新年会開催

カテゴリー: ピースガーデン倉敷 | 投稿日: | 投稿者:

1月21日(金)、ショートステイでは新年会が開催されました。
今年は寅年でもあり、全員寅のお面を頭につけて参加しました。
おみくじをひいたり、甘酒ジュースやおやつを食べたりと、コロナ禍の為
制限が多い中、久しぶりの行事は、皆さんにこやかな表情で楽しまれていました。特に福笑いでは、掛け声が出たり、大笑いしたりと、普段とは違った表情を見ることができました。最後は、獅子舞の獅子と一緒に写真をとり、和やかな時間を過ごすことできました。

ピースガーデンショートステイ M

CT認定技師について

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

最近テレビやドラマで取り上げられ、以前よりも放射線技師について知ってもらえるようになりました。

放射線技師の仕事はレントゲン、CT、MR、マンモグラフィ、胃透視など様々な分野があり、その各分野ごとに専門の技術や知識を向上させるために認定技師・専門技師の資格があります。

その中の私が以前取得したCT認定技師について少しお話させていただきます。

CT認定技師はX線CT装置の進歩に伴う技術への対応や被ばく線量の管理などの専門性・安全性の担保や、疾患や治療法などに合わせた最適な検査技術を標準化すること、CTに関わる新しい技術の有効性などを評価して、専門スキルを広く一般の医療現場へ普及させるためできました。

資格を取得するためには

  • 放射線技師歴5年以上
  • X線CT臨床実務経験3年
  • 定められた講習会受講

が必要になります。

 

その条件を満たした後、筆記試験に合格することによってCT認定技師となります。

その後は様々な勉強会に参加し5年ごとに更新が必要となります。

私も資格を取って満足するのではなく、自分の技術・知識の向上、検査を受けられる方が安心してより質の高い検査を行えるよう日々取り組んでいきたいと思っています。

 

放射線部MK

老健薬剤師の仕事

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

老健では薬剤師も働いていることをご存じでしょうか?

医師や他のスタッフ(看護師、介護士、リハビリスタッフ、栄養士、相談員など)と協同して、在宅に向けて適切に薬剤管理ができるようにすることが主な役割です。

老健薬剤師の仕事の内容として具体的には以下の通りです。

  • 老健に入所される前に、特殊な薬の有無など老健で対応可能かを検討するために薬の内容を確認する。
  • 入所時に改めて薬の内容やきちんとお薬を使えているかを確認し、注意することをスタッフにお伝えする。
  • 入所中に使用している薬について、医師と腎機能や肝機能による薬の量を調節したり、副作用の有無などを確認。必要に応じて入所者様の状態や薬の効果を確認するために検査を依頼する。
  • 栄養サポートチームや褥瘡、リスクマネジメントなど多職種で関わるチーム医療において薬についての情報を提供する。
  • 老健での医薬品の在庫を管理する。
  • 在宅に向けての薬の管理方法を検討する。(用法用量、調剤方法など)
  • 他医療機関や調剤薬局に対して適切な医療や薬剤が継続使用されるように退所時に薬の情報提供書を作成する。
  • 退所時にご本人やご家族に薬の説明をする。

 

老健は介護保険のため、一部の薬剤を除いてお薬代を頂くことはできません。新しく発売される優れた効果がある薬の使用の継続が難しい時もあり、薬剤師として心を痛めることもあります。保険制度を理解して医薬品による費用を抑えつつ、入所されている患者さん個々の健康に影響が出ないように最も適切な医薬品を提案することも老健薬剤師の重要な役割と考え日々奮闘しています。

老健薬剤師M

寒い時だからこそ重い身体を動かしてみましょう

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

2月も半ばです。まだまだ寒い日が続きますね。
私はつい寒さで布団から出ることや、脱衣所や浴室の寒さから入浴することが億劫になります。

多くの利用者の方のお宅に訪問させていただく中で、皆さんが口を揃えて、
『寒いから調子が悪い』と話されます。実際に身体がこわばって動きにくくなる方も多く、冬場は転倒の報告が多く聞かれる印象です。
最近は【ヒートショック】というワードもテレビ番組で頻繁に聞かれるようになりました。

改めてヒートショックとは・・・
『急激な温度の変化で身体がダメージを受けること』(日本医師会ホームページより引用)とされており、気温差にて血圧の上下変化が起こり、脳出血や心筋梗塞などが起こりやすいとも言われています。好発時期は11月~2月の寒い今の時期です。高血圧や糖尿病などの基礎疾患をお持ちの方は、よりリスクが高まります。

