毎日暑くても常にマスクをつけていなくてはならず、つらい夏です。常にマスクをつけていることで、最近特に、肌荒れに悩んでいる人が増えているようです。
マスク肌荒れの原因としては、
・マスクをつけたりはずしたりすることによる肌への摩擦
・マスクの素材アレルギー、洗濯時の洗剤の洗い残り
・マスク内の高温多湿、マスクを外した時の急な乾燥
があると言われています。
マスク内は呼吸と皮脂、汗により高温多湿の状態です。
ふやけた肌にマスクの取り外しで傷がつくと肌のバリア機能が低下します。マスクを外すと急にマスク内の湿度が下がり、肌から水分が奪われ入浴後のように乾燥します。
乾燥した肌は潤いを保つため皮脂を出そうとするので、皮脂をエサにして増殖する菌にとってマスクの中は非常に好条件になってしまうのです。
マスクを外す時はずらすのではなく耳から取り外したり、洗顔や保湿にも気を配りましょう。
また、菌のエサとなる皮脂を過剰に増やさないように生活習慣を見直すことも大切です。揚げ物や甘いもの、炭水化物などは皮脂の分泌を増やしやすいので食べ過ぎないよう気をつけて。
反対に、脂質の代謝を高め、皮脂分泌を調整するビタミンC、B2、B6、食物繊維などを含む食品は積極的に取り入れるのがいいでしょう。フルーツや鮭、鯵、鶏ささみ、にんにくやゴーヤなど、いろいろ組み合わせて食べるようにしてみましょう。
さらに、男性ホルモンを増やす行動も皮脂分泌を促進させることになるため、睡眠不足やストレスフルな生活、シャワーだけで湯船につからないなど、思い当たる人はそこを改善してみるものいいかもしれません。
マスクを外した生活はまだまだ想像できませんが、気をつけて少しでも快適なマスクの夏を過ごせるといいですね。
栄養科 管理栄養士A子


何かを食べて、美味しい・甘い・からい・酸っぱい・・・などの味は、そのときに聞いている音によって変化することをご存じですか?
酢は日本で最初に生まれた発酵調味料であり、その歴史は深く世界にはなんと4000種類の酢があるといわれています。「酒のあるところ、必ず酢あり」という言葉があるようにどんな酒でも発酵させれば酢になるため、酒の種類だけ酢の種類があるわけです。古くからワインを飲む習慣のあるヨーロッパではワインビネガーやバルサミコ酢が一般的です。また、ビールで有名なドイツではモルトビネガーが愛用されています。酒と食文化が切り離せない関係にあれば、酢はその国の食文化を象徴する調味料ともいえるでしょう。最近ではテレビや雑誌、SNSなどで酢の健康効果が取り上げられていますね。実際に普段の食事に取り入れられている方も多いのではないでしょうか。ここでは酢の主な効果をいくつか紹介します。
しかし、糖質が添加されたお酢ドリンクには注意をしましょう。ご家庭にある商品の原材料名の欄に「果汁」「果糖ぶどう糖液糖」「はちみつ」の文字はありませんか?これらは血糖値を上昇させる糖質にあたります。血糖値が高めの方はこのような糖質が添加されたお酢ドリンクには注意が必要です。酢には、他の食品の栄養素の破壊を防止、消化吸収上昇などの働きがあり、相乗効果も期待できますが、バランスのとれた食生活と正しい情報により摂取することで酢の効果が最大限に発揮されます。健康にも役立つ酢を無理なく食生活に活用していきましょう。
フレイルは、日本老年医学会が2014年に提唱した概念で、「Frailty(虚弱)」の日本語訳です。
ったという経験はありませんか?「甘いものは別腹」といいますが、本当に「別腹」は存在するのでしょうか?