カテゴリー別アーカイブ: 訪問看護ステーション

師走を迎えて

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気付くといつの間にか12月も中旬に。来週22日は二十四節気の一つ、冬至です。昼の長さが一番短い日、柚湯に浸かって一年の疲れを癒す日です。今年は皆様にとってどんな一年でしたか?相変わらずのコロナ禍で行動自粛、感染対策の厳守生活の中で、手も足も伸ばせない窮屈な、ストレスの溜まりやすい長い一年間ではなかったでしょうか。それでもようやく日本では感染者数の低下した状態が続くようになり一段落です。オミクロン株の不気味な存在は報じられていますが、ここはゆっくりとお湯に浸かり、一年の疲れや垢を落としましょう。一昨年のちょうど今頃(2019年11月28日)、ブログの担当を依頼され、新年を迎えるにあたって十分な体力作りをして元気に過ごしていきましょうと具体策を書かせてもらいました。

1)昼寝30分/日
2)朝食を十分に摂ること
3)日光浴15分/日、散歩
4)体操、筋トレ、バランス練習
5)歌を歌う など。

今年はここまで無事乗りこえてきた皆様一人ひとりの頑張りに敬意を表し、来るべく年に新たな一歩を確実に踏み出せるよう、ゆっくりと心と身体の休息をとりましょう、と記して終えたいと思います。

訪問看護PT T.O.

秋から早めの「保湿ケア」がおすすめです

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あと2W間程でもう師走。早いですね。冬場になってくると皮膚の乾燥,痒みから不眠を言われる方が増えてきます。

トラブルが起きてから保湿ケアをするのではなく、少し早めに秋口から行っているとだいぶ違います。「面倒ねえ」という方は、乾燥し易い皮脂の少ない部分を中心に重点的的に保湿剤塗布でもよいかも。

首〜肩、腰回り、手足でしょうか。

この頃は保湿剤の種類が豊富になりました。薬局で薬剤師さんに声をかけるとわかり易く紹介してくれます。

皮膚に水分が十分含まれ浸透し易い入浴直後や清拭時等に早めに(5分以内に優しく肌をなでる様に)塗布しましょう。

あと忘れないで欲しいのが。足の裏は皮脂の分泌がなく乾燥し易い部分です。
新陳代謝も他の部分より遅い為、古い角質がたまり角質層が厚く角化し易い場所です。気が付くと硬くなってひび割れて痛い事に。そうなると歩容にも影響し膝や腰に負担がかかったり,転倒の誘因にもなり易いので避けたいものです。踵も忘れずに一緒に早めの保湿ケアをする様にしておきましょう。

尿素やビタミンE入り保湿クリームがおススメです(角質を柔らかく,水分保持を増強し血行促進)。クリームを塗り込んで踵専用靴下(薬局)も併用するとより乾燥予防ができるでしょうか。

早めのスキンケア習慣によるトラブル予防で、冬場も快適に過ごしましょう。

訪問看護 M

家事の秋

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10月に入っても暑い日が続きましたが、朝夕の冷え込みや日の短さに秋を感じています。
栗や秋刀魚などの美味しいものも旬をむかえます。食欲の秋、スポーツの秋、行楽の秋・・・。いろいろな事に取り組みたい季節ですが、やはり新型コロナウイルスの感染状況が気になるところですよね。

それならば、家事の秋というのはいかかでしょうか。年末の大掃除を前倒しするというのもいいですね。
「アイロンをかける、衣服を折りたたむ、掃除をする、散歩をするなど、低・中強度の身体活動であっても、血糖値を下げるのに役立つ」という報告があります。また、家事をすることは、高齢者の身体だけではなく、脳も健康にすると言われています。家事に多くの時間を費やしている高齢者は、脳の容積を大きく保っているそうです。

私も自宅にお伺いしてリハビリを行っていますが、その際に家事を取り入れることもあります。例えば掃き出し窓の雑巾がけをすることで体を伸ばす運動をする、お部屋の中をクイックルワイパーで掃除をしながら歩くなどです。

いざ運動をしようと思ってもなかなか始められないことも多いと思いますが、家事であれば気になった時に始めやすいし、継続して取り組みやすいのではないでしょうか。それに、綺麗になったり、整頓ができたりと、やった後の達成感も得られますよね。

