【山陽新聞メディカ217号 当院救急棟完成の記事が掲載されました】
令和2年10月19日(月)付けの山陽新聞朝刊メディカ217号に当院救急棟完成の記事が掲載されました。是非ご一読下さい。
「倉敷平成病院の救急棟完成」
http://medica.sanyonews.jp/article/16213
秘書・広報課
【山陽新聞メディカ217号 当院救急棟完成の記事が掲載されました】
令和2年10月19日(月)付けの山陽新聞朝刊メディカ217号に当院救急棟完成の記事が掲載されました。是非ご一読下さい。
「倉敷平成病院の救急棟完成」
http://medica.sanyonews.jp/article/16213
秘書・広報課
春先及び秋口、寒暖交替の時期によく急性筋痙攣による強い筋肉痛の患者さんは鍼灸院に訪れます。今年も何人かこのような患者さんはいました。
発生する部位は様々、頚部、肩甲骨の内側部、脇腹、腰背部、大腿部、下腿部などがよく見られます。
多くの場合、症状は急に発生し、最初は僅か一部の筋肉が痙攣して強く痛み出しますが、徐々に範囲を広げて、広範囲の筋肉痛になります。殆どの患者さんは強い痛みによって運動が制限されて、日常生活の動きにも困難が感じます。
このような患者さんに対して、鍼灸院では筋肉痛の部位にあるツボに鍼を刺したうえ、モグサをつけてお灸を行い、更に痛い部位に関連する経絡のツボに鍼をすれば、筋痙攣が緩和され、痛みがすぐ改善できます。
ある30代の女性、飲食業に勤めていますが、9月下旬に仕事中、急に脇腹に強い痛みを感じ、暫く体が動かなくなりました。
近所の整骨院や鍼灸院で治療を受けましたが、改善されないため、知り合いの紹介で発症後の三日目に当院に来られました。その時、右側の脇腹に強い痛みを感じ、治療のベッドに上がることも大変困難でした。
これに対して、強くこわばっている筋肉部に鍼とお灸(灸頭鍼)を実施し、関連する経絡のツボに鍼を刺して暫くそのまま休みました。そして、鍼を取り、スムーズにベッドから起きて動いてみたら、痛みはかなり緩和され、随分楽に歩けるようになりました。
このまま一日おきに三回治療した後、症状は消え、仕事に復帰しました。
このような筋肉痛は急性発症で、症状もかなり強いですが、診断と治療が適切に行われると症状の改善も早く、早期に回復できます。
ヘイセイ鍼灸治療院 甄立学
増改築工事が進み、新救急棟が完成して4階の脳ドックセンターも9月から診察室が増え、トイレも新しくなりました。
新しい診察室は検査や指導などに活用していきます。
トイレは以前、男女1つずつの為、ご不便をおかけしていましたが広々とした素敵な空間になりました。
トイレの突き当たりには照明に浮かび上がる薔薇の花のガラス絵が印象的です。工事前まで正面玄関にありましたが、このたび脳ドックセンターに移設しました。この絵は脳ドックセンター待合のドーム天井の絵を手掛けられた作野旦平氏の作品です。
この天井のフレスコ画は平成5年の脳ドックセンター開設時にドーム部分に足場が組まれている状態で天井に砂漆喰を塗りつけ生乾きの状態で絵具が付きやすいうちに描くという技法で作成されました。
通常でも足場が悪い不安定な場所での作業ですが、作野旦平氏は脳卒中の後遺症で左半身麻痺というハンディを背負いながらの作品作りで、さぞ大変な作業だったと思います。
「療養中の皆さん、リハビリを一緒に頑張りましょう」という思いが込められています。
神話をモチーフにした四季の壁画とガラスの光に浮かぶ薔薇、どちらも素敵な作品ですので、ぜひ健診を受診される際にアート鑑賞をしてみてください。
脳ドックセンター M.T
通所リハビリテーションには、お体や心の状態に合わせて、
①介護予防に特化したフロア、
②生活や活動の拡大のために主体的なリハビリテーションに取り組むフロア、
③介護負担の軽減を支援するフロア、
④認知機能の低下がある方やそのご家族様に対し、生活行為や心理面のサポートを行うフロア
の4つに分かれています。
