カテゴリー別アーカイブ: 臨床検査部

インフルエンザに注意しましょう

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sick_kansensyou皆さん、インフルエンザの予防接種は受けられましたか?
季節性インフルエンザは、毎年冬季に流行し12月から1月にかけて集団発生が始まります。しかし2015年は、大幅に早い9月からインフルエンザによる学級閉鎖が報告されており、流行期が長くなるとも言われています。
風邪とインフルエンザに共通の症状は、咳とのどの痛み、そして発熱です。インフルエンザの特有の症状は、発熱するとすぐに38℃を超える体温の上昇、頭痛、吐き気、関節痛、筋肉痛など全身の症状が現れることです。朝から38℃以上の発熱があった場合は、早目に医療機関に受診しましょう。
インフルエンザを予防するには、マスクの着用やうがい手洗いはもちろん、加湿器などで湿度を50~60%に保つことが効果的です。

暖冬の影響でしょうか、当院の発生率は昨年に比べ少ないですが、油断は禁物です。インフルエンザに注意して冬を乗り切りましょう!

臨床検査部 M

 

育休から復職しました

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akachan_mother寒さが身にしみるようになり、朝、起きるのがつらい季節になりました。個人的なことになりますが、11月に産休、育休を終え、ほぼ1年ぶりに職場復帰しました。朝、4時に起き、保育園の準備、朝食・夕食作り、子供2人の支度などして、ばたばたと子供を保育園に送り届け、仕事に行くという生活を送っています。毎日忙しいですが、仕事をしている生活の方が私にとっても子供にとってもリズムが整っていいように思います。

久しぶりに見かける方もおられるかもしれませんが、これからもよろしくお願い致します。

さて、これまた個人的なことになりますが、育休中からたまに頭がふわふわするような感覚に襲われることがあり、先日、重心動揺検査をしました。これは直立姿勢に現れる体の揺れを記録、解析して、身体の平衡(バランス)機能を調べる検査です。平衡維持に関与する内耳系(前庭・三半規管)、中枢神経系(脳幹・小脳・大脳など)、脊髄反射系の機能が分かります。例えば、メニエール病、脳循環障害などの中枢神経障害、加齢による脊髄反射障害などです。

気になる私の結果は重心動揺による体のバランス機能は正常というものでした。が、やはり気になるので、当院の耳鼻科にも受診。色々と検査をしていただいて、特に異常は認められませんでした。疲れなどからかな・・・?とのこと。
正直、2人の子育ては思った以上に大変で、知らず知らずと疲れやストレスがたまっていたのかもしれません。christmas_mark14_rabbit
もし同じような症状でお悩みの方、自己判断で疲れ、ストレスと決めつけるのは早いかもしれません。他に病が潜んでいるかもしれません。一度、耳鼻科などに受診されて、検査をして調べてみるのもいいかもしれませんね。

検査技師NY

職員旅行に行ってきました!

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旅行先日、チキンラーメン博物館と吉本新喜劇の職員旅行に行ってきました。
朝から、トラブルがあり、出発できるのかなあ?と不安になりましたが、20分遅れで、何とか出発出来、安心しました。
チキンラーメン博物館では、マイカップラーメン作りとチキンラーメン作りをする人に
分かれました。私は、マイカップラーメン作りをしました。カップに絵を書き、麺を入れ、自分の好きな具材を4つ選んで蓋をするという単純作業ですが、自分だけのカップラーメンが出来上がり、大変満足でした。コロチャのみ入れてもらったと言われていた先生もいました(*^_^*)
試食コーナー(買わないといけないですが…)では、いろいろなカップ麺があり、見たことのないカップ麺がたくさんありました。

その後、吉本新喜劇を観覧してきました。
入場口には、坂田師匠が出迎えており、握手してもらいました。とても小さくて可愛らしいおじいちゃんでした>^_^<
漫才・落語で始まり、ブラックマヨネーズ・中田カウス・ボタン・月亭八方・桂小枝さん等が出演しており、テレビで見る人たちが生で漫才等をしていることに感激しました。
皆さんキレのある漫才で、とても面白く、さすがだなあと思いました。
新喜劇も、TVで見るより面白くあっという間に終わってしまいました。セリフの間違い等もありましたが、そこはプロですね、まわりが上手くフォローして、笑いに変えていました。

