日別アーカイブ: 2016年4月9日(土曜日)

花粉症について

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

花粉症4月になり、新年度が始まりました。
私は、倉敷平成病院に入職して2年になります。
今年は3年目になりますが、入職時の緊張感を忘れず、わかりやすい説明と迅速な検査を心掛けて、安心して検査を受けてもらえるように努力していきたいと思います。
春といえば桜と花粉症の季節ですね。
花粉症に悩まされている方もたくさんおられると思います。
私は花粉症が毎年ひどく、くしゃみ、鼻水鼻づまり、などなどで憂鬱な日々を送っています。
ところで、花粉症のメカニズムをご存じですか??
なぜ花粉によって、風邪のときのような症状が現れるのでしょうか。
私たちの体は「花粉」という「異物(アレルゲン)」が侵入するとまず、それを受け入れるかどうかを考えます。排除すると判断した場合、体はこれと反応する物質を作る仕組みをもっています(この物質を「IgE抗体」といいます)。抗体ができた後、再び花粉が体内に入ると鼻や目の粘膜にある細胞と結合します。その結果、細胞から化学物質が分泌され、花粉をできる限り体の外に出そうとします。そのため、くしゃみで吹き飛ばす、鼻水・涙で洗い流す、鼻づまりで体の中に入れないように防御する、などの症状が出てくるのです。
今は花粉症がなく平気な人でも、この先かからないということは言えません。
年をとってから花粉症になるという人もいるのです。
花粉にも様々な種類があり、花粉症の出る時期も異なります。
自分が何の花粉で症状が出ているのかは、採血によって調べることができます。
一回の採血で、何十種類のアレルギーを調べることができるのです。
花粉症やアレルギーをお持ちの方は、ぜひ倉敷平成病院 耳鼻咽頭科で検査してみて下さい。

臨床検査部 A.N