高額療養費制度についてのお知らせ

平成30年8月から70歳以上の方の高額療養費の上限額が変更になっています。
高額療養費制度とは、一か月に医療機関に支払った金額が高額になった場合、あらかじめ決められた上限額を超過して支払った額が、払い戻されるという制度です。上限額は、個人や世帯の所得に応じて決まっています。
事前に「限度額適用認定証」の交付を受けておけば、窓口支払いの金額は、上限額でストップする仕組みになっていますので、払い戻しの必要がなくなります。
一か月にひとつの医療機関での支払が高額になる可能性がある方は市区町村窓口にて、事前に「限度額適用認定証」の交付を申請しておくといいでしょう。
※ 「限度額適用認定証」が提示されない場合、医療機関での支払い額が高額になる場合があります。(ただし、その場合でも、上限額を超えて支払われた額を後日払い戻すよう申請することができます。)

今回の変更では、限度額適用認定証が発行される対象者の条件が広がりました。

詳細は、厚生労働省のHPをご確認ください(外部リンク)。

医療福祉相談室 P.N 蒼いザリガニ

 

第53回のぞみの会だより-13-

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

皆さんこんにちは!
猛暑の夏から一変、雨が続き朝晩は肌寒さも感じるようになりました。
体調を崩さないように気をつけましょう。

さて、第53回のぞみの会まであと31日となりました。
当日、外来では医師相談コーナーや健康チェックコーナーを設けています。
身長・体重・腹囲測定、血圧測定、体脂肪測定、血糖測定と様々なチェックが行えます。
この機会に健康チェックを行い、気になることや心配なことがあれば気軽に医師相談コーナーへもお立ち寄り下さい。

のぞみの会当日には、地域の方の笑顔がみられるのを楽しみにお待ちしています!

★第53回のぞみの会 平成30年10月28日(日) 9時30分~14時『地域へ、そして未来へ ~これからも共に生きる全仁会~』★
★ポスターはピースガーデン倉敷ショートステイが作成したものです

第53回のぞみの会実行委員 外来 T

より良いサービスが提供できる ように

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

お彼岸も過ぎ、今年の暑さを忘れるほど涼しく過ごしやすくなってきました。
ケアセンターの花壇に毎年咲く彼岸花が、今年も綺麗に咲いています。
さて、9月は年間で一番台風が多く発生する時期だそうで、今年は9月4日に非常に強い勢力の台風21号が通過し、兵庫や大阪では突風で車や屋根が吹き飛ばされている映像がニュースで流れました。
その日の朝、ヘイセイ訪問看護ステーションでは、慌ただしく当日訪問予定の利用者様のお宅へ連絡する
訪問スタッフ。
「今日の訪問時間を早めにさせて下さい」「今日の訪問を明日にさせて下さい」
岡山の台風通過時間帯が12時~14時頃という情報だったため、その時間帯の訪問を中止してステーションで
待機するという判断でした。
当日訪問予定の利用者様も快く変更を承諾して下さり、私たちも台風情報を聞きながらステーションで台風の過ぎるのを待ちました。窓に叩き付ける雨風で恐怖を感じ、今までに無い緊張した時間を過ごしました。
ほぼ時間通りに台風が過ぎ去り訪問を再開できましたが、道路にはバケツや看板などが転がっていたり、
川は水かさの増した濁流がすごい速さで流れていたりと、台風の威力と恐怖が伝わってきました。もし台風が
通過中に車を運転しており、飛来物がぶつかったり突風でハンドルがとられたりしていたらと思うとゾッと
しました。
天気予報とにらめっこしながら判断したこと、そして何より利用者様のご協力により、訪問スタッフの安全が
確保できたことに、心から感謝いたします。ありがとうございました。
これからも正しい判断で訪問スタッフが安全に訪問でき、利用者の皆様により良いサービスが提供できる よう頑張りますので、今後ともヘイセイ訪問看護ステーションをよろしくお願いいたします。

