冬場の体調管理について

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

冬本番を迎え、寒さも厳しくなり、体調管理にいつも以上に気を付ける時期になってきました。

私たちケアマネジャーは、高齢者の方を中心に担当しているため、早い方は秋頃から、暖房器具が登場し、布団の枚数や重ね着の数が増えていくところを目にすることが多いです。

とある会社調べによる 冬の快適な温度は18~20℃、湿度は40~50%ぐらいだそうです。
実際の室温は、10℃前後が多く、廊下は8℃くらい。布団の中は28~30℃くらいで、その差は約20℃です。
これを聞くと、朝、布団から出ることがつらいはずだと改めて思ってしまいます。

高齢者は、体温調節機能や温度変化への適応能力が衰えているため気温差によるヒートショックを起こしやすくなっているので、暖房器具を適切に使用して気温差を少なくすることが大切です。

それと同時に注意が必要なのが、脱水です。電気毛布の使用や暖房器具の過度な使用で冬でもリスクが高くなっています。冬の脱水は、水分を失っている自覚が少ないため、普段から気を付ける必要があります。
そして、加えて気を付けたいのが、外気が乾燥しているため加湿の対策です。
湿度が低くなると肌が乾燥してかゆくなったり、痰がからみやすくなってしまいます。

我が家では、寝室に洗濯物を干して加湿対策をしています。おかげで、朝起きた時の喉のイガイガが改善されました。
しかし、調子に乗ってバスタオルの脱水を軽くして、部屋の床を冷たい水でぬらしてしまうことがあったので、加減は大事だと気を付けています。

今年は、少し暖かいと言われていて気が緩みそうですが、元気に冬を楽しめるように“寒さ対策”に気を付けてみてはいかがでしょうか?

ケアプラン室は、12月29日(土)まで電話と窓口での相談を受けています。
年明けは、1月4日(金)からの営業になりますので、介護でお困りのことがありましたら、お気軽にご相談下さい。

ケアプラン室 S

倉敷老健開設30周年を迎えて

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

倉敷老健は平成30年12月1日に開設30周年を迎えました。この日、入所の方々とご家族、全仁会グループから来賓をお招きして、老健内でささやかな祝賀会を開催いたしました。
まず社会医療法人 全仁会 理事長 高尾聡一郎先生に挨拶を頂き、ついで倉敷平成病院 顧問 鈴木健二先生からの祝辞を頂きました。そして皆の掛け声とともに「祝 倉敷老健30周年」の久寿玉を開花しました。
次に当老健の介護福祉士 住田さんの協力で備中神楽を鑑賞いたしました。迫力満点で見ごたえがあり、最後まで楽しむことができました。
閉会の挨拶では、倉敷老健 施設長 大浜栄作 先生から倉敷老健の医療管理についての特徴(必要な薬や検査の実施)についてお話されました。
また、全仁会グループ 代表 高尾武男先生から祝電で「これからも時代に地域に必要とされ入所者に喜ばれる施設長そして職員の皆様のご健闘を期待します(一部割愛)」と言葉を頂きました。老健職員一同皆様への深い感謝と熱意を忘れず、しっかり取り組んで行きたいと思います。
倉敷老健を支えて下さっている地域の皆様、職員の皆様、今後ともどうかよろしくお願いいたします。

 



倉敷老健 K

【山陽新聞メディカ180号 当院倉敷ニューロモデュレーションセンター上利崇センター長の記事が掲載されました】

【山陽新聞メディカ180号 当院倉敷ニューロモデュレーションセンター上利崇センター長の記事が掲載されました】

平成30年12月3日(月)付けの山陽新聞朝刊、メディカ180号に当院倉敷ニューロモデュレーションセンター上利崇センター長の記事が掲載されました。是非ご一読下さい。

http://medica.sanyonews.jp/article/9963

秘書・広報課

コーヒーの効果

「パーキンソン病を、コーヒーが抑制?」というニュースを見たんだけど、本当かしら?と質問を受けたので調べてみました。
以下日本コーヒー協会ホームページより、

「パーキンソン病患者では中脳にある神経核「黒質」のドパミン神経が変性脱落しています。思った通りに体が動くよう調節しているのが神経伝達物質の「ドパミン」ですが、パーキンソン病になるとドパミン神経が減りドパミンが十分に作られません。車に例えるとアクセルがかからずブレーキが踏みっぱなしになるような状態。
そこでドパミンのもとになる前駆体やドパミンに似た働きをする薬剤を投与する、もしくはドパミンの分解を抑える薬を飲むことが主流です。
コーヒー酸(カフェイン酸)とクロロゲン酸は「カテコール骨格」を持っています。カテコール骨格を持つ物質は細胞を傷つけたりする「フリーラジカル」に電子を与えて安定させる働きがあります。それゆえ抗酸化作用があり神経保護効果をもたらす可能性が高いと言われているのです。」

