病棟音楽療法のご紹介

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倉敷平成病院4階東病棟は回復期リハビリ病棟(46床)で、365日のリハビリを実施しています。ここでは、約12年前より毎週金曜日の午後、日本音楽療法学会認定音楽療法士が音楽療法を実施しています。開始当初はバイオリンとキーボード2名でしたが、3年前より田渕弥幸氏(キーボード)、1名が担当しています。
毎週金曜日14時30分~15時15分までの間が音楽療法です。キーボードとロジェクター、パソコンのセットを病棟のデイルームに持参され、最初の25分でリクエスト曲に対応されます。

お話をうかがった12月6日(金)のリクエスト曲は、SWEET19BLEUS(安室奈美恵)、さざんかの宿(大川栄策)、うらしまたろう(童謡)、ふるさと(唱歌)、瀬戸の花嫁(小柳ルミ子)、人生一路(美空ひばり)、北国の春(千昌夫)の7曲。

毎週水曜日に病棟に設置してあるリクエストボックスを回収し、準備されるとのこと。歌詞も壁に映し出されるので、歌いたい方は口ずさまれます。各人が思い思いにゆったりした時間を過ごしておられました。

「以前は演歌や季節の唱歌のリクエストが多かったのですが、最近は、入院患者さんの年齢層が若くなったのか、また入院患者さんのご家族の方もリクエストくださり、嵐とかゆず、朝ドラの主題歌なんかも演奏します」と田渕氏。
携帯等でいつでも音楽を聴ける時代なのに、わざわざリクエストして下さるということで、基本的にリクエストには全て応える姿勢でいます」とのこと。
リクエストタイムの後は、その週のテーマに合わせたセッションタイムで、この日は映画の日(12月1日)にちなんで、映画にまつわる曲が中心に演奏されていました。約20名程の患者さんやご家族がご自身の時間の許す限り参加されておられる様子でした。

最後にご参加の方々、お一人お一人にご挨拶されていく中で、「明日退院します。この時間がとても楽しかったです」と御礼をおっしゃられる患者さんがおられました。

「回復期リハビリ病棟ご入院の患者さんは、毎日リハビリで大変な思いをされておれます。少しでも心が和らぐような時間を提供できればという気持ちで続けています」とお話くださいました。

全仁会グループでは、通所リハビリやローズガーデン等介護系事業所などで継続的に音楽療法を実施しています。

(秘書広報課)