春といえば桜の季節です。 倉敷平成病院の桜もきれいに咲いています。
そんな桜って、見るだけではなく、食べますよね?
桜の花はこの時期、お菓子などによく使われています。桜というと代表的なソメイヨシノを思い浮かべる人も多いと思いますが、桜の塩漬けに使われるのは濃いピンク色の八重桜なんです。 収穫した8分咲きの桜の花を洗って、塩と梅酢で漬け込みます。漬かったら水分を拭き取り、陰干しして乾燥させ塩をまぶして保存します。栄養的には花びらにはビタミンA、BやEが含まれているそうです。塩漬けになっているものをお菓子に使う場合はもちろん塩抜き必須です。
桜の他にも、「エディブルフラワー」という食用花があります。エディブルフラワーとは「Edible =食べられる」「Flower=花」、つまり『食べられる花』を意味しています。オシャレなレストランやカフェでサラダやケーキに乗っている華やかな花を見たことがありますよね。あんなしゃれた花は食べないわよ・・と思いますか?実は日本でも古くから花は食べられていました。お刺身の添えやお浸しに使われる「菊」や、胡麻和えなどにする「菜の花」、天ぷらや蕗味噌の材料である「フキノトウ」はフキの若い花茎で、桜の花を塩漬けにした「桜茶」は、御祝い事の席でよく飲まれています。そう考えると食用花も意外と身近に感じますよね。
とはいえ花なら何でも食べられるわけでなく、むしろ食べられる花は限定されます。生花店で売っている観賞用の花や庭に咲いている花は食用ではなく、あくまでも食べ物用として特別に無農薬で栽培された花に限って食べることができます。庭で育てたスイセン、アジサイ、クリスマスローズなど毒性を持つ花もあるので注意してくださいね。豪華なバラ風呂に入りたい時も、エディブルフラワーの方が無農薬で安心だそうです。
短い時期しか見られない桜を、見て食べて満喫して、今年も元気に過ごしたいですね。

栄養科 管理栄養士 A子
イラスト:イラストACより

スローフードという言葉を聞いたことがありますか?
「倉敷市保健福祉功労者表彰」は、長年にわたり倉敷市の保健福祉に貢献した個人や団体などを表彰するものです。今回は104人の個人と25団体、4つの施設が表彰されたとのことです。
当院職員 栄養科小野詠子科長(管理栄養士)は 栄養士として栄養改善事業功労の分野で表彰されました。小野栄養科科長は、管理栄養士であるとともに糖尿病療養指導士として、当院倉敷生活習慣病センターでの栄養相談や糖尿病料理教室等の運営の中心的存在として活躍しています。
この様子は、8/5(日)山陽新聞デジタル、8月6日(月)の山陽新聞にも紹介されました。
尿病患者さんの資料を作りながら話題になった内容を紹介します。
(イラスト:イラストACより)