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糖尿病療養指導士より「第16回中四国糖尿病研修セミナー」参加報告

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

insulin_chuusya私事ですが糖尿病療養指導士の資格をとって早4年、あっという間に今年が更新の時期になりました。更新をするためには、各地で開催されている研修会・学会に出席し単位をとらなければなりません。
単位は1単位~4単位もらえるものまで様々あり、計40単位の取得が条件の1つになります。
マイペースな私は今年に入り隔月でどこかの勉強会に参加し単位取得に明け暮れています。先日は徳島県で開催された第16回中四国糖尿病研修セミナーに行ってきました。

6時間30分という長丁場、座りっぱなしでの聴講は病院での看護業務とは違い学生に戻った気分になりましたが、やっぱりしんどかったです。
しかし、「患者に資し地域に活きる糖尿病チーム医療」という今回のテーマのもと、地域に貢献する糖尿病療養指導、高齢糖尿病患者への実践的対応、糖尿病腎症予防を実現するための専門的な技術や情報を中心にたくさんの話が聞けました。
岡山からは岡山大学病院の長田看護師が岡山県における糖尿病医療連携の取り組みという講演で、「おかやま糖尿病サポーター」の認定と役割について学ぶことができました。これはかかりつけ医や調剤薬局など、より地域に密着した施設で働くメディカルスタッフに糖尿病療養指導の知識と技術を身につけてもらうことを目的に認定された制度だそうです。
また、高齢糖尿病患者のインスリン療法導入、継続のための支援や食事療法、薬物療法についてのシンポジウムでは、私も病棟で高齢の糖尿病患者さんに接することが多いので指導に携わる中で活かしていきたいと思えるものがたくさんありました。
個人的には徳島大学の黒田医師がご自身の経験のもと1型糖尿病の治療の現在と未来について話して下さったのが、すごく分かりやすかったです。
さらに、企業の共催ブースでは患者さんにわかりやすい資料やパンフレットを拝見し、サノフィはインスリンのペンを滑りにくくするカラフルなゴムを展示していました。サンスターから歯周病についてブラシを使用した歯間ケアの必要性を、大塚食品からは食事コントロールのためにレトルト食品をうまく役立てようと100kcalシリーズの紹介をするなど、前回よりも新しい情報もたくさんあり楽しく学べ、無事2単位取得して帰りました。今後の療養場面で活かしていけるようにこれからも頑張りたいと思いました。

4西 NS T

第51回のぞみの会だよりー15ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

img_5642めっきり涼しくなり秋を感じる良い季節ですね。
のぞみの会まで1か月を切り、準備も慌ただしくなってきました。
先日の「のぞみの会実行委員会」ではスタンプ(シール)ラリーの景品の袋詰めを行いました。毎年、楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
スタッフ間でも、袋詰めしながら「かわいい~!」「私も欲しい」「貰ったら嬉しいよね」と好評でした。中身は当日までのお楽しみ。
趣向を凝らした各ブースを回って楽しんでいただきシールを集めて、ぜひ景品をお持ち帰りくださいね。
お気軽にご参加ください。皆様の笑顔にお会いできるのを楽しみにしております。

★第51回のぞみの会 平成28年11月6日(日) 9時30分~14時★
★ポスターは予防リハが作成したものです

第51回のぞみの会実行委員 脳ドックセンター T

認知症の症状を理解する①

前回は、エピソード(出来事の記憶)記憶障害と、それに伴う心理状態の変化が、周囲の人とのかかわりにどのように影響を与えるか、ということについてお話しました。今回は、記憶以外の面から、認知症を有する人がどのような不自由さを感じやすいか、ということについてお話したいと思います。
まず、時間や場所の認識のことを専門用語で「見当識」といいます。認知症では見当識に支障が生じやすいとされています。
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上の図は見当識に支障が生じた結果、どのような不自由さを感じる事が多いかを示しています。

次に、意図したことを実際の行動に按配して実行するといった機能を専門用語で「実行機能」といいます。では実行機能に支障が生じた場合、どのような不自由さを感じる事が多いかというと、
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次に、言葉を話したり、理解したりする機能のことを専門用語で「言語機能」といいます。これらの機能が障害された状態を専門用語で失語といいます。「それ」が何か、どういったものなのかということを認識することが障害された状態を、専門用語で失認といいます。では、こういった機能が障害された場合に、どのような不自由さを感じやすいかというと、
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上記の障害は、他者とのコミュニケ―ションに不自由さを生じさせます。

