蚊の季節

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mushi_ka蚊に刺される季節ですね。
毎年ですが、いつの間にか痕が残るほどかいてしまって後悔しています。
かゆみについてや治療、予防について少し調べてみたので紹介します!

蚊に刺された時の皮膚反応には、
①刺されてすぐに出現する発赤、かゆみ(即時型反応)と
②刺されて1~2日で出現する発赤、かゆみ(遅延型反応)の2種類があり、
個人差がありますが、一般に乳幼児期には遅延型反応のみ、幼児期~青年期には即時型反応と遅延型反応の両者、青年期~壮年期には即時型反応のみが出現し、老年期になるといずれの反応も生じなくなるようです。

虫さされの治療は、軽症であれば市販の抗ヒスタミン薬配合のかゆみ止め外用薬でもよいですが、赤みやかゆみが強い場合はステロイド外用薬が必要です。症状が強い場合は抗ヒスタミン薬やステロイドの内服薬が必要になるので、皮膚科専門医を受診しましょう。

蚊はデング熱等の感染症を媒介もしますし、できることなら蚊に刺されないように予防したいですよね。対策として、野外活動の際には肌を露出しないこと、携帯用蚊取りや、防虫スプレ-などの忌避剤を用いることで、ある程度の防除は可能です。また、生理前や妊娠中、運動中、黒い服を着ている人や飲酒している人、香料をつけている人は蚊に刺されやすいとも言われているので、注意したいものです。

薬剤部 こだ