ドパミンは好きなことをしたり楽しんだり、新しい刺激や初めての感動を得た時に分泌されるそうです。コーヒーを飲むとカフェインが刺激になるのでしょうか、好きだから幸せな気分になるのでしょうか。徐々に研究が進んでいるようです。実際、パーキンソン病患者のカフェイン血中濃度は健康な人のおよそ1/3しかなく、コーヒーを多く飲む人のパーキンソン病発症率は飲まない人に比べ40~50%も低いというデータもあるようです。

カフェイン量を考慮すると目安はコーヒーを1日3~5杯程度、となっていました。とはいえ予防を意識しすぎず、コーヒーを楽しみましょう。
食事面からニューロモデュレーションセンターのサポートができるよう、管理栄養士も頑張っていきます。

倉敷ニューロモデュレーションセンター 管理栄養士 A

インフルエンザと口腔ケア

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

気温が下がり空気が乾燥し、今年もいよいよインフルエンザの流行する季節がやってきました。
インフルエンザの感染予防として、口腔ケアがとても重要視されています。

歯周病菌はインフルエンザ感染を重症化させます。
歯周病菌はインフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする酵素(プロテアーゼやノイラミニダーゼ)を出します。また歯周病菌由来の酵素は、タミフルなどの抗ウイルス薬で抑制できないため、口腔内を不潔にしておくとインフルエンザ感染を助長します。特に免疫力の弱い高齢者は、インフルエンザが重症化する可能性があります。

口の中の細菌を減らせば、インフルエンザの罹患率は十分の一にまで少なくなるそうです。
んなに減るならみんなでもっと広めて行うべきですよね。

口腔内の細菌を減らすには・・・?
まずブラッシングでプラーク(歯垢)をしっかり落とすこと。
ブラッシングは、①歯ブラシ②歯間ブラシ③デンタルフロス(糸ようじ)の3つは最低限必要になります。

舌の清掃は、歯ブラシで下の奥から前方に向けて一方方向にソフトにあてて清掃していきます。

※一般にインフルエンザの予防には①ワクチン接種②手洗いとうがい③マスク着用④湿度(室内50~60%)の4つが挙げられますが「口腔内清掃」も加えていただきたいものです。

というわけで日頃からの口腔ケアを大切にし、
定期的な専門家によるチェックとクリーニングを欠かさず行うことが
風邪やインフルエンザの予防になります。

歯科衛生士 M

クリスマス院内コンサート2018開催のご案内

カテゴリー: 院内コンサート | 投稿日: | 投稿者:

明日から12月ですね。何かと気忙しく感じるこの頃ですが、音楽に癒されてみませんか。
倉敷平成病院は好例の院内コンサート(クリスマスコンサート)の開催日が決まりました。
12月17日(月)の10時30分~11時
第68回院内コンサート「メリークリスマス2018」で演奏は、
チェロ 江島直之さん、
ピアノ 能登泰輝さんのお二人です。

江島さんへ幼いころよりチェロを専攻されて、2015年にはベルリンにて研鑽を積まれています。お二人の息の合った演奏が楽しみです。

入場無料です。どうぞご来場ください。

秘書・広報課

※能登泰輝さんのお名前に誤りがありました。お詫び申し上げます。

第2回いきいき健康タイム開催報告

11月21日(水)13時30分より、第2回いきいき健康タイムを開催しました。
このいきいき健康タイムとは倉敷平成病院の介護系施設が共同で開催している健康教室になります。8月22日に開催した第1回の開催でご好評を頂き、この度第2回を無事開催することができました。