訪問看護 K.S

平成30年度 倉敷平成病院リハビリテーション勉強会のご案内『正しい投げ方とは何か?~投球フォームを徹底分析~』

この度、当院におきまして下記内容にて講習会を開催する運びとなりました。今回は『正しい投げ方とは何か?~投球フォームを徹底分析~』をテーマに西山 陽一郎先生をお招きし、お話をして頂きます。

オーバーヘッドスポーツの中で多く発症する障害の一つである投球障害を野球というスポーツからの目線で学びます。野球の投球動作を理解した上で、投球障害からの復帰を考えていくことは重要であり、復帰にあたってのパフォーマンスを高める為にも必須であると考えます。この度の講習会では、投球動作を日々分析されている経験を理論の面、実際の指導の面から学べる機会であると思います。興味のある方は奮ってご参加ください。

テーマ
『正しい投げ方とは何か?~投球フォームを徹底分析~』

日 時:12月8日(土)午後 14 時 30 分 ~ 午後 18 時 00 分
12月9日(日) 午前 9 時 30 分 ~ 午後 16 時 30 分
*1日目講演会終了後に懇親会を予定しています

講 師:西山 陽一郎先生(理学療法士・鍼灸師・CSCS)

場 所:倉敷平成病院 リハビリテーションセンター

対 象:理学療法士・柔道整復師・鍼灸師・トレーナー

参加費:8000円 ※懇親会参加者は別途 4500円必要

定 員:20名

申込方法:倉敷平成病院のホームページ上にあるリハビリ勉強会申し込みフォーム内の講習会名「正しい投げ方とは何か?~投球フォームを徹底分析~」を選択し必要事項を記入の上、お申し込みください。

申込要項:①氏名 ②職種 ③経験年数 ④懇親会の参加有無 ⑤領収書の申請

※当日は実技も含めた講習会を予定しています。動きやすい服装でおこしください。

締め切り:平成30年12月1日(土)午後 12:00 まで  

定員になり次第、締切とさせて頂きます。
応募者が多数の場合はお断りする場合がありますのでご了承ください。
当日のお車の駐車は当院の無料駐車場をご利用ください。

 

事務局:〒710-0826 倉敷市老松町4-3-38
倉敷平成病院 リハビリテーション部 理学療法科 川元 康平
TEL:086-427-1111 E-mail:heiseikousyuukai@yahoo.co.jp

老松学区敬老会 参加報告「地域のためにできること」

9月9日(日)に倉敷労働会館にて老松学区の高齢者350名を対象とした敬老会が開催されました。当院からは外来看護師・管理栄養士・ケアマネジャー・理学療法士・作業療法士・事務2名の計7名で参加しました。

朝早くから多くの地域の皆さんに来場していただき、当院の健康チェック(身長・体重・血圧・体脂肪の計測や健康相談)には約50名の方が参加されました。参加者の中には定期的に血圧や体重を測られたり、運動をされていたりなど健康に関心がある方が多い印象を受けました。しかし、それと同時に健康に関して相談する場所や機会が少ない現状であることも知りました。測定後は、病院のパンフレットやのぞみの会のチラシ等を配布し、当院のPRをさせていただきました。のぞみの会には既に申し込まれている方も多くおられました。また、健康体操では「コグニション(認知)」と「エクササイズ(運動)」を掛け合わせた「コグニサイズ」という認知症予防体操を実施し、皆さん終始笑顔で取り組んでいました。私は今まで体操指導をした経験がなかったため開始当初は不安でしたが、参加された方々が熱心に取り組んでくださったので、指導する側としても楽しく体操を行うことができました。

今回の敬老会を通じて、地域に密着した医療の提供を行うためには、直接交流する機会を設けることが重要であると感じました。

通所リハビリ PT I

【認知症サポーター養成講座のご案内】

カテゴリー: 地域包括支援センター | 投稿日: | 投稿者:

一般の方・地域住民の方を対象に下記の通り認知症サポーター養成講座を開催します。
ご興味のある方ぜひご参加ください。

日時:平成30年9月29日(土)14時~

場所:倉敷在宅総合ケアセンター4階 多目的ホール
   (倉敷市老松町4-4-7)

