カテゴリー別アーカイブ: リハビリテーション部

【倉敷平成病院 平垣STが認定言語聴覚士(失語・高次機能障害領域)に認定されました】

この度、倉敷平成病院 言語聴覚士の平垣義志也さん(回復期リハビリテーション病棟担当)が、日本言語聴覚士協会が認定する上位資格「認定言語聴覚士(失語・高次機能障害領域)」に認定されました。
認定言語聴覚士についてはこちら

認定言語聴覚士は、専門領域ごとに高い専門性を認定する資格です。失語・高次機能障害領域での認定言語聴覚士は岡山県内で4人目、当院では初の認定となります。

平垣さんは、「この領域にはもともと興味があり、学んだ知識を患者さんに還元できるのが魅力です。最先端の知識と技術を身につけたいという思いで資格取得を目指しました」と語られました。また、「学ぶことは楽しいですが、仕事の合間に勉強時間を作るのは大変でした。今後も学会発表などを通じて学びを続け、知識を更新していきたいです」と今後の抱負を述べられました。

当院では、質の高いリハビリテーションを提供するため、職員一人ひとりが患者さんのためにスキルアップに取り組んでいます。平垣さん、認定おめでとうございます。

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【院内保育へクリスマスプレゼントを届けました】


12月25日(水)、回復期リハビリ病棟にご入院されている患者さん3名と一緒に院内保育を訪問し、創作のクリスマスプレゼントを届けました。
行く前は、「患者さんたちも喜んでくれるかな」と少し心配していましたが、実際に保育の子どもたちが「ありがとう!家に持って帰るね」と笑顔で喜んでくれる姿を見て「頑張って作ったかいがあった」と、とても嬉しそうにされていました。また、「孫を思い出して可愛い」と話される方もおられ、入院生活でなかなか家族とゆっくり会えない中で、院内保育との交流が心温まるひとときになったようでした。
リースやツリーの制作について、「院内保育の子どもたちにプレゼントする」という目的があったことで、患者さんたちはいつも以上に意欲的に取り組み、達成感を感じながら楽しんでいただけたと感じています。
また来年もこのようなイベントを通じて交流を深められたら素敵だと思います。ご協力くださった院内保育の皆様、代表で受け渡しに行ってくださった患者さん、そして創作を手伝ってくださった患者さんたち、皆様のおかげで素敵なクリスマスとなりました。本当にありがとうございました。
リハビリテーション部 公認心理師 Y

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【回復期リハビリテーション病棟にてクリスマス会開催】

12月24日(火)14時~15時、倉敷平成病院 回復期リハビリテーション病棟にて「クリスマス会」を開催しました。感染対策の影響で中止していたため、久しぶりの病棟全体での集まりとなりました。

デイルームには大勢の入院患者さんが集まり、スタッフを含めると約50名が参加。ピアノ、フルート、ギターの生演奏が病棟内に響き渡り、患者さんたちはいつも以上に楽しそうな表情をされていました。

司会は公認心理士のYさん。冒頭では日付や場所の確認が行われ、続いてクリスマスソングの生演奏が始まりました。演奏されたのは、「ジングルベル」「きよしこの夜」「サンタが町にやってきた」の3曲からなるクリスマスメドレーです。生演奏が始まると、患者さんたちは目を輝かせながら手拍子を打ち、会場は一体感に包まれました。

5分間の休憩時間中には、ピアノで山下達郎さんの「クリスマスイブ」が演奏され、会場はクリスマスの特別な雰囲気に包まれました。

後半では、「上を向いて歩こう」と「赤鼻のトナカイ」を手作りマラカスでリズム合奏しながら合唱を行いました。患者さんたちの歌声とマラカスの音がデイルームいっぱいに響き渡り、楽しそうな笑顔があふれていました。中には感動して涙ぐむ方もいらっしゃり、心温まる時間となりました。

 会終了後には「懐かしい」という声が多く聞かれ、皆さんが昔を思い出されている様子が印象的でした。普段は見られないような特別な笑顔が見られ、スタッフにとっても非常に充実した時間となりました。メリークリスマス。

 4階西病棟 介護福祉士 M

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回復期リハビリ病棟 園芸療法~冬野菜の種まきをしました~

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

段々と冷え込みが厳しくなり、冬の訪れを感じる季節となりましたが、皆さん体調はいかがでしょうか。
先日、11月18日(土)、倉敷平成病院の駐車場にある桜並木の近くのプランターに、冬野菜の種を植えました。

皆さん、このプランターをご覧になったことはありますか?昨年の夏から始まったこの活動ですが、この日は、はつか大根、ほうれん草、水菜の種を植えました。園芸に詳しい患者さんからアドバイスをいただき、患者さんと一緒に種まきを行いました。
「育つのが楽しみ」「芽が出たら間引きが必要だね」などと、皆さん楽しみに取り組んでくださり、冷え込みが厳しい日にもかかわらず黙々と作業をしてくださいました。
これから、皆さんと一緒に育てながら収穫を楽しみにしていきたいと思っています。お時間があるときには、ぜひプランターを見にいらしてください。

公認心理師 N

回復期リハビリ病棟より 冬のプランター活動の紹介

 

質の良いリハビリテーションを提供できるように

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

皆様、こんにちは。11月も終わりに近づき、冷え込んで来る季節となりましたがいかがお過ごしでしょうか?