その中でも今回は②生活や活動の拡大のために主体的なリハビリテーションに取り組むフロアについて紹介させていただきます。
このフロアはおおよそ100名程度の席をご用意していますが、より状態に合わせた活動が行えるように、2グループに分かれています。
そのうちの1グループが歩行が一人で行え、立って行う運動にも取り組めるグループです。今できている生活動作が継続できることを目標に体操に取り組んでいます。
内容としては、基本的な手足・体幹の運動に加え、生活の中で困る動作を想定した運動を取り入れています。
例えば、「立つときにお尻が上がりにくい」、
「浴槽をまたぐ時に足が上がりにくい」、
「物を取ろうとして足が出ずにころんでしまう」といった場面を想定した運動を取り入れています。
利用者様との会話の中で聞く困ることをヒントに、半年に1回、体操の内容 を変更しています。
リハビリスタッフと行う運動だけでなく、集団で行う体操もより効果のある内容を目指しています。
「前より少し体力が落ちてきたなぁ」、
「病院を退院して、家での生活は何とかできるけどもっと運動をしたい」、
などとお悩みの方、ぜひお気軽にご相談ください。お待ちしています。
通所リハビリ A
いよいよ秋も深まり夜寒を覚える頃となりました。昨今の新型コロナウイルスの影響で、「新しい生活様式」と呼ばれる今までとは少し違った生活や対応が求められるなか、グループホームのぞみでは、今も面会禁止とさせていただいています。また、今まで、できていた買い物や外食、理美容の利用といった外出ができなくなりました。グループホームのぞみで生活をされているご利用者の方が心身機能の低下を招くことがないように、日々の感染対策を入念に行いながら、様々な工夫を凝らして楽しく過ごして頂けるよう支援しています。今日はその一部をご紹介します。
●踏み台昇降運動:職員が作成したオリジナルの踏み台を使って、みんなで回数を競い合い、時に応援しながら仲良く元気に取り組んでいます。負けず嫌いな方はいつも以上に張り切ったりして回数が増えることもしばしばあります。
●自転車漕ぎ:「若いころは自転車に乗ってどこまでも行ったんじゃー!」と昔を思い出しながらペダルをこぐ方やニコニコ笑顔で余裕でこぐ方もおられ様々です。
●ちらし寿司作り:「亀の甲より年の功」ということで何も言わずともエビの背わた取りや絹さやのすじ取りをテキパキこなされます。それぞれ役割分担をしてみんなで協力して完成し、おいしく完食しました。
●マクドナルドのハンバーガー:天気が良い日には、ハンバーガーを買ってきて、みんなで庭園に出て、大きな口でぱくり!「みんなで食べるとおいしいわ」、「外で食べることは珍しいから気持ちがええなあ」と普段口にしないハンバーガーをおいしく楽しく食べました。
今後もグループホームのぞみではご利用の方々が楽しく生き生きと生活できるよう支援してまいります。
※了承を得て写真掲載しています。
グループホームのぞみ 介護福祉士 N
気がつけばあんなに暑かった酷暑が過ぎ去り、”実るほど頭を垂れる稲穂かな”の唄が思い返される季節となりました。
最近では稲刈りの香りや、金木犀の香りも漂ってきて秋の深まりを感じます。
ほっとすると同時に夏の疲れが出てくる今日この頃です。
訪問看護では病院の中で働くのとは違い、外に出て車でご自宅を一軒一軒訪問して看護を提供する、いわば外回りの部署です。そのため季節の変化を敏感にキャッチします。
訪問先のお庭では季節の花々やお野菜を大切に育てておられます。そこには、ご利用の方や、ご家族が生活を楽しまれている姿を垣間見ることができます。
時には訪問ケアの合間に畑の野菜の作り方を教えていただいたり、お花が咲いたら、一緒に喜んだりして、まるで実家に帰ったような気持ちになります。
長年にわたりご利用いただいている方が多く、私にとっては本当に家族のように大切なご利用の方やご家族様です。そんな皆様に少しでも快適で、御自身らしくご自宅での療養生活を送ってほしいと願っています。
これからも訪問車に乗って、ご自宅まで季節の話題と元気をお届けしま~す!
