皆さんは「スイッチOTC」をご存じですか?
「OTC医薬品」とは調剤薬局や薬店、ドラッグストアなどで、処方箋無しに自らの責任で買うことができる医薬品のことです。
(OTC=over the counter カウンター越しにアドバイスを受けた上で購入できることを意味します)
「スイッチOTC」とは医療用(医師が発行する処方箋に基づいて薬剤師が調剤してから受け取ることのできる薬)から一般用に切り替えられた(スイッチした)薬をさします。医療用医薬品と成分が同じで、例えばロキソニンやガスター、最近ではアレグラやPL顆粒などがあります。
利用するメリットとしては、
●医療機関が開いていない時間帯でも購入できることもある
●病院に行く時間や費用を抑えることができる
ことから、軽度の不調を感じた時の対処として利用できます。
しかし、主に症状を緩和する薬が多いので、数日間服用しても治らない場合は医療機関への受診をお勧めします。成分は同じでも薬の名前が異なる場合や複数の成分が配合されている場合もあるので、薬の重複や相互作用に気をつける必要があります。薬剤師に相談してうまく利用しましょう。
薬剤師 M