日別アーカイブ: 2022年10月13日(木曜日)

ご利用の方の運動定着に向けて

皆さまこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

今回は私達が行っている自主トレ定着に向けた取り組みをご紹介します。予防リハビリでは、利用時に毎回個別リハビリを実施しています。リハビリ内容はなるべく自宅でも行えるものをお伝えし、自宅でも自主トレーニングとして実施できるよう支援しています。他にも、自主トレーニングをどれだけ行えたか記録できる用紙を毎月配布し、ご利用の方に記入して頂いています。時々見返してご自身で達成状況を確認したり、利用時に職員とも共有し、実施状況に合わせて声掛けを行ったりしています。
さて、その用紙の記入欄にストレッチと筋トレという項目を設けていますが、以前より「ストレッチと筋トレの違いが分からない」という声をちらほら頂いていました。質問をお受けした時にご利用の方にお伝えしていましたが、フロアに掲示していつでも確認できるものがあれば、より皆様の理解が深まるのではないかと感じ、用紙を作成してみました(下の図)。

この用紙を、目に留まりやすいようフロアのドリンクサーバーの近くと、血圧計の隣の2箇所へ掲示しました。掲示後、ご利用の方からも「こういう違いがあるんじゃな」「分かりやすいわ」という反応を頂いたり、ご利用の方同士でも用紙を見ながら内容についてお話しされ、交流のきっかけになったりしています。

実際に違いを意識しながらトレーニングを実施して自宅での運動効果を高めて頂くために、毎月内容を変更しながらストレッチや筋トレの具体的な方法も併せて掲示しています。掲示し始めてから、プログラムの隙間時間にも実施してくださる方が増えました。ご利用の方から「貼ってくれるから、どんなことしたらいいか分かるからいいわ~」「家でもやってみます!」というポジティブなお声も頂くことができました。自宅での活動量増加に繋がればと思い始めましたが、通所利用時の自主トレーニングにも繋がっており、作成して良かったと感じています。
今回、自宅での運動定着のきっかけになればと思い掲示を行いましたが、予想以上に利用者様からの反響がありました。今後も皆さまの身体機能の維持向上につながるよう、様々なきっかけ作りを行っていきたいと思います。

介護福祉士 S・K

◎お問い合わせ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間 9:00~17:00