カテゴリー別アーカイブ: 臨床検査部

臨床検査部だより 第51回のぞみの会 検査体験コーナーにお越し頂き、ありがとうございました!

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%e6%a4%9c%e6%9f%bb111月6日(日)にのぞみの会が開催されました。1000人を超える人がご参加下さり、大盛況でした。

臨床検査部での検査体験コーナーでは、『頚動脈エコー検査』、『動脈硬化検査(CAVI/ABI)』、『体液量・細胞外液量検査』を実施しました。%e6%a4%9c%e6%9f%bb2

冊子に当たり券が入っている方のみの体験だったので、当たった方はとてもラッキーで、「この検査をしてみたかった」と喜んでおられました。

%e6%a4%9c%e6%9f%bb3結果が気になる方は、医師相談コーナーにご案内し、先生からの説明を受けられていました。

来年も実施しますので、是非ご参加下さい。

臨床検査部 I.T

 

第51回のぞみの会~臨床検査部よりお知らせ~

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11月6日(日)に第51回のぞみの会があります。私たち臨床検査部は、12時30分~14時までの1F「ふれあい広場・検査体験コーナー」において、動脈硬化度検査(CAVI/ABI)、頚部エコー検査、体液量・細胞外液量測定をします。時間の制限もあり、申し訳ありません・・・今年も当たり券をお持ちの方のみとなります!!
当たり券は、当日受付で配布されますピンクの冊子の中に入っています。ぜひ、当たり券がありましたら、当たり券に書いてある検査時間に1Fの生理機能検査室へお越しください。

*動脈硬化度(CAVI/ABI)ってどんな検査??
#両上腕と両下肢の血圧を測定することで、動脈の硬さ(CAVI)と血管の詰まり具合(ABI)が分かる検査です。検査時間は5分程度です。
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*頚部エコーってどんな検査??
#頚部に超音波を当てて、頚動脈の血管の壁(内膜)が厚くなっていないか、プラーク(コレステロールの塊)がないか、血管の狭窄や閉塞はないかなどが分かる検査です。検査時間は5分程度です。

*体液量・細胞外液量測定ってどんな検査??
#部位別の体液量や筋肉量、タンパク質やミネラル量などの体成分が測定できます。
栄養状態に問題がないか、体がむくんでいないか、身体はバランスよく発達しているかなど、人体成分の過不足を評価することができる検査です。検査時間は5分程度です。
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*結果はすぐ分かるの??
#はい、当日検査終了後、当院生活習慣病センター青山先生から結果の説明があります。気さくでやさしい先生です。体の気になること等ありましたら、この機会にぜひご相談してみてください。

その他、検査についてご質問等ございましたら、ぜひ1Fの生理機能検査室へお越しください。私たち臨床検査技師がお待ちしております☆☆

臨床検査技師:Roko
これが当たり券(若草色)です。
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呼気NO検査ができます

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%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0『呼気NO検査』とは、呼気に含まれる一酸化窒素の濃度を測定することで「喘息(ぜんそく)の有無」を診断する検査です。

“喘息は子供の病気”、 “大人になってからは喘息にはならない” と思われていませんか?実は、喘息は大人でも発症する病気です。“よく聞く喘息の症状はない”という状態でも、実は「喘息」だったということもあります。これを「隠れ喘息」といいます。

長引く咳をしている場合は、もしかすると隠れ喘息の可能性もあります。感染による咳であれば呼気NOは上昇しませんが、喘息の悪化による咳であれば、呼気NOは通常よりも高値になります。よって、咳という症状が、喘息による咳なのか、そうでない咳なのかを判断することができる検査です。

2013年度から保険適応になり、検査の所要時間も約5~10分と短時間での検査が可能です。

呼気NOは喘息で上昇し、痰の中の好酸球数や気道過敏性と密接な関わりがあることから、喘息の診断を補助することに役立つ指標と考えられています。

もし、長く咳が続く(特に深夜~明け方にかけて)、白い痰が出る、熱は出ていないが咳が出る、毎年決まった季節・時期に咳がでる(季節の変わり目等の気温差が激しい時)などの症状があるときは、隠れ喘息かもしれません。一度受診してみたらいかがでしょうか。

臨床検査部 副主任 R.A

耳マーク知っていますか?

