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第69回院内コンサート開催のご案内

カテゴリー: 院内コンサート | 投稿日: | 投稿者:

3月も半ばになりました。春の訪れを感じるこの頃です。第69回院内コンサートの詳細が決まりましたのでご案内いたします。

日時:3月25日(月)10時30分~11時
 ピアノ 能登泰輝さん、クラリネット 佐々木ななさんのお二人です。

お二人のプロフィールを下記に紹介しております。

院内コンサートでクラリネットとピアノのデュオは初です。入場無料となっておりますので、どうぞご来場ください。

ピアノ 能登 泰輝(のとたいき)さんプロフィール
富山県出身。2歳からピアノを始め、幼少期より国内の様々なコンクールで上位入賞を果たす。
近年では、第33回飯塚新人音楽コンクールに於いて第3位受賞。
ローランド・バーダー指揮、ポーランド国立クラクフ室内管弦楽団、飯森範親指揮、くらしき作陽大学管弦楽団と協奏曲のソリストとして共演。
くらしき作陽大学にて平井修二氏の下研鑽を積み、音楽学部を首席で卒業、また同大学大学院修士課程を修了。その後、岡山県内を中心に演奏活動やイベントの企画等を行う。2013年より玉島テレビ放送『玉テレニュース』のオープニングテーマを作曲、演奏。
平成23年より4年間、倉敷市立玉島西中学校非常勤講師を務め、その後ハンガリー政府Stipendium Hungaricum奨学生としてハンガリー国立リスト音楽院に留学。イェネー・ヤンドー、ガーボル・ファルカシュ両教授のクラスにて研鑽を積む。2017年バルレッタ国際音楽コンクール(イタリア)第1位。2017年ブダペストにてソロリサイタルを開催。帰国後はソリストや室内楽の奏者として活動しながら、後進の指導も積極的に行っている。

 クラリネット 佐々木ななさんプロフィール
福井県出身。 第2回津山音楽コンクール管弦打楽器部門3位。
京都フランスアカデミー、ムジークアルプ夏期国際音楽祭など、多数の音楽祭に参加。
これまでにクラリネットを、森永真弓、ティモシー・カーター、小倉清澄の各氏に師事。
現在、くらしき作陽大学音楽学部音楽学科4年生
                                 秘書広報課

新しい便秘薬 ポリエチレングリコール製剤(商品名 モビコール配合内用剤)について

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

みなさん快腸ですか?便秘が続いていませんか?今回は新しい便秘薬についてご紹介させて頂きます。

ポリエチレングリコールは日本では大腸検査前の腸管洗浄の際の下剤としてのみ使用されていましたが、海外では慢性便秘症のガイドラインにて推奨されています。今回、日本においても便秘症に対しての適応となりました。
ポリエチレングリコールは腸管ではほとんど吸収されず、そのまま溶かした水と共に大腸に届きます。便中の水分量が増加し、便が軟化、便容積が増えます。便の容積が増えることで、大腸の蠕動運動が活発化し、便の腸管内の輸送、排便を促進します。

腸管内の水分増加に伴い、スムーズな排便が可能となります。下剤の種類としては、「浸透圧性下剤」に分類されます。このお薬は1袋を水やお茶、ジュースなどの液体約60mlに溶かして飲むというお薬です。薬の効果を発現させるためにも必要量の水分を摂取することが大切です。便の性状により1回あたりの用量は調節可能です。水で飲みにくい味だと感じられる方はリンゴジュースなどの冷たい飲物に混ぜると良いです。

カルピスに混ぜてみたという方もおられます。65度以上になると成分が変わってしまい固まりますので注意が必要です。

浸透圧性下剤の代表格である、酸化マグネシウムには、高マグネシウム血症などの副作用や他剤との相互作用があります。酸化マグネシウム製剤では効果が不十分であったり、センノサイドやピコスルファートなどの刺激性下剤からの変更や減量を検討中の方で水分をしっかり摂れる方に長期に安全に使えるポリエチレングリコール製剤はお勧めです。

薬剤部 M

 

紙相撲

皆さんこんにちは。三月のショートステイ便りをお届けしようと思います。
3月の行事といえば「ひな祭り」ですね。
ショートステイでは3月10日にお雛様会を行いました
行ったゲームは、なぜか「紙相撲」。おひな様と相撲?なぜ?
と思われた方がほとんどではないでしょうか。実際ご利用者もなぜ?という表情をされていました。今回、紙相撲をした理由は、3月10日が平成最後の大相撲春場所の初日であったからです。考えたときには少し苦しいかな。とも思いましたが、理由を説明すると皆さんすぐに納得されていました。