第2回目は、1.講義:栄養と筋肉について、2.体操:スクエアステップ、3.脳活クイズの3本立てで行いました。
まず、講義では栄養と筋肉について、倉敷平成病院管理栄養士より、運動をより効果的に行うための食事摂取のコツをお話しさせて頂きました。筋肉をつくるためのタンパク質は一緒に含まれる成分によって体への取り込みやすさに違いがあり、普段からちょっとした工夫で摂取量を増やすことができるという、翌日からの献立にすぐ活かしていくことのできるというお話でした。参加された方々だけでなくスタッフも集中して聞き入っていました。
講義の後は身体を動かす運動としてスクエアステップを行いました。スクエアステップとは、マス目に合わせて、内、内、外、外など様々なパターンでステップを踏んでいく、転倒予防、認知機能活性化になると言われているエクササイズです。スクエアステップ指導員の説明の下、基本編から始め、応用編では野菜の種類を言いながらステップをしました。また、手で順にグー、チョキ、パーをしながらのステップなど、難易度の高いものにも挑戦して頂きました。初めて実践する方がほとんどで、「間違えたーっ」と笑いながら、最後には笑顔でハイタッチされ、楽しく頭を使いながらの運動をして頂くことができました。
講義で頭を使い、運動で体を使った後はリラックスタイムで脳活クイズを行いました。スクリーンに映された写真の一部が徐々に変化し、その変化した箇所を見つけるというクイズです。徐々に変化していく箇所を見つけた方は、「あ、あそこ!」と発見した喜びを声に出しておられました。分からなかった方も答え合わせで「へ~あそこが変わったのか~」と理解するとスッキリとした表情をされていました。正解した方も、正解できなかった方もリラックスすると同時に脳を活性化することができました。
第2回は以上の内容を行い、24名の方にご参加頂きました。あっという間の1時間でしたが、参加された皆様の笑顔にスタッフも充実感を感じながら運営をさせて頂きました。
第3回は来年、平成31年2月13日(水)に実施を予定しております。倉敷平成病院グループ職員一丸となり、地域の皆様の健康維持・向上に向けて微力ながら貢献できるよう、これからもこれらの取り組みを実践していこうと思っております。来年皆様とこの教室で元気にお会いできることを楽しみにしております。

ピースガーデン特養 相談員 O

 

第11回くらしきみなみ文化祭 参加報告

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

11月25日(日)倉敷南小学校体育館で「第11回くらしきみなみ文化祭」が開催されました。会場では、地域の方が作られた作品展示コーナーや子どもたちが参加できるペットボトルロケット創作コーナーなどがあり、子供からお年寄りまで幅広い世代が楽しめる内容となっていました。

当院からはリハビリスタッフ5名、学習療法スタッフ1名、事務1名の計7名が参加し、バランスチェックや握力測定、脳活性プログラムを地域の方に体験していただきました。

バランスチェックや握力測定では、同年代の平均値と比較できる内容であったため自信をもって挑戦される方や緊張した面持ちで挑戦される方など様々な方がおられました。結果を喜ばれていたり、少し悔しそうだったりなどの反応があり、自分自身の身体機能を改めて知る良い機会になったのではないかと思います。また、日頃から腰痛や膝痛、肩こりなどで悩んでいる方には自宅で簡単にできるストレッチや筋力トレーニングを紹介しました。短時間で評価し、その人に合ったトレーニングをわかりやすく丁寧に指導する難しさを感じるとともに、一生懸命耳を傾けてくださる方が非常に多く、大変やりがいを感じました。今まで運動習慣のなかった方が「これを機に日常生活の中で運動を取り入れてみます」と言ってくださり、地域の皆さんの笑顔に私も元気をいただきました。今後も病院として、地域の方と交流する活動を続けていきたいと思います。

理学療法士   K

ドリーム書道展のご案内

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

日毎に寒さ加わる季節となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
体調を崩しやすい時期ですので、風邪やインフルエンザ等にお気をつけ下さい。

