岡山の子育てファミリー&ママのライフスタイル応援誌「ファンダクラブ」に連載中の「ワクワク食育レシピ」2015春号が届きました。今回のレシピは「膨らんで楽しい☆春野菜のピタパンサンドイッチ」です。スーパーに行っても色とりどりの春野菜が並びますが、子供にどうやって食べさせようか悩ましいところです。 小野栄養士が考案したこのレシピなら、子どもと一緒に楽しみながら作れそう。是非お試しください。掲載は、ファンダクラブ2014Spring(vol32)10ページです。是非ご覧ください。 秘書広報室
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栄養科通信vol.91「無理をしないダイエットで体重12kg減」
3月になり暖かい日も増えてきました。寒い冬は運動不足や食べ過ぎが相まって体重が増えてしまった方も多いのではないでしょうか。
ですが、今回はそんな季節をものともせず体重を1年2ヶ月で12kg落とされた患者さん(以下Kさん)を紹介します。
早速ですが、下記はKさん(59歳)の体重変動をグラフに示したものです。
栄養相談を始めた頃は85kgほどあった体重が今では73kgまで減少しています。Kさんがここまで体重を落とすことができた理由は一言では語れませんが、一番は「無理をしなかったこと」だと本人も私も感じています。
もう1年以上前のことになりますが、Kさんは元々野菜をあまり食べず、脂分の多いもの(朝食はウインナー、昼食は職場で揚げ物の多い配達弁当、夕食には豚バラ肉を使った炒め物やピザなど)を高頻度に食べられていました。
そこでKさんに普段よく食べている食品のカロリー(ウインナー3本196kcal、唐揚げ3個 213kcal、ピザ1枚170kcalなど)を示し、そしてそれを何に置き換えるとカロリーが抑えられるのかを説明しました。
以下は現在Kさんが取り組まれている内容の一例と、それによる効果です。
Kさんは栄養相談の回数を重ねるごとに知識を深め、無理に食事量を抑えるのではなく高カロリーの食品を低カロリーの食品に置き換えて食べることができるようになっていきました。Kさんは過去に無理して食事量を抑えるダイエットでリバウンドを繰り返していたので、「今は無理をしていないので、つらくもありません。職場の人と昼食後お菓子だって食べますよ」と言われています。
先月は「着たくても見た目が気になって着られなかった毛糸の服が、やせることで着られるようになったんです」と言われていました。女性なのでおしゃれの幅が広がる事も嬉しいことですね♪
Kさん、この調子でがんばってくださいね。
ハッチ☆
第76回糖尿病料理教室開催報告
2月7日(土)、倉敷生活習慣病センターにおいて『第76回糖尿病料理教室』を開催しました。
今回のテーマは「福を呼び込む、幸せの丸いランチ♪」お多福の恵方巻や今年の干支の羊、丸いふろふき大根には7種の具材を盛り合わせ、丸い大豆をすりつぶした呉汁、と縁起にこだわったメニューです。デザートにはバレンタインを意識してチョコ大福も作りました。
お多福巻には悪戦苦闘しましたが、個性あふれる可愛らしい笑顔のお多福がたくさん出来上がりました。寿司飯には粒こんにゃくと大根を加えてかさを増してあり、安心して食べられます。みなさんを丸く包み込み、いろいろ丸くおさめる楽しいランチになったのではないかと思います。
次回はお花見の頃、春の洋食をテーマに考えています。皆さんのご参加をお待ちしています。
~ハッチのデザートタイム~
一口食べると中からとろっとなめらかなチョコクリーム、一体どうやって包んだのでしょう?実は冷凍庫で一度凍らせてから包んでいます。おかずの出来上がるころには溶けてちょうど食べ頃に。
老若男女に好まれる味です。今年のバレンタインにいかがですか?
~本日のメニュー~
◎恵方巻:お多福の顔になるように頑張って巻きました。髪の毛部分はほうじ茶で炊いたご飯です。
◎豚肉の昆布巻:人参とインゲンを昆布(よろこぶ)で巻き、かんぴょうで縁を結びました。◎大根おろし羊:大根おろしを絞って、今年の干支の羊を作りました。癒し系です。
◎ふろふき大根盛:ふろふき大根の器に具材を彩りよく盛り合わせ、柚子味噌を添えました。
◎呉汁:水煮大豆をすりつぶした呉を入れることにより味噌が少なくてすむので減塩効果も!
◎チョコ大福:カロリーの高いチョコレートを控えてココアやマービーチョコスプレッドでチョコの風味を強めています。
計560kcal
※メニューご希望の方は倉敷生活習慣病センター受付にてお訊ね下さい。
栄養科通信vol.90「朝食」
寒い毎日が続いていますね。なかなか布団から出られず、朝食が簡単になりがち…というのは私だけではないはず。ということで今回は朝食を見直してみたいと思います。
まず、平成24年の国民健康栄養調査の結果より、朝食の欠食率は男性12.8%、女性9.0%。
(食事をしなかった場合、錠剤や栄養ドリンクのみの場合、お菓子・果物・乳製品・嗜好飲料などの食品のみであった場合を欠食としています。)
テレビではパンケーキやエッグベネディクトなど、朝食人気は冷めることなく次から次へと新しいメニューが出てきますが、平成21年から朝食を抜く人が増えているのが現状です。
では朝食の効果について。
朝食は空腹を満たすだけでなく、体温を上げて眠っていた体を目覚めさせ、生活リズムを整えてくれます。また、脳のエネルギーを補給して頭を働かせるための食事になり、集中力が増したり、仕事の効率を上げるためにも欠かしたくない食事です。
ダイエット目的で朝食を抜くと逆効果。朝食を摂る事で代謝が上がり、太りにくい体質になります。朝食抜きは生活習慣病の原因にも!!
良い効果がたくさんある朝食。以下のものをそろえて食べましょう。
・炭水化物(脳のエネルギー源になります。)
主な食品:ご飯、パン、麺類、いも類
・たんぱく質(体温を上げる効果が大きい食品です。)
主な食品:肉、魚、卵、大豆製品、牛乳・乳製品
・脂質(体を動かすエネルギーになります。)
主な食品:油、バター、マーガリンなど
・野菜(栄養素を体に効率よく取り込むために必要。食物繊維も摂れます。)
朝食をとる機会のない人は、習慣をつけるために飲み物やおにぎり、パン、ヨーグルトなど手軽に食べられる食品から始めてみましょう。
朝は食欲がないという方は、夜更かしをして睡眠時間が短く、夜食を食べるという傾向がある様子。生活習慣の見直しもしてみてくださいね。
最後に、今人気の朝食メニュー、『エッグスラット』を
作ってみました。マッシュポテトの上に卵を落とし、湯せんに
かける料理。毎朝とはいかないですが、休日にいかがですか?
栄養科 塩っぺ