私は今年度から入職した新人言語聴覚士のIと申します。4月に入職して早くも半年が経ちました。この半年間を振り返ると、新しい環境に慣れることに必死でした。初めてのことが多くわからないことばかりでしたが、温かい先輩方にも恵まれ、丁寧にご指導していただき、また同期とも励まし合いながら過ごしてきた日々があっという間に感じます。

私は4月の後半から患者さんを受け持つようになり、この半年間でも多くの患者さんのリハビリテーションに関わらせていただきました。患者さんと関わる中で、「患者さんのためにできることはないか」「どんなリハビリが患者さんにとって適切か」と模索する毎日です。日々、模索していく中で先輩方からたくさんのアドバイスをいただき、視野を広げて考えることができるようになりました。これからも自己研鑽を怠らず、少しでも質の良いリハビリテーションを提供していきたいと思います。そして、一人でも多くの患者さんから「ここでリハビリを頑張って良かった」と思っていただけるよう日々精進していきたいです。

最後になりましたが、これから気温が下がり体調を崩しやすい時期です。風邪などひかないよう体調管理には十分お気をつけください。

リハビリテーション部 ST I

イラスト:イラストAC

第13回日本認知症予防学会学術集会参加報告

第13回日本認知症予防学会学術集会が「人として輝き続ける社会の実現を目指して」をテーマに2024年9月27日(金)~29日(日)パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)にて開催され、当院からは5名が参加しました。
涌谷陽介認知症疾患医療センター長は、「認知症の多職種協働、専門職の躍動」についての座長と、「もの忘れ外来初診者におけるレカネマブ投与基準適合者の検討」についてポスターセッションをされました。

菱川望脳神経内科部長は「認知症関連疾患、認知症とCOVID-19」について評価委員を務められました。

■ポスター発表:「認知症における比喩理解と認知機能の関係―ADとDLBとの比較―」
藤本憲正(ST・CP科課長)
言語聴覚士からは、軽度アルツハイマー型認知症(AD)者とレビー小体型認知症(DLB)者のコミュニケーション障害は存在するのか?を比喩理解課題を用いて検証し、またそれはどのような認知機能と関連するのか?について発表しました。いずれも健常者よりも比喩理解課題成績は低下し、ADは失語症状と遂行機能障害によって低下する可能性、DLBは遂行機能障害によって低下する可能性が示唆されました。会場参加による発表は感染対策緩和以降初めてで、久しぶりの発表前段階の疲労感、発表直前の緊張感、発表後の達成感を思い出すことが出来ました。

■口演発表:「非薬物療法によるBPSDへのアプローチ―不安への対応でBPSDが落ち着いた一事例-」
安信 陽菜(ST・CP科 公認心理師)
公認心理師からは、病棟で関わった患者さんの事例を発表し、認知症の行動・心理症状への対応や、昨年度から開始した園芸活動について紹介しました。学会では認知症領域で働く公認心理師の取り組みを共有できただけでなく、他の病院・施設の方の報告を拝聴することで、今後公認心理師の強みを活かし、患者さんとどのように関わっていくか、改めて考えるきっかけとなりました。学会で得たアイディアを参考にしつつ、今後もチーム全員で患者さんと関わることを大切にして業務に励んでいきたいと思います。

口演発表:「通所リハビリテーションにおける軽度認知障害に対する認知症予防の取り組み」
坂本千尋(倉敷老健 通所リハビリテーション介護主任)
通所リハビリテーションにおける軽度認知障害に対する認知症予防の取り組みについて、予防リハビリとの合同研究の内容を発表しました。研究期間が短かったため、思ったような結果は出ませんでしたが、今後もMCI予防の為に、取り組んで参ります。このような大きな会場での発表は初めてで、とても緊張しましたが、無事に発表する事が出来、このような機会を頂けたことに感謝致します。

 

第12回日本認知症予防学会学術集会参加報告

第11回日本認知症予防学会学術集会で倉敷平成病院より3名発表、涌谷センター長は浦上賞を受賞

第7回認知症予防学会にて浦上賞受賞

食欲の秋とお口の体操

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

秋が深まると、美味しい食材がたくさん出回ります。この季節は「食欲の秋」と呼ばれ、特に高齢者にとって食事を楽しむ絶好の機会です。しかし、食べる楽しみを持ち続けるためには、お口の体操も大切です。
今回は、秋の食欲を満喫しつつ、お口の健康を保つ方法についてお話しします。

お口の体操:健康なお口を保つために

食事を楽しむためには、口の健康は欠かせません。お口の体操を取り入れて、口の機能を維持しましょう!