さて先日、ドリーム書道展の為、いつも書道教室に参加して下さっている入居者の皆さんと一緒に多くの作品を展示しました。1年前の書道展の時、4~5人だった参加者が今では8名となり、昨年よりも明るく立派な書道展となっています。
ケアハウスの書道教室には「昔から字を書くのは好きだった。」という方から「この年齢だからこそ新しいことにチャレンジしたい。」という方まで様々な人が参加して下さっています。まだ始めて半年しか経ってない初心者さんから何年も続けてきたベテランさんまで様々なので、普通半紙に書く人もいれば、1m近い長半紙に書く人など、人によって題材は違いますが、『学びたい』という気持ちは皆同じで、新しい作品を作る為に一生懸命頑張ってこられました。ある入居者の方が「まだまだ小学生が書きそうな字しか書けないし、直しが入ることもあるけれど、先生から大きな朱墨の花丸を貰うと嬉しいな~。頑張ろうって気になるわ。」という話をして下さった事があります。こういった入居者の声を聞くと、なんだか「応援したい!」という気持ちでいっぱいになります。何歳になっても「挑戦したい!」、「学びたい!」という気持ちは大切ですよね。

また、ボランティア講師でお越し頂いているI先生や入居者の皆さんから「来年のドリーム書道展には、職員の書も展示したら良いじゃない。」という声も頂きました。来年、皆さんの作品の隣に展示できるように、沢山練習して綺麗な字を書ける様にしなくてはと闘志を燃やしています!!

『これからも書道という日本の文化を大切しながら入居者の皆さんに楽しみを持って過ごして頂きたい。』という願いと、『いつまでも、たくさん学んで成長したい。』という前向きな気持ちを持ちつづけたいと思った出来事でした。来年のドリーム書道展も盛り上げることができるよう頑張るぞ!

ケアハウス ドリームガーデン倉敷  介護福祉士 Aさん

 

☆平成30年11月20日~平成30年12月5日 9時までの間、ケアハウス ドリームガーデン倉敷 1階カルチャールームでドリーム書道展を開催しています。1つひとつの作品に出展者の想いが込められています。ケアハウスへお越しの際は、ぜひご覧下さい。出展者の想いこもった作品は一見の価値ありですよ!☆

 

グランドガーデン南町誕生会開催報告

カテゴリー: グランドガーデン南町 | 投稿日: | 投稿者:

紅葉も綺麗に色づき始め、秋本番となってきました。朝晩の寒暖差が強く、風邪やインフルエンザが流行する時期なので体調管理にお気を付け下さい。
平成30年11月13日に11月の誕生会を開催致しました。今月は70名を越える参加となり、にぎやかな会となりました。皆さんで声を掛け合い「ここにおいでよ。」などと声を掛け合い席に着き、談話を楽しんでいる姿にほっこりした気持ちになりました。今月は6名の入居者を皆でお祝いしました。ピアノの伴奏と共に大きな声で「ハッピーバースデイ」と花のブーケをプレゼント致しました。ブーケは赤とピンクがメインで可愛いく、喜んでおられました。秋らしく、小さなりんごが添えてあるのも可愛かったです。

次は、皆さんが楽しみにされている食事です。メニューは、海鮮ちらし、炊き合わせ、蟹と湯葉のとろみ汁、かぼちゃプリンでした。皆さん寿司が大好きで、喜んでおられました。「お寿司だ~」、「おいしいね」などたくさんの笑顔が溢れていました。ちらし寿司には、サーモン、いくら、錦糸卵が散りばめられていて豪華に仕上がっていました。また、とろみ汁は蟹が入り旬を感じる一品で、デザートのかぼちゃプリンは優しい味で好評でした。個人的な感想ですが私の地元が海に近く、よく知り合いから魚をもらっていました。その環境で育ってきたので海鮮が好きになりました。なので、海鮮が誕生会で出されると、嬉しくなります。

2部の歌声広場では多田先生のアコーディオンの演奏と共に開催されました。秋の曲「赤とんぼ」から始まりました。「紅葉」、「月の砂漠」、「旅愁」など季節を感じる曲を数曲歌い、毎回」リクエスト曲「黒田節」、「東京音頭」等、15曲以上気づいたら歌っていました。皆さん「懐かしいなあ」、「若い時流行ったよ」と教えて下さるおかげで会話も弾みました。中には「東京音頭」に合わせて踊っている方や、誕生者の方が立ちあがり「黒田節」を熱唱しとてもいい表情をされ、思い出のある曲なのかなと感じました。

今回もたくさんの御参加ありがとうございました。皆さんに喜んで頂けるように次回も職員一同努力をして参りますので宜しくお願いします。

グランドガーデン南町 介護福祉士 s