明日、6月11日のにこまるテレビに、院長(整形外科)の平川訓己医師が「足の付け根の骨折」で出演されます。
足の付け根の骨折は、やはり高齢者に多いそうです。当院では年間約150件の手術を実施しているとのことです。
後半の転倒予防体操の紹介では、予防リハビリの理学療法士も出演予定です。
是非ご覧ください。
秘書広報室
先日、胃がんと大腸がんで有名な芸能人が亡くなったというニュースを見られた方もいらっしゃると思います。二人とも体調を崩して精密検査をしたところ、がんが判明したとニュースに出ていました。忙しい生活をしていると具合が悪くなっても我慢して病院へ行かずにいる方も多いと思います。
病気の芽を摘むためにぜひ年に一度人間ドックを受けてみてはいかがでしょうか。当センターは多くの受診者様にご利用いただいていますが、中にはドックの結果で精密検査が必要という判定が出ても精密検査をせずに放っている方が時々いらっしゃいます。せっかくの人間ドックが無駄になってしまうので精密検査の指示が出た方は必ず医療機関を受診していただきたいです。
また、病気の早期発見の為だけでなく、日々の生活習慣の見直しのためにも人間ドックを活用いただければと思います。
脳ドックセンター HK
大変遅くなりましたが、3月末からナースキャップを外したことをご報告します。ナースキャップについては、感染予防の観点などから被らないところがほとんどとなっていましたが、当院では看護師であることがわかりやすい等々の様々な理由から検討を続けていました。昨年9月のブログでこのことについて書かせていただいたところ、外すべきだというご意見もいただいていました。
今回、ナースキャップを外すにあたり、今まで以上に身だしなみを整えて、清潔感のある看護師で、と取り組んでいます。キャップを外す前には、髪型や髪をまとめるゴムなどの規定を決め、外部講師を招いて髪のまとめ方などの研修を行いました。キャップを外した時の患者さんたちの反応が気になりましたが、あっけないほど誰からも何も言われず‥。「何だか淋しいなあ」「前よりも一人ひとりの個性がはっきりしていいね」などの声も少数ありましたが、「そう言われれば被ってないね」という反応が一番多かったでしょうか。2ヶ月が経ち、私たち自身もキャップを被っていないことを意識しなくなりましたが、キャップがなくても看護師ですということを、しっかりアピールできるようにしていきたいと頑張っています。これからも、どうぞ宜しくお願いします。
看護部 T
季節の変わり目になると体調を崩される方、結構多いのではないでしょうか。今回は意外と多い便秘についてです。「便秘には食物繊維がよい」と、たくさん野菜を食べる方も多いかも知れませんが、実は野菜の種類によってはかえって便秘がちになってしまう場合もあります。
食物繊維には2種類あり、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維に分けられます。不溶性食物繊維は水に溶けないので胃や腸で水分を吸収して大きく膨らみ、腸を刺激して便を出す働きを活発にし、便通を促してくれます。代表的な食品ではゴボウや切干大根といった繊維質な野菜、キノコ、穀物類、豆類があります。
対して水溶性食物繊維は水に溶けて粘着性を持ち、胃腸内をゆっくり移動しながら胆汁酸やコレステロールを吸着し、体外に排出してくれます。これはワカメ、昆布、寒天といった海藻類、果物類に多く含まれています。
高齢者に多い弛緩性便秘では腸内の便を出す働きが弱いので、不溶性食物繊維を含む食品を摂って腸内を刺激すると便通が良くなると言われます。逆に季節の変わり目などストレスを受けた時になりがちな痙攣性便秘では、水溶性食物繊維を含む食品を摂って便を柔らかくするとよいです。
このように便秘のタイプに応じて、種類の違う食物繊維を上手に摂取していきたいですね。また水分補給や軽い運動も効果がありますよ。
栄養科NT
今回は、支援をする人の負担についてお話したいと思います。介護にまつわる負担には、身体・心理・経済、社会・時間の要因がかかわっています。さらに、要因の重なりが多いほど、負担は倍増していきます。
認知症を有する方への介護について、その大変さがどのようなものかといった報告があります。
1.同じことを何度もきかれる大変さ
わすれ易い・憶えられないという認知症の症状を理解していても、さんざん繰り返されると、特にこころや時間の余裕が持てないときほど、よくない事だとわかってはいてもつい、返す言葉や表情がだんだんとトゲトゲしいものに変わっていくのは無理もないことかもしれません。
