日別アーカイブ: 2017年6月7日(水曜日)

脱水対策について

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

冷んやりと心地良い風の吹く春も終わり、梅雨がやってきました。雨が降ると気温がそれほど高くなくても、湿度が高いせいで汗をかきやすくなります。
皆さん、かくれ脱水になっていませんか?

脱水症は進行するまで、これといった症状が出にくいのが特徴で、脱水症になりかけているのに、本人や周囲がそれに気が付かないため、有効な対策が取れていない状態を「かくれ脱水」と呼びます。
例えば、夏バテにより疲れやすくなったり、食欲が落ちたりする人もいますが、夏バテの背景にも「かくれ脱水」が潜んでいるケースが考えられます。予防する為には、こまめに水分を飲んで、しっかり栄養バランスと量を考えた食事を食べることが重要になります。
また室温の調整も脱水症を防ぐためには非常に有効になります。クーラーや 扇風機を使用し部屋の空気を入れかえるようにしましょう。

脱水の症状は軽度~重度に分けられますが、早めに気づき対応をすることで重症化を防ぐことができます。
・軽度  めまい ふらつき 口の中が乾いた感じがします。
・中等度 頭痛 悪心 口の中や鼓膜が強く渇き唾液や尿の量が減る。嘔吐 発熱する場合もあります。
 ・重度  意識障害 けいれんなどを引き起こします。昏眠、錯覚、幻覚などの精神障害が起こることもあります。

重度の脱水症は命に関わることもあるので、軽度であっても症状が出たら、すぐに 水分補給を行ってください。脱水の予防では、定期的な水分補給が重要となります。

水分補給のタイミングとしては汗をかきやすい就寝前 起きてすぐ 入浴前後 運動前中後に行うと効果的といわれています。また汗や尿だけでなく皮膚表面や呼吸などからも水分は排出されています。 運動をしていなくても1日に2リットルは排出されているので、同じ量の水分補給を目標にしましょう!

これからどんどん暑くなってきますが、今のうちに水分補給の習慣をつけ夏を元気に乗り切りましょう。

通所リハビリ OT S