やっぱり皆さん相撲が大好きなんですね。ルールの説明ももちろん必要ありませんでした。
そして、ゲームが始まると白熱の取り組みが繰り広げられました。
「勝った!!」、「負けた~」「もう一番!!」「さっきのはずるじゃろー」などなど
子供に戻ったように楽しまれていました。

5月には年号も新しくなりますが、ショートステイの御利用も相撲のようにいつまでも楽しんでいただける様に職員一同頑張っていきます。
ケアセンターショートステイ S

 

意外と知らない?爪の正しい切り方

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

生活習慣病センターでは神経障害・足病変の合併症についての強化月間となっています。足の血流検査やサーモグラフィー、自律神経の検査に加え、看護師による足の観察、アキレス腱反射・知覚検査・拍動触診などを行い、足病変の予防と早期発見に努めています。

さて、みなさんの足の爪はどのような切り方をしているでしょうか。三角に切ったりギリギリまで切り込んだりしていませんか?伸びた爪はけがのもとですが、深爪も爪周囲の組織の傷や巻き爪の原因となります。爪はまっすぐ切り両脇はわずかにカットし爪の先端が四角い形になるように切ります。爪の両角を短く切り落とさないように注意しましょう。

巻き爪や硬くて切りづらい爪は無理に切らずフットケア外来にご相談ください。

足病変は予防と日頃からのケアが重要です。毎日足をよく観察し、清潔にしましょう。

足にけがをしたり、異常に気がついたら放置せずに早めに医療機関を受診してください。

 

糖尿病療養指導士 看護師 T

【鳥取大学 神経内科 教授花島律子先生はじめ3名が倉敷ニューロモデュレーションセンターを視察され、手術見学と意見交換がなされました】

 3月11日(月)、鳥取大学神経内科 花島教授、鳥取大学脳神経外科宇野助教、東京大学大学院教育学研究科 永瀬特任研究員の3名が、当院倉敷ニューロモデュレーションセンターを視察され、手術見学をされました。
この日は、60代のパーキンソン病の患者さんに、DBS手術(パーキンソン病に対する脳深部刺激療法)がなされました。今回は覚醒下で電極留置の後、全身麻酔にて電池埋め込みがなされました。手術中、花島教授は患者さんと電極の聞き具合や、体の動かし具合など直接コミュニケーションを取られておられました。
大変スムーズに手術が行われ、予定時間よりも約1時間早く終了しました。

手術の後は、高尾理事長、高尾院長と共に、意見交換会がなされましたが、ここでは、花島教授からパーキンソン病の治療についてや、手術精度を高めるための電気生理学の取り組みについてなど、また永瀬特任研究員からは、オシロロジーの分野の研究についてのお話などが伺えました。
宇野助教からは、「手が止まることなく手技が進んでいて大変驚きました。都度、都度の判断が非常に素早く、感激いたしました」とのお言葉を頂戴いたしました。


先生方に励ましのお言葉を頂戴し、身の引き締まる思いであります。
今後とも、定位機能脳神経外科手術の中四国地方の拠点となるべく、精進してまいります。今後とも御指導の程宜しくお願い申し上げます。

倉敷ニューロモデュレーションセンター スタッフM

 

 

 

頑固な便秘症の鍼灸治験

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

先日、70歳代の男性が慢性の便秘症を訴えて当鍼灸院を訪れました。
10年前から便秘症になり酸化マグネシウムなどを服用していましたが、長く服用している内に効果が現れにくくなりました。他の薬に変えたり体操も頑張っていましたが、あまり効果がなく、3日ぐらい便が出ない状態が続くと腹部が張って食欲もなくなることもあり困っていました。

腹部を触診と打診でガスが多く溜まっていることと便が大腸の下端ではなくより上の部分に溜まっていることがわかりました。胃腸にガスが多いということは腸の蠕動運動うまく働いておらず、便を押し出す力が弱くなっていると考えました。

東洋医学の考え方では張ってくる状態を気が滞った状態(気滞(きたい))といいます。原因は様々でストレスや冷えなどが影響することもありますが、気の流れが乱れたり、気の動く力が弱くなって気が停滞すると考えます