楽しみにしていた職員旅行も終わってしまいましたが、来年の職員旅行が楽しみです。

臨床検査部 I.T

第50回のぞみの会~臨床検査部よりお知らせ~

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検査ブログ11月8日(日)に第50回のぞみの会があります。私たち臨床検査部は、12時30分から14時までの1F「ふれあい広場」において、動脈硬化度検査(CAVI/ABI)をします。時間の制限もあり、申し訳ありません・・・今年も当たり券をお持ちの方のみとなります!!
当たり券は、当日受付で配布されますピンクの冊子の中に入っています。ぜひ、当たり券がありましたら、検査時間に1Fの生理検査室へお越しください。

*動脈硬化度(CAVI/ABI)ってどんな検査??
#両上腕と両下肢の血圧を測定することで、動脈の硬さ(CAVI)と血管の詰まり具合(ABI)が分かる検査です。検査時間は5分程度です。

*結果はすぐ分かるの??
#はい、当日検査終了後、当院生活習慣病センター青山先生から結果の説明があります。気さくでやさしい先生です。体の気になること等ありましたら、ぜひご相談してみてください。

その他、検査についてご質問等ございましたら、ぜひ1Fの生理検査室へお越しください。私たち臨床検査技師がお待ちしております☆☆
(※画像は当たり券の見本です)

臨床検査技師:Roko

人食いバクテリアとは?

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最近、ニュースで見かける「人食いバクテリア」、手足の壊死や意識障害を起こして死に至ることもある「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」が、今年は患者数が過去最多となっているそうです。
名前だけ聞くとこわい名前で、インパクトがかなり強いですが、実際、「人食いバクテリア」とは何者なのでしょう?
人食いバクテリアと呼ばれる菌には、本来いくつかの種類がありますが、最も有名なのは「A型溶血性レンサ球菌」という細菌です。 この「A型溶血性レンサ球菌」は特別な細菌ではなく、扁桃炎やとびひ、皮膚炎などを起こす一般的な細菌です。皮膚の常在菌(=常に在る菌)と呼ばれる仲間でもあり、特に病気を引き起こすことなく人の皮膚に住み着いている菌でもあります。 ですが、小さな傷や水虫などからこの細菌が体に入ると劇症化する場合があり、これが「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」です。
皮膚や筋肉などに感染すると、細胞が死んでしまい真っ黒になるため、あたかもバクテリアに「食べられた」ような印象があるため「人食いバクテリア」と名付けられたのかもしれません。kega_surikidu
初期症状は、手足の痛みや腫れ、38度以上の発熱、傷とそのまわりを押すと強い痛みを感じるなどですが、進行は速く、筋肉や筋膜を壊死させたり、血流に乗って全身に回り多臓器不全などを引き起こしたりします。発症して、数十時間以内にショック状態で死に至ることもあり、致死率は約30%にのぼるといわれています。

普段は重症化しないこの細菌ですが、何がきっかけで重症化するのかは不明な点が多く、まだ詳しく分かっていません。なので、けがをした場合には、水道の流水で汚れをしっかり洗い流し、きちんと消毒して病原菌が入らないようにすることが大切です。それでも、我慢できないような患部の強い痛みがある、患部の赤みや腫れに加えて高熱や強いだるさなどの症状がある場合は、すぐに医療機関に受診するようにしましょう。