認知症において、これまで説明したさまざまな機能の障害のされかたの強弱は人それぞれによって異なります。つまり、人によって不自由さが異なるということは、その不自由さを補う周囲の人の援助の方法も人それぞれ異なってきます。
今回は、記憶以外の面から、認知症を有する人がどのような不自由さを感じやすいか、ということについてお話ししました。次回は、この不自由さに対して、周囲の人がどのように対応したらよいか、ということについてお話したいと思います。

「もの忘れ」は早期発見・早期治療が重要であり、診断・治療のためには地域のかかりつけの医師との情報共有が非常に重要です。ご家族や身近な方、またはご自身のもの忘れが気になるという方は、まずはかかりつけの医師にご相談下さい。

認知症疾患医療センター相談室 直通電話番号:086-427-3535

認知症疾患医療センター CP 阿部

医療秘書活動報告

カテゴリー: 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

s__384614469月10日・11日と毎年参加させて頂いている川崎医療福祉大学で行われた日本医療秘書実務学会へ参加しました。

全国の医療秘書の業務内容や今後の課題を見つけるとても貴重な場で、様々な視点からの研究発表があり医療秘書の範囲の幅広さを毎年感じています。s__38461445

また、10月1日は岡山旭東病院で行われた医師事務作業補助者のケーススタディ、グループワークに参加してきました。各グループに分かれ様々な病院の医療秘書さんと業務内容の話しや、各病院の工夫等をお互いに情報交換しました。
s__38461444同職種として病院は違いますが、同じ悩みも分かちあう事もでき、新たな出逢いを結ぶ事ができました。今後もこのご縁を繋げて行きたいと思います。この9月に全国9件目の医師事務作業補助研究会の支部組織が岡山に設置されたようです。
私達、倉敷平成病院医療秘書も、地方会や大会に参加し医療秘書の位置付けの向上の為にも関わっていきたいと感じました。

医療秘書 U

栄養科通信vol.110 「セカンドミール効果」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b01みなさんはセカンドミール効果という言葉を聞いたことがありますか?セカンドミール効果とは、1日の中で最初に食べる食事(ファーストミール)=朝食が、次に食べる食事(セカンドミール)=昼食以降の血糖値に影響を及ぼすという理論です。

もともと私たちの体は、食事を摂ると血糖値が上がりインスリンと呼ばれる血糖値を下げるホルモンが分泌されます。しかし、血糖値が急激に上がってしまうとインスリンが多く分泌されてしまうことがあり、糖質を脂肪に変える働きが過剰になり太ってしまう原因になります。血糖値がゆっくり上昇するようになると筋肉や脳でのエネルギー利用が適切になされ、糖質を過剰に脂肪に変えることはなくなります。つまり糖質が脂肪に変換されにくくなるので太りにくくなるということです。そのため血糖値を急激に上げないことが重要になってきます。セカンドミール効果がある食品は血糖値の急激な上昇も防いでくれます。

  • セカンドミール効果のある食品…大麦、海藻類、キノコ類、ごぼう、オクラ、納豆、こんにゃく等

主に食物繊維を多く含む食品が挙げられます。%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b02

食物繊維には、水に溶けない「不溶性食物繊維」と水に溶ける「水溶性食物繊維」がありますが、特にセカンドミール効果を期待するならたくさん摂りたいのは水溶性食物繊維です。粘度の高い水溶性食物繊維は、胃から小腸へと食物が移動する速さと小腸での糖質の消化の速さを遅らせてくれる為、糖の吸収が穏やかになるのです。

そして、水溶性食物繊維をどの食品よりもたくさん含んでいるのが大麦です。大麦に含まれる水溶性食物繊維(β-グルカン)の働きでより高いセカンドミール効果が期待できます。国内外の様々な研究により、朝食で大麦を食べた人は血糖値が上がらない状態を一日中キープできることも分かっているそうです。

昼食や夕食にセカンドミール効果のある食品を食べても次の食事に効果が期待されるという研究結果もありますが、一番効果がありオススメなのは、朝食に食べることです。

上手に血糖値をコントロールすることで太りにくく健康的な食生活を送ることができます。みなさんも、セカンドミール効果のある食品をとり入れた食事作りをしてみてはいかがでしょうか?