治療は胃腸の働きを活発にし気の流れをスムーズにできるように、胃腸を整えるツボとして足三里、上巨虚(じょうこきょ)、天枢、中脘、温溜(おんる)、合谷などに加えて、大腸と表裏の関係にある肺経のツボで経渠(けいきょ)、尺沢(しゃくたく)や気の流れの改善に気海や照海(しょうかい)などのツボを使い鍼灸を行いました。

治療の翌日から便が少しずつ出るようになり2日後にはしっかり出てくれたと教えてくれました。慢性的な症状でしたが、1回の治療で効果があったので患者さんも喜んでくれました。

鍼灸院 M.K

麻疹(はしか)について

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

関西を中心に麻疹(はしか)が流行っていましたが、少しずつ他の都道府県にも広がってきています。

国内では、2008年に約1万1000人の患者が出ましたが、2006年から子供への予防接種を2回にするなどしたことで、患者は減りました。2015年には、世界保健機構(WHO)から、国内に土着ウイルスが存在しない「排除状態」と認定されています。しかし、最近では免疫を持たない人も増え、海外からの旅行者によってウイルスが持ち込まれ散発的に流行します。

麻疹(はしか)は麻疹ウイルスに感染後、約10日間の潜伏期間を経て、38度前後の熱やせきなど風邪に似た症状がみられます。2~4日続いた後、いったん熱は下がりますが再び、39度以上の熱や発疹がでます。熱が下がってからも3日程度は人にうつす恐れがあります。

麻疹ウイルスの感染力は非常に強く、患者のくしゃみなどで空気中に浮遊するウイルスを吸い込んだだけでも感染するため、マスクや手洗いだけでは予防できません。このため、麻疹ワクチンの予防接種が最も有効な予防法となります。麻疹ワクチンの接種歴を確認して、1回しか接種していない場合、1度も接種したことがない場合は、麻疹ワクチンの予防接種を受けましょう。麻疹に感染したことがある場合は、感染することはありませんのでワクチンは必要ありません。

2006年4月から予防接種法にもとづいて、生後12~24か月の間と小学校入学前の1年間の計2回麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)が接種されています。これ以外の年齢の方は医療機関に相談し、ワクチンの予防接種をうけましょう。

臨床検査技師 R.A

院内研究発表に取り組んで

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

3月になりましたね!まだまだ寒い日も続いていますが、皆さんお変わりはありませんか?
気候の良い日は、小さな春を探しに外へ出て、体を動かしてはいかがでしょうか?
さて、予防リハビリに嬉しいニュースが舞い降りてきました^^

全仁会グループ全体で毎年行われている研究発表大会において優秀賞を頂くことが出来ました。
「魅せよう!全仁会DNA ~更なるステップアップ」を目指して~
という大会テーマに沿って、更なるステップアップが出来るよう予防リハビリ全員で力を合わせて取り組みました。

予防リハビリでは、基本的に週1回もしくは2回の利用となるので、運動量の増加を目指して自主トレーニングを勧めていましたが、なかなか定着が難しい状態にありました。このため、利用者さんの自宅での運動の習慣化と健康寿命の延伸を目指して、研究を始めることとなりました。
取り組み内容は、①個別に目標設定を実施、②自宅での運動を記載した自主トレーニングカードを配布、③運動を実施していただきカレンダーに印を付ける、④通所時に持参してもらいスタッフが自主トレカードを確認する、という流れでした。
自主トレーニングカードを始め数カ月が経ち利用者さんと会話をしていると、
「自主トレカードがあるから家で運動をするのよ^^」と前向きな発言や「最近足腰の調子が良くなった」と言われる方が増えました。また、一緒に目標設定をしたりと、関わりが増えたことで、利用者さんの趣味や自宅での過ごし方を知ることが出来ました。昨年末で一旦研究は終了しましたが、自主トレーニングカードの配布は継続しました。更に、ご自宅で健康管理をしていく意識を持って頂くために、日々の血圧も記入できるようにバージョンアップし使用していただいています。
私自身も、健康のために減量を始めて5か月が経ちました。
私も、運動習慣がなく運動することが苦手でしたが利用者さんが自宅で運動をしている話を伺い、自宅でも運動をするようになりました。始めた当時は、やはり体を動かすことが辛かったのですが、今では、ノルディックポールを使っての運動をほぼ毎日30分ずつ行うことが出来ています。運動量が増えたことで体重も減り、目標に向かって努力することが出来ることが自信になりました。
これからも利用者さんと声を掛けあいながら運動を続けていこうと思います。

