カテゴリー別アーカイブ: 医療福祉相談室・メディカルソーシャルワーカー

チーム医療のタスキをつなぐ「地域医療連携センター」

先日、倉敷マスカット球場で駅伝大会がありました。

陸上は個人競技が多い中、駅伝はみんなの思いを背負いチームで挑む競技です。
どんな結果になったとしても、チーム・仲間のために少しでも早く、いい結果で繋げたい、そんな思いで心を一つにして挑みます。
我が子も中学三年間駅伝を続けてきました。


下級生だった頃には、仲間のため、卒業する先輩の為にと一生懸命タスキを繋ぎました。
昨年の引退試合では思った走りが出来ず、目標の順位にあと一歩が届かず、アンカーの責任を果たせなかったと悔し泣きをしていましたがチーム全員が全力を出し切り、チーム一丸となった思い出深い引退試合となりました。
今年、後輩の駅伝への応援にはいけませんでしたが、自分たちの思いも込めたはちまきを託しての応援となりました。

チーム全員で一丸となり、お互いを思いやって取り組む駅伝のように、地域医療連携センターも、ご本人・その方に関わっておられる方々の思いを真摯に受け止め、患者さんが少しでも安心して医療を受けてもらえるよう努力していきたいと思います。

当院と地域医療とを繋ぐタスキとなれるよう、スタッフ一丸となってチームで取り組んでいきたいと思います。

連携センター NY

外部研修に参加してみて

朝晩と冷え込むようになり、日中でも長袖を着るようになりました。早いもので今年も後2ヶ月程となり、月日が過ぎるのは本当に早いと感じています。

私事ですが、相談員となって2年目、外部の研修に参加する機会が増えました。コロナ禍のため、リモートでの研修になりますが、参加することで自分自身の知識が増えたり、制度について改めて学ぶことができるため自己研鑽に繋がっています。

また、他病院の相談員も研修に参加しており、参加者同士の交流機会の場にもなります。研修内ではグループワークを実施することもあり、情報交換やコミュニケーションを取ることで横の繋がりも構築できます。その結果、通常業務において外部の病院等と相談がしやすくなるメリットにもなります。

外部研修で得た知識や参加者との関わりは、実際の業務にも役立つことばかりで、自分自身の成長にも繋がっています。相談員の業務に限らず、様々な仕事をする上で自己研鑽は非常に大切なことだと思います。
今後も積極的に外部研修に参加させて頂き、自分自身レベルアップしていければと思います。

地域医療連携センターでは、様々な経験年数の医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)がいます。職員全員が患者様やご家族の困り事に対して相談にのれるよう、日々自己研鑽に努めています。お困り事がありましたら、お気軽にご相談下さい。

 

地域医療連携センター A

 

人生100年時代、健康に生活するために

9/19「敬老の日」に会わせて総務省より、65歳以上の3627万人(全人口の29.1%)となり過去最高を更新。100歳以上の高齢者も初めて9万人を超えました。

人生100年時代と言われ、いかに健康寿命(「健康上の問題で日常生活が制限されることがなく生活できる期間」)を維持するか、2019年には「健康寿命延伸プラン」が策定され、2040年までに健康寿命を男女とも75歳以上にすることが目指されています。

健康寿命を延ばすための取り組みとして以下の3分野があげられています。
・次世代を含めたすべての人の健やかな生活習慣形成
・疾病予防、重症化予防
・介護予防、フレイル対策、認知症予防

規則正しい生活・栄養バランスのとれた食生活・適度な運動等を行うことが大切になります。
コロナ禍で外出制限がかけられた時期もあり、体を動かす機会が減少した人も多かったのではないでしょうか。徐々に規制が解除され、基本的な感染対策をとりつつ日常生活を取り戻そうとう気運も高まっています。これから季節もちょうど良い時期になるため、紅葉狩りやスポーツ観戦等何か楽しみをみつけての外での活動機会をもつのも良いのではないでしょうか。そのために日頃から運動機会をもち、健康に生活が送れる心がけをもつことが大切になります。
なかなか目的もなく運動するのは大変だと思うので何か楽しみや目的を見つけて体を動かすようにしていければと思います。

地域医療連携センター POOH

人生会議

アドバンス・ケア・プランニングという言葉をご存じですか?アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは、「もしもの時のために、あなたが望む医療やケアについて、前もって考え、繰り返し話し合い、共有する取り組み」のことです。厚生労働省ではアドバンス・ケア・プランニングの愛称を「人生会議」としています。

