平成28年度 老松小学校 「福祉体験(車いす体験)」講師を経験して

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

この度、平成28年11月8日に老松小学校の4年生を対象として行われた車いす体験に、倉敷平成病院所属の理学療法士5名が講師として参加させて頂きました。
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主には、実際に車いすへ乗車し介助をされる体験、そして車いすを介助する側の体験となりました。児童への「車いすに乗ったことがある人?」という質問には、複数人の児童の手が挙がり、小学生でも意外と経験者がいることが分かりました。

児童たちは、日常では乗ることのない車いすを前に、はしゃぐ気持ちを抑え、しっかりと私たちの話しに耳を傾けてくれました。ブレーキなどの基本的な注意点に加え、車いすへ乗っている人へ話しかける際、目線を合わせることや、カーブや方向転換時には「右へ曲がりますね」などの声かけを行うことで、相手に安心感が生まれることなどを伝えていきました。実際に体験している場面では、優しくパートナーに声かけする様子や、真っ直ぐな道のりでも速度を出し過ぎないように工夫するなど、基本的な注意点以外にも重要なことを感じてくれている様でした。
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この体験を通して、自分の周囲の人が車いすでの生活となった時に相手の立場になって、どんなことが協力できるのか。また、車いすに関わらず、普段の生活の中で友人や親・兄弟、相手の立場になって、自分ができることを見つめ直す機会になってくれればと、密かに願っています。]

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私自身、児童たちが笑顔で声かけする様子に、普段の車いす介助を見つめ直す良い機会となりました。

倉敷平成病院 理学療法士M.T