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ブログ少し前になりますが、今年4月1日に施行された『障害者差別解消法』の話を聞く機会がありました。この法律では「不当な差別的取扱い」を禁止し、「合理的配慮の提供」を求めています。そのことによって、障害のある人もない人も共に暮らせる平等な社会を目指しています。その話の中で、聞こえが不自由なことを表すマークとして出てきたのが『耳マーク』です(『耳マーク』の掲載には著作権が発生するため割愛しています)。

『聴覚障害は、外見からは障害が分からず、また障害の程度も、必要とする援助も、人によって違います。手話による援助よりも筆談の方が分かったり、口元をはっきり見せて、ゆっくり話すほうが良い方もいます。そして聴覚障害者であることが分からない為に、病院の呼び出しなどで名前が呼ばれても聞こえず、後回しになってしまう恐れがあります。この為、簡単に周囲に自分が聴覚障害者であることを知らせる必要があると、この「耳マーク」』が考案されました。このマークの形は、耳に音が入ってくる様子を矢印で示し、聞き手が一心に聞き取ろうとする姿をイメージしています。耳マークだけでは、その人が受けたい援助は分からないため「耳が不自由です。お手数ですが筆記して下さい」といった、自分が受けたい援助を示したカードを合わせて利用することもあります。このほか耳マークは、自治体や銀行、病院などが、聴覚障害者に援助をしますよと呼びかけるマークとしても利用されています。このマークがあることで、聴覚障害者は援助の依頼がしやすくなります。』(全日本難聴者・中途失聴者団体連合会HPより引用 原文ママ)

つまり「耳マーク」は、聴覚障害者にやさしい施設であることの証なのです。実はこの話を聞いた時に、「耳マークは市役所や銀行ではよく見かけるけど、病院ではあまり見ない」という声も聞きました。「病院内で見たことあったかなぁ・・・?」と思ったので探してみました。当院では「耳の不自由な方は、筆談での対応可能です。」と記載し掲示してあったので安心しました。
ところで、「障害者差別解消法」が制定された背景には、平成18年に施行された「障害者自立支援法」ならびに平成25年に施行された「障害者総合支援法」があります。法令名からも判る通り、障害者に対して「社会的養護」から「自立支援」への国の方針転換があるのです。それまでの盲学校・聾学校・養護学校が特別支援学校に名称変更されたことからも伺えます。障害者に対し、国として一方的に養護(保護)するのではなく、障害者自身が健常者と同じように自立できるよう支援しますということです。
「耳マーク」のある施設では、聴覚障害というバリア(制限)が聴覚障害者の負担とならないように、介助やサポートなどの「合理的配慮」を通して、健常者と同じようにコミュニケーションをとれることが求められます。その際、配慮する側と配慮される側という図式に囚われることなく、聴覚障害者の立場を尊重するというスタンスが必要だと思います。
聴覚障害だけでなく他にも様々な障害があります。その様な障害のある方が安心して来院できるように、わかりやすいやさしい医療推進委員会を中心にこれからも取り組んでいかなければいけないと思います。

臨床検査部 TaMa

検査に特殊はなくてもいいのでは…

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ブログ今年の梅雨は平年の2~3倍の雨が降ったそうです。特に週末に多く、予定が立たなかった方もいらっしゃるでしょう。梅雨明けには猛暑が待ち受けています。熱中症には要注意です。
さて、疾病の診断に必要な手段は大きく理学所見・画像所見・(血液等)検査所見に分類されます。中でも、科学(医療)技術の発展とともに画像や検査診断は格段に向上してきました。30年以上前でさえ、機械化・自動化が普及していましたが、現在ではそれらほぼ全てがコンピューターで制御されています。検査項目においてはその疾患に感度や特異性が高い(その疾患である可能性が高いということ)測定方法が開発されてきました。学生時代には聞いたこともない項目が溢れ返っています。生活習慣病関連疾患に係わる検査、腫瘍マーカー、感染症検査、アレルギー・免疫検査、CT、MRI…etc.が極めて精密になっています。これらの臨床検査や画像検査の発展が、現在の高度医療を支えています。
中小病院の院内検体検査項目はいわゆるスクリーニング検査といわれるものが殆どです。私の学生時代には存在しなかった項目が一般的に特殊検査項目と認識され、外注検査対象に該当します。それは採算性の問題(検査件数が少ないため維持費の方が高い)が大きく関与するからです。したがって、項目によっては大病院でさえ外注をします。ご存知のように外注すると検査結果は当日には出ません。患者さんには長く不安な時間を提供することになります。治療もその分遅くなります。であれば、特殊検査を病院で測定しても、採算性が得られる方法を考案、構築すれば良いことになります。しかし、これが難題であるから、仕方なく検査センターに外注委託しているのが現状です。
ともかく、病院で特殊項目を測定することは患者さんに大きな利益をもたらします。永遠のテーマで終わらせず、創造力を働かせて解決する道を常に模索しています。