訪問看護ステーションS
こんにちは。
朝晩冷えることが多くなってきましたが、みなさん風邪など引かれていないでしょうか?
例年マスクを着用する人が増え始める時期ですが、今年は新型コロナウィルスの流行の影響もあり街中ほとんどの人がマスクをしていて、していない人を探す方が難しいくらいです。
新型コロナウィルスが流行し始めた頃、私は“子供のマスク着用”について悩んでいました。うちには一歳の子供がいます。一度マスクを着けさせてみたのですが、気持ち悪いのかすぐに外してしまい、外出中ずっと着けさせておくなんて不可能でした。
調べてみると、世界保健機関(WHO)は適切にマスクを使用できないことなどから、5歳以下の子供は必ずしもマスク着用にこだわらなくてよいとしています。また、米国疾病予防管理センター(CDC)は、マスクは呼吸をしにくくさせ呼吸や心臓への負担になる、マスクそのものやおう吐物による窒息のリスクが高まる、顔色や口唇色、表情の変化など、体調異変への気づきが遅れる、などの理由から2歳未満の子供にはマスクを使用させないほうがよいとしています。
この背景には、世界の新型コロナウィルスの小児への感染状況から、子どもが感染することは少なくそのほとんどが同居する家族からの感染であることや子どもの重症例はきわめて少ないことなど、小児への感染拡大の脅威が少ないとわかってきたことが一因としてあるようです。
マスクを正しく、危険なく着用できるようになるまでは無理に着用させず、手洗いなど他の感染対策で子供たちを守ってあげればいいようですね。
感染症を家庭に持ち込まないよう、家族で協力して感染対策を行い、元気に寒い季節を乗り越えましょう。
放射線部 T.F
10月1日から当院でもインフルエンザの予防接種が始まりました(ただし10月中は、当院かかりつけの65歳以上の方が対象)が、予防接種のルールが10月から変更になったことはご存じですか?
予防接種とは、人の免疫の仕組みを利用し、病気の予防に有効であると確認されたワクチンを接種することで、病気に対する抵抗力を高める方法のことです。ワクチンは、感染の原因となるウイルスや細菌をもとに作られています。成分の違いから、大きく「生ワクチン」・「不活化ワクチン」・「トキソイド」に分類されます。
「生ワクチン」は、病原体となるウイルスや細菌の毒性を弱めて病原性をなくしたものを原材料として作られるワクチンです。毒性が弱められたウイルスや細菌が体内で増殖して免疫を高めていくので、接種回数は少なくて済みますが、十分な免疫ができるまでに約1か月程度かかります。例)麻疹、風疹、水痘、おたふくかぜ、ロタウイルスなど
「不活化ワクチン」は、病原体となるウイルスや細菌の感染する能力を失わせた(=不活化)ものを原材料として作られます。生ワクチンと比べて生み出される免疫力が弱いため、1回の接種では十分ではなく、何回か追加接種が必要になります(接種回数はワクチンの種類により異なる)。例)季節性インフルエンザ、肺炎球菌、B型肝炎、日本脳炎、ヒブなど
「トキソイド」は、病原体となる細菌が作る毒素だけを取り出し、毒性をなくして作られます。不活化ワクチンと同様、数回接種して免疫をつけます。例)破傷風、ジフテリア
2020年9月末までは、不活化ワクチンの接種後6日以上、生ワクチンの接種後27日以上の間隔をおかなければ、次のワクチン接種を受けることができませんでした。
しかし、これまでに集められた情報や専門家による提言、外国の状況などを検討した上で、2020年10月から異なる種類のワクチンを接種する際の接種間隔のルールが一部変更となりました。下記の3つのルールを守れば、前のワクチン接種からの間隔に関わらず、異なるワクチンの接種を受けることができるようになります。
~3つのルール~
① 注射生ワクチンから次の注射生ワクチンの接種を受けるまでは27日以上の間隔をおく
② 同じ種類のワクチンの接種を複数回受ける場合はワクチンごとに決められた間隔を守る
