「インスリン治療」糖尿病が悪くなったの?

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

皆さんはインスリン治療に対するイメージはどんなものでしょうか?
○インスリンを打つってことは症状が悪くなったのかな…
○始めたら一生打ち続けるのだろうか…
○注射は怖いし痛い…
など悲観的・否定的に捉えている方がいるかもしれません。今回は“インスリン注射”という治療法の正しい知識について、注意点を交えてご紹介しますinsulin_woman

インスリン治療はもともとヒトが生理的にもっているインスリンを補うため、最も自然で、確実に血糖値を下げる治療法です。インスリン治療が必要と考えられるのは、1型糖尿病や妊娠糖尿病の患者さんで、他にも2型糖尿病の患者さんではすい臓を休める目的で早期にインスリン療法を開始することがあります。インスリンを体外から補充することで、疲れたすい臓を一時的に休めることができます。すい臓の機能が低下する前にできるだけ早くインスリン治療を開始して、よりよい血糖コントロールを目指すのです。すい臓の機能が十分回復し、血糖値が下がれば、インスリン治療をストップできたり、内服薬だけの治療が可能になることもあります。
また、インスリン注射で使う専用の注射針は細くて短く、採血で使う注射針の3分の1くらいの細さで、痛みが少なくなるようデザインされています。注射する場所はおなかが一般的ですが上腕部、太ももなども可能です。ただし注射部位によって吸収速度が異なるので注意が必要です。

インスリン治療がしっかり継続されれば、すい臓の機能回復に加えて、血糖コントロールもよくなり、合併症予防やその進展を遅らせることができます。医師の指導の下、正しい理解を身に付けて、きちんと治療を続けていくことが大切です。
わからないことや不安な事があればいつでも主治医の先生へ相談してください。

糖尿病療養指導士 薬剤師 なか

第50回のぞみの会だより―15―

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

nozo5010月に入り、朝晩寒くなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、第50回のぞみの会まであとわずか29日!!

のぞみの会委員会では、記念すべき第50回のぞみの会を一人でも多くの皆様に楽しんで参加していただけるように毎週1回の頻度で開催し、意見を出し合いながら最善を尽くせるように着々と準備を進めています。

先週はスタンプラリーの景品の袋詰めを心を込めて行いました。

毎年恒例の大人気スタンプラリーの景品も多めに準備することができ、昼食は栄養科職員が腕によりをかけた彩りも見た目も栄養もバッチリな昼食をご用意しておりますので楽しみにしていて下さい。

また、作品展示では利用者様がコツコツと作っている編み物など私には真似できないような大作がたくさんあります!!

当日は職員一同、全仁会マスコットキャラクター「ぜっとくん」も皆様にお会いできることを楽しみにしておりますので風邪やインフルエンザにかかりませんよう十分お気を付け下さい。

★第50回のぞみの会 平成27年11月8日(日) 9時30分~14時★
★ポスターはケアプラン室が作成したものです

第50回のぞみの会実行委員会 ピースガーデン倉敷 K

「全仁会の強み!!」

カテゴリー: 地域包括支援センター | 投稿日: | 投稿者:

支援センターでは、倉敷市より委託を受けて「誰もが住み慣れた地域でイキイキと暮していける」ように活動をしています。

その中のひとつに、地域住民と専門職が一緒になって地域課題を見つけ、地域づくり等の話し合いを行う「小地域ケア会議」という活動があります。

私達が担当している2つ地区のうち1つの学区での小地域家ケア会議では、「地域の見守り」をテーマに話をしています。今までに、地域の見守りの一環として、「緊急連絡カードの整備」「防災」「消費者被害」といった話そしてきました。昨年度は「福祉交流会」として、地域の福祉活動を行っている人たちを中心に、「顔が見える関係作り」と「地域課題の発掘」を行いました。
その中で、「認知症の方の見守り」という課題がうまれ、認知症疾患センターの涌谷先生に話を行ってもらいました。話の中で認知症予防には「運動・栄養・交流」が大切という事が出てきました。
その後の会議の中で『自分たちにできる事は「交流の場」をつくる事だ!』という意識が芽生え、今後はサロン設立に向けて具体的な話が進んでいく方向になっています。

