カテゴリー別アーカイブ: 通所リハビリテーション

【令和元年度第3回老松保育園絵本読み聞かせボランティア報告~世代を超えて、地域とつながる~】

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令和元年7月19日(金)当通所リハビリを利用されている2名の方と老松保育園のばら・すみれ組さん(年少)29名の園児を対象に絵本の読み聞かせボランティアを実施しました。当日はあいにくの雨模様でしたが、園児たちの弾けるような笑顔が出迎えてくれました。

今回はTさん(88歳)とYさん(90歳)のお二人が参加されました。Tさんは『もりのおふろ』の大型絵本を読まれました。ライオン、ゾウ、ワニ…次々と出てくる動物に子どもたちは興味津々でした。
Yさんは『ありとすいか』の大型絵本を読まれました。大好きなすいかの絵に子どもたちの姿勢も思わず前のめりに。とても楽しんで聞いてくれているようでした。

帰る際にも、バイバイと元気いっぱいに手を振ってくださり、お2人もそれに応えて笑顔で手を振られていました。

感想をうかがうと、Tさんは「本当にかわいかったね」と子どもたちとのふれあいを思い出して微笑んでおられました。Yさんはプレゼントしていただいた手作りの首飾りを嬉しそうに見つめ、「一生懸命作ってくれたんだろうね」とにっこり。また参加したいとのお声もいただきました。
老松保育園の方々ありがとうございました。来月もよろしくお願いいたします。
※令和元年度は5~9月まで月1回の計5回の開催を予定しています。※了承を得て写真掲載しています。
(広報・広報課 A)

日常生活において支援・介護が必要な方を支えるフロアの取り組み~通所リハビリ~

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「重度化防止の取り組み」

2フロアは他のフロア以上に介護が必要な方が利用されています。
重度化を予防するために、ご家族とのコミュニケーションを心掛け、それぞれの専門知識と技能を使用して、援助を行うスタッフがいます。

実際の介助の一部
●口腔ケア
食前の嚥下体操で誤嚥予防。食前・食後の口腔ケアを行うことによって口腔内の清潔を維持しています。利用者の中には嚥下能力の低下した方も多い。その為、誤嚥のリスクも高くなっています。そのような状態を予防するため行っています。

●全身状態の観察
利用者の顔色や表情、バイタルサイン、家人からの連絡などから体調を確認し常に状態観察をしています。

 

「脱水予防の取り組み」

通所ご利用中の飲水量と尿量を測定し、実際にどれほどの水分をとることが出来ているかを把握し、尿量が少なくなっている方に水分を追加し脱水予防に努めています。

●体重測定
利用者の体重の増減は体調に直結する大事なサインです。体重の増減が原因として、病気の進行や認知機能の低下、新陳代謝の低下、摂食障害、口内環境の悪化、精神的ストレス等があげられます。日頃から体重の管理を行うことで、体調の変化に気付けるようにしています。

●ポジショニング
自力では思うように体を動かせない方や、拘縮や麻痺がある方に対して、特殊なクッションや枕を使うことによって、安全で安楽な姿勢を補助する事です。これにより床ずれや関節への負荷を軽減する目的があります。

このように2フロアの取り組みを行うことによって、日常生活に介助が必要な方が穏やかに生活できるように利用者の様子や、ご家族の質問を連絡ノートを用いてご家族の負担を少しでも軽減出来るような取り組みを行っています。

介護福祉士 N・K

通所リハビリの共同作品「朝顔」(令和元年7月)を飾りました

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7月になりました。例年よりも遅い梅雨が到来し、青空が恋しい季節です。
さて、外来に今月の作品を掲示いたしました。テーマは「朝顔」です。
 最初は、お祭りで咲いている朝顔をイメージして作成していましたが、最後の仕上げの際にご利用の方が「余計なものを入れずに全体的に朝顔を貼った方がバランスが良くて綺麗じゃない?」と言われたため、全体に朝顔があるデザインに変更しました。