対策のアイデアとしては、
・脱衣所やトイレをヒーターで暖める
・風呂場の床にマットやスノコを設置する
・シャワーのお湯で浴室を温めておく
・かけ湯をしてから入る

などです。
とにかく室温の差を減らすことが重要です。
今回取り上げたヒートショックだけでなく、寒さによる不調が少しの工夫で防げるなら、メリットは多いと思います。

理学療法士の観点では、ストレッチや寝転んで行う簡単な運動でも身体を温めることは可能であると思います。
身体が動くと気分も変わってきますから、重い身体を少しでも動かしてみることをお勧めします。

多くの方が冬場に少しでも楽に過ごせることを願っています。

訪問看護ステーション 理学療法士S

 

「鬼は外!福は内!」ケアセンターショートステイに鬼が!?

2022年になり、再び新型コロナウイルスが蔓延し、いつ感染してしまうのか怯えて生活している中、今年もこんなことを思いました。

「もう2月なのか・・・」と。みなさんはいかがでしょうか?
早くも2月の中旬になりました。まだ始まったばかりですが、今年もあっという間に1年が終わりそうです。

さて、2月の行事と言えば「節分」がありましたね。多くの方が「北北西」を向いて、恵方巻きを召し上がられたのではないかと思います。

ショートステイでは、1月より、ご利用の方々に、鬼の顔に色を塗って頂き、行事会の準備を一緒に取り組みました。

色塗りを終えた鬼の顔を箱に貼り付け、豆を撒く代わりに玉入れゲームの箱を作成しました。

節分当日は、感染対策で皆さん集まって運動会のように一斉に投げ入れることは出来ませんでしたが、職員が1人1人近くまで箱を運び「鬼は外!!」と言いながら投げておられました。ある方は、鬼の面を付けた職員に向けて玉を投げていたとか・・・。

これで皆さんに、この一年、無病息災にお過ごしいただけられるのではないでしょうか

来月は、「ひな祭り」を計画しており、雛人形を展示する予定です。来月も楽しんで頂けるように準備を進めてまいります

ケアセンターショート 介護福祉士 T

副腎について

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

副腎は1個が5g前後で、径は数cm程度の扁平な円盤状ないし半月状の中央部が厚くなっている臓器で、左右の腎臓の上端に接しています。副腎髄質と副腎皮質で構成され、それぞれ異なる内分泌機能を有します。

副腎髄質(副腎内部)は、アドレナリンやノルアドレナリンを分泌し、血圧、心拍数、発汗など、交感神経系によっても調節される身体活動の制御に影響を与えます。
副腎皮質(副腎の外側部分)は、コルチコステロイド(コルチゾールなどのコルチゾン様ホルモン)や、ミネラルコルチコイド(特に血圧や体内のナトリウムとカリウムの濃度を制御するアルドステロン)などのホルモンを分泌します。また、アンドロゲン(テストステロンとその類似ホルモン)の分泌を刺激します。

副腎は部分的に脳に制御されます。視床下部から分泌される副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンとバゾプレッシンは、下垂体に副腎皮質刺激ホルモンを分泌させ、このホルモンに副腎が刺激されてコルチコステロイドを分泌します。また、主に腎臓で調節されるレニン‐アンジオテンシン‐アルドステロン系により、副腎のアルドステロン産生量が増減されます。
コルチコステロイドの量は体の要求によって調整され、1日の中で遅い時間帯よりも早朝でより高い傾向があります。また体がストレスを受けると、コルチコステロイドの量は急激に増えます。
副腎の機能不全症は、その大半が全ての副腎皮質ホルモンの分泌に影響を及ぼします。機能低下症は副腎自体の機能異常による原発性と、下垂体や視床下部による副腎刺激の不足による二次性があります。

副腎の機能亢進症は、関係するホルモンに応じて大きく異なる症候群を引き起こします。
・コルチコステロイドの過剰分泌→クッシング症候群
・アルドステロンの過剰分泌→アルドステロン症
・アンドロゲンの過剰分泌→副腎性器症候群
・アドレナリンおよびノルアドレナリンの過剰分泌→褐色細胞腫

当院でも、コルチゾール、アルドステロン、カテコールアミンなど副腎ホルモンの検査依頼がありますが、院内では測定できないため外注検査となります。また検査項目によっては、ストレスや運動の影響を受けないように採血前20~30分安静が必要となりますのでご協力ください。

(「MSDマニュアル」参照)

臨床検査部 TaMa

春が近づく時期の「しもやけ」に注意を!!

