冬の運動のすすめ

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは!先週からだんだん冬らしくなってきましたね。暖かい日があったかと思えば、急に冷20161205え込みだして、みなさん体調は崩されていないでしょうか。
さて、話は変わりますが、みなさんは先月開催されたおかやまマラソンはご覧になりましたか?平成病院のスタッフや、私の友人も何名か出場されていて、とても盛り上がったと聞きました。「食欲の秋」に少し食べ過ぎていたことや、そのようなマラソンのお話を聞く機会が重なって、この時期は家に閉じこもって運動不足になりがちな私も、今年は少し身体を動かしてみようかなと思い始めています。
そこで、冬場の運動について調べてみると、少し意外な発見がありました。なんと、健康維持のための運動や、ダイエットの効果は夏より冬の方が出しやすいそうです!その理由には、人が生命活動を維持するために必要なエネルギー(=基礎代謝)が、気温の低い冬の方が高くなりやすいことがあるとされています。冬の方が太りやすいと思っていましたが、寒さを理由に、ひきこもって食べては寝て、を繰り返しているからなのでしょうか…反省です。というわけで、ますます運動への意欲も高まってきたのですが、実際に運動する前に気をつけなくてはならないポイントもあるそうです。それが以下の2つです。

ポイント① 運動前のウォーミングアップ
部屋の中など暖かい場所から急に寒い場所へ出ると、身体中の血管が収縮し、血圧が上がりやすくなります。そうすると、脳や、心臓の血管への負担が増大し、脳卒中や心筋梗塞を発症するリスクが高まってしまうのだそうです。そのため、まずは暖房やヒーターを切って、身体を寒さに慣らし、ストレッチや腕振り、足踏みなど、ウォーミングアップをしてから外に出ることが大切です。

ポイント② ストレッチを忘れずに
ストレッチをすることで、寒さでこわばった筋肉や関節周囲の組織を軟らかくすることができます。冬場は捻挫や肉離れなどの怪我が起こりやすいといわれていますが、運動前にストレッチをすることで、これらの予防につながります。

私が勤務させてもらっている、倉敷平成病院通所リハビリでも必ず上記の2つのポイントを守って、みなさん寒さに負けず運動に取り組んでくださっています。秋に食べ過ぎてしまった方、これから年末にかけて飲み会や外食の機会が増える方はもちろん、健康維持のために運動をしたい方、畑仕事や大掃除などで屋外での労働が増える方、冬場の運動のポイントをおさえて、この冬を元気にのり越えましょう!

倉敷平成病院通所リハビリ 理学療法士 H・H