作成中、とても集中して取り組まれており、気がつくとたくさんの朝顔ができていました。
一つ一つが個性的で可愛らしく仕上がっており、どれを貼ろうか迷いましたが、みんなで相談・協力しながらとても素敵な作品が出来上がりました!
あまった朝顔は他の創作活動に活かしていきたいと思います。

 

とても華やかな作品です。ご来院の際は是非ご覧ください。

通所リハ 介護福祉士 H

【令和元年度第2回老松保育園絵本読み聞かせボランティア報告~世代を超えて、地域とつながる~】

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令和元年6月19日(水)当通所リハビリを利用されている二名の方と老松保育園のばら・すみれ組さん(年少)を対象に絵本の読み聞かせボランティアを実施しました。当日は天候にも恵まれ、園庭ではたくさんの園児たちが走ったり遊具で遊んだりと元気いっぱいのようすでした。

今回は、Oさん(80歳)とNさん(75歳)のお二人が参加されました。Oさんは『ちびゴリラのちびちび』の絵本を読まれました。「歌ったんだって」「大きくなったんだって」とアドリブも加え、語りかけるような朗読に園児たちは引き込まれるように聞き入っていました。Nさんは『やさいさん』の絵本を読まれました。テンポの良い朗読に、園児たちも「やさいさん、やさいさん」と楽しそうに声を合わせ、とても和やかな雰囲気でした。最後に園児より手作りの首飾りをプレゼントしていただき、一人一人と握手をして、楽しいひと時を過ごしました。

帰る際には、バイバイと手を振ってくださり、お二人も嬉しそうに、それに応えられていました。感想をうかがうとOさんは「本当に楽しかった。ぜひまた参加したい」とおっしゃっておられました。最初は緊張しているご様子だったNさんも「子どもたちが本当にかわいかった。とても良かったです」と顔をほころばせていました。老松保育園の方々ありがとうございました。来月もよろしくお願いいたします。

※令和元年度は5~9月まで月1回の計5回の開催を予定しています。※了承を得て写真掲載しています。

秘書・広報課A

高齢者の脱水とその予防法について~通所リハビリより~

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みなさん、こんにちは!暑い日が続いていますがお元気でお過ごしでしょうか?
今回は高齢者の方の脱水とその予防法についてお話していきます。
まず、はじめにわたしたちは、1日に約2.5ℓの水分が身体の中を出入りしています。
身体の中には、体内で作られる水分や飲み水や食事から補給されます。身体の外には、尿や便・汗や呼吸によって排泄されます。

○高齢者の方は脱水になりやすい要因は以下の通りです。
・水分を貯蔵する場所が少ない
加齢によって体液(水と電解質を含む体内の総水分)の貯蔵部位である筋肉量が減少し、体液を蓄えにくい。
・基礎代謝量が減少している
高齢者は基礎代謝量が減少し、運動を行うことで発生する代謝によって生成される水分も減ってくる。また、細胞内の水分も少なくなる。
・腎臓の機能が低下している
加齢によって腎臓機能が低下すると、老廃物を排泄するために多くの水分が必要となり、体液が失われやすい。
・のどの渇きを感じにくい
のどの渇きを知らせる口渇中枢の働きが鈍くなり、渇きを感じにくい。自覚せぬまま水分不足になる事も多い。
・体調不良で水分不足になる
食欲不振だと摂取する水分量や塩分量も減少する。また下痢や嘔吐を起こすと水分を過剰に失う。
・水分摂取を控える傾向がある
頻尿や失禁を嫌がる、誤嚥を恐れるといった理由で、水分の摂取そのものを控える高齢者も多い。
上記のような理由から高齢者は脱水になりやすく、6月から脱水で病院に来られる方が多いため、今から気をつける必要があります。

○こんな時は「隠れ脱水」かも・・・
脱水かどうかを調べる簡単な方法があります。その場で出来るのでぜひ試してみてください!!
➀手の甲の皮膚をひっぱって放した後、3秒以内に戻らない
②親指の爪を押して放した後、3秒以内に爪の赤みが戻らない。
このような症状がある方は、隠れ脱水かも知れません。細めに水分を摂るなどして下さい。

