よく噛んで食べれていますか?
よく噛んで食べることは、早食いを防止して満腹感が得られやすくなり、肥満予防につながります。また、ゆっくり食べることで消化、吸収もゆっくりになり血糖値の上昇を緩やかにすることができます。
以下、「月刊糖尿病ライフさかえ2020年8月号」より引用。
「噛ミング30」という言葉をご存知でしょうか。これは「一口で30回以上よく噛んで食べましょう」という厚生労働省が提唱している運動です。皆さんも食事の際にぜひ一度、噛んでいる回数を数えてみてください。戦前は1回の食事で1400回ほど噛んでいましたが、現代は620回くらいが平均だという調査があります。
以前と比べて嚙まなくなった要因の一つが「メニュー」の違い、食材の変化によることが大きいと思われます。戦後に和食から洋食中心のメニューに替わりました。和食は比較的硬い物が多いので何度も噛みますが、洋食は軟らかいものが多く、よく噛もうと思っても飲み込んでしまいます。
☆たくさん噛むための「箸置き」と食べ方
おかずに箸をのばして口に運び、そこで一旦箸を置いて、ご飯(主食)やおかす(副食)をしっかり何回も噛んで味わっていますか?最近は忙しい人が多く、食事のスピードが速くなり、食卓から箸置きがなくなってきているように思います。また、カレーライスも具材によりますが、噛む回数は少ないと思いますし、丼物も同様の傾向があるようです。いつもとは言いませんが、和食を見直して定食形式で箸置きを用意してはいかがでしょうか。
のぞみの会の栄養科のレシピ動画ではよく噛む簡単レシピを紹介予定です。動画アップまでお楽しみに!
糖尿病療養指導士 管理栄養士 Y.N