臨床検査部R.A

昨年ニュースになったデング熱

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毎日、暑い日が続いています。熱中症で病院に搬送される人も多いというニュースもよく見ます。職場では検査機器が多いので、機器のためにずっとエアコンが稼働していて、外と比べるととても涼しく快適です。そこから外に出ると異常な暑さで、温度差に体がついていかず暑さにやられている感じです。8月も中旬になり徐々に暑さも和らいでくることを期待しつつ、先日テレビを見ていたら、デング熱の話をしていました。デング熱はデングウイルスが感染しておこる急性の熱性感染症です。ヒトからヒトへの直接感染はしませんが、デングウイルスに感染した患者を蚊が吸血し、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が他者を吸血することで感染します。日本にいる蚊ではヒトスジシマカに媒介能力があります。昨年は約70年ぶりに国内症例が報告され、関連のニュースが毎日報道されていました。その国内症例が報告されたのは8月下旬でした。先日のテレビでは、蚊の活動至適温度は25~30℃ということでした。高温になると成虫が活動しないだけでなく、卵を生む水たまりが干上がるので、蚊の数が減少します。猛暑は蚊にとってもつらいもののようです。しかし、これから秋にかけて徐々に気温が下がり、快適に過ごせるくらいになったら、同じように蚊も活発に活動できるようになるので注意が必要です。今年は第29週までで国内症例は出ていませんが131件の輸入症例が報告されています。デングウイルスには1~4型の四つの型があり、昨年の国内感染者は全て1型でした。たとえば1型にかかった場合、1 型に対しては終生免疫ですが、他の血清型に対する交叉防御免疫は数ヶ月で消失し、その後は他の型に感染する可能性があります。この二度目の感染時に、重症化する確率が高くなるといわれています。今年は帰国後に発症した患者から1型だけでなく2型の感染が確認されているようです。今シーズン2型が流行すると、過去に感染した人の重症化も懸念されます。そのため、蚊に刺されないようにすることが必要です。

個人でできる予防方法として
①長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履きを避けるなど、肌を露出しないようにする。
②暗い色の服に寄ってくる傾向があるので、白などの明るい色の服を着る。
③防虫スプレーを使う。
④デング熱の発生情報に注意し、発生した場所にはできるだけ近づかないようにする。
⑤自覚症状が現れない人も多いので、流行地域から帰国したときには、他人に移さないよう、蚊に刺されないように注意する。
⑥室内の蚊の駆除を心がける。
⑦蚊幼虫の発生源である水たまりを作らないように注意する。

などがあります。まだ蚊の活動時期は続きますので、予防をしっかりして蚊に刺されないように気を付けましょう。

 臨床検査部 TaMa

病める人々のために

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医療今、当院は3回目の病院医療機能評価取得のために準備をしています。
検査領域においてもマニュアルの改訂や業務の見直しを中心に環境整備にも目を向けて何かと忙しく活動しています。この作業は効率化・合理化などの業務改善や精度向上など、質の向上に貢献していくものです。私たちの職場環境が改善されると、それは患者さまに還元されていきます。
より良い医療の提供を行うことは医療人の責務です。その責務を果たすために、提供する医療を見直すチャンスが与えられていると解釈しています。 当院で、安心して診療・治療を受けて頂けるように日々努力していきたいと考えています。
“片時も自己を驕(おご)らず、病める人々のために”の精神を継続して。

臨床検査部 光 源頭

梅雨の時期の食中毒にご注意を

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気持ちの良い5月も終わりを迎え、いよいよ梅雨の時期がやってきます。じめじめとした日が続くこのシーズンは食中毒菌の繁殖が活発になる時期です。
そもそも「食中毒」には大きく分けて下記の3つがあります
◎細菌性食中毒(カンピロバクター、黄色ブドウ菌、サルモネラなど):食中毒菌が食品の中に混入したことによって起こる
◎ウイルス性食中毒菌(ノロウイルスなど):ウイルスが蓄積している食品を飲食したり、人の手を介したりすることで起こる
◎自然毒食中毒:フグや毒キノコなどの動物性、植物性の毒によって起こる

ノロウイルスをはじめとする「ウイルス性食中毒」が冬のシーズンに増えるのに対し、ちょうど6月頃から増えてくるのが「細菌性食中毒」です。
細菌にとって、梅雨は水分が豊富で気温が高く、活動には絶好のチャンスなのです。
さらに食品の有機物汚れ、調理器具に付いた食品汚れがあれば、それを栄養にどんどん増殖していきます。

食中毒食中毒を予防するためには
◎料理に使う食材は低温で保管する
◎食品の中心部までしっかりと加熱する
◎まな板、包丁、ふきんなどは熱湯や漂白剤で殺菌する
◎食べ物と調理器具、容器を分けて作業・保存を行う
◎調理後の料理は早めに食べる、または低温で保管する

食中毒は重症化すると死に至るケースもあるので、おかしいと思ったら早めに医療機関を受診しましょう!!

臨床検査部 A.N

脱水に気を付けましょう!