この他に脱水かどうかチェックする方法としては以下の点に気をつけて下さい。
①唇が渇いている
➁舌が渇いている、舌に亀裂がある
③いつもより、おしっこの回数や量が少ない
④おしっこの色が濃い
➄便秘気味である
⑥下痢や嘔吐がここ3日間で3回以上みられた
⑦発熱(37°以上)が1日以上続いている
⑧いつもより汗を多くかいている
⑨ここ3日、食事量が十分ではない
⑩暑い場所に長時間いた
1つでもチェックがついたら、脱水のリスクが高くなるため注意しましょう。脱水は静かに進行します。
早め早めの対処が重要です。経口補水液で、水分と塩分を補給しましょう。

○当通所リハビリでの取り組み
通所リハビリでは、季節に合わせてテーマを変え「健康講座」という名称でご利用の方々にスライドショーで健康に関する講義を行っています。さらに昨年は、6月~8月に脱水の健康講座を行い、その中でOS1の試飲を行い味の感じ方の違いを体験していただきました。さらにクイズも組み合わせるなどの工夫をし、とても好評を受けました。
こうした取り組みを行うことで今後もご利用者様の健康維持・活力へと繋がっていけばと思います。

通所リハビリ 介護福祉士 M.K

 

 

 

 

通所リハビリの共同作品「梅雨」(令和元年6月)を飾りました

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6月になりました。例年平均ですと中国地方は6月8日に梅雨入りしているようです。昨年の豪雨災害は忘れられない記憶として刻まれています。
さて、外来に今月の作品を掲示いたしました。テーマは「梅雨」です。ご利用の方々に折り紙で花を折っていただき、それを組み合わせてアジサイの花にしました。
最初は作るのが難しく「わかりにくいなぁ~」とおっしゃっておられた方々も完成が近づくにつれ、集中して積極的に取り組んでくださいました。
カエルは、身体・顔・目・手・足のパーツを作って組み合わせました。個性的で元気がでるような作品に仕上がったと思います。
湿度が高くジメジメした時期となりますが、そんな気分を吹き飛ばすような可愛らしい作品に仕上がったと思います。ご来院の際は是非ご覧ください。

通所リハ 介護福祉士 H

【令和元年度第1回老松保育園絵本読み聞かせボランティア報告~世代を超えて、地域とつながる~】

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令和元年5月15日(水)当通所リハビリを利用されているMさんが老松保育園のばら・すみれ組さん(年少)を対象にに絵本の読み聞かせボランティアを実施しました。新緑がまぶしい季節、晴天に恵まれ、園児たちがダンゴムシを見つけたと教えてくれたり、園庭を走ったり元気いっぱいの様子でした。
Mさんは『はじめまして』の大型絵本を読まれました。『はじめましてのごあいさつ。みんなはちゃんとできるかな。ねこくんもぞうさんもピアノさんもいすくんも…』と身近な動物たちがテンポよく挨拶してくれる内容に園児たちも集中しているようでした。
また、今回は職員による歌とリズムも披露し、歌に合わせて一緒に手拍子をしたりお膝をポンポンと叩く動きを取り入れたりして過ごしました。最後に園児より手作りの首飾りをプレゼントしていただき、今回は少人数だったので一人一人と握手をしてゆったりした時間を過ごしました。帰る際には、バイバイと手を振ってくださり、あどけない子どもたちに癒されました。感想をうかがうとM様は「本当にかわいいね。こんな頃があったんだねぇ。頑張って練習してよかったわぁ」とおっしゃっておられました。老松保育園の方々ありがとうございました。来月もよろしくお願いいたします

※令和元年度は5~9月まで月1回の計5回の開催を予定しています。
※了承を得て写真掲載しています。

通所リハビリ 介護士 M

~通所リハビリ 認知症専門フロアの取り組み~

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通所リハビリ認知症専門フロアでは、もの忘れにともなう心細さやいらだちがあっても、その人らしさを活かし、その人がこころ穏やかに過ごせるようなサポートをこころがけています。