臨床検査部 光 源頭

心も身体もほぐしていきましょう!

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ブログ新緑のまぶしい、さわやかな季節ですね。しかし、体調を崩しやすい時期でもあります。
ストレスも溜まり、「やりきれない」とおっしゃる方も多いのではないでしょうか?
そもそも、ストレスとは一体何でしょう。一般的には、自律神経のバランスが崩れ、全身に影響が及んだ状態であると言われます。生活環境の変化、病気などの健康問題、加齢による衰え、人間関係などがストレスの原因になるようです。
そんな時には、ストレスの原因を掴み、たっぷりと体に休息を与えること。そしてメンタル面に問題があるならば、まずは運動や趣味でストレス改善を図ること。
膝の痛みなども、安静にするより、かえって運動した方が痛みを抑えられると言われています。
身体の不具合、病気の原因は過度のストレスです。心も身体も少しずつ動かして、ほぐしていきましょう。

臨床検査部 ウォーキングマン

今年3月から育児休暇から復職しました!

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保育皆さんこんにちは。だんだん春も終わり初夏が近づいてきましたね。朝と昼の気温差で体調を崩してはいないですか?
私事にはなりますが、去年出産をして今年の3月に育児休暇から復職しました。頭の中は育児のことでいっぱいで、仕事のことはすっかり忘れてしまっていた私ですが、職場の先輩や仲間に支えられながら、何とか日々の業務をこなしていくことができています。
復職して思うことは、やはり誰かのための仕事はとてもやりがいを感じることができ、忙しくはなったけれど充実感を得られるということです。子どもには寂しい思いをさせているのかもしれませんが、人の役に立つことの素晴らしさを母の背中を通して感じ取ってくれれば…と思います。
保育園は4月からしか入れなかったため、3月いっぱいは院内の保育室に預けていました。初めて預けるので不安だらけでしたが、毎日のお世話記録やその日の出来事など細かく連絡帳で教えて下さったので安心して預けることができました。子どももすぐに慣れたようで、保育士さんには本当に感謝しています。待機児童の問題がよく言われていますが、全仁会のような保育室がもっとあればいいのになぁと思うばかりです。

臨床検査部 H.K

花粉症について

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花粉症4月になり、新年度が始まりました。
私は、倉敷平成病院に入職して2年になります。
今年は3年目になりますが、入職時の緊張感を忘れず、わかりやすい説明と迅速な検査を心掛けて、安心して検査を受けてもらえるように努力していきたいと思います。
春といえば桜と花粉症の季節ですね。
花粉症に悩まされている方もたくさんおられると思います。
私は花粉症が毎年ひどく、くしゃみ、鼻水鼻づまり、などなどで憂鬱な日々を送っています。
ところで、花粉症のメカニズムをご存じですか??
なぜ花粉によって、風邪のときのような症状が現れるのでしょうか。
私たちの体は「花粉」という「異物(アレルゲン)」が侵入するとまず、それを受け入れるかどうかを考えます。排除すると判断した場合、体はこれと反応する物質を作る仕組みをもっています(この物質を「IgE抗体」といいます)。抗体ができた後、再び花粉が体内に入ると鼻や目の粘膜にある細胞と結合します。その結果、細胞から化学物質が分泌され、花粉をできる限り体の外に出そうとします。そのため、くしゃみで吹き飛ばす、鼻水・涙で洗い流す、鼻づまりで体の中に入れないように防御する、などの症状が出てくるのです。
今は花粉症がなく平気な人でも、この先かからないということは言えません。
年をとってから花粉症になるという人もいるのです。
花粉にも様々な種類があり、花粉症の出る時期も異なります。
自分が何の花粉で症状が出ているのかは、採血によって調べることができます。
一回の採血で、何十種類のアレルギーを調べることができるのです。
花粉症やアレルギーをお持ちの方は、ぜひ倉敷平成病院 耳鼻咽頭科で検査してみて下さい。