実際、利用者さんに配布している自主トレーニングメニューの一部です

介護士 Y
◎お問い合わせ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション
TEL:086-427-1128 (相談担当:大段、大島)

市民公開講座 第17回もの忘れフォーラム 開催報告

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

市民公開講座 第17回もの忘れフォーラムが、2019年3月2日(土)に倉敷健康福祉プラザで、開催されました。265名の市民の方が来場され、多数のご参加を頂けた事、感謝申し上げます。

今回は、第1部 鳥取大学医学部脳神経医科学講座脳神経内科学分野講師 和田健二先生による、「認知症を正しく知ろう!~早期発見と予防のポイント~」、第2部 川崎医科大学精神科学教授 石原武士先生による、「こんな時どうする!?~治療と対応のポイント~」、の2講演を開催致しました。来場者に、〇×クイズで、正解と思われる〇×の紙を掲げて頂く参加型の講演内容を盛り込み、講師の先生のユーモア溢れるご講演で、笑いあり、クイズありのあっという間の時間でした。

さて、今回の内容にもありましたが、アルツハイマー病・認知症発症の促進因子は、様々なものがあります。そこで今回は、日々の暮らしの中に潜む、促進因子をご紹介致します。

まずは、聴力低下が9-17年後の認知症発症リスクを高めるという研究結果がなされています。次に喫煙ですが、血管性認知症や、アルツハイマー型認知症などを含めた認知症を増加させます。そして、生活習慣病(高血圧症、糖尿病、脂質異常症、肥満)は、脳卒中のリスクがあると供に、血管性認知症、アルツハイマー型認知症のリスクを高めます。更に、睡眠時間と認知症発症の関連ですが、5時間未満の睡眠や、10時間以上の睡眠により認知症リスクが高くなることも証明されています。睡眠障害の原因ともなる睡眠時無呼吸症候群が、認知機能低下と関連があるともいわれています。睡眠時無呼吸症候群は、持続的調圧呼吸により、認知機能低下を改善傾向に導くことも考えられています。このような危険因子に目をむけ、生活習慣の改善を図ることで、認知症予防に繋げて頂ければと思います。

最近は、よく「フレイル」=「筋力や心身の活力が低下した状態」という言葉を耳にします。みなさんも、フレイルかもと思う事がありませんか?体重減少(6カ月で2~3Kg減少)、わけもなく疲れる、筋力低下(ペットボトルの蓋が開けられない)、歩行困難(青信号の間に横断歩道が困難)、身体活動性低下(軽い運動・体操をしていない)がある等。認知症は、この「フレイル」を合併しやすい疾患です。予防のためには、栄養(食・口腔機能)+身体活動(運動)により社会参加(余暇活動、ボランティア)に繋げ、身体機能を維持向上する事が大切です。

今後も、認知症の治療、家族の支援、交流の場作り交流会や、このような市民公開講座を続けていき、市民の方のお力になれるよう、取り組んでいきたいと思います。

認知症疾患医療センター 医療秘書 S.U

倉敷平成病院バスケットボール部活動報告ー第6回ホスピタルカップ―

カテゴリー: 部活動 | 投稿日: | 投稿者:

2月23日(土)/24日(日)の2日間を通して岡山市のジップアリーナにて、第6回ホスピタルカップが行われました。

昨年の第5回にも、バスケ部を創部し初参加しましたが、1勝することもできませんでした。

今年は去年の雪辱を晴らすことを目標に、チーム一丸となり練習に励んだ結果2日間で5勝することができました。
【23日】
対 岡山済生会 25-9
対 大阪日赤  32-17
対 名古屋日赤 15-17
対 岡山日赤  25-32
対 広島総合  25-32(3勝2敗)

【24日】Aチーム
対 奈良医大  11-12
対 成人病   20-10
対 岡山大学  12-14 (2勝1敗)

Bチーム
対 市立静岡  24-2
対 大阪吹田  20-8
対 市立奈良  19-8
対 高松日赤  14-13(4敗)

来年の3月には第7回の開催予定もある為、日々の業務と共にスポーツを通して、他職員と交流を持ち全仁会を盛り上げていければと思います。

職員の皆さん、随時、部員の募集をしています。少しだけでも運動してみたい方や興味のある方がいましたら、練習に足を運んで頂ければと思います。
この度は沢山の応援ありがとうございました。

バスケットボール部 事務局 (ピースガーデン倉敷ショートステイ)K