管理栄養士 M.S

予防リハビリに興味のある方はお気軽にお問合せ下さい!

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

みなさんこんにちは。涼しい季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?今日は、倉敷平成病院 予防リハビリをどんな方が利用しているのかを紹介したいと思います。
予防リハビリは、介護保険で要支援1、2の認定を受けた方が利用されています。
・病気の後遺症で身体に麻痺があり、歩行が不安定になっている
・骨折をして腰や肩に痛みがあり、家事が困っている
・足腰が弱ってきていて、転倒しそうで不安
・最近、物忘れが気になるようになってきた
・一人暮らしで食事が偏っていて、栄養不足になっている
・食べ物や飲み物を飲み込む力が弱くなって、誤嚥のリスクが高くなっている
ここに挙げたのは一例ですが、みなさんそれぞれお体のお悩みや、ご病気を持たれながらも、「リハビリをして杖なしで歩けるようになりたい!」、「これからも元気に自宅で生活したい!」など、それぞれの目標に向かって日々リハビリに取り組まれています。

%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b01人ひとり目標が違うということは、それぞれに必要なプログラムも違います。
・座っていてもできるエアロビクス
・転倒予防や物忘れ予防に効果があるスクエアステップエクササイズ
・腰痛や膝痛など整形外科疾患に効果があるロコトレ
・全身のストレッチをして体力低下を予防するリラクゼーション
・理学療法士、作業療法士による個別トレーニング
・言語聴覚士による口腔機能訓練
この他にもさまざまなプログラムを予防リハビリでは実施しており、ご利用の方の目標が実現できるように、1人ひとりに合ったプログラムを提案しています。また、運動プログラムだけではなく、バランスの取れた食事の提供や、定期的な健康チェックなどを行い、ご利用の方の日々の生活を支援しています。

「介護保険のサービスを使ったことがないから不安・・・・・・」、「自分に合うプログラムがあるだろうか?」と思われている方、ご安心下さい。
予防リハビリでは、体験や見学をいつでも受付中です。興味を持たれた方は是非、お気軽にご連絡下さい!

予防リハビリ 相談員 M.A

倉敷総合ケアセンター(倉敷老健)通所リハビリテーションの新たな試み ~動作介助が必要な方に対する穏やかで専門的な在宅生活支援~

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

革命中の通所リハビリテーションです.
「もっと利用者さまに提供できるサービスメニューを増やしたい! 利用者さまの潜在能力をもっと引き出したい」という思いから,プログラム内容の変更と部屋のレイアウトの変更に取り組んでいます。その取り組みを全5回連載しています。

前回の記事は→倉敷総合ケアセンター(倉敷老健)通所リハビリテーションの新たな試み
倉敷総合ケアセンター(倉敷老健)通所リハビリテーションの新たな試み
~リハビリ意欲が高い方編~
倉敷総合ケアセンター(倉敷老健)通所リハビリテーションの新たな試み~認知症状を有する方々と職員の笑顔が溢れる部屋づくり~

第4回目となります今回は、生活に介助が必要な方に対する穏やかな空間づくりについてご紹介致します。

個別性を重視した専門職連携とご家族とのつながり
この部屋は、専従の介護福祉士、看護師、リハビリスタッフ、言語聴覚士などさまざまな専門職種と連携を取りエビデンスに基づいたケアに取り組んでいます。お食事の飲み込みが悪い方や経管栄養等を使用しての食事を取られる方には看護師や言語聴覚士等、その方にあったケア方法を検討し、他職種協同のアプローチを心がけています。またご家族との連絡にはノートを用い、その日の利用者さまのご様子の報告や自宅での介護相談などの応対しています。

タクティールケアの導入
%e6%89%8b%e6%b5%b4手浴ではタクティールケアを取り入れています。保清するとともに、手の平や指の股を広げやすくなるよう努めています。ご家族からは「笑顔や発語が多くみられるようになった」 「手が動きやすくなった」などの嬉しいお言葉を頂いております。
詳しくは→「タクティールケア 日本スウェーデン福祉研究所

 

廃用症候群への対応%e9%9b%a2%e5%ba%8a
この症状は筋肉だけでなく内臓や血管などにも影響を及ぼしてしまいます.そのため、できるだけ寝たままにならずメリハリのある生活を行うよう努めています.しかし、急な離床時間延長は、かえって徐々に低下した体力には悪影響になってしまいます.そこで,他職種と連携を図り、少しずつその方に合わせて起きている時間を長くしするよう努めています。また、離床時間が長く感じないよう、他者との交流やプログラムの参加を促しています.そのような取り組みの結果、利用者さまの状態も少しずつではありますが発語や起きている時間が長くなってきています.
詳しくは→「廃用症候群サテライトケアセンター 仙台東

