・介護が必要となる前から、できるだけ早期に始めることがポイントです。

 

そこで我々は、予防医学の視点から様々な専門職と連携して、個々の利用者にとって最適なプログラムを提供させて頂いております。

運動 栄養 休養 評価 の指導を四本柱に、地域の皆様の健やかな生活を支援させて頂きます。介護予防を図るためには、身体機能面だけではなく、栄養状態、口腔機能(飲み込む能力)、認知機能など様々な機能の低下を予防していくことが重要であると考えています。そのためにプリント課題や集団体操はもちろん、専門職による個別リハビリや栄養相談(食事内容など)も行っています。また、音楽や香り(アロマ)を用いて集中力を高めることや、時にはリラックス(休養)できるような環境作りも行っております。さらに、約3ヶ月毎に運動機能や認知機能の評価を行い、適切なプログラムが提供できているか、利用者の身体機能・認知機能が改善されているかを確認させていただいています。

 

次回より、介護予防専門通所リハビリテーションの取り組みや体操などをご紹介していきたいと考えております!乞うご期待!!

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興味のある方はお気軽にご連絡ください^^
086-427-1128(倉敷平成病院 通所リハビリ)

予防リハビリ O.Y