今回のように、地域活動を行っていく中では、さまざまな部署の方に協力をしてもらっています。部署が違っても協力し合い、より良い活動を行っていけることが「全仁会の強みの一つ」であると感じています。

支援センターでは、この他にも、介護保険のことや地域の公民館での教室活動等さまざまな活動を行っています。
気になることがありましたら、お気軽にご相談いただければと思います。

支援センター Pooh☆

第80回糖尿病料理教室開催報告

料理教室110月3日(土)、倉敷生活習慣病センターにおいて『第80回糖尿病料理教室』を開催しました。今回のテーマは『素敵な朝ごはん♪』。ついつい簡単に済ませてしまいがちな朝ごはんのバランスを整えるため、最近流行りのスティックオープンサンドや花束サラダに挑戦。乗せたり巻いたり、楽しく華やかに仕上げることができました。夏の猛暑で疲れた体をいたわって、少し丁寧な食事をしてみるのもいいですね。デザートのヨナナスメーカーで作ったパフェも珍しくて好評でした。料理教室2
次回は12月に、おせち料理に活かせるような和食をテーマに開催予定です。

◎デザートタイム◎
冷凍した果物をヨナナスメーカーでスカッシュ(押し出す)すると、果物がまったりとジェラートのように変身!バナナとブルーベリーを混ぜて濃厚おいしいデザートができました。カロリーコントロールアイスと合わせても80kcal以下なんてヘルシー♪

◎本日のメニュー◎
●スティックオープンサンド
・きゅうり+かにディップ:かに缶と水切ヨーグルトを混ぜたディップが簡単で美味しい。
・プチトマト+水切ヨーグルト:2色のトマトを使ってカラフルに。オリーブオイルでいただきます。
・ゆで卵+アボカド+えび:カロリーハーフのマヨネーズを塗って順序良く並べて。
・プルーン+水切ヨーグルト+くるみ:プルーンは1晩紅茶に漬けることで柔らかく食べやすく。
●ビーフシチュー:具を一口大に切って食べ応え抜群に。ルウも赤ワインとデミグラスソースで手作りしました。
●和風ピンチョス:型抜きした野菜をつまようじで刺せばかわいいピンチョスの完成!柚子胡椒を入れたドレッシングで少し和風に。
●花束サラダ:油や水に強いワックスペーパーで、サーモン、卵、きゅうりでできた花を包めば見た目もかわいい花束サラダに変身。
●ヨナナスパフェ:冷凍した果物で作ったヨナナスとカロリーコントロールアイスを使ったパフェならヘルシーで美味しいデザートに。

計576kcal
※メニューご希望の方は倉敷生活習慣病センター受付にてお訊ね下さい。

糖尿病療養指導士・管理栄養士 E.O

通所リハビリ 9月のイベント開催報告

こんにちは! 通所リハビリです!!
通所リハビリでは、9月17日(木)にイベントを行いました。今回のイベントは“新人職員紹介・ふれあいカフェ”。舞台での出し物を見ながら、お好きなお菓子や飲み物を食べて、飲んでいただく…というものでした。
舞台では、
1.倉敷天領夏祭りに参加したメンバーが「OH!代官ばやし」を披露。
2.異動してきたリハビリスタッフの紹介。
3.リハビリスタッフの出し物。
4.♪「明日があるさ」「手のひらを太陽に」等の歌。
5.最後に小林副部長の挨拶で幕を閉じました。
皆様が楽しみにしていた“ふれあいカフェ”のメニューは、色々なお菓子や飲み物です。お菓子は、ケーキやカステラ、クッキー、チョコレート、ゼリー等々。ドリンクメニューは、ジュース(りんご・マスカット・オレンジ・ピーチ・赤ぶどう・コーラ・カルピス)、コーヒー(アイスコーヒー・カフェオレ)、お茶(ミルクティー・緑茶)。
各テーブルにスタッフが付き、皆様のご希望のものを、取り分けました。色々あってどれにしようか迷う方もおられました。普段なかなかこのような機会がない為か、すぐに無くなるメニューもありました。皆様からは、「いつもはコーヒーなど飲めないから、嬉しかった」「すごく楽しかったよー」「踊りが良かった」等のお声をいただきました。
当日は、介護スタッフはじめ、リハビリスタッフや相談員さん、送迎の運転手さんも手伝って下さいました。会場が一体となって大変盛り上がり、あちこちのテーブルで皆様の最高の笑顔を見ることができました。参加して下さった皆様、どうもありがとうございました!!
所リハビリでは、日々のリハビリや脳の活性化だけでなく、非日常を味わえるイベントも企画しています。次回は、12月に「帰ってきました!職員劇団!!」を予定しています。これまでの抱腹絶倒の職員劇の数々を超えることができるのか?! 乞うご期待!!
随時、見学等受け付けています。お気軽にお問合せ下さい❤