〇パタカラ体操
「パ・タ・カ・ラ」という音を一つずつゆっくり発音します。
それぞれの音を発音する際に、しっかりと口を大きく動かすことがポイントです。この体操では、口の周りの筋肉を鍛え、飲み込みやすくする効果があります。

〇舌の体操
舌を上下左右に動かします。この動きでは大きくゆっくり動かすことを意識するのがポイントです。この体操では、舌の筋肉を鍛え、食べ物を噛み砕く力を強化したり喉の奥に送り込みやすくする効果があります。

〇唇の体操
「ウ」と「イ」の口の形で体操を行います。ウーと唇を前に突き出し、イーと唇を横に引き口角に力を入れます。5~10回程度を1セットとし自分のペースで数回実施します。この体操では、口唇周辺の筋肉を鍛えることで、食べ物を口腔内に取り込みやすくしたり送り込みの際に必要な口腔内圧を高めることが期待されます。

おわり
秋の美味しい食材を楽しみながら、お口の体操を取り入れることで、健康で楽しい食生活を送ることができます。食欲の秋を満喫しつつ、ぜひお口の健康にも気を配ってみてください。

リハビリテーション部 ST O

イラスト:イラストACより

夏の園芸療法収穫のご報告

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

みなさま、こんにちは。
夏本番、毎日暑い日が続いています。回復期リハビリテーション病棟での園芸活動についてご報告です。
今年の夏は、桃太郎トマト、ピーマン、ナスの苗植えを5月頃から行い、患者さまに毎週水やりを行っていただき、6月の下旬から収穫できるようになりました。
トマトはたくさんの実が付くもののなかなか赤くならず、患者さまと毎日のようにプランターに通い心配していましたが、赤く色づき無事に収穫することができました。みなさま、日々お野菜の成長を見守りながら、成長や収穫をとても楽しみに過ごされていました。
テレビで天気予報の確認を行い、「明日は雨じゃから水やりはせんでええかな?暑くなるからしとこうか」など積極的に園芸活動に参加してくださいました。収穫したお野菜は、「おいしく食べれた?何をして食べたの?焼いたり味噌炒めがおいしいかな」とお話が盛り上がりました。ピーマンは収穫してもしてもたくさんお野菜がなり、当分収穫の楽しみが続きそうです。
暑い日が続きますが、熱中症対策をしっかりと行い、夏を乗り越えましょう。
写真は7月19日に収穫したときのものです。

リハビリテーション部 公認心理師A

倉敷地区サロン交流会に参加しました

7月9日、倉敷健康福祉プラザで行われた「倉敷地区サロン交流会」に参加してきました。この会は、各サロンの主催者同士の交流や、主催者と事業所間の交流を目的として毎年開催されています。
地域サロンを長年運営されていると、内容のマンネリ化やモチベーション低下など、様々な課題があるそうですが、地域サロンと事業所の交流(マッチング)により問題解決に繋がっているそうです。
今回は全仁会グループのサービスや、過去に実施したリハビリ専門職の講師派遣を紹介できるよう資料を準備し、専用のブースで多くの参加者と交流することができました。
あるサロン主催者の方は「ぜひ講師に来てもらいたい。みんな喜ぶわ。」と興味を持ってくださりました。また別のサロンを主催している民生委員の方は、「先日近所の方が認知症で平成病院にお世話になった。こういった病院があってくれて助かる。参加者に紹介したい。」とパンフレットをお持ち帰りくださりました。

私たちの提供しているサービスが地域に必要とされていること、そして地域に根差したものであるということを感じた貴重な経験となりました。

ふれあいサロンとは(倉敷市ホームページより)
ふれあいサロン活動は、介護予防の観点から、地域内で社会から孤立した状態で生活している閉じこもりがちな高齢者等を対象に、社会参加・健康づくり・仲間づくりなどを目的とした活動です。
また、ふれあいサロン活動を活発化させることにより、これらの人々の介護予防を進めるともに、地域福祉意識の高揚を図り、地域内に要援護高齢者等を支える福祉ネットワークを構築することを目的とします。

倉敷老健通所リハビリ PT S

初心に戻って

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

今年の夏も酷暑の予報で梅雨だというのに7月には気温が30度を超すようですが、皆様はどうお過ごしでしょうか。
こまめな水分補給や適度な塩分や糖分の補給をして脱水症にならないようにお気を付け下さい。しっかり汗をかいて熱中症を予防しましょう!クーラーの使用や十分な休息もお忘れなく。

さて、私は今年で入職して10年になりますが、昨年部署異動で配属が変わって感じたことをお伝えしたいと思います。

私は昨年1年間訪問看護ステーションに配属され訪問リハビリテーションを担当しました。入職以来ずっと病院の中で勤務していたため、新たに色々なことを覚えたり、今までとは勝手が違うこともあり、慣れるまで時間がかかり苦労しました。
しかし新しい職場で働くことはとても新鮮で、様々な経験を通じて知見を広めることができました。また、自分が入職したての日々精一杯で我武者羅に頑張っていた頃を思い出すきっかけとなりました。

今年また、訪問リハビリテーションから病院へ異動となり戻ってきましたが、初心に戻って、また一から患者さんと向き合ってしっかり頑張っていこうと思います。そして様々な部署で経験し身につけた知識や技術で患者さんや後輩スタッフをサポートしたいと思います。

リハビリテーション部 E

※イラスト:イラストACより