たとえば穏やかさを演出する環境ツールとして、暖色系の照明やアロマの香り、音楽などの工夫を行っています。

スタッフの立ち居振る舞いや雰囲気なども環境の一部だと考えています。

さきほどふれた照明や香り、音楽などは、ご利用の方々だけでなくスタッフ自身の穏やかさを保持するためにも、とても重要な役割を果たしていると感じます。また、部屋の外に出て活動することも多く、季節感を肌で感じ、日光を浴びて心身ともにリフレッシュできる畑・園芸プログラムも特徴的です。

冬期は大根やほうれん草、ムスカリやチューリップ、夏季は茄子、トマト、胡瓜、ひまわりなどが楽しめます。とくにご利用の方々が熱心に集中して取り組まれるのは、意外にも収穫作業ではなく、なんと草むしりです。転倒や熱中症などに繋がらないよう注意しながらスタッフも一緒に楽しみたいと思います!

 

通所リハビリ T

通所リハビリの共同作品「藤棚」(令和元年5月)を飾りました

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今日から「令和」がスタートしました。今月の通所リハの作品は阿知の藤をイメージして「藤棚」にしました。
ご利用の方々に紫系の折り紙を正方形に小さく切ったものを円錐状に糊付けし、たくさん作ってもらいました。円錐に糊付けする作業は思ったよりも細やかで、同じテーブルの方と、どこに糊をつけたらいいかなぁ等とご相談されながら取り組んで下さいました。
円錐にしたものを、細長い画用紙に貼っていって流れるような藤の花を形作っています。

葉っぱの部分は、いつも創作に参加して下さる方のアイデアで創作しました。
立体的な藤の花になったと思います。いかがでしょうか?

倉敷在宅総合ケアセンター2階の通所リハビリフロアには大きなこいのぼりの創作壁画が出来上がっています。機会がありましたら是非ご覧ください。

通所リハ 介護福祉士 M

リハビリテーションマネジメント会議について

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桜が咲き、春満開の今日この頃、いかがお過ごしですか。
今回は通所リハビリテーションで行われている「リハビリテーションマネジメント会議」についてご紹介したいと思います。
通所リハビリの利用者様へのリハビリサービスは、リハビリテーションマネジメントという考え方に基づいて実施されています。
リハビリテーションマネジメントとは、
・調査(居宅での情報収集)
・計画(専門家による計画書の作成)
・実行(リハビリテーションサービスの提供)
・評価(計画の評価・見直し、情報提供)
・改善
のサイクルの構築を通じて、
心身機能(座る・立つ・歩くことができる)、
活動(身の回りのことや家事ができる)
参加(地域の中で生きがいや役割を持って生活できる)
について、バランス良くアプローチするリハビリテーションが提供できているかを継続的に管理することで、質の高いリハビリテーションの提供を目指すものです。
そのために、通所リハビリでは、リハビリテーション計画書の作成や会議を定期的に行っています。その会議では、ご家族、ケアマネージャー、福祉用具、ショートステイ、デイサービスなどの他事業所の方々にお越しいただき、ご本人も交えて直接話し合いを行っています。
そして、平成31年1月より大浜Drや高橋Drにも会議に参加して頂き、リハビリテーションマネジメント加算(Ⅲ)を取得しています。Drよりご本人やご家族に直接、リハビリテーション計画書やリスクの説明をしていただくことにより、医学的管理や予後も踏まえた質の高い会議が提供できるようになっています。

まだまだリハビリマネジメント加算(Ⅲ)も始まったばかりです。これからも、試行錯誤を重ね、「ご利用者様の日常生活における活動の質の向上」を図るために、リハビリテーションの観点からの利用者の観察やアセスメント、介護職員等への介護の工夫や日常生活上の留意点に関する助言などができるように研鑽していきたいと思います。
施設内やリハビリ内容などの見学は随時承っていますので、お気軽にご連絡ください。皆様のご利用を心よりお待ちしています。

通所リハビリテーション H