ただし、血圧などの体調や、肩や腰などの痛みなど、自分の体としっかり相談しながら行いましょう。もちろん、滑ったり転んだりにも注意が必要です。
安全に、何より楽しく行うことが運動(家事)を継続して行うポイントだと思います。

訪問看護 T

人生の大先輩

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訪問看護師として働くようになって11年目を迎えました。そして、たくさんの利用者さんとの出会いがありました。

その中で、人生の大先輩と思える利用者さんに出会ったのは、8年前になります。

90歳代、独居生活をされていました。県内に在住されているご家族が心配をされ状態観察と服薬管理で訪問させて頂くことになりました。90歳を過ぎているとは思えない程、自分の生活リズムがしっかり決まっており、時間通りに日々過ごされていました。一人で暮らしていると当たり前ですが、洗濯から茶碗洗いまでご自分でされていました。「大変じゃない?大丈夫ですか?」と問いかけると「当たり前。普通」との言葉が返ってきました。確かに普通で当たり前のことかも知れません。しかし、当たり前の事だけど、面倒だと思ったり、大儀になり後回しにしたり、誰かにしてもらったりしてる自分がいるなと気付かされたことを思い出します。

あれから8年が経ち入院したり、年相応の物忘れがみられていますが、それでもご自分の身の回りのことや、その日にあったことをメモに残すなどのルーティーンは続けています。そんな姿をみると、「いくつになってもこんな風に自分もなりたいな」と思わせてくれる大先輩です。ご家族に○さんのお話をさせて頂くと、「訪問看護さんのお陰です。安心して今の生活ができています」と言って下さいます。ありがたいお言葉で、この仕事をしていて良かったなぁ~と嬉しくなります。訪問看護は一人の看護師が利用者さんのお宅に決まった時間に訪問をしてケアをする。その時間、ご家族を含めてゆっくり関わることができる。個別性のある看護が提供できるところにやりがいを感じています。これからも在宅生活をサポートできる訪問看護師でありたいと思います。

訪問看護ステーション:ココ

1人1人に合ったサービスを。

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蒸し暑い梅雨が過ぎ、暑さが厳しくなってくる頃ですね。今年の夏の気温は平年並みかそれより高くなる予想となっていますが、皆様水分補給など熱中症対策はされていますでしょうか?

私は平成病院に就職して、病院の回復期病棟、通所リハビリを経験させていただき、現在訪問リハビリに勤務しています。

病院にいた頃は通所リハビリのことはよくわからず、通所リハビリにいた頃は訪問リハビリのことはよくわかっていませんでした。
しかし、色々な部署を経験させていただく中で、それぞれの特徴を学ばせていただいています。

訪問リハビリでは、ご自宅での生活を確認しながら生活のアドバイスを行うことができます。例えば、段差の上り下りやお風呂に入る動作の確認など、実際にご自宅でアドバイスやサポートを行うことができます。

その後、ご自宅での生活に不安が少なくなってきたら、今度は体力を落とさないようしっかり運動するために、通所リハビリなどの通所系のサービスを利用することもできます。ご自宅から出て、他の利用者様と交流をすることで気持ちのリフレッシュにもつながると思います。

 

このように訪問リハビリだけで完結せず、「この方には今どんなサービスが必要なのか」、利用者様の生活をより近くで見ている訪問スタッフとして、よいアドバイスができるようにしていきたい、と色々な部署を経験して思いました。

「こういうことに困っている」、「こういうことがしたいけど…」など気になることがあればお気軽に訪問スタッフにご相談ください!

では、しっかり食べて、しっかり水分を摂って、この暑い夏を一緒に乗り越えていきましょう!