講師:倉敷平成病院 認知症疾患医療センター長
   涌谷陽介先生

講座内容:認知症について・その対応、認知症サポーターとは、質疑応答等

問合せ・お申込み:倉敷市老松・中洲高齢者支援センター
         担当:岡本・本郷 ☎086-427-1191

※受講無料・要申し込み
※オレンジリング・テキスト準備のため事前申し込みをお願いします。

倉敷市老松・中洲高齢者支援センター 岡本

第46回日本磁気共鳴医学会大会に行ってきました

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

9月7日(金)~9日(日)にホテル日航金沢及び金沢市アートホールにおいて第46回日本磁気共鳴医学会大会が開催されました。

MR検査における最新の研究発表から教育講演と充実した内容でした。
これからのMR検査の傾向としてはこれまでの形態的情報が得られる画像検査だけで無く機能的情報が得られる検査(ASL・DKI・CEST・MRS等)が更に有用な検査として必要とされてくると感じました。

 

 

あわせて当院で使用しているフィリップス社のMRIユーザーズミーティング全国大会“Gyro Cup”にも参加してきました。2年に一度開催される大会でフィリップスのMRI装置を使用したユニークな撮像アイデアやテクニックが発表される会です。

同じ装置を使用している者同士なので同様な撮影時の悩みや不具合がある中、解消方法等のヒントが得る事が出来て今後の日常業務にとても有効でした。

 

放射線部 くー

祝・敬老の日

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

みなさん、こんにちは。
今日は「敬老の日」についてお話したいと思います。

今年の敬老の日は9月17日(月)でしたが、「敬老の日」のルーツをご存じでしょうか。

1947年(昭和22年)9月15日に兵庫県のある村で敬老会を催した「としよりの日」だと言われています。「老人を大切にし、お年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」と、農閑期で気候のいい9月15日を「としよりの日」と定めて、敬老会などを開いたものです。そして、その小さな村の慣習が兵庫県全体で行われるようになり、全国に広がっていきました。1964年「老人の日」に名前を変え、「こどもの日や成人の日があるのに老人の日がないのはおかしい」と言う声が上がり、1965年に「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」として、9月15日を国民の祝日「敬老の日」として制定されました。2002年までは毎年9月15日が敬老の日と決められていましたが、ハッピーマンデー制度(国民の休日の一部を月曜日に移動させる制度)の導入により、2003年からは9月の第3月曜日と定められています。もともとの9月15日は現在「老人の日」とされています。高齢者を敬う記念日は世界各国に存在しますが、「敬老の日」は日本にしか存在していないそうです。日本人が昔から大切にしてきた目上の人を敬う気持ちと相通ずるものがあるかもしれませんね。

さて、デイサービス ドリームでも、この日は「敬老会」を開催しました。普段、昼食はデイルームで食べていますが、この日は気分を変えて、「お食事会」と称して、多目的ホールで職員と一緒に食べました。お膳にはカードとお品書き、箸袋が添えてあり(管理栄養士のOさん、いつも手作りの素敵なお品書きや箸袋をありがとうございます。)、メニューは赤飯、鯛の姿焼き、活部煮、すまし汁、紅白饅頭で、鯛の姿焼きは骨に苦戦しながらおしゃべりも忘れて美味しくいただきました。お腹いっぱいと言いながら、紅白饅頭は別腹のようで(笑)、みなさんしっかり食べられていました。午後からは、職員手作りの紅白の花を胸に付けて、「ミニ敬老会」を行いました。敬老の日の豆知識をお話したり、敬老の日にちなんだクイズをしたり、頭を使ったあとは座ってできる健康体操をして、みなさんの笑顔が見られた楽しい時間になりました。

現在、デイサービス ドリームは、利用者さんの1/3近くが90歳以上になっています。が、とても元気にデイサービを利用されています。私達職員もみなさんから元気を貰っています。これからも、無理をせず、ご自分のペースでお過ごし下さいね。

デイサービス ドリーム  看護師 Y

 