通所リハビリ 介護福祉士 H.M

スマートフォンの活用法

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

最近は「携帯電話」ではなく「スマートフォン」をお持ちの方がずいぶん増えてきましたね。ブログをご覧の方の中にもスマートフォンをお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はそんなスマートフォンを使った健康管理の方法についてお話させていただ
こうと思います!
当院脳ドックセンターには毎日沢山の受診者さんがいらっしゃるのですが、多くの受診者さんに共通のお悩みが「ダイエット」です。
中にはご自分で体重の表を作って記録してくださったり、万歩計を買って毎日の歩数を記録してくださるマメな方もいらっしゃいます。
しかし、ダイエットをしよう!と思った時に万歩計を買いに行ったり表を作成したりするのが面倒に感じて初めの一歩をためらってしまう方も多いのではないでしょうか?
そこでおすすめなのがスマートフォンのアプリです!
ブログ最近では万歩計の機能がついたアプリがあり、ダウンロードするだけで毎日自動で歩数を記録してくれ、さらに歩いた歩数で消費したカロリーまで表示してくれる優れものもあります!
アプリによっては消費したカロリーが「ロールパン一個分」等、わかりやすく例えてくれたり、歩いた歩数でキャラクターを育てられるものもありますのでゲーム感覚で楽しく歩く習慣をつけられるのでおすすめです。
さらに筋肉トレーニングの仕方を紹介しているアプリや食事の内容を記録出来るものもあります。
スマートフォンならみなさん必ず毎日身につけていらっしゃると思いますので
万歩計をつけ忘れた!記録用のノートを忘れた!となることもないですし食事内容を文字で入力するのが大変であれば写真を撮っておくだけでも十分記録になりますので気軽に続けていくことが出来るのではないでしょうか!
体重計もスマートフォンと連動して図るだけで体重が自動で記録されるものも出
てきております。
スマートフォン一つあればとっても手軽にダイエットの記録がつけられますし途中で記録を忘れて嫌になってやめてしまうこともなくなりそうですね。
そしてなんといってもそのほとんどが無料のアプリなので気軽に色んなアプリを試すことが出来、自分に合うアプリを見つけやすいのも魅力の一つです。
みなさんにとって身近なスマートフォン、使い方次第ではダイエットの強い味方になってくれますのでぜひ活用してみてくださいね!

脳ドックセンター A.I

栄養科通信vol.98「秋バテになっていませんか?」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

涼しくなって過ごしやすいはずなのに、体がだるい・食欲がないなどの夏バテに似た症状で何だか体調が悪い…なんて症状は出てないでしょうか?
このような症状に覚えがある方は「秋バテ」になっている可能性があります。
秋バテの原因は3つあり、1つ目は「温度の差」。夏の期間中、屋外と屋内の温度の差が5~10℃あるところを行ったり来たりを繰り返していた身体は自律神経が乱れ、血液循環が悪くなっています。2つ目は「秋の気圧の変化」。秋口になると低気圧が通り始めます。低気圧になると空気中の酸素濃度は少なくなり、呼吸が乱れて自立神経も不安定になります。3つ目は「食生活」。夏の間に冷たいものを摂り過ぎ、胃が冷えてしまうと胃液の消化力が低下し、繰り返すことで胃がどんどん弱くなっています。また、食べ過ぎも原因の一つです。食べ物が口に入ると胃液が分泌されます。胃液が出過ぎると胸やけや胃もたれ、食欲不振の原因になってしまうのです。