2.目を離せない大変さ
道に迷ってしまう方や、ふと家を出て行かれる方など、万が一の危険性がある方の介護は、夜寝ている時でも、常に気を張り続けなければならなくなるケースが多いようです。そのような環境におかれると精神的・肉体的な疲労が蓄積し易くなることは想像に難しくありません。
3.介護者のペースでできない大変さ
介護者の方が「ちょっと待って!」と感じること、またはご本人に伝えることは非常に多いのではないでしょうか。しかしながら、この「ちょっと」という時間の間隔は、認知症では障害されやすい部分になります。周囲の人から見ると、あたかも「待てない」ように見え、介護を行う場合では自分のペースで出来ない
=振り回されるような状況につながりやすくなります。
4.ありがとうと言ってくれない大変さ
ご本人からありがとうと言ってもらえないことというよりは、介護者の周囲の人(例えば家族や親類など)から自分の大変さを理解してもらえない、感謝されない、介護してあたりまえ、という状況がより大変さを感じるかもしれません。介護者が孤立感をつのらせ、負担をひとりで背負ってしまうという悪循環につながりかねません。
次は、認知症を有する方のご家族の多くが経験する心理的ステップをご紹介します。ステップは4段階ありますが、第1から第4ステップまでの間を行きつ戻りつしながら、だんだんと認知症を有するご本人を受容していくと言われています。この各ステップの行きつ戻りつのしかたは、ご本人の症状や、ご本人・ご家族の性格、年齢、身体状況、これまで培ってきた家族関係、地域・社会的状況、経済的状況、医療・福祉スタッフとの信頼関係などの影響を受けると言われています。
各ステップでの心理的な負担感は周囲からの有効な支援を受けることで軽減されます。次の図ではその有効な支援にはどのようなものがあるのかについて説明しています。
この上の図で極めて重要なことは、支援する人が一人ですべてを背負わないということです。介護を受ける側⇔介護をする側という2者関係のつながりは非常に強いために、その関係性があたかも殻に閉じこもるような孤立した状態におちいるリスクが非常に高いと言えます。そのような状態ではお互いがお互いのストレスを増幅しあうような悪循環が起こらないとも限りません。そのような負担感をできるだけ軽減するには、みんなで支えるという視点が必要です。
この上の図のような関係をどのようにして築くかということですが、多くの方は言うは易し、行うは難しといった印象を抱かれるのではないでしょうか。この図のような関係を築きやすくするために、極めて重要な相談・支援機関があります。それは全国の各地区に設置されている「高齢者支援センター」と呼ばれる機関です。負担の強弱にかかわらず、このような相談窓口を確保しておくことは、現在や将来の負担感・ストレスのコントロールを上手く行うために必要となってきます。「私だけで支えないようにする」「みんなで支えてそれぞれのメリットを上手に生かす」ことが、支える人だけでなく、認知症を有するご本人にとっても笑顔で生きるためのキーポイントの一つになります。
「もの忘れ」は早期発見・早期治療が重要であり、診断・治療のためには、地域のかかりつけ医師との情報共有が非常に重要です。ご家族や身近な方、またはご自身のもの忘れが気になるという方は、まずはかかりつけ医師にご相談下さい。
認知症疾患医療センター相談室 直通電話番号:086-427-3535
(執筆者;CP阿部)
こんにちは!
ヘイセイホームヘルプステーション 福祉用具です。
福祉用具とは、文字通り身体の不自由な部分を補うための道具で、介護保険を利用してレンタルや購入が出来るものがあります。
すぐに思い浮かぶのはベッドや車いすでしょうか。
ベッドや車いすにもたくさんの種類があり、その方の身体に合わせた機能のものを選ぶようにします。介護保険の認定を受けられた方は、介護保険を利用しレンタルや購入が出来るかもしれませんので、担当のケアマネジャーさんにご相談下さい。
ヘイセイホームヘルプステーション福祉用具では、新商品が掲載されたレンタルカタログがもうすぐ出来る予定です。
カタログが出来次第、配布致しますので、もう少しお待ち下さい。
気になる商品や使い方など、分からない事などございましたら、いつでも声を掛けて下さい。
ヘイセイホームヘルプステーション 福祉用具 K
平成27年6月1日月曜日、天もお祝いしてくれているかのように朝から雲一つない青空、我がデイサービスドリームは開設5周年の記念日を迎えることができました!
