第16回くらしきみなみ文化祭参加報告

6月8日(土)倉敷南小学校体育館にて、「第16回くらしきみなみ文化祭」が開催されました。
会場には小学生4年生の短歌の作品や地域の方が作られた絵画やコラージュ作品などの展示コーナー、防災コーナー、交通安全コーナーなど、子供から高齢者まで地域の方が楽しめる様々なコーナーが準備されていました。
この会は倉敷南コミュニティ協議会・倉敷南小学校PTAの方々が中心となって実行委員会を結成して主催されています。

コロナで中止となった2020年、また小規模開催となった2021年を除き、当院は2009年の第1回から参加させていただいております。毎年リハビリスタッフが中心でブースを設営していますが、今年も「レッツトライ バランスチェック」をテーマにリハビリスタッフ5名、事務1名が参加しました。
昨年は100枚用意したチェックシートがなくなってしまったとのことで、今回は150枚を用意しましたが、全てなくなりました。行列が途切れることなく、倉敷南小学校平松校長先生や地元出身の議員の方、小学生から90歳代の方まで多くの方々と交流をもつことができました。

今回も、バランス能力や筋力の4項目を評価し、今後の生活での転倒予防や体力の維持向上についてのアドバイス等を個別に伝えさせていただきました。
病院外で実際に地域の方々との交流を通じて、多くの刺激をもらい、改めて身体機能の改善について考える良い機会となりました。今回バランスチェックにご参加くださった地域の方々の今後の生活での運動への意識向上につながれば幸いです。

理学療法士 S

第15回みなみ文化祭

第14回みなみ文化祭

第12回みなみ文化祭

第11回みなみ文化祭

第10回みなみ文化祭

梅雨の時期のからだの不調ないですか?

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

みなさま、こんにちは。暑い日も増えてきて、いかがお過ごしでしょうか。私は4月に育休から復帰し、仕事に育児にばたばたと過ごしています。
先月、沖縄の梅雨入りが発表され、岡山県の梅雨入りも近そうですね。私は雨が苦手なので、今年もまたこの時期か~、とついつい思ってしまいます。

雨の日は頭が痛い、からだがだるい、浮腫む、関節が痛いなど、みなさんも経験ありませんか?こういった梅雨時期の不調は”気象病”と呼ばれるそうです。
気象病とは気圧や温度、湿度の影響を受けて色々な不調が出ることで、特に梅雨時期はからだやこころの不調を訴える人が増えるそうです。

普段から私たちのからだは、気圧の影響を受けて自律神経のバランスが変化するといわれています。”雨の日の低気圧”この気圧の変化を内耳(ないじ)と呼ばれる耳の奥の器官が敏感に感じ取って、自律神経のバランスが乱れ、様々な不調が現れてきます。

耳回りの血行が悪くなると症状が出やすくなるそうなので、雨が降りそうだな、と思ったら耳を温めたり、くるくる耳マッサージをしてみてください。耳を引っ張って回すマッサージで、耳回りの血流が良くなります。症状が出る前に行うと、予防にもなるので天気予報をチェックして雨が降る前に試してみてください!

雨の日のだるさは子どもも同じようで、日々の食事や睡眠を気を付けないといけないな~、と感じています。無理をせず、しっかり休息をとって梅雨を乗り切りましょう!

参照:大正製薬「天気痛を防ぐには、体のある部分をマッサージすると効果的」

                                 臨床検査部MK

イラスト:イラストAC

虫歯予防デー特別講演開催(リハビリステーションピース)

リハビリステーション ピースでは6月4日の虫歯予防デーに倉敷平成病院の歯科衛生士の方に来ていただき「お口と身体の健康について」というタイトルで、講演をしていただきました。

講演では
•お口の役割について
•正しい歯磨きの方法
•入れ歯も細菌のすみか
•オーラルフレイル
を分かりやすく話をしていただきました。

正しい歯磨きの方法では、歯ブラシの持ち方を教えていただき、鉛筆持ちが良いという事を知ったご利用の方々も鉛筆を片手に実際に動かして確かめながら熱心に話を聞く姿が見られました。

また、フレイルとは加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能など)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であること知り、お口の中に関するものでオーラルフレイルというものがあることも教えていただきました。
これは、以前よりむせやすくなった、食欲がなくなった、かたい物が食べにくくなったなど、一つ一つをとったらささいなことですが、これらが積み重なることで起こる、お口の機能の低下を示す概念だという事でチェックシートにて自身の状態を確認していただきました。
お口の機能が低下すると、誤嚥性肺炎にもつながりやすく、オーラルフレイルの予防法としてお口まわりの筋肉を動かすあいうべ体操を紹介していただき一緒に取り組みました。

講演の最後には質問時間を設け、ご利用の方々からの質問では普段の口腔ケアについて正しいものかどうか確認出来て自信になったという方もおられたり、普段歯医者さんでもなかなか聞けない話を聞けて良かったと言われる方もおられました。

今回の講演の話がご利用の方々のお口と身体の健康を保つために役立てていただけたら幸いです。

リハビリステーション ピースでは毎月季節を感じられるイベントや外出なども予定しております。興味のある方はぜひお問い合わせください。

2024リハビリステーションピース年間行事予定表(PDF)

リハビリステーション ピース 電話:086-423-2001 

  リハビリステーションピース リハビリスタッフ S

セルフケアをしながら、楽しく日々を過ごす!

