ベトナム人技能実習生

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

倉敷老健では昨年末より全仁会初のベトナム人技能実習生の受け入れを行っています。技能実習制度とは、技能研修で習得した技術を母国で生かす技能転移を目的とする制度です。基本的には数年したら帰国してしまいます。技能実習生には1年目と3年目に技能検定があり、不合格になると帰国しないといけません。
現在4名の技能実習生が老健で研修を受けています。日本語はまだままならないですが、国民性もあってか、物怖じせずスタッフや入所者とコミュニケーションを図っています。介護技術に関して、分からないことは質問したり繰り返し練習するなど早く技術の習得・向上させたいと一生懸命取り組んでいます。なにより素直です。

介護人材の不足により今後も外国人介護士が増えてくると思われます。まだ手探りの状態ではありますが、早期に研修システムを構築し、技能実習生達が少しでも長く老健の一員でいられるよう体制を整えていきたいと思います。

倉敷老健
S・Y

明日は節分

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

今年は明日2月2日が節分です。節分には豆まきが行われます。豆まきには大豆が使用されますが、大豆は五穀の一つで、五穀には穀霊が宿るとされており、米に次いで神事に用いられてきたそうです。大豆は米よりも大きいため鬼を追い払うのに最適だといわれていたそうです。
また、節分の豆は炒った豆(福豆)を年の数だけ食べる風習があります。これは、年齢と同じ数だけ福を体に取り入れることで、一年の健康を願うという意味があるそうです。

しかし、福豆は硬いため歯が丈夫でないと噛みにくいものです。一般的に歯が20本以上あれば、たいていの物は噛んで食べることができると言われています。
例えば、18本以上でたくあん、スルメイカ、フランスパンなどの噛み応えのある物が食べられ、5本以下ではバナナ、うどんなどの軟らかい物しか食べられません。
また、歯の数は認知症や転倒と関係することが判明しています。

歯を大切にすることは、体の健康にも繋がりますので、お口の定期検診やメンテナンスをお勧めします。
もちろん歯を失っても、きちんと合った義歯を使用することによってしっかり噛むことができれば体の健康を維持することができます。義歯でお困りの方はぜひご相談下さい。

歯科 歯科衛生士 まろ

啓翁桜でひと足早い春を

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

1月は1年で最も寒さが厳しい時。今週の天気を眺めては、「今日も寒いね」を合言葉にしてしまうことも、しばしば。
温かい春を待ち望むこの季節に、ホッと心温めてくれるお花がケアハウスで咲いています。

それは、「啓翁桜(けいおうざくら)」。春を告げる花ともいわれる、冬に咲く桜です。ご入居の方宛に東北から送られてきたという啓翁桜の花の枝をご寄贈いただき、ケアハウスの玄関に飾りました。

薄紅色の可愛らしい花が、しなやかな枝いっぱいに咲き揃う、美しい桜。
ケアハウスでは、1月初旬に小さな冬芽をふくらませ、中旬から蕾が開き、写真を撮った20日には満開となりました。可憐な姿に、ひと足早いお花見を楽しませてもらっています。

啓翁桜は、1930年(昭和5年)に支那実桜(しなみざくら)と彼岸桜(ひがんざくら)を交配して作られたと言われています。名前の由来は、作出者である福岡県久留米市の吉永啓太郎氏にちなんでいるそうです。桜に自分の名前がつけられるのは嬉しかったでしょうね。

早咲きで、花びらの先に大きな切れ込みがあるのも特徴です。見頃は約1か月間と長く、お手入れすれば、お正月から立春ごろまで咲き続けてくれます。花の見頃が終わると次は淡い緑色の葉桜を楽しめます。山形県が日本一の生産量を誇り、山形県産の啓翁桜は「みちのくの初桜」とも呼ばれ、人気を集めているそうです。お正月の飾りや結婚式、卒業式などハレの日を演出する花としても重宝されています。

