栄養科通信vol.191「食品表示の豆知識」

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買い物をする際、食品表示を気にしていますか?
食品の表示には法律に基づいて明確なルールがあります。

●原材料名は「先頭」をチェックしましょう。
店頭で販売されている食品には、パッケージの原材料名はたくさん使用している順に記載するよう決められています。そのため先頭に「砂糖」と記載されているものは何よりも砂糖が多く入っているということになります。

●賞味期限と消費期限を確認しましょう。
・賞味期限=「品質が変わらずにおいしく食べられる」期限
比較的品質が劣化しにくい商品(スナック菓子、カップ麺、チーズ、缶詰、ペットボトル飲料など)に表示
・消費期限=「安全に食べられる」期限
品質の劣化が急速にすすむ商品(弁当、サンドイッチ、生麺、ケーキなど)に表示

●カロリーゼロは本当にゼロキロカロリー?
カロリーにも表示基準があります。
100mlあたり20kcal未満で「カロリーオフ」や「低カロリー」などの表示ができ、100mlあたり5kcal未満で「ノンカロリー」や「カロリーゼロ」の表示ができます。
カロリーオフという言葉に安心して500mlのペットボトル1本を飲んだら、実は100kcal近く摂取していたということにもなりかねません。
言葉の影響に惑わされず、栄養成分表示を確認する習慣をつけましょう。

参考
厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/09/s0929-7a.html
農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/syouan/syoku_anzen/bimi/r0212/limit.html
消費者庁 https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/nutrient_declearation/

管理栄養士 Y.N

イラスト:イラストAC