そんな秋バテの解消法は、
①ぬるめのお風呂(38℃~40℃)にゆっくり浸かる
②適度な運動
③毎朝コップ1杯の白湯を飲んで胃腸を暖めることです。

近年、夏場の猛暑が厳しくなっていく中で、夏バテを引きずった秋バテが増えてきているようです。日頃から、暴飲暴食を避け、規則正しい生活習慣を身に付けて秋バテ知らずで秋を乗り切りましょう。

栄養科 管理栄養士 ぱん

10月8日のにこまるテレビに平川訓己院長が出演します

カテゴリー: メディア情報 | 投稿日: | 投稿者:

151008kokuchi明日(10月8日)のにこまるワイド「らくらく健康生活」は整形外科のIMG_3315平川訓己院長先生が「ロコモティブシンドロームについて」お話して下さいます。

これは、10月8日が日本整形外科学会により、「骨と関節の日」に制定されていることにも関連しています。

体操については、予防リハの樋野科長(PT)が指導にあたっています。是非ご覧ください。IMG_3313

 

 

秘書・広報室

第50回のぞみの会だより―14―

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

nozopeace皆様いかがお過ごしでしょうか。 月日が経つのも早いもので、はや10月となり11月8日に開催されます第50回のぞみの会 まで約1か月となりました。 朝の寒さも日ごとにまし、少しの油断で風邪をひきやすい季節になってきました。 皆様お気を付け下さい。
さて、われわれのぞみの会実行委員は、日々近づくのぞみの会に向けて、そろそろ準備の 方もラストスパートと言ったところです。
ここで皆様にお知らせです。 のぞみの会では「ギャラリーのぞみ」と題して、毎年恒例作品展示のブースを開いて います。 日頃の成果をこの機会に披露いたしませんか?
私の部署でもギャラリーのぞみに発表するべく 利用者様・職員ともどもどんな作品を作ろうか?そういえばこの前こんなものを作ったなぁ などとあれこれ言い合いながら楽しく作成しているところです。
皆様の力作をお待ちしています。
締め切りは11月2日頃を予定しており、病院・老健などなど 各施設の受付が窓口となっています。 どしどしご応募くださいね!

★第50回のぞみの会 平成27年11月8日(日) 9時30分~14時★
★ポスターはピースガーデン倉敷 デイサービスリハビリステーションピースが作成したものです

第50回のぞみの会実行委員会 ピースガーデン倉敷 T

第5回日本認知症予防学会学術集会へ参加しました

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

平成27年9月25日~27日、神戸国際会議場にて、認知症予防学会の学術集会に参加してきました。当法人の関連施設や病院、認知症疾患医療センターからも演題を発表しました。20151006
認知症予防学会という学会名ですが、皆さん予防という単語からは、認知症の発症を予防する、というイメージが想起されやすいのではないかと思います。ですが、予防には一次予防・二次予防・三次予防という区分があります。

・1次予防:認知症でない人が認知症になるのを予防する
・2次予防:認知症の早期発見・早期治療
・3次予防:認知症の進行予防

認知症予防学会の学術集会では上記区分をテーマにした様々な演題発表・シンポジウム・教育講演が盛大に行われました。今回の学術集会のテーマとして、「エビデンス(科学的根拠)の高い認知症予防を目指して」という文言が盛り込まれていました。現在、テレビや雑誌などで認知症をテーマにしたものをよく見かけるようになりました。世間の認知症に対する関心の高さがうかがえます。そういった情報の中で「認知症予防には○○が効果的」といったうたい文句を多く見かけます。しかし科学的根拠という視点から見ると、それらはまさに玉石混合といった状態なのが実情でしょう。そういった状況を打開すべく認知症予防学会ではエビデンス(科学的根拠)創出委員会というものが設立されました。認知症の1次予防・2次予防・3次予防それぞれの分野で、より科学的根拠が高い結果・効果の検証がなされることで、より精度の高い知見を得ることができるようになります。このことは国の認知症施策にも沿っており、認知症を有する方や、その援助をおこなう方々だけでなく、認知症に関わるすべての人々の利益に直結するのではないかと考えられます。

認知症疾患医療センター  阿部弘明