黄緑色の葉っぱも出てきて、季節が少しずつ進んでいるんだなと感じます。小さな春の贈り物を楽しみつつ、凛と咲く力強い啓翁桜のように、ケアハウスも色んな事に挑戦してきたいと思います。

介護福祉士 Fd

干支の創作~デイサービスよくなるデイ南町~

カテゴリー: グランドガーデン南町 | 投稿日: | 投稿者:

令和になって初めての丑年。皆様、2021年はどんな年にしていきたいですか?
よくなるデイ南町では、1月12日(火)に干支の創作を行いました。その様子をご紹介します。

まず、お手本を見ながら、色紙にフェルトを使った牛の絵を貼ります。「迎春」「丑」スタンプを選んでいただき、色を付けて皆様上手に押されていました。

今年の抱負を書いていただく為に、皆様に筆をお配りしました。真剣な表情で書かれる方が多い中、ニヤッと笑って、「宝くじがあたりますように」「当たったら山分けしてあげるよ」といわれる方もおられ、楽しい雰囲気の中、作品が次々完成します。「久しぶりに筆を持ったよ。手が震えたよ」と言われる方も。味のある作品となりました。皆様楽しそうに取り組まれ、オンリーワンな干支の飾りが並びました。「いいのが出来たよ」と言われ、笑顔が多く見られました。皆様の書かれた目標が叶いますように。

コロナが一日も早く収束して、以前のようにカラオケや歌声広場で皆様と元気に歌いたいです。

生活相談員 M.S

 

介護保険制度の理念と見直し

こんにちは、ヘイセイホームヘルプステーションです。昨冬の折、皆様いかがお過ごしでしょうか。
新年が始まり、あっという間に1ヶ月が過ぎようとしていますね。

今回は前回のブログでご紹介した介護保険制度についてさらに詳しくお話しさせていただきたいと思います。

前回は介護保険制度が創設された背景と目的についてお話ししましたが、今回は介護保険制度の理念と見直しについてお話しします。

介護保険のサービスは、利用者主体のサービスであり、自立した生活を営むことができるよう配慮することが介護保険法によってうたわれています。
利用者が自分に合ったサービスを選択できることや、サービスの提供に民間事業者が参加し、サービスの多様化を実現すること、高齢者の自立支援を行うことなどが介護保険制度の理念となっています。

介護保険法(介護保険制度)1997年12月に公布され、制度自体は2000年4月からスタートしました。
制度はあらゆるニーズに対応すべく、3年ごとに介護保険法の見直しと改正が行われています。
そして、今年度(2021年)はその改正の時期にあたり、4月に新しい介護保険法が施行される予定です。

私自身も介護保険制度を理解して業務を行っていく中で、今回の改正について新しいことも勉強し学びつつ皆様のお力になれるよう日々精進していきます。

事務部門 H

通所リハビリ、ユニット2のご紹介

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

通所リハビリの一番大きなお部屋はご利用者様の身体状態により、二つのブロックに分かれています。

今回は、その一つ、少しお手伝いがあった方が生活やリハビリをしやすい、そんな方々がたくさんいらっしゃる、ユニット2の活動をご紹介いたします。

【ユニット2はこんな方におすすめ】
 自分で歩きたいけど、見守りがあると安心だ。
トイレも、少し不安だから手伝って欲しい。
レクリエーションもみんなと同じようにはできないけれど参加したい
そんなご希望にこたえられるのが、1フロアユニット2です。

【ユニット2のプログラム】
・体操
片麻痺の方や、車椅子の方でも座ったまま身体を動かせるように、体操も工夫されています。
棒を持つことで、動かしにくい手に棒を握って頂き、ご自分の範囲内で動かす事ができます。簡単な動きを中心に、でもしっかり動かす事ができるよう反復動作が多いです。
このことは、やればできるんだ!という、ご本人のやる気に直結しています。