命の危機が迫った状態になると、約70%の人が、医療やケアの方針を自分で決めたり、希望を人に伝えたりすることが、出来なくなると言われています。その命の危機が、いつ訪れるのかを予測することは困難です。そのため、自らが希望する医療やケアを受けるために、大切にしていることや望んでいること、どこでどのような医療やケアを望むのかを自分自身で前もって考え、家族や周囲の信頼する人たちと話し合い、共有することが重要です。自身で考え、その思いを家族や信頼する人に伝えることで、自分自身の望む医療やケアを受け、最期を迎えることが出来るのです。

しかし、日本人の約半数以上は、自分の死が近づいた場合の医療について家族等とまったく話をしていない、というデータがあります。ぜひ、身近な人たちと自分自身の望む生き方、医療やケアの受け方、最期の迎え方について話し合ってみてください。心身の状態や時間の経過によって意思が変化することがあるため、何度でも、繰り返し考え、話し合うことが必要です。ACPを行うきっかけとなるようにと、ノートやパンフレットを作成している自治体もあるので、活用してみてはいかがでしょうか。

ACPが広く周知され、少しでも多くの人が自身の望む人生を送ることが出来たらと思います。

そして、医療者としてそのお手伝いが出来ればと思っています。

厚生労働省ホームページより:「人生会議してみませんか」

 

地域医療連携センター チョロQ

生活環境の変化

7月も下旬になり本格的な猛暑の到来ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
未だ減らないコロナ感染。暑さと感染症対策の両立が日に日に難しくなってきているように感じます。

さて、私事ですが先月第1子が生まれました。性別は待ち望んでいた女の子でした。出生時は未熟児で心配をしましたが、現在はしっかりミルクも飲みすくすく成長しています。
日に日に成長していく姿をみて毎日メロメロの日々を送っております。
早いもので7月21日で1ヶ月を迎えました。子供の成長は早いと言いますが、本当にその通りだなと感じております。
しっかり成長過程を記録していきたいと思います。

生活環境の変化は楽しみでもありますが、同時に不安や心配もつきものだと思います。
突如発生する病気や怪我も生活環境に大きな影響を与えます。
我々MSW(社会福祉士)は入院中の療養相談はもちろんのこと、退院後の生活について患者さん・ご家族が少しでも安心して生活を送れるようお手伝いさせていただきますのでお気軽にご相談下さい。

厳しい暑さがまだまだ続いていきますので、水分補給を十分に行って行くと共に感染対策もにもお気を付けてお過ごし下さい。

地域医療連携センター 相談室のペリカン

回復期リハビリテーション病棟について

当院は、現在急性期病棟、回復期リハビリテーション病棟を有しています。
近年、病床の機能分化が進んでおり、他の病院では高度急性期、地域包括ケア病棟、長期療養型病院などがあります。
近年、急性期は在院日数の短縮化が進んでおり、約14日の入院期間となっています。
今回、回復期リハビリテーション病棟について紹介したいと思います。
当院の回復期リハビリテーション病棟は、2病棟ありそれぞれ44床、47床あります。対象となる、疾患や重症度により異なりますが、60日~180日の入院期間が定められています。回復期リハビリテーション病棟は、リハビリ専門医、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、介護士、ソーシャルワーカーが配置されており支援を行っています。リハビリスタッフは、2病棟合わせて約60名のスタッフが日々患者さんのリハビリを行っています。
骨折・脳卒中によって入院された場合、入院前まで、体の状態が戻ることが一番ですが、筋力が低下したり、麻痺が残ってしまう方も多くおられます。
限られた入院期間ではありますが、リハビリを行い入院前の様に自宅で生活が送れるように、介護保険サービスや、福祉用具などを提案しサポートをさせて頂いています。
必要な方に関しては、退院前に自宅へ訪問を行い、直接自宅で福祉用具の提案等を行ったりもします。
今回回復期リハビリテーション病棟について少し紹介をさせて頂きましたが、地域の病院のこと、介護保険について、制度について話を聞いてみたい方は、地域医療連携センターまでお問い合わせください。
ソーシャルワーカーが対応させて頂きます。

地域医療連携センター H

「往診」と「訪問診療」の違いについて

「往診」と「訪問診療」の違いをご存じでしょうか?