訪問リハビリ PT T

訪問リハビリのご紹介

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暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

現在訪問リハビリには、理学療法士(8名)・作業療法士(4名)・言語聴覚士(2名)のスタッフが在籍しており、各御家庭に訪問をさせて頂いてリハビリを行っています。ご利用の方の状態に合った訓練や自主トレーニングの内容を指導することで、ご自宅での生活を安全に行うことができ、地域活動等への参加につなげています。

令和3年6月から言語聴覚士1名の増員が決定し、2名体制で業務を行っています。そこで今回は、主に言語聴覚士がご自宅で行うリハビリの内容はどのようなものか紹介いたします。

まず言語聴覚士が関わる対象として、脳卒中による後遺症やパーキンソン病の様な神経難病により、摂食嚥下障害・構音障害・失語症・高次脳機能障害等を呈している方が挙げられます。

・摂食嚥下障害の方には、食べるために必要な口腔周辺の運動や嚥下機能の状態に合わせた食べ物や飲み物を用いた飲み込みの練習を行います。また本人やご家族に対して、安全な食事介助方法の指導やとろみのつけ方のアドバイスをさせていただきます。

・失語症の方には、言語機能に合った訓練を行い、適切なコミュニケーションの方法をアドバイスさせていただきます。

上記のように、利用者様の状態に応じたリハビリテーションや家族指導をご自宅で行っており、本人やご家族の意向に沿ったリハビリを提供しています。

飲み込みが気になるけどどうしたらいいかわからない・・・
コミュニケーションが取り辛くなった…など
ご自宅での生活において困った事や相談したいこと等があれば
担当のケアマネージャーにご相談、もしくは下記までお気軽にお問合せ下さい。

◇ヘイセイ訪問看護ステーション TEL:086-427-3251 担当:荻野

※訪問リハビリ言語聴覚士からのお知らせ(PDF)

訪問リハビリ 言語聴覚士O

熱中症について

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沖縄、九州は梅雨に入り、ここ岡山も曇りや雨の日が続いています。例年より早めに梅雨入りするような気配を感じる中、庭の紫陽花の葉がぐんぐん伸びて、雨はまだかまだか、と待ち望んでいるような姿を見せていますが、皆様、いかかがお過ごしでしょうか。

5月初旬の青空が広がった最高気温が25度という、動けばうっすらと汗ばむ日に、利用者さんと歩行練習をしていました。その時に利用者さんが「そういえばこの前テレビで熱中症の話をしていたのよ、気が早いわね」と話されたので「実は5月から熱中症で救急搬送される方が増えるのですよ」と返答しましたら「まあ!知らなかったわ!」と、とても驚かれました。

利用者さんとの会話にヒントを頂き、5月のブログの話題は「熱中症」にしました!

総務省消防庁の熱中症情報によると、今年の4月26日〜5月9日までに6人が熱中症で救急搬送されています。5月には毎年約2000〜4000人、去年の6月にいたっては、6336人の方が救急搬送されています。そのうち半数以上が65歳以上の高齢者の方になります。

そこで、皆様に今回は、日本気象学会の 「日常生活における熱中症予防指針(Ver.1 2008.4)」をご紹介します。ここで知って頂きたいのは「気温の上昇だけが熱中症に関係するのではなく、湿度の上昇も密接に関係ある」ということです。

これらの指標を参考にして、蒸し暑いときは特に熱中症対策を意識して行動してみてください。

「歳をとってから一度にたくさん水分を飲めんようになった」と話される利用者さんが多いです。そんな時は少量でも良いので小まめに水分を摂る方法の他に、水分の多く含まれる食べ物から水分を摂る方法も併用して頂くよう提案させて頂いています。
ヨーグルトやゼリー、もずく、ところてん、などから水分を摂ったり、夏野菜には多く水分が含まれていますので、食卓に一品夏野菜を添えていただくのも一案です。
利用者さんの家に訪問すると、庭の片隅にきゅうりやトマトの苗を植えたプランターを見かけます。夏野菜の苗を植えて成長や収穫を楽しみ、そして水分不足も補ってみてはいかがでしょうか?

紫陽花は、いつも体内に水を十分に蓄えていることから英語名で「ハイドランジア」と名付けられ、「水の器」という意味だそうです。疾患によっては紫陽花のように「十分」水を蓄える、というはいきませんが、必要な量を蓄え、これからの暑い季節を乗り切りましょう。

利用者さんの「住み慣れた場所で療養したい」という思いを支えるため、今年の夏もコロナウイルス対策と熱中症対策をしっかりして、安心を届けに、訪問に行ってきまーす!