口まわりの能力低下防止への取り組み
%e5%9a%a5%e4%b8%8b%e4%bd%93%e6%93%8dお食事前にえん下体操を行っています。えん下とは舌や口の周り、首などの筋肉を使って食べ物や飲み物を喉の方へ送り込み、のどを通過した食べ物をさらに食道へ送り込む一連の動作のことです。えん下体操とはこの動作に必要な筋肉の体操です。
中にはご自分で体を動かすことが難しい方もおられます。その時は職員がご利用者様のお顔に触れて円を描くように頬10回→耳下腺10回→顎10回の順でマッサージを行います。それによって唾液が出やすくなり、誤嚥を予防することができます。楽しく安全にお食事を楽しんでいただくためにも、えん下体操は欠かせない存在になっています。

このように通所リハビリテーションでは体が思うように動きにくい方が安心して楽しく笑顔で生活できるように様々な取り組みを行っています。

第4回目は「動作介助が必要な方に対する穏やかで専門的な在宅生活支援」をテーマに取り組みをご紹介しました。
次回は「一番大きなお部屋」のプログラムや取り組みをご紹介します.
ご期待ください。
倉敷総合ケアセンター(倉敷老健)通所リハビリテーション
須増智美(介護福祉士)  野崎由里子(作業療法士)

※許可をいただいて写真を掲載しています。

第51回のぞみの会だよりー14ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

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10月になり秋もいよいよ本格的になってきました。 雨の日々も多く朝晩はめっきり寒くなってきましたが、 みなさん体調は崩されていませんか?

さて、先日ののぞみの会実行委員会では以前のぞみの会に来られたことがある方に ご案内のハガキを郵送する準備をしました。 もう届いた方もいらっしゃいますか?

そして、初めてのぞみの会に参加したい!という方は是非受付にお声かけください。 お申し込みの用紙をお渡しします♪
のぞみの会もいよいよ来月となりました。 みなさんに楽しんでもらえるような会にするべく、職員一同全力で準備を進めてまいります。 たくさんのご参加楽しみにしております!

★第51回のぞみの会 平成28年11月6日(日) 9時30分~14時★
★ポスターはピースガーデン倉敷ショートステイが作成したものです

第51回のぞみの会実行委員 医事課 H

地域の元気応援団!!!

カテゴリー: 地域包括支援センター | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは。朝・晩と涼しくなり、過ごしやすい季節になりました。読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋など言われますが、皆さんはどのように過ごされるのでしょうか。
私は、全仁会の支援センターに入職して一年が経過しました。入職以前は、高齢者施設の支援に携わっていたため、在宅で暮らす高齢者支援の多様さに驚きました。支援センターの業務は多岐にわたるため、新たな発見が多く、日々新鮮な気持ちで働くことが出来ています。高齢者の皆様が住み慣れた地域で、いつまでも自分らしく生き生きと暮らせるように、微力ながら一助となれればと思っています。
子育て真最中の私ですが、支援センターでは先輩に支えられながら、仕事と子育ての両立が出来ています。一人で抱え込むと不安になることも、誰かに相談すると気持ちが晴れるものです。
老松中洲高齢者支援センターは、地域の元気応援団!!! 老松・中洲地区にお住まいの65歳以上の方の相談窓口となっています。お困りのことがございましたら、お気軽に相談下さい。

支援センター M・S

第51回 のぞみの会 ~歯科より~

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

最近、雨の降る日が多くジメジメした日が続いていますが、皆さん体調など崩されていないですか?
気候も涼しくなってきて秋の気配を感じています。体調管理に気をつけて下さいね。

さて、11月6日(日)にのぞみの会が開催されます。今年は51回目となります。20161003
毎年、多くの方に参加していただいています。色々なブースが設けられていて参加していただいた方には大好評です。
私たち、歯科では歯科相談コーナーを行います。場所は、2階にある歯科診療室前です。
些細な質問でも構いません。お口の中で気になっていることがありましたらお気軽に声をかけて下さい。
お待ちしております!

歯科衛生士 I