第53回のぞみの会だより-12-

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

9月になり暑さもだいぶ和らいできましたね。過ごしやすい季節になってきましたが、体調を崩しやすい時期なので、気を付けましょう!!
さて、第53回のぞみの会まであと39日となりました。
当日、平成病院2階の生活習慣病センターでは、作品展示「ギャラリーのぞみ」を開催します。予防リハビリ・通所リハビリ・老健・ケアハウス・ローズガーデン・ピースガーデン・グランドガーデンの方や、外来患者様、またそのご家族の方、ボランティアの方など、全仁会グループに関わる多くの方々から作品をお寄せ頂き展示します。
どの作品も想いのこもった力作揃いです。楽しみにお待ちください。

★第53回のぞみの会 平成30年10月28日(日) 9時30分~14時『地域へ、そして未来へ ~これからも共に生きる全仁会~』★
★ポスターは検査部が作成したものです

第53回のぞみの会実行委員 ローズガーデン倉敷 F

お薬を減らしましょう ~「ポリファーマシー」の対策を~

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

最近、よく耳にする「ポリファーマシー」、これは、「poly(複数)」+「pharmacy(調剤)」からなる言葉で、「多剤服用」や「多剤併用」を意味する言葉です。若い頃は薬なんてそう飲むことはなかったのに、加齢とともに少しずつ増える内服薬、例えば、アレルギー、高血圧、高コレステロール血症、糖尿病、めまい、不眠、関節痛、、、、気が付くと、毎日飲む薬が6種類とか、7種類とか増えていませんか。

厚生労働省のデータでも、高齢になるほど複数の慢性疾患を抱える方が多く、薬の種類は高齢になるほど増えるというデータがあります。ただし、高齢化が進むことで認知機能が低下し、薬が多くて把握できない、種類が多くてきちんと飲めない、きちんと飲んでいるはずなのに全部飲み終わったときに薬が残っている、など、様々な問題が起こることも考えられます。また、加齢とともに、認知機能だけでなく、身体の生理機能が低下することも忘れてはなりません。若い頃からずっと飲んでいる薬だからと過信して同じ量を飲み続けているうちに年を取り、年とともに生理機能が低下したことで、普段飲んでいる薬が過量投与になって体調を崩すという危険もあります。特に加齢とともに腎臓や肝臓の機能は低下することが多く、量を減らさないまま飲み続けることが危険な薬も少なくありません。ポリファーマシーでは、薬同士による相互作用も勿論ですが、身体がたくさんの薬を代謝・分解・排泄しないといけなくなるので、薬が多いほど薬が体内に残って効きすぎたり、副作用が起きたり、という問題にもなります。薬の数が多いほど、薬による有害事象が増えるというデータもあります。また、ポリファーマシーは、廃棄される「残薬(飲み残した薬)」の金額にも反映されていて、飲まなくて廃棄される薬剤が貴重な社会保障費の無駄につながっていることも認識しなくてはなりません。

薬は病気を治すために開発されたもので、薬によって人の寿命が延びたことは間違いありません。過去では失命するような病気でも、薬が開発されたことで治療できるようになった、その恩恵も十分に理解できます。ただ、多くの薬が開発されたことで、薬があれば病気は治せると頼りすぎている部分もあるのではないでしょうか。日常の生活習慣を見直すことなく、薬の恩恵で長生きしようとする考え方を改める時期なのかもしれません。眠れなければ睡眠薬を飲む、少し太ってきたのでコレステロールの薬を飲む、血圧が高くなれば降圧剤を飲めば治る。薬剤師は「ポリファーマシー」の対策に取り組んでいますが、何よりも、一人ひとりが薬に頼りすぎない健康づくり、病気になりにくい生活習慣、を意識しなければ、「ポリファーマシー」の問題は改善されません。今、自分が飲んでいる薬は、何種類ですか?その薬は、今の自分にとって、本当に必要な薬ですか?ただし、自己判断で治療を中断してはいけません。自分が飲んでいる薬が何の薬なのかわからないものがあれば、必ず主治医の先生に聞いてください。薬で気になることがあれば、自分の信頼する薬剤師さんに相談してください。自分の健康と将来のため、また、社会保障費を節約して子供たちの未来に貢献するため、今一度、皆さんが、「薬」の飲みすぎについて考えるきっかけになれば幸いです。

薬剤師 いっちー