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

すっかり真冬の気温となり、まだまだ寒い日が続きますね。
2022年もいつの間にか2月に突入しました。

あまり知られていないかもしれませんが、2月10日は「フ(2)ット(10)=足」と読む語呂合わせから「フットの日」です。
糖尿病や末梢動脈疾患による足病変の患者が増加していることから、足病変の予防・早期発見・早期治療の啓発目的から制定されました。
コロナが流行る前は、病院によってはイベントが開催され、足に興味を持ってもらう機会となっていました。また落ち着いて再開されれば、一度参加してみてはいかがでしょうか。

そしてこの寒い時期、我が家の息子は足の「しもやけ(凍瘡)」との闘いでもあります。

皆さんのなかにも、毎年「しもやけ」に悩まされている方も多いのではないでしょうか?

 

  • しもやけの原因

寒暖差によって血行が悪くなり炎症を起こす病気
1日の気温差が10度前後になる初冬、冬の終わりから春にかけての季節の変わり目がなりやすい時期

  • 好発部位

手足の指、耳たぶ、鼻先、頬

  • 症状

かゆみ、赤紫色の皮疹、痛み、炎症がつよくなれば水膨れ

  • 治療薬

①血行をよくする薬(ビタミンE、ヒルロイド軟膏、漢方等)
②炎症やかゆみを抑える薬

  • 予防

①防寒対策→手袋、厚い靴下、耳当て、マフラー、カイロ等の着用
②湿気や汗対策→濡れた状態のままでは末梢が冷えやすくなります
③ゆっくり温める→冷えた部位を40度前後のぬるま湯にゆっくりつけると効果的
④血流をよくするためのマッサージ
→入浴時や入浴後に、ビタミンE入りの保湿剤を塗って行うと効果的
→炎症がおきている時は、すこし離れた部分のマッサージを
⑤靴下や靴は締め付けないものを→末梢の血流が悪くなるので、特に靴下のゴムの部分は気をつけて

ここで注意!!

私達が関わる糖尿病患者さんやフット外来に相談に来られる患者さんの中には、「足の冷え、痛みの症状」で受診し「しもやけ?」と思っていたら「末梢動脈疾患(→足の血管に動脈硬化が起こり、血管が細くなったり、詰まることで、足に十分な血液が流れなくなる病気)」という違う病気だったりします。この病気は気付くのが遅ければ、壊死や切断に至ることがあり早期治療が重要です。

他にも、しもやけに似た症状でも別の病気が隠れていたり、また「しもやけ」も放置しておくと時に水膨れや痛みを伴います。

日頃から、入浴時や爪切り時に、自分の足の趾の間や足の裏までしっかり見るようにして、何か異常があれば、早めにフット外来・形成外科・皮膚科受診をしてくださいね。

糖尿病療養指導士:K・I

フレイルの多面性について

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

皆さんは「フレイル」をご存じでしょうか。

フレイルとは、わかりやすく言えば、「加齢により心身が老い衰えた状態」のことです。しかしフレイルは早く介入して対策を行えば元の健常な状態に戻る可能性があります。フレイルは様々な要因があり、身体的フレイル心理・精神的フレイル社会的フレイルに分類されます。

身体的フレイルは運動器の障害(筋力の低下、バランス能力の低下、持久力の低下、痛みを感じやすくなる、よく見えない、耳がとおい)、栄養状態の低下(食欲の低下、食べる量が低下)、口腔機能の低下(飲み込みにくい、むせやすい)などの症状が起こります。

認知・心理・精神的フレイルは、何をする気にもならないないなどの気分の落ち込みや不安感(うつ状態)。記憶力の低下、対応力の低下などの認知機能の低下が起こります。これは高齢になり、定年退職やパートナーを失ったりすることで起こることがあります。

社会的フレイルとしては、独居で閉じこもりがちになり、社会とのつながりが希薄化することや、経済的困窮の状態などにより起こります。

それぞれの側面が影響しあって、状態を悪化させることもありますが、適切な治療や予防をすることで健康な状態に戻すことができます。このためフレイルを多面的に捉えて、予防や改善を図る必要があると言われています。

特にコロナ禍では外出機会の減少による体力低下、趣味活動の制限や会食機会の減少、気分が落ち込みやすくなっている等、何らかの要因でフレイルのリスクが高まる可能性があります。