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

梅雨の時期に入り、過ごしにくい日が続いていますね。水分もこまめに摂取するように心がけましょう。

さて、コロナウイルスが落ち着き、外出する機会も増えてきました。一方で、長い距離を歩いていると徐々に膝が痛くなって動きたくなくなる、、、そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は痛みを予防・改善し、楽しく日々を過ごすための「膝関節のセルフケア」についてご紹介したいと思います。

ある研究では50歳以上になると膝関節に痛みがなくても2~3人に1人は半月板損傷があったという報告があります。関節の変形は筋肉の活動に影響をきたし、筋力の低下、筋肉や皮膚・脂肪の柔軟性低下を引き起こします。このような状態に対し、関節への負担を和らげるために膝周りの筋肉の強化やマッサージで筋力や柔軟性を維持していく必要があります。その方法についていくつかご紹介をさせて頂きたいと思います。

右図①の場所のお皿の下回りは特に痛みが出現しやすい部位になります。この痛みは膝蓋下脂肪体という脂肪の硬さが原因である事が多いです。この脂肪が固くなると膝が伸びにくくなり、力が入れにくくなったり、痛みを発生させる原因にもなります。この脂肪体の硬さを改善させるために以下の運動を試してみてください。

脂肪体の硬さの改善:左下写真Aの様に膝を伸ばした状態で2本の指でお皿の下側をなぞるように内側へ外側へとマッサージしてあげてください。
膝の筋力強化:右下写真Bのように膝下に丸めたタオルを置き、タオルを押しつぶすよう に膝を伸ばしてください。

膝関節の痛みにより、歩く機会が減った、運動に対して消極的になったと感じている方は、ぜひ今回ご紹介したセルフケアを実践して頂けたらと思います。
自分の身体は自分で守る!そんな意識で取り組んでいただけたら幸いです。
予防リハビリでは、このように生活の中で気になる症状に対して一人一人に合った運動をアドバイスしながら皆さんに取り組んで頂いています。
もう少し筋力をつけたい!痛みを減らしたい!そんな悩みも是非お聞かせください。
少しでもご興味がある方はお問い合わせください。

予防リハビリ 理学療法士 M

◎お問い合わせ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128 (相談担当:大段) ※営業時間 9:00~17:00

【倉敷老健通所リハビリ】介護予防に取り組む~散歩のススメ~

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

衣替えの季節を迎え、道行く人の服装も軽やかになってまいりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、令和4年に発表された日本の平均寿命(0歳の平均余命のこと)は、男性で81.05年、女性で87.09年となっており、高い水準で推移しています。人生100年時代という言葉もあるように、日本は世界的にも長寿国と言えます。
倉敷老健通所リハビリでは、100年時代を元気に生き生き過ごしていただくために、提供しているプログラムを通じて、介護予防に必要な知識の指導も実施しております。そこで今回のブログでは、取り組まれている方が多い散歩に関して、介護予防に繋がるポイントを交えてご紹介したいと思います。

介護予防のためには、日頃の生活において運動習慣を身につけることが重要です。運動習慣を付けるためには難しい運動にチャレンジするのではなく、最初は簡単な散歩から始めることがオススメです。そして運動習慣がない方は、まず2日に1回実施するなど、無理のない頻度を設定した方が良いと言われています。短い距離からでも十分ですので、歩く機会を設けてみてください。
少しずつ体を動かす時間が確保されると、身体活動量が高まります。身体活動量が多い人は、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症などの罹患率や死亡率が低いとされ、寝たきりの減少にも効果的と言われています。病気の予防は介護予防に直結しますので、無理のない範囲から徐々に頻度や距離を増やし、身体活動量を増やすことで介護予防に取り組んでいただければと思います。
倉敷老健通所リハビリでは、日々の営業を通して個別リハビリや集団運動プログラムなどを準備しております。また定期的な運動機能評価などを通して、リハビリ効果や現状の把握に努めております(写真)。

皆様の生活を支える拠点になれるよう、スタッフ一同、質の向上にも努めております。ご興味のある方はぜひお問い合わせ、見学などいただければと思います。

倉敷老健通所リハビリ 電話 086-427-1192 リハビリスタッフ S

栄養科通信vol.194 「野菜の保存方法」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

患者さんから「野菜を食べようと思って買うけれど、すぐに傷んでしまって、結局ムダになってしまう…」と聞くことがあります。野菜の保存では鮮度を保つことが大切です。野菜の呼吸数が増えると、切った部分からエチレンガス(老化植物ホルモン)が発生します。エチレンガスの分泌が続くと、野菜が熟成し過ぎて劣化し、最終的には腐敗につながります。野菜の呼吸を減らすために、日光の当たらない暗い場所で、低温で保存するのがよいです。今回はそれぞれの野菜で最適な保存方法をお伝えします。