・脳トレプリント
基本のプリントはユニット1(反対のチーム名)も同じですが、難しい方には、塗り絵、簡単な計算問題を一緒に解いたり、個別のものを提供しています。

・レクリエーション
午後のメインプログラムは別々に行います。
創作を行う週があります。片麻痺の方でも参加できるよう、予め、少し、スタッフが張り付けたりしやすいようにカットしていたり、人形などを作る際に折り紙を貼って顔を書くだけでも、個性豊かな作品が出来上がり、スタッフの一番楽しい時でもあります。

 

ただ、塗るだけ!と、思われるでしょうが、絵の具で塗られる方もおられ、繊細な筆遣いに圧倒されることもあります。

 

このように、リハビリにいろんな事が繋がるなと~と実感する事たくさんです。少しでも「なんだ、出来るじゃないか!」そんな風に思って頂く事を、たくさん増やせるように、楽しかったと、感じて帰って頂けるように、毎日ユニット2は活動しています。

通所リハビリ 介護福祉士 K

今年の抱負 ~コロナ禍で“学ぶ”ということ~

感染対策の観点から、セミナーや研修が自粛傾向にある中で、専門職としてのあり方に警鐘が鳴らされているのではないかと感じる。Web上での研修など、限定的な学びの場は、かろうじて確保されているのは事実だが、直接対人援助に関する体験的な学習は、性質上限界があり、2020年は、グループワークやロールプレイなど、これまでの修練では、十分な成果を得られにくいと体感した1年だった。特に我々MSW(メディカルソーシャルワーカー)のように、相談援助のスキルを成長させるべき職種にとってこの問題は深刻で、社会福祉士という国家資格にさらなる磨きをかけたいという、志ある若者にとって苦悩の時代が到来したかのように思えてならない。その時代時代に求められるニーズに合わせて、学びの方法は変革を求められる。感染対策を十分に考慮した上で、これまでと同等かそれ以上の成果を得られるような研修方法を生み出す努力をすることは、長くこの業種に携わった者の使命でもある。
全仁会のMSWは、日々変化する社会保障制度や、新しく生み出される援助技術の方法を学び続け、全ての患者が優しい医療を受けられるよう尽力することを第一目的としている。そのための研修方法を、院内でよく考え、わずかでも実行できる一年にしたい。コロナ禍でも目を見張るような専門職の成長。今の当院でなら、それが達成できると信じている。

地域連携医療センター 蒼いザリガニ

伝統医学から疫病の予防を考える

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

新型コロナウイルスによる疫病が、世界規模で蔓延しすでに1年以上になります。今までこの病気の予防や治療において各国が実施した様々な方策は、目立った効果が得られていません。期待されているワクチンの接種は、既に始まっていますが、短時間で開発されたワクチンの安全性に関して、多くの不安の声がある一方、変異しつつあるウイルスに対する有効性も疑問視されています。

世界の人々が毎日不安の中で生活している現在、現代医学の奇跡を期待しながら、伝統医学の知恵を借りて努力してみる価値があるかもしれません。

疫病の対策において、現代医学は感染源の病原体の制御を重点に考えているが、伝統医学は個人の体質状況をより重要視しています。つまり、人々は同じ感染源が存在している環境の中において、同じ予防対策を取っていても、必ずしも全員同じように感染するわけではありません。その違いを生じる原因は、つまり個人の体質状況である。

体質の形成には様々な要素が関わっています。先天的な要素(生まれつきに物もの)があれば、後天的な要素(生まれてから生命力に関わるもの)もあります。先天的な要素は変わらなくても、個人の努力によって、後天的な要素を有効に生かせれば、疫病に強い抵抗力を持つ体質を作ること可能です。そのために、以下の方法は参考にしてください。

1、精神の集中力を高める。2千年前にできた中国伝統医学の古典である『黄帝内経(こうていだいけい)』の中に「精神内守、病安従来」という言葉が記載されています。その意味は「精神を煩労させず、常に体内に集中させて安定した状態を保てば、病気になるわけはない」ということです。精神を煩労させているのは、人間の欲望です。欲は少ないほど、精神の煩労が少なくなり、より集中しやすくなります。座禅、瞑想、気功修煉などの方法も補助的な効果があります。

