日別アーカイブ: 2017年6月18日(日曜日)

第90回糖尿病料理教室

カテゴリー: 栄養科, 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

6月10日(土)、倉敷生活習慣病センターにおいて「第90回糖尿病料理教室」を開催しました。今回のテーマは『バリ料理』。バリ島はインドネシアにあるリゾート地で、バリ島ならではの食文化が味わえます。バリ料理は初めて!という方が多く、皆さん興味津々。バリ料理の代名詞ナシゴレンを始め、テンペやサテなど日本の食材を使って、バリ島の伝統料理を作りました。意外にも日本人の舌に合う味付けで、「おいしい!」と言っていただけました。バリ料理で少し早いバカンス気分を楽しめたのではないでしょうか?

次回の開催は8月5日(土)です。テーマは「地中海料理」。本格的な夏の到来です。夏野菜をふんだんに使用したメニューで皆様のご参加をお待ちしております♪

 

♡デザートタイム♡
バリのデザートでピサンゴレンという揚げバナナがありますが、今回は揚げずにバターでソテーしました。
あっさりと、でも食べごたえ十分なデザートの完成。シナモンパウダーをふりかけていただきます。

◎本日のメニュー◎

○ナシゴレン:オイスターソース、スウィートチリソース、ケチャップを使って野菜たっぷり簡単ナシゴレン!
○サテ:ココナッツミルクやカレー粉が入った調味液に鶏肉を漬けこみ、香ばしく焼き上げました。
○テンペ:日本の大豆発酵食品である、納豆を使った即席テンペです。
○ダブダブソース:くり抜いた茄子の中に色とりどりの野菜を使ったソースを入れて彩り鮮やかに仕上げました。
○スパイシー炒め:ズッキーニと人参を数種類のスパイスで炒めました。
○ガドガド:ピーナッツバターを使った甘くないガドガドソースを野菜につけていただきます。
○ベジラーメン:にんにく、ねぎ、生姜、しいたけの風味でいただく少し優しい味のもやしラーメンです。
○バナナソテー:バナナをバターでソテーしたものに低カロリーアイスとミントを添えて。

 

計570kcal
タンパク質21.4g、脂質18.2g、炭水化物84.7g(糖質74.2g、食物繊維10.5g)、塩分2.3g

※メニューご希望の方は倉敷生活習慣病センター受付にてお訊ね下さい。

 

糖尿病療養指導士 S.N.

ロボットスーツHAL®がバージョンアップしました

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

①運動麻痺で動かない足でも、脳から少しでも「足よ動け!」という信号(生体電位信号)が出現していれば、その微弱な信号を感知、増幅し、足に装着したロボットが関節運動を助け、立つ・歩くことが運動として実現する。②信号が出ていなくとも、ロボット自体が歩行のリズムで動き、足の運動ができない場合でもロボットを装着し歩行練習をすることで、その繰り返しにより脳から歩行に必要な信号を発現させるきっかけを作る。
ロボットスーツHAL®(Hybrid Assistive Limb)は脳卒中や脊髄損傷など、運動麻痺がある患者さんに前記のような2つのシステムで立位、歩行練習が可能となるロボット機器です。
平成26年度より当院理学療法科で使用しておりますが、今年度よりバージョンアップし、新型機体となりました。最も特徴的な違いは、信号を検知する感度が非常に高くなった、つまり、旧型では拾えなかった微弱な信号も捉える事が出来るようになったことです。

HALを使用した練習では、歩行速度が向上する、立位、歩行練習を通じ運動学習を促進するなどの効果があります。
実際装着した患者さんからは、「歩く感覚が良く分かる」「こんな早さで歩いたのは、病気になってから初めて」などの反応があります。リハビリテーション機器も多様化し、ロボティクスの技術が現場に浸透してきていますが、最新の技術を患者さんに提供し、機能改善、満足度の高い治療に寄与できる体制を継続していきます。

リハビリセンター副センター長 T