自宅でできる運動(人の行き来が少ない時間やルートを選んでの散歩、テレビ体操等)、ご家族やお友達と連絡を取り合う、栄養のあるものを食べるなど、ご自身でフレイル予防に取り組んでみてはいかがでしょうか。

倉敷平成病院予防リハビリでは、要支援の方を対象に、運動、口腔、栄養状態への評価、指導を主としてご利用者様に介護予防に取り組んでいただいています。また、定期的に認知機能低下予防の取り組みも実施しています。

作業療法士K

随時見学も受け入れておりますので、ご興味がある方はお気軽にご連絡ください。
◎お問い合わせ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-472-1128 (相談担当 大段(おおだん))
営業時間9:00-17:00

栄養科通信vol.174「さあ!にぎやか(に)いただく」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

歳をとったら粗食でよいと思っている、軟らかいものばかり食べている、調理が面倒でいつも同じような食事になっている・・・など心当たりはありませんか?
そんな方は知らず知らずのうちに低栄養になっているかもしれません。
低栄養を予防することはフレイル(加齢によって心身が疲れやすく弱った状態)の予防にもつながります。そこで東京都健康長寿医療センターが開発した食品摂取多様性スコアを構成する10の食品群の頭文字を取った合言葉「さあにぎやかにいただく」を紹介します。

「さあにぎやか(に)いただく」とは、
さ→魚、あ→油、に→肉、ぎ→牛乳、や→野菜、か→海藻、(に)、い→芋、た→卵、だ→大豆、く→果物

☆ご飯やパンなどの主食に加え、以上の10の食品群のうち、毎日7つ以上摂ることが目標です。色々な食品を摂ることで偏りなく食べられ、低栄養にならないという考え方です。
品数をたくさん用意するのが大変という方は、丼物にしたり、汁物の具の種類を増やすなど工夫次第で多様な食品を食べることができます。

多様な食品を摂取している人は
・認知機能の低下リスクが低い
・歩行速度が速く、歩行速度の低下リスクが低い
・握力の低下リスクが低い
など、多様な食品を摂ることは老化のスピードを遅らせるのに重要であるということが東京都健康長寿医療センターから報告されています。

多様な食品を摂取し、低栄養を予防しましょう。

「さあ、にぎやかにいただく」は、東京都健康長寿医療センター研究所が開発した食品摂取の多様性スコアを構成する10の食品群の頭文字をとったもので、ロコモチャレンジ!推進協議会が考案した合言葉です。

倉敷平成病院 整形外科 平川宏之医師はロコモアドバイスドクターに登録されています。

※ロコモアドバイスドクターとは、ロコモティブシンドロームの正しい知識と予防意識の啓発のための活動を行なっている日本整形外科学会所属の専門医の方々です。

 

管理栄養士Y.N

毎年2月は「生活習慣病予防月間」

生活習慣病とは、「癌」「心臓病」「脳卒中」等一般に30歳代以上の世代から発症しやすくなる病気の総称で、以前は「成人病」と呼ばれていた。その原因の大半が長年にわたる生活習慣にあり、子供の頃から予防に気を附けなければならないことから、「生活習慣病」と名前が改められました。

現在、毎年2月は生活習慣病予防月間一般社団法人 日本生活習慣病予防協会)として、生活習慣病予防に関する様々な活動がなされています。
特にコロナ禍の現在、WEB講演会が配信されていますので、この機会に視聴されてみてはいかがでしょうか。
また、同協会が推奨するのが「一無、二少、三多(いちむ、にしょう、さんた)で生活習慣病を予防」これは、禁煙、少食・少酒、多動・多休・多接とのことです。

・禁煙は万病の元
・食事は腹七~八分目
・お酒はほどほどに
・身体を活発に動かす
・休養をしっかりとる
・多様なつながり

特に、「三多(さんた)は、体を多く動かし(多動)、しっかり休養をとる(多休)、多くの人、事、物に接する生活(多接)の勧めです。運動については、「2本の足は2人の医者」という格言があります。この格言に則って、良く歩きましょう。身体活動をできるだけ多くして、しっかり毎日の生活の中で維持しましょう。そして、身体を動かした後は、しっかりと休養をとることが重要です。メリハリのある生活は、健康長寿には欠かせない要素です。」とのことです。

まだまだ寒い日が続きますが、しっかり身体を動かして、生活習慣病予防を心がけたいですね。

ピクトグラムの公募もなされて、ホームページで公開されておりこちらも楽しみますので、是非ご覧ください。

生活習慣病予防 月間特設サイトはこちら

秘書広報課