2、正気を強める。同じ『黄帝内経』の中にまた「正気存内、邪不可干」という言葉があります。つまり「体内の正気が強ければ、邪気に侵入されにくい」と言う意味です。伝統医学の理論では、病気とは正気と邪気の戦いによるものであり、正気が強ければ、邪気が体内に侵入しにくく、侵入しても排除されやすい。正気を強めるために、栄養バランスの良い食事、規則正しい生活リズム、程よい労逸(ろういつ)の体の使い方などの面に気を付けるべきです。

3、経絡(けいらく)の通達を保つ。中国伝統医学の理論では経絡は体の正気(エネルギーや栄養物質)の通路です。経絡の通りが良ければ、正気が邪気のある所に届きやすく、速やかに邪気を排除したり、消滅したりしやすいです。経絡の通達を保つために、適切な運動や気功、漢方、鍼灸などの方法が有効です。実証されていませんが、経験から言えば、膏肓(こうこう)、気海(きかい)、足三里(あしさんり)などのツボに鍼灸を実施すれば、新型コロナウイルスの感染予防に効果があると思います。

さまざまな方法がありますが、正しい信念を強く持ち、安定した精神状態を保つことは一番重要かもしれません。「病は気から」ということはここにも通用します。

ヘイセイ鍼灸治療院  甄 立学

篠山副院長がFMくらしき「love our community -わが街のわ-」に出演しました

FMくらしきで毎月第3水曜日17時30分から放送されている『love our community-わが街のわ-』に1月20日(水)、篠山副院長が電話出演致しました。

『love our community -わが街のわ-』は、2025年、4人に一人が後期高齢者になるその時代が到来する前に、「市民の皆さんと医療従事者とが地域医療について共に考える双方向コミュニケーションの場を…」と、2013年にスタートし、現在、倉敷市内の25の病院やクリニックが共催している『わが街健康プロジェクト。』の公式ラジオ番組です。

第20回目の今回は、『わが街健康プロジェクト。』が発刊しているニュースレター『にじいろ便り』に寄せられたメッセージを紹介しました。その中で、篠山副院長は質問のあった「どんな時に救急受診が必要か?」について先生の専門である脳神経外科分野を中心にお答えしました。

頭をぶつけてすぐに痛みが引いた場合は、危険性は低いが、時間が経過しても痛みが強くなる場合や吐き気が続く場合は非常に危険ということ。また、今の時期特に気を付けなければならない脳卒中の症状について説明し、そのような症状が出た際は119番に電話してほしいということをお話しされました。参考にしていただければ幸いです。

「love our community -わが街のわ-」は「わが街健康プロジェクト。」HPで過去の放送音源を公開中です。
ぜひ、ご視聴ください。

秘書・広報課

「黄砂アレルギー」!?

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

1月半ば、ある受診の方が会計時、くしゃみが止まらなくなりました。
「あれ!?まだ花粉の時期ではないのになあ~?」と思っていたら翌日、私もくしゃみと鼻がムズムズ🤧→鼻水が出始めました。

毎日、新型コロナ感染のニュースばかり気にしていて、今年の花粉の飛散状況をチェックをしていなかったと思いながら、次の朝の天気予報を見ていたら、「今日も黄砂が飛んで来そうです」と。
何年か前、ひどい花粉症状で困っていたら、「症状が酷くなった辺り、PM2.5が飛んでいたからなあ~」とある医師から言われて、気にしていました。

「黄砂アレルギー」とは、黄砂や、黄砂に付着して飛んでくるアレルギーを引き起こす物質(PM2.5、ほこり、ダニなど)によって引き起こされるアレルギー疾患です。

日本に黄砂が飛んで来るのは、2~5月頃らしいのですが、今年は少し早い飛散でした。
そして残念なことに「黄砂アレルギー」を調べる検査は、たんぱく質を持たないため、まだ調べることはできないそうです。
花粉症状でお困りの方、「黄砂」の飛散時期も気をつけてみてはいかがでしょうか?

脳ドックセンター Y.K