昼食はホールにて全員でお祝い御膳を囲みます。
舞台には生活相談員のNさんが達筆で書いた「祝デイサービス5周年」の文字が入った垂れ幕が。介護士のTくんがせっせとテーブルを並べ、そのテーブルには管理者のSさんが自ら買って来られたレース柄のテーブルクロス。私の家から摘んできた花も一役かってくれました。お祝い御膳の箸袋は管理栄養士のOさんの手作りで紅白の折り鶴付きです。職員みんなの嬉しい気持ちのこもった手作り感満載の席が用意されました。
皆様の笑顔の真ん中にはお祝いに駆けつけて下さったW施設長。お祝いメニューはお赤飯に天ぷらに茶碗蒸し、お吸い物に和え物、紅白饅頭。「その辺の和食屋さんよりずっと安くて豪華だね。」と皆様と一緒に和やかに笑いながら、ノンアルコールビールでかんぱーい!もちろん、食事のお味にも大満足でした(^^)
そして午後からはボランティアの翔舞踊会の皆様による歌謡舞踊ショーがにぎやかに繰り広げられました。歌あり踊りあり、熱気が最高潮に達したところで、見処は最後の小芝居「瞼の母」
高倉健と吉永小百合に似た特別ゲストが登場すると聞かされていた皆様は、現実を知って大笑い(^o^)登場したのは、一人二役(忠太郎の母と悪党の子分)をこなされた管理者のSさん!しかもセリフは最初から全くのデタラメ(笑)「おい、台本と違うぞ!」座長さんのつっこみに「だってセリフ忘れたんですもの~。」客席の皆様はさらにお腹を抱えて大笑い。終始ドタバタのストーリーのない?小芝居は座長さんの決めポーズでめでたく終了!拍手喝采で幕を閉じました。
「あー、今日は楽しかったー、ありがとうね。」最近の気候の変化で体調を崩しがちだった皆様から、最高の笑顔と感謝のお言葉を頂き、職員一同、明日からも又元気で頑張ろうと思うことができました。
デイサービスドリーム最高!5周年ばんざーい\(^o^)/
デイサービスドリーム看護師 松田ゆかり
こんにちは!最近暑い日が続いていますが皆さん体調など崩されていないでしょうか。なんだか年々過ごしやすい時期が短いように感じていますが、予防リハビリでは今日もスタッフ、利用者さんとも元気に体操に取り組まれています。
さて、突然ですが、皆さんは「老年症候群」という言葉を聞いたことがありますか?老年症候群とは、筋力低下や転倒に限らず、失禁、低栄養、閉じこもり、睡眠障害、うつや軽度の認知症、生活機能の低下(生活体力の全般的な衰え)など、必ずしも病気にかかっていなくても、日々の生活の質が障害されている状態のことを指します。最近では、健康で長生きするためには、この老年症候群を早期に発見し、治療することが大切とも言われています。
では、私達は、具体的に一体何をすればいいのでしょうか?その取組みの1つとして、今注目されているのが、身体機能評価(筋力、バランス、歩行能力など)、認知機能評価(記憶力や注意力など)、現在の日常生活の困難感を問うアンケート形式の生活機能評価などの定期健診です。定期健診によって、自分の身体や認知、心のどんな機能が低下しているのかを知ることができ、今後の健康、体力づくり、生活習慣を見直す手がかりを得ることができます。ある報告では、健診を受けた人は、受けていない人と比べて、健診実施後3年間の死亡率が低くなるという結果も出ているようです。
そこで、予防リハビリでは、この6月から新たに健康チェック週間と称して、これまで人や時期によって日程や場所、時間をバラバラに実施していた、身体機能、認知機能、生活機能の評価を、3ヶ月毎に、プログラムの一部として1週間実施していきたいと考えています。そして、この結果を基に、科学的根拠に基づいたプログラムの作成、リハビリメニューの提案を行っていきたいと考えています。まだまだ改良するところがたくさんあり、自分と年代や介護度が同じ人の平均値はどのくらいなのか、前回と比較して自分の機能はどう変化しているのか等、利用者の方が結果を把握しやすいシステム作りを予防リハビリスタッフ一丸となって取り組んでいきます。
体力に自信がない方、最近物忘れが気になっている方、生活で難しいと思うことが増えてきた方はもちろん、自分はまだまだ大丈夫と思っている方も、今後、より健康で楽しい生活を送るために、まずは自分の現状を把握してみませんか?興味のある方は是非、予防リハビリを覗きに来てみてください!
倉敷平成病院 通所リハビリテーション(予防リハビリテーション)
理学療法士 服部 宏香
お問い合わせ:倉敷平成病院通所リハビリテーション
(086)427-1128 担当:寺中
朝夕の涼しさから日中は30℃近くまで気温が上昇して、6月は夏の暑さでスタートです。今週は曇りの日も多く、湿気で体力が奪われそうです。小まめな水分補給と早めの休養で、体調コントロールに努めたいものです。
さて、今回は倉敷老健の「ちぎり絵職人さん」のご紹介です。ミチコさんは、いつもおしゃれで歌が得意な女性です。少しでもフロアが明るくなる様にと「ちぎり絵」の創作に取り組んでくれますが、仕事がとても丁寧で頼りにしています。まずはイラストの形状に合うように、ちぎった折り紙を広げて吟味します。1枚が決まると、ちぎった際に残った白い部分を細かく切り取りながら張る作業です。いったん糊をつけて数枚張ると端が浮いてこない様に更に糊のチューブでトントン。上から少し糊がつくので、丈夫で見栄えも良くなります。毎日一時間の作業を積み重ね、季節に合った大作が仕上がっていきます。ロビーの壁に貼った作品を見て、来所された方々もいつも感心してくれます。不器用で飽き性の私は、ただただ脱帽です。
今日からまた新作と貼り換えです。可愛い作品に癒されながら、ジメジメの梅雨も乗り切れそうです。
皆さんにも「のぞみの会」で見学して頂ける日を楽しみにしています。
倉敷老健 リハビリスタッフD