① キャベツ、レタス
芯は水分が多いため、丸ごと保管の場合は芯をくりぬいた後に濡らしたキッチンペーパーを詰めて、新聞紙で包み野菜室に保存しましょう。カットの場合は断面から傷んでくるので、一度に使い切れない場合はざく切りにし、ジップ付きの袋に入れて、冷凍保存をしましょう。

② トマト
傷みにくいヘタを下にして新聞紙で包み、野菜室で保存しましょう。青いトマトは常温で追熟してからの保存がおすすめです。

③ 小松菜
濡らした新聞紙で包み、葉を立てて野菜室で保存します。新聞紙が乾いてきたら適宜交換しましょう。

④ ピーマン
水気をふきとり、ポリ袋に入れて野菜室で保存します。使いかけのものは、傷みやすいヘタと種を取り除き、ラップに包んで野菜室で保存して早めに使いきりましょう。ピーマンは冷凍することで繊維が壊れ、苦みを感じづらくなるのでカットして冷凍保存もおすすめです。

⑤ じゃがいも
直射日光はさけて、風通しの良い場所で常温保管しましょう。

食品ロス削減のためにも鮮度を保つ保存方法で美味しく保存し、無駄なく頂きましょう。野菜を上手に保存することで、食べる野菜を増やして、健康に過ごしましょう!
イラスト:いらすとや より

管理栄養士 MM

学研の情報サイト「健達ねっと」に 涌谷陽介先生のコラムが紹介されました

家族と介護と健康を支える学研の情報サイト「健達ねっと」に涌谷陽介先生のコラム「ある日のもの忘れ外来から」が紹介されました。

1 診察の流れ①まずは事前問診や、これまでの診療情報をチェック

2 診察の流れ②診察は、患者さんが部屋に入ってきた瞬間から始まる

3 診察の流れ③認知機能だけではなく、生活動作にも注目する

4 診察の流れ④診察でわかったこと、考えられることを丁寧に説明する

5 Aさんの診察を振り返って

など、項目別にわかりやすく説明されています。

皆さまもよろしければご一読ください。

涌谷陽介先生は、当院の認知症疾患医療センターセンター長で、認知症診療のスペシャリストです。

 

感謝を込めて ピース特養で 母の日会を開催しました

カテゴリー: ピースガーデン倉敷 | 投稿日: | 投稿者:

5月14日、地域密着型特別養護老人ホーム ピースガーデンでは日頃の感謝を込めて「母の日会」を開催しました。

当施設、ご入居中の女性は28名です。おやつでプリンに果物などをトッピングして皆さんと美味しくいただきました。
また、職員から日頃の感謝の気持ちを込めて母の日のメッセージカードを贈り、記念撮影をしました。とても素敵な笑顔であふれていました。
地域密着型特別養護老人ホーム ピースガーデン(ピースガーデン倉敷3階) 介護福祉士 O

山陽新聞メディカ292号 当院婦人科 菱川望医師の記事が掲載されました

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者:

【山陽新聞メディカ292号 当院婦人科 菱川望医師の記事が掲載されました】

令和6年6月3日(月)付けの山陽新聞朝刊 岡山医療ガイドメディカVol.292「地域の健康を支える医療を提供④」に当院脳神経内科 菱川望医師の「片頭痛の治療と予防」についての記事が掲載されました。

片頭痛で使用される薬の種類や片頭痛予防法の片鼻呼吸についてイラストを使って分かりやすく紹介されています。

是非ご一読下さい。
https://medica.sanyonews.jp/article/31737

#倉敷平成病院#病院#倉敷#脳神経内科#片頭痛#頭痛

あじさいの花が咲き始めました

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

梅雨入りも近く、蒸し暑い日が続いていますが体調に変わりなくお過ごしでしょうか。6月といえば梅雨、あじさいを連想する方が多いと思います。テレビでもあじさい寺などのあじさいを見られる観光スポットが放映される時期になりました。
老健内にも入所者の方が一生懸命作った飾りがたくさん掲示されており、「はや、6月じゃなあ~」と飾りのあじさいを見て梅雨の訪れを感じている方も少なくありません。

倉敷老健の玄関の横にもあじさいの花が咲き始め、入所者の方と一緒に散歩をしながら観察をしてみました。

あじさいには赤・青・紫などの色がありますが、色のベースになるのは「アントシアニン」という色素だそうです。アントシアニンは通常赤色ですが、土壌から溶け出してきたアルミニウムと反応すると青色に変化します。従って、アルミニウムをたくさん吸収したあじさいは青色、しなかったものは赤色、その中間が紫色の花を咲かせるそうです。ちなみに、アルミニウムの溶け出す量は水の酸性度によって決まり、酸性だとよく溶け、中性~アルカリ性だとあまり溶けないとのことです。
入所者の方も興味津々で、「こっちは濃いけどこっちは薄いが~。」と、色の話をしながら観察したあじさいは赤紫とピンク色でした。まだまだつぼみも多くこれから大輪の花を咲かせてくれることを入所者も職員も楽しみにしています。

参考文献:化学に触れる学びのトレイン キャタライナー化学Q&A

倉敷老健 介護士 A・S