③ 発熱や接種部位の腫脹(はれ)がないこと、体調が良いことを確認し、かかりつけ医に相談の上、接種をうける
薬剤部 N.H
参考:厚生労働省ホームページ
9月15日(火)、敬老会を開催し、職員による「ジェスチャ―ゲーム」と、藤田師長による、「ウクレレ」「フラダンス」の披露がありました。
まず最初に90歳代の5名の方をご紹介し、長寿をお祝いしました。1番ご高齢な方は、98歳になられておられますが、大変お元気にお話ししてくださいました。
次に、職員によるジェスチャーゲームを行いました。「カメさん」「ツルさん」の二つのグループに分かれ、職員のするジェスチャーを答えていただきます。「20問」実施し、タイムを計りました。
まず、カメさんグループ。スラスラと答えられたり、時には分からず、頭をかかえられながらも、「8分38秒」でした。次に、ツルさんグループ。善戦されながらも、時間がかかってしまい、「11分6秒」でした。
次に職員によるウクレレのミニコンサートを行いました。最初の曲「幸せなら、手を叩こう」の時には、ウクレレに合せて皆さんで歌を唄いながら手や足を大きく動かされ、「♪幸せなら、手を叩こう♪」の時に力強く、パチパチと手拍子をされ、足の時は「ドンドン」といつもより力強く手足を動かされている人もいれば、遠慮気味に小さく手足を動かされる方もいました。全5曲でした。
コンサートの後、フラダンスの披露がありました。まず最初に、2曲ほど踊り、その後にフラダンスの指導を行い、皆さんと輪になり、一緒に腕を波のようにユラユラと動かしたり、腕を上に掲げ、お月さまの型にして、月のポーズを作り、思わず笑顔がこぼれるような雰囲気で、皆さんで一緒に楽しく踊りました。会の最後に「楽しかったよ」とお言葉を掛けて頂き、私自身もとてもうれしく思いました。
介護福祉士 S
朝晩、肌寒くなり体調管理が難しい季節に入りました。加えて、新型コロナウいルスやインフルエンザの感染も心配です。そんな心身の疲労を溜めやすいこの時期に、今日は免疫力について学びましょう。
免疫力とは?
私達の体には、身の回りに充満しているウィルスやほこりの有害物質から身を守ってくれる「免疫」機能が備わっています。生活習慣の乱れ、疲労、運動不足、ストレスが蓄積すると、免疫力は低下し、体が重く感じたり、風邪をひきやすくなるなどの異常をきたします。
免疫力を高める為にはどうしたらよいのでしょうか?
・適度な運動
適度な運動は筋力や心肺機能を高め、強い体を作ります。また、血液の循環も活発になるので、代謝がアップし、疲労物質を流してくれます。「やり過ぎない」のがポイントです。
・バランスのよい食事
特にタンパク質やビタミン、ミネラルが不足しないようにバランスよく栄養摂ることがおススメです。食べたり食べなかったり不規則な食事や偏食を続けると腸内環境が乱れ、健全な免疫力を維持できなる事もあります。
・十分な睡眠
睡眠は美容だけでなく、免疫にとっても重要です。1日8時間程度の質の良い睡眠時間を確保することに加えて、就寝、起床時刻が一定なことが理想です。難しければ起床時間を一定にすると体調をコントロールしやすいと言われています。
・ストレスを溜めない
ストレスは免疫力低下の一番の敵です。できるだけストレスを溜めないよう心掛けましょう。予定を入れすぎない、自分のできる事以外は考えない、など工夫しましょう。私は今、断捨離を行い、すっきりした居心地のいい空間づくりを挑んでいます。
・リラックスする
秋の夜長を有効に使って、1日のどこかでリラックスできる時間を作ってみましょう。スマホで時間を潰しがちですが、画面から出る光を就寝前に見ると、目や脳が疲れやすくなるとの報告もあります。照明や香りなど環境にこだわり、ブルーライトはそこそこに、あなたに合った極上のリラックスタイムを探してみて下さい。
継続できれば生活習慣が整い、心身共に健康な生活を手に入れることができるかもしれません。
コロナ禍の今年をきっかけに取り組んでみては如何でしょうか。
糖尿病療養指導士 看護師 H・M