一般的には、医師が予定外に患者さんの自宅を訪問して診療を行うことを「往診」。
あらかじめ予定を立てて、計画的に自宅を訪問して診療を行うことを「訪問診療」と定義されています。
「通院が難しくなったので、先生に家に来てもらいたい」という希望の多くは、「訪問診療」に該当するということになります。様々な理由で、通院が困難になられた場合、選択肢の一つとして検討されるケースが徐々に増えてきているように感じます。
訪問看護や訪問リハビリ、訪問介護などのサービスと組み合わせることで、住み慣れた自宅で、その人らしく生活することが望めるかもしれません。

※当院では、往診・訪問診療の対応はしておりません。ご希望の方はお近くの訪問診療医をご紹介致しますので、
医療ソーシャルワーカーまでお声かけください。

 

地域医療連携センター    蒼いザリガニ

コロナ禍のリフレッシュ

令和4年度がスタートしました。
朝晩はまだ少し肌寒い日がありますが、日中は汗ばむ日もありずいぶんと過ごしやすくなってきましたね。
蔓延防止措置が解除され本来なら旅行など、この時期にできることを満喫したいところですが、まだまだ油断できないのがコロナ。
医療人として、自分たちの行動に細心の注意を払いつつ、リフレッシュ方法を模索している日々です。
巣ごもり生活の中でもできるリフレッシュ方法を見つけ、適度にストレスを発散しつつ、日々の生活を送ることができたら一番いいですね。

我々の地域医療連携センターにも新人MSW(社会福祉士)さんが入職してきてくれました。真新しい制服を来て、4月1日、緊張した面持ちで出勤してきた表情が、毎朝少しずつですが和らいだ表情になっているのをみると安心します。

季節の変わり目でもあり、疲れが出やすいこの時期です。新人さんもベテランさんも適度にリフレッシュしながらコロナ禍を乗り越えていけたらいいなと思っています。

地域医療連携センターでは、地域の皆様と当院とを繋ぐ役割を担っています。
お困りのことがございましたらご連絡いただければ、MSW(社会福祉士)が対応致します。お気軽にお声かけください。

 

地域医療連携センター
お笑い怪獣

1年間を振り返って

気がつけば3月も終わりに近づいてきています。日ごとに春めいてきており、気温も暖かくなる等春の訪れを感じています。しかし暖かくなる日もあれば急に寒くなる日もあり、体調管理が難しいと思う今日この頃です。

私事ではございますが、全仁会に入職し3年が経とうとしています。来年から4年目になりますがまだまだひよっこ相談員です。今年度は3年目という立場で業務に慣れてきたところがあり、出来ることが増えている一方で、慣れてきたことで自身の悪い部分を出してしまい迷惑をかけてしまったため精進が必要だと思っています。

思い返すと3年間があっという間に過ぎており毎日一生懸命ついて行くのに精一杯であったように思います。入職当初制服の袖を通したときには不安と期待が入り交じっていたのが懐かしいです。3年目ともなればもっとバリバリに仕事をこなしていると思っていたのですが…。まだまだ現状はほど遠いです。

来年度からは新たに後輩を相談室に迎えるため、少しでも頼りになる先輩になれるよう努力したいと思います。そのために初心に返り日々の業務や患者様との関わりを大切にしていきながら、先輩方の指導を活かしていけるようにしていきたいと思います。

私の所属する地域医療連携センターは様々な経験年数の8名の社会福祉士がいます。入院、外来の患者様のお困りごとに対して相談に応じています。「自宅での介護が大変」「医療費が高くなって困っている」などなにかお困りなことがありましたら地域医療連携センターは病院内の2Fにございますのでお気軽にお立ち寄りください。

季節の変わり目でもあり、気温による体調管理だけでなくこれから花粉症もしんどくなってくる時期であるのでみなさまも気を付けてお過ごしください。

地域医療連携センターN

環境の変化

新しい年を迎え早くも1ヶ月が経過しました。「一月往ぬ、二月逃げる、三月去る」といい、1月から3月はあっという間に過ぎ去り、新年度を迎えることとなるでしょう。

私事ですが、我が家の娘は3月で保育園を卒園、4月にはピカピカの1年生です。ランドセル、制服、学習用品など着々と準備を進めていますが、「うちの子が勉強についていけるのか。新しい環境に馴染めるのか」今から心配で仕方ありません。本人も「友達が出来なかったらどうしよう」と度々つぶやき、不安いっぱいの様子です。

新しい環境、環境の変化というのは楽しみでもありますが、同時に誰しも不安を抱えるものだと思います。

突然起こる病気や怪我もまた、大きな環境や生活の変化をもたらします。私たち医療ソーシャルワーカーは、病気や怪我により、今までとは異なる状況に不安を感じている患者様やそのご家族が、少しでも安心して入院生活、退院後の生活を送れるようにサポート致します。
お気軽に病棟の医療ソーシャルワーカーまでご相談ください。

チョロQ