臨床検査部 A.N

インフルエンザにまだまだご注意を

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

image001暖かくなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
朝夕はまだまだ寒いので体調管理にはお気を付け下さい。
さて、暖かくなってきたとはいえ、インフルエンザに罹った方が来られます。
冬の寒い間はインフルエンザAが主ですが、暖かくなってきてからはインフルエンザBが出てきます。沖縄では夏でもインフルエンザが出るそうですよ。
暖かくなっても、しっかり手洗い・うがいをして予防していきましょう。

臨床検査部 N.K

風邪には要注意

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昨年末より、今季は暖冬だと言われ続けスキー場も通常営業できない程でしたが、20160209
先月、約40年ぶりと噂された大寒波が訪れ、野菜や魚などの高騰化に悩まされました。
それと同時に、気温の急激な変化によって体調を崩され、発熱やインフルエンザで受診される患者さんが急激に増えたように感じます。
「寒くなるし、風邪引かんようにせんといけんなあ~。」
と、職員と話していた時、ふと私が小学校低学年の頃に抱いていた素朴な疑問を思い出しました。
「暖かい時は風邪を引かなくて、寒くなると風邪を引くのはなんでだろう・・・。」
みなさんは疑問に思ったことはありませんか?
当時はそんなことより遊びの方が重要だった私は調べもせず、その疑問を抱いていたことさえすぐに忘れてしまいました。
ですが、今回ブログを書く機会を頂いたので、この場をお借りして十何年か越しに当時のモヤモヤを解消させたいと思います。
“寒くなると風邪を引く”には、主に2つの原因があります。
1つ目は、ウイルスは低温・低湿な環境が大好きということです。
ウイルスは基本的に熱に弱いので、寒くなると、特に15度以下でウイルスはとても過ごしやすく元気になります。また、湿度が高いとチリやほこりと一緒に地面に落ちてしまうのですが、冬はとても乾燥しているため、空気中を飛び回ります。
なので、活発な上に空気中を漂って人の体内に侵入する量が増えるので、感染しやすくなるのです。

2つ目は、免疫力の低下です。
実は、人は体温が1度下がると、免疫力が約30%以上も低下してしまいます。
そのメカニズムは、体温が下がると血流が悪くなるだけではなく、免疫を担当している白血球の動きが鈍くなります。そのため、体内に細菌やウイルスなどの異物を発見しても、本来なら素早く集まって駆除してくれるはずの白血球が集まりにくく、攻撃も鈍くなり、ウイルスや細菌に負けて風邪などを発病してしまうということです。
逆に、体温が1度上がると免疫力は約60%上がるそうです。
今まで、ただ単に寒いと風邪を引くと言ってきましたが、実はこんなしっかりとした科学的根拠があったようです。
小学校低学年の頃の私には難しかったでしょう。
私は普段薄着でいることの方が多いのですが、体温が1度下がるだけで免疫力が約30%以上も下がるということは初耳でした。
特に私に言えることですが、みなさんも体調を崩さないように、家の中でも外でも暖かい格好を心がけましょう。
また、暖房をつけていると、つけていない時よりも湿度が約30%も下がるとエステティシャンの友人から聞きました。加湿器でしっかりと湿度を上げ、定期的に換気を行ってウイルスを室内から追い出しましょう。
さらに、寝不足、栄養不足にならないようにしっかり体調管理を行うことも免疫力を下げないためにとても大切です。

もうすぐ春ですが、ウインタースポーツやおいしい食べ物、バレンタインデーなど、まだまだ冬に楽しみたいことはたくさんあります。
体調管理を常に心がけ、楽しく冬を過ごしましょう!!

臨床検査部 M・T