訪問看護ステーション 看護師:S.K

自律神経を整えるために

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春爛漫の好季節となりました。訪問車を走らせていると木々の新緑、色とりどりの花が咲き春爛漫の好季節となりました。訪問車を走らせていると木々の新緑、色とりどりの花が咲き競い春を感じる今日この頃です。
なんだかワクワクする季節ですが春は1年のうちで寒暖差が1番大きく、また新生活の始まりなど生活が大きく変化する季節です。それに対応するため身体は普段より緊張する機会やストレスを感じることが多くなり自律神経が乱れやすくなります。

自律神経には全身の血管や内臓の働きなど、体内の全ての器官をコントロールする働きがあるためこの働きが乱れると疲れやだるさといった体の不調だけでなく気分の浮き沈みが大きいなど心の不調にもつながります。そのため、自律神経を整えることがとても大切です。

自律神経を整えるためには・・
決まった時間に起床し、朝食を食べましょう。起きた後はカーテンを開けて部屋に朝日は入るようにしましょう。

② 自律神経を整える作用のあるビタミン、カルシウム、ミネラルを積極的にとりましょう。みかんやイチゴなど果物類、緑黄色野菜、卵、魚介類、乳製品、豆腐など。

良質な睡眠をとる。就寝前に目元、首元を温めるなどリラックスできる工夫を取り入れてみましょう。

体温調節ができる服装を心掛けましょう。薄手のシャツ、カーディガンなどを活用しましょう。

ストレスを解消させましょう。イライラなどのストレスは外出して発散させましょう。ストレッチやウォーキングなど身体を動かすことで気分転換をはかりましょう。

季節による影響は避けられないので日常にちょっとした工夫を取り入れ春を楽しく過ごしたいですね。

訪問看護 I

参考文献:山梨県厚生連健康管理センター 写真はイメージ画像です。

訪問看護ステーションにおける作業療法士の役割

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1月は行く、2月は逃げる、3月は去る、と言いますが本当にその通りですね。ついこの間お正月を迎えたばかりと思っていたらもう新年度が訪れようとしています。
私も訪問リハビリの業務に従事してはや3年の月日が経ちます。

さて、訪問看護ステーションのリハビリスタッフは理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の3職種が在籍しています。その中で私は作業療法士として業務にあたっています。作業療法士はその名の通り利用者様が大切にしている「作業」を行うために必要な能力や技能を獲得、維持していくためのリハビリを行うのが主な役割です。作業とは、身の回りの動作や家事、仕事、趣味活動など幅広い意味で用いられています。

例えば、利用者のAさんは“写真”という趣味をお持ちです。会話の中で写真関係の仕事をしていたエピソードやカメラについての話などイキイキと語って下さることもあります。訪問時には外出に向けた歩行練習、体力upのための生活アドバイス、腰痛予防体操などを主に行っています。そして、普段の生活をお聞きした際に「この間セニアカーに乗って写真を現像してきたよ。」や「週末に孫と一緒に矢掛の町並みを撮りに行ってきたよ。腰の痛みなく撮影できたよ。」など活動的に過ごされる様子をお聞きするととても嬉しく感じます。
ちなみに、Aさんは今、展示会に向けて写真の整理など準備中のようです。

これからも利用者様お一人お一人が大切にしている作業が続けられるようお手伝いができれば、と思っています。

訪問看護ステーション K

旬の美味しいものを食べてお腹と心を満たす

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先日、知り合いから「紅ほっぺ」という苺を頂き、嬉しそうにお喋りしながら食べる子供を見て、何だが幸せを感じながら、ふと一昨年出かけた苺狩りのことを思い出したので今日は苺について調べてみました。
苺の旬は「冬」と思いがちですが、実は「春」だそうです。しかし、今はビニールハウス栽培が主で12月から1月の出荷が主であり、私の行った農家さんも「2月の苺が一番おいしい」と教えてくれました。
主な品種は28品種もあり、ビタミンCの王様と言われ1日3粒で成人1日分のビタミンCがとれるそうです。
また、苺の甘味成分はキシリトールというキシロールから作られ低エネルギーで血糖上昇させにくいので、虫歯予防や糖尿病やカロリーを気にされている方にも食べやすい果物だそうです。
現在、世の中はコロナウイルスの感染拡大により新しい生活様式や自粛生活が続いており、少なからずストレスを感じやすい状況です。
皆様も、食べすぎには注意をして時に旬の美味しいものを食べてお腹と心を満たしてください。

訪問看護  A