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春は気温の変化が大きいですね。朝夕は気温が低く、厚着をして外出したものの、思ったよりも暖かくなって汗をかいた、というのはよくある話です。

暖かくなってきたので、ウォーキングなど行いやすい季節になりました。

運動をして、思ったより汗をかいているのに冬の習慣のまま水分を摂ることに注意がいかず、徐々に脱水が進み、体調が悪くなってから脱水とわかることもあります。ブログ用

  • 以下に当てはまったら、脱水症かもしれません!

・尿の量が減って、色が濃くなった
・尿の回数が減った
・舌の表面にツヤがない
・便秘になった
・のどがかわく
・口のなかがネバネバする
・乾燥して皮膚がカサカサする
・微熱が続く
・体が重く、だるい
・めまいや立ちくらみがある
・睡眠時間は足りているのに、眠たい
・食欲が低下した
・指先が冷たい、青白い
・暑いのに汗をかかない
・最近、体重が減少した

こまめな水分補給を心がけましょう。

臨床検査部 N.K

アレルギーの可能性

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2015年になって早3か月が経ちました。気候も徐々に暖かくなり、春が近づいていますね。しかし、春と言えば花粉症…。
毎年花粉症に悩まされている方も多いかと思います。鼻水が止まらない、目がかゆいなど、辛い花粉症ですが、もしかするとその症状は花粉症では無く、アレルギーの可能性もあります。

アレルギーとは、私たちの体に入ってきた異物を除去しようとする「免疫」という機能が時に過剰に働き、かえって体に害を与えてしまうことです。アレルギーが起こってしまっている原因の例としては、ネコやイヌなどの動物、ガやゴキブリなどの昆虫、スギ、ヒノキなどの樹木、卵、牛乳、小麦、果物、魚など、あらゆるものがあります。アレルギーを起こしやすい体質は遺伝する傾向があり、ご家族にアレルギーの方がおられるとお子様にもアレルギーが起こる可能性が少し高くなります。

まずはあなたのアレルギー度をチェックしてみましょう。

□決まった季節に目のかゆみ、充血、くしゃみ、鼻水がでる
□掃除、衣替えをうると目のかゆみ、くしゃみ、鼻水がでる
□肌が乾燥しやすく、湿疹が出やすい、荒れやすい
□ちょっとした刺激で肌が赤くなりやすい
□ひじやひざの裏など屈曲部に湿疹ができる
□食べ物を食べた後、お腹が痛くなることがある、じんましんが出る
□果物や野菜を食べると口のなかやのどがピリピリ、イガイガする
□嫌いなものではないが、食べられないものがある
□息苦しいときがある(ゼイゼイ、ヒューヒュー)
□席が8週間以上続くことがある
□家族にアレルギーの人がいる

この11項目のうち、1つでも心当たりがある方は、もしかするとアレルギーかもしれません。
この機会にアレルギー検査を受けてみることをおすすめします。アレルギー検査はとても簡単で、少量の採血を行うだけで、アレルギーの原因となっている物質を探し出すことができます。人によってはアレルギーの原因となる物質は1つではなく、複数ある方もおられます。

アレルギーで起こる病気にはどんなものがあるかというと、呼吸がしにくくなるぜんそくや、かゆみを繰り返すアトピー性皮膚炎、くしゃみ・鼻水が止まらないアレルギー性鼻炎、目のかゆみ・充血を起こすアレルギー性結膜炎、食べ物によって症状が起こる食物アレルギー、果物や野菜を食べることで口の中がピリピリ・イガイガイしてしまう口腔アレルギー症候群などがあります。
特に口腔アレルギーは、お子様の場合だとただの好き嫌いだと思い、気が付きにくいことがあります。

まずは原因を知ることがアレルギー治療の第一歩です。
早く原因を特定し、治療すれば、今あなたを苦しめている辛い症状を無くすことができ、生活への負担も軽減されるかもしれません。
治療せずに放置していると、アレルギー症状が慢性化し、治療が困難になりますので、早めの治療が必要です。また、自分ではアレルギーではないと思っていても、実は隠れたアレルギーが見つかることがあります。まずは検査を行い、医師による正確